平成14年1月11日から14日までの4日間、初詣のために伊勢を訪れました。
伊勢のみで4日は持たないので京都の伏見と奈良を訪れました。
その記録を写真とともにご報告します。
2002年1月11日(金) 伊勢神宮
まずは外宮からの参拝です。外宮正宮正面は前回の三重紀行を参考にして下さい。今回は、普段は見られない部分を紹介
します。お正月は参拝客が多いので、正宮お参りの入り口と出口は異なります。そのため上の写真のように普通は壁に
なっている部分が外されて人が通れるようになっています。右の写真はその出口から撮った内玉垣南御門です。
普段は絶対に写真には取れない部分ですのである意味貴重です。
次は、内宮です。冬の五十鈴川はやはりちょっと寒いです。鯉の姿も見えませんでした。
正宮入り口、やはりたくさんの参拝客でいっぱいです。ここでも入り口とは別に出口が用意されています。
この写真は正宮隣にある古殿地です。こんなにそばで写真が取れるのも正宮出口が古殿地の前を
通るように作られているからで、これも正月だけのこととなります。
皆さんも一度正月の伊勢神宮を参拝されることをお勧めします。
2002年1月12日(土) 奈良
この日は奈良に向いました。まずは春日大社への参拝です。何か式年造替工事ということでした。
右側の写真には本殿の前に人影がありますが、確か500円納めれば特別拝観として中に入れるということで、
その方たちの姿です。私も入ろうかと思いましたが、後ろから見られるというのもなんだか恥ずかしく、
写真を撮るだけにして遠慮することとしました。
春日大社入り口前にあった「出現石」の立て札とそのものの写真です。写真では書いてある文字が
見づらいと思いますので、書かれている内容を以下に書いておきます。
この石は太古の昔、神社の憑代(よりしろ)として祀られた「磐座」あるいは赤童子
(春日若宮御祭神)がこのところより現れたと言われる「出現石」、また宝亀三年(772)
の雷火で落下した社額を埋納した「額塚」等、諸説のある神石です。
左は若宮です。御遷座中とのことでした。どこにおいでになられるのでしょうか。
右は拝殿です。奥にある枯れた杉の木が印象的でした。
2002年1月13日(日) 京都伏見
伏見には酒蔵があるということで出かけたのですが、由緒ある神社仏閣がありましたのでご紹介を。
左は大黒寺です。七福神のひとつ大黒天が本尊。別名、薩摩寺といわれ、薩摩藩の京都における
菩提寺。寺田屋騒動で亡くなった藩士の墓があるほか、西郷隆盛も寝泊りしたと言われています。
右は、金札宮です。祭神は白菊明神、観阿弥の謡曲「金札」の主題になった神社です。
歴史は古く750(天平勝宝2)年の創建。清和天皇が天太主命の化身白菊翁の名を金札に記し
奉納したといわれています。その他すぐ近くには寺田屋六代目伊助の女房、寺田登勢の墓もあります。
いよいよ目的の酒蔵です。上は月桂冠大倉記念館です。入場料として300円を支払うと、入場記念として
純米酒1合がもらえます。中の見学が終わると利き酒をさせてもらえます。日本酒も良かったですがですが
杏の果実酒(アルコールにつけたリキュールではなく、ワインと同じ醸造です)がおいしかったです。
左は黄桜酒造です。この向かい側にキザクラ・カッパ・カントリーがあります。ここではしっかりと
地ビールを頂いてきました。日本酒酵母を使用したビールもおいしく頂きました。
右は寺田屋です。事件があった場所ですから中に入るのはやめました。
入場料を払えば中を見せてくれますので近くまでいかれた方はどうぞ。
ここまでの場所は、近鉄丹波橋、近鉄桃山御陵前、京阪丹波橋、京阪伏見桃山が最寄駅です。
伏見の最後はやはり伏見稲荷です。やはりここもひとでいっぱいでした。
参道にはいっぱいの出店が出ておりました。なかでも目をひいたのは「すずめの焼き鳥」でした。
2002年1月14日(日) 再び伊勢
最終日は再び伊勢です。宇治橋の鳥居です。前回の外宮正殿の棟持柱から作られています。
宇治橋を渡ったところの鳥居は内宮正殿の棟持柱から作られています。
下段は赤福五十鈴茶屋で頂いた紀行菓子です。左の菓子名は忘れてしまいましたが、上用饅頭
の皮でこしあんを巻いたものです。右は「旭日」で練りきりです。上に金箔が乗っています。
以上で、伊勢・奈良・京都のご報告は終わりです。皆様の旅の参考になれば幸いです。