紙谷 芳彦

Yoshihiko Kamitani
□ 後藤美術館 1988-1990
 この美術館は、日本の若手現代美術作家を支援していきたいというオーナー後藤守男氏のコレクションの展示と定期的に開く作家の作品展のために場として計画された。空間構成・工法・素材に、日本の伝統と修道院を強くイメージし、外壁にコンクリート打放し、漆喰塗り、吹付けを使い分け、屋根に鉛板を使用し、素材主義的な表現を試みている。展示室は、狭いながらも高い天井高の確保、均一で大きな真っ白い壁面の確保、高窓から降り注ぐ自然光によって作品を見せることを第一とし、あえて地下化した。地上部分は若い人にアートを肌で感じてほしいというオーナーの希望から学生専用ドミトリーとした。美術館もこれによって活性化されることを期待している。
所在地  千葉県松戸市新松戸7-21
敷地面積 342.84F
建築面積 171.22F
延床面積 420.41F
構 造  鉄筋コンクリート造 地上2階地下2階
工 期  1988年6月〜1990年6月
施 工  笠原工務店
アプローチギャラリー展示室パティオ