秀逸な桃源郷の数々
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【岡惚れサイト一覧】
ぞっこん惚れ込んだ素敵サイト様をご紹介いたしまする。簡易説明だけでなく、拙者のはぁと鷲掴み作品も売り込み中。訪問なさるは御客人の御心のままに。
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【兎月亭】  −管理人:卯の花兎(うのはな=うさぎ)様−
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闇深さ濃厚なテキスト+イラスト・サイトです。メインはどっぷりと闇に嵌り込んだ日記と詩。なかなかハードでディープな内容ですが、膨大な量の詩にはキラリと光るものを感じます。他に徒然なるままに撮影した写真があったり、和風+ファンタジーなイラストがあったり。一押しは何と言っても兎様のマウス画でしょう。鼠転がし技でこれほどまでにしっかりとした形が描けるのも、そもそものデッサン力が物を言っているに違いありません。独特な雰囲気の絵柄と魅力溢れる色使いも拙者好みですし、一風変わった和風センスが一番のツボどころ。マウス画もさることながら、アナログ線画スキャンのPC塗り込め画が、実は最も完成度が高いのではないかと密かに確信しております。兎様は拙者同様、気まぐれ精神旺盛な御方ゆえ、今度どのように発展していくか予測がつかないところ、ほんに目の離せない桃源郷でございます。

紹介文更新:二〇〇伍年如月
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【この門を通って】  −管理人:じゃく様−
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王道を行くファンタジー+SF小説サイトです。メインはさりげなく有名な『封印の少女』という異世界ファンタジー。その他オリジナルの完結作品が多数とイラストも少々あり、またゲームなどの二次創作小説+イラストも読み応え見応えタップリに揃えられています。二次創作と言っても、登場人物の背景さえ想像できればオリジナルとしても通用しそう。一押しは何が何でも『封印の少女』です。平凡な少女が異世界に召還されるという、異世界モノでは基本的な設定ですが、表現方法が一元的でないために果てしない魅力に溢れています。この物語が特異なのは三人称と一人称、それぞれのバージョンが用意されている点でしょう。同じ事象を追いながら両者は微妙に内容が違っていて、主要キャラ四人が入れ替わる一人称には、三人称では登場しなかった個人の感情の機微やエピソードが盛り込まれているのです。そこで拙者推奨の読書法は一話ずつ二つの視点を交互に読み進めること。片方の視点だけでは得られない奥の深さに思わず脱帽ってもんですよ。現在も連載が続いているのでこれからの展開が気になるところ、ほんに心楽しみな桃源郷でございます。

紹介文更新:二〇〇伍年如月
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【e−fleet】  −管理人:乃木しのぶ(のき=しのぶ)様−
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爽やかさ満天のイラスト・サイトです。メインはファンタジー風味漂うイラスト・ギャラリー。膨大というほどの数ではないですが、一点一点に心和む爽やかさが溢れかえっています。他に、しのぶ様と看板娘+息子による面白会話雑記とか、お絵描きについて語る掲示板があったり、企画モノもあったり。一押しは当然の如くイラスト・ギャラリーですよ。まずそれぞれのキャラの可愛らしさに目を惹かれ、じっくり眺めるうちに塗りの丁寧さに驚くばかり。しのぶ様の参加サークルで複数の作者さんが扱うシリーズ小説を題材にしたイラストも何点かあって、思わずストーリーが気になるほど、バラエティに富んだ登場人物が魅力タップリに描き分けられています。キャラの魅力に加えて、小道具の使い方や何気に精緻な描き込みにも感嘆。眺める度に何かしら学べる要素が発見できるところ、ほんに彩り豊かな桃源郷でございます。

紹介文更新:二〇〇伍年如月
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【月夜の訪問者】  −管理人:じゅう。様−
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ダーク・テイストなファンタジー小説サイトです。メインは独特な世界観で描き出された異世界長編ファンタジー〔複数〕。どの作品も闇に沈むような静寂と冬の夜空の如き研ぎ澄まされた透明感に満ちています。その他、短編物など手軽に読める完結作品が多数あったり、日常のエピソードを徒然に綴る日記があったり。一押しは大いにツボな長編ファンタジー『闇の果て…』です。「神という存在に疎んじられ弾き出された人々の世界」という世界観がツボの上、そこに連れて来られた少女が「魂に強大な光を宿していて世界の存続と滅亡すら左右するほどの果てしない力を持っている」という設定がツボ中のツボ。少女には何か途轍もない謎が隠されているのだろうと、それを考えるだけでゾクゾクします。また、作品の繊細さをそのまま表現したようにサイト・デザインが超美麗なところ、ほんに目の保養となる桃源郷でございます。

紹介文更新:二〇〇伍年如月
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【freundes lied】  −管理人:Adler(アドラー)様−
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清涼感漂うイラスト+ファンタジー小説サイトです。メインは壮大且つ重厚な戦記ファンタジー。凪いだ水面を思わせる淡々とした文章と、そこに落ち葉を投じるようなエピソードの織り交ぜ方が独特の雰囲気を醸し出しています。他に繊細で柔らかい印象のアナログ色鉛筆画も少々有り。一押しはうっかり嵌った長編ファンタジー『皇宮十二獅と鋼の雪』です。ファンタジーと言いながら、実は剣や魔法ではなく騎獣や戦車が登場する戦記物。領土を争う戦いに直面した皇女と、彼女を取り巻く様々な人々を描いた重みあるドラマ性が、この物語の核でしょう。登場人物が驚くほど数多いのですが、各々が丁寧に描写されていてキャラが混同することはありません。時代の波に否応無く翻弄される彼らが行き着く果てが気になります。読後じっくり人間の本質について考えたくなるところ、ほんに感慨深い桃源郷でございます。

紹介文更新:二〇〇伍年如月
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【くろそうび】  −管理人:蛇千代(へびちよ)様−
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耽美さ溢れるイラスト・サイトです。メインはややファンタジー寄りなイラスト・ギャラリー。和風洋風中華風と何でもありで、ジャンルやイメージを一括りに限定できないほどのオールマイティーぶりを呈しています。その他、とてもお絵描き掲示板で描かれたとは思えないくらい完成度の高い絵日記があったり、わかりやすくためになる制作過程ページがあったり。一押しは日参を欠かせないイラスト・ギャラリーですね。素敵お兄さんが選り取りみどりで只でさえクラクラするのに、蛇千代様の、構図や色彩に関する感性の鋭さと高度なテクニックには目を見張るばかり。画像全体を眺めても細かな部分をつぶさに見ても計算され尽くした巧みさを感じ、イラスト一点一点への思い入れの深さが伝わってきます。何よりも描かれたお兄さんたちが魅惑的すぎてほとんど眩惑されっぱなし。ついつい習慣づいて回線を繋ぐ度に無意識でも訪れてしまうところ、ほんに我を忘れる桃源郷でございます。

紹介文更新:二〇〇伍年如月
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【竜的探索】  −管理人:九条双月(くじょう=そうげつ)様−
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メリハリの効いたSF+ファンタジー小説サイトです。メインは知る人ぞ知る『名誉市長』というハードボイルドSF。陰謀渦巻く重くシリアスな内容にも拘らず、破天荒な登場人物たちのふとしたエピソードが程好い緩和を齎しています。他にも短編+中編の完結作品がてんこ盛りで、さらにblogで小笑いなライト・ファンタジーまで連載中。一押しは嵌りまくりの『黒の皇太子・改』です。爆笑キャラ続出なのでコメディかと思いきや、実は重厚で壮大な骨太ファンタジーだったから驚きですよ。確かにシリアスなストーリー展開なのですが、そこはかとなく笑える要素がぎっしりで、九条様はマジどころと笑いどころをしっかりと踏まえた方だと溜息も出るってもんですね。ちなみに、主人公の皇子がツボなのはもちろん御付の魔導師と薬師もけっこうツボで、関西弁のいかにも怪しい盗賊王子が最高のツボかも知れません。何たってコイツが一番笑いのスイッチを入れてくれるので楽しいったらありゃしない。寝食忘れてじっくり読み耽りたくなるところ、ほんにのめり込む桃源郷でございます。

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