† リブートに関する考察 †
from REBOOT
 
「リブート #1」は2011年2月10日に発売。
「リブート #2」は2011年4月9日に発売。
「リブート #3」は2011年6月10日に発売。
「リブート #4」は2011年8月10日に発売。
「リブート #5」は2011年10月8日に発売。
「リブート #6」は2012年1月10日に発売。
「リブート #7」は2012年3月10日に発売。
「トレーサー Ex.1」は2012年10月10日に発売。
連載当時の原稿をそのまま収録したリブートですが、設定変更や新規設定がポコポコ入っているため、所感and考察をまとめました。
連載再開前のリハビリみたいなもんなので、文章が読み辛かったらスミマセン。

設定変更以前の内容をまとめた内容とは云え、掲載されている情報の一部は新設定に準拠された内容になっているため、連載再開後に公開された情報を踏まえて追記を書き込んでみました。
追記分は青地で表示してます。
 

 

■ リブート #1


■ スーパーロボット「XENOA」の追加 (p6)

天照がウィル星団暦6800年に製作するロボットが、「ゴウト・ミラージュ」から「XENOA」に置き換わっている。
ゴウト・ミラージュの設定はこれまでも二転三転しており、ファティマの搭乗を必要としないMHという設定や、ジ・エンプレスのレプリカ騎という設定もあった。デザインズに掲載された最新の設定では、マグダルが天照に託したジ・エンプレスのオリジナル機体で、ショーメの一部を吸収したザ・タワーが専任で搭乗することになっていたはず。ザ・タワーが搭乗する点については変更が無いようなので、「XENOA」はジ・エンプレスの改修機体ということになるだろうか。
・・・というか、ソープの夢のひとつであった「ファティマなしのMH」が完成しない限り、FSSという物語が完結するはずがないので、オリジナル機体を受け取っただけで済む話じゃないんですよね。
⇒「XENOA」はゼノア・アプターブリンガー=カイゼリンのこと。リブート1巻の時点で既に設定変更を見越した内容に置き換わっている。デザインズ2の時点で既に確定しているので当然と云えば当然か。
(追記 2023.01.09)


■ 連載当時のままじゃないんだなぁ (p12〜)

連載当時の原稿・構成をウリにしているリブートであるが、連載当時の原稿をそのまま収録している訳ではない。
判り易いところでは「ダムゲート・コントロール」の部分になるが、他にも「カロリー」を「kw.」に修正していたり、「トラン自治区」を「トラン連邦共和国レント自治区」に修正していたり・・・。ビョイト卿も連載当時の名前はビョルスであったはず。
この辺はあんまり気にしても仕方ないのでイチイチ細かい比較はやめます。できれば本当にそのまま収録して欲しかったですね。1巻はともかくとして3巻以降の破烈の人形の設定なんかは、かなり変更されてます。連載当時そのままでは現在の読者が混乱する⇒混乱しないように一部修正⇒ついでに一部の設定を変更⇒結果として、やっぱり読者が混乱するという。まあ、うちみたいなサイトであれば嬉しい悲鳴ですが。
(2012.10.12)


■ バンドールはもともと戦艦の名前だった? (p78)

連載以前のラフスケッチが掲載されているページで、プラネットボンバーの横に「BUNDAL」と書いてあるのが確認できる。これはおそらく「バンドール」を英訳しようとしたものだろう。
FSSに登場する「破烈人形」は、もともとヘビーメタル用に考えられていた「バンドール(Bang-Doll)」という名前から持ち込んだものとされていたが、このラフスケッチの書き込みを見る限り、当初は戦艦の名前として考えていたことが窺える。
ついでに、テンプルナイツの初期名称として考えられていたエクスプローラーは、ギブソン社が1958年に発表したエレキギターが元ネタと考えられる。
(2012.10.12)

ラフスケッチのページなどで掲載された単語については、そのうち辞書ページに反映します。
リブート2巻以降の新規設定についてもそのうち対応予定。 
 
 

■ リブート #2


■ ○○年設定組という設定 (p170)

永野センセーの解説によると、FSSという作品は年代ごとに主要キャラクターが決まっており、そこに到達するための血縁・・・先祖や子孫が先に登場しているらしい。

4100年設定組キャラクターは、コーラス、シャーリィ、マイスナー、ユーパンドラ、ケンタウリ、ボード、アトワイト。つまり、コーラス26世、ロレッタ・ランダース(シャーリィの子孫)、ディジナ・フレット(リザード・マイスナーの子孫)、ファティマ・ユーパンドラ、ブロード・ケンタウリ(ラルゴの子孫)、ウェイ・ルース(ボード・ビュラードの子孫)、アラート・エックス(リィ・エックス・アトワイトの子孫)ということ。ここに並ぶ子孫・先祖はいずれもリブート1巻および2巻に登場している。「既に描かれた設定組」ということだろう。

3960年設定組キャラクターは、コーラス、ハリコン、メロディ、マイスナー、エスト、レオパルト。つまり、コーラス25世、剣聖ハリコン・ネーデルノイドの縁者(?)、アルル・フォルティシモ・メロディの子孫、マロリー・マイスナーの子孫、ファティマ・エスト、カーレル・クリサリス(レオパルトの子孫)ということ。3960年はコーラス王朝が崩壊する年である。コミック1巻で描かれたエピソードであるが、ハリコンの縁者(?)とアルルとマイスナーの子孫は登場していない。つまり、今後描かれる可能性が高いということだろう。気になるのがやはり剣聖ハリコン。ハリコンは既に他界したことになっており、直系の子孫は途絶えている。それにも係わらず「ハリコン」の名前があるということは・・・意外と本人が何らかの形で係わってくるのかも知れない。

3239年設定組キャラクターは、マキシ、マグダル、ログナー、シルビス。3239年はスタント遊星攻防戦の年であり、サタンが襲来してくることが予想される。5頭のドラゴン、懐園剣、ログナーが参戦することは明白で、この戦いにはシステム・カリギュラも参戦するらしい。マキシはこの戦いで命を落とし、異世界タイカに転生するため、シルビスも絡んでくるということだろう。

3159年設定組キャラクターは、アイシャ、レーダー9世、マグダル、ペール。3159年は天照の大侵攻が開始される年。アイシャは星団暦3159年までの全エピソードに登場するらしい。逆を云えば、3159年以降は登場しないということ。年齢的にもかなりの老婆になっているはずで、リブート6巻に掲載された情報では、A.K.D.、天照家、コーダンテ家からも離れて隠遁し、どこかの国家で帝位を冠するようだ。また、魔導大戦の終結後にビューティ・ペールが絡んでくるあたり、いろいろと面倒なことになりそう。

2017年設定組キャラクターは、ミコト、サヤステ、コーラス、サイレン2、リトラ、ウラニウム・・・つまり、天照家83代当主の命(ミコト)様、アルカード・サヤステ、コーラス19世、フィルモア2世(サイレン2はおそらく間違い)、天照の妻になる以前のリトラ、ウラニウム・バランスということ。リトラとウラニウム以外のメンバーは星団法制定時のメンバー。リトラとウラニウムは天照に関係する人物であるが、2017年は天照が生まれる3年前に当たる。ふーむ。
(2012.10.12)


■ マジェスティック・スタンドのラスト (p190)

マジェスティック・スタンドのラストでは、ファティマ・フォーカスライトとソリッド・ステート・ロジックが星団最強の座を賭けた戦いが繰り広げられるらしい。フォーカスライトはアウクソーを指しているので、アウクソーのマスターとなる騎士が、S.S.Lのマスターとなる剣聖マキシと戦うということ。
ただし、現時点ではアウクソーが治癒するか否かも不明。既にデルタ・ベルンというファティマに再構築されている可能性もある。デルタ・ベルンのマスターになる人物は・・・コーラス24世、25世、26世のほか、デプレ・ツェン・アトールの名が挙がっている。うーむ。リブート5巻ではラベル・ジュードがデルタ・ベルンを完成させるという記述もあるしなぁ。
以前の情報では、マジェスティック・スタンドのラストはアウクソーの涙で閉じられるとされていた。アウクソーが涙する理由を考えてみると、この戦いの意味も見えてくるかも知れない。
(2012.10.12)


■ 超帝國剣聖とかラキシスのフランス語とか (p222)

超帝國剣聖のふたり・・・デュオ・クルマルスとミキータ・オージェが第5話に登場しているらしい。
本編コミック9巻に登場したのは、膨(ホウ)騎士団の隊長、令(ヒョウ)騎士団の隊長、そして超(バスター)騎士団の隊長を務めるスバースである。よって、クルマルスとオージェは、膨(ホウ)騎士団もしくは令(ヒョウ)騎士団の隊長を務めていることになる。連載当時は「技(シー)騎士団」が登場しており、後に「柯爾馬斯(クルマルスと読める)」に変更されたことで、技(シー)騎士団の騎士団長はビビアント・クルマルスだと思われていたんですが・・・これも変更になるかもですね。リブートでも技(シー)騎士団は消えちゃってるし。
ミキータの元ネタは東京都港区南青山にあるイタリアンのお店だろうか。

ラキシスのフランス語のセリフには、天照、タワー、ムグミカ、炎の女皇帝、永久記録機モナーク、カレンが登場しているらしい。
解説文の内容から察するに・・・
光⇒天照
風⇒コーラス
時⇒たぶんマグダル(リブート7巻p36に「時のマグダル」として記載されている)
守護者⇒タワー
闇⇒たぶんエスト
古い本⇒モナーク
血⇒ムグミカ
汗⇒カイエン
炎⇒炎の女皇帝
娘⇒カレン
ということになるだろうか。
ただし、ここに掲載されている和訳の文章と、ムグミカがヤーボに語った物語を比べると、内容に若干の差があるようだ。
(2012.10.12) 
 
 

■ リブート #3


■ 破烈の人形がアワワな状態に (p2)

リブート全体を通して最も目立つ設定変更が「破烈の人形」に関する情報だろう。
リブート3巻では「クバルカンの筆頭騎士のみが操る幻の法王旗騎」とされた。p63でバングのカスタム騎という設定も見られるが、リブート7巻ではストーイ・ワーナー(エルディアイ・ツバンツヒ)が製作し、カリギュラ騎士時代に搭乗したワンオフ騎で、バングは後に生産された量産騎という設定が追加される。うーん・・・バングは変形機構もオミットされているかも知れない。
また、それに伴って「人形使い」という名称もファティマ・静がもつ称号ということになった。
つい最近、この辺の用語を辞書ページで修正したばかりなのに・・・トホホ。という訳で、リブートの情報全てを辞書ページに反映するのは少し先になりそうです。
⇒連載再開後の設定で、破烈の人形をマーク3に位置付けるための前振り。現在の設定ではワンオフ騎となる。
(追記 2023.01.09)


■ ボォス星の歴史と新たな巫女たち (p20)

ファロディー・カナーン超帝國がボォスを開拓するまで、ボォスは不可侵の星として意図的に封印されていたらしい。それ以前の太古の時代には、ウェスタ太陽系そのものが暗黒星雲の中にあったとか、スタント遊星の影響下にあったとか、この辺の設定は眉唾モノとして捉えておいて問題ないだろう。問題は、不可侵の真実を知る人物がただひとりいるということ。たぶんログナーだろうけど。
新たな巫女としてスジタス・ボォスとナイミン・ハスハ・アトールが追加。ボォス、ハスハと星や国家の名前をそのまま戴く巫女がいたということ。炎の女皇帝と歴代巫女がいかにこの星を重視していたのかが窺える。
⇒連載再開後の設定で、ハスハの巫女は「詩女」として再設定された。ボォスが太古において不可侵の星とされた理由は未だに不明。
(追記 2023.01.09)


■ 命(ミコト)様とリトラが幽霊として現れる理由 (p276)

天照家先代命(ミコト)様とリトラが幽霊として現れることができるのは、生前に天照の力の影響を受けてしまったためらしい。
デザインズでも、このふたりが早世した理由は、異形・異界の力に触れたためとされていた。リブート2巻に掲載された情報では、星団暦2017年のエピソードで生前のふたりが登場することになっているので、そのうちリトラの正体についても詳細が語られるだろう。
というか、劇中ではバランシェも1回幽霊として登場しているんだよね(本編コミック7巻p168)。やっぱり天照の身近にいるヒトはみんな幽霊になっちゃうということで。
(2012.10.12) 
 
 

■ リブート #4


■ ショウメの正体とアーク・スイレー (p36)

センセーが云っているショウメはキャラクターズ3の「Water Dragon」に出てくる「水の女王」を指しているらしい。
うーん・・・ジョーカー星団で人類が誕生する以前の時代にサタンがやってきて、命の水が見つからなかったから帰って、なんかよく判らん女の子を忘れていったみたいな感じだろうか。
また、マジェスティック・スタンド・パート4にはショウメのエピソードがあり、ラキシス、懐園剣を携えたマドラ、そしてサタンが登場するらしい。リブート7巻にマジェスティック・スタンド・パート3の情報が公開されており、ショウメについては何ら情報が無いことから、彼女の登場はまだまだ先ということだろう。

アーク・スイレーは「星の創造」ができない下位の存在。「星の創造」はさらに上位の次元を支配する「何者か」でなければならない。そして、その「何者か」は全能神・天照の前では無力。ということは、「何者か」は創造神JOKERということだろう。アーク・スイレーについては、トレーラーEx.1の解説を含めて後述する。
(2012.10.13)


■ マドラの人格 (p100)

ミラージュ騎士の「スパーク」はピッキング・ハリスのコードネームと思われたが、これも人格のひとつであるとのこと。
バキン・ラカンに所属していた頃の美少女and狂女は「マドラ・モイライ」。1人目の人格。薔薇の剣聖でもあり、コミック12巻でフィルモアに渡ったのも彼女である。
ハスハに所属していた頃は「ピッキング・ハリス」。2人目の人格。黒騎士デコースとは顔見知り。
デモンズ・タワーで暴れた劇中登場時の頃は「スパーク」。3人目の人格。彼女もデコースの記憶を引き継いでいる。
んで、魔導大戦の後半にラキシス・ガードとして目覚めたのが4人目の人格とのこと。解説文には「剣聖マドラ」と書かれているものの、デザインズの設定では「アルゴン・プロミネンス」と呼ばれていたはず。炎の女皇帝が知る超帝國剣聖である。
ただし、リブート7巻ではスパークとピッキング・ハリスが再び統合されており、剣聖マドラは3人目の人格とされているようだ。
⇒設定に揺らぎがあるが、スパークとピッキング・ハリスは同一人格で合っているはず。これらの人格はコミック16巻で統合される。
(追記 2023.01.09)


■ メル・サッチャー (p116)

メル・サッチャーの元ネタはSly and the Family Stone(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)で活躍した同名のベーシストとのことだが、このグループにメル・サッチャーが参加したという情報は見当たらない。Mel Schacher(メル・サッチャー)はミシガン州フリント出身のベーシストで、有名なところではGrand Funk Railroad(グランド・ファンク・レイルロード)に参加している。それ以前はQuestion Mark and the Mysterians(クエスチョン・マーク・アンド・ザ・ミステリアンズ)というバンドである。
(2012.10.13)


■ 主要ファティマの経歴 (p117)

ニュータイプ連載時の切り抜きページを持っていなかったので、このページの情報は大変ありがたい。

ラキシスは、製作開始が2970年11月。2977年11月に一度死亡⇒ダブル・イプシロン型ヒューマノイドに再構築。2988年6月に完成。L-M-S可変タイプで2992年の時点ではS型。
バクスチュアルは、製作開始が2788年1月。2885年2月に完成。ダムゲート・コントロールは無し(感情が無いから)。マスターは天照と全ての騎士。搭乗MHは全てのミラージュ・シリーズ。
魔邪は、製作開始が2674年1月。2712年3月に完成。2977年に死亡扱い。ダムゲート・コントロールは有り。搭乗MHはシリアルNo.0019のレッド・ミラージュ。
パルテノは、製作開始が2635年8月。2711年12月に完成。2970年に死亡扱い。ダムゲート・コントロールは有り(既に破壊)。搭乗MHはヤクトとシリアルNo.0050のレッド・ミラージュ。この時点でマスターはバーグル・デ・ライツァー7世となっていたようだ。
アトロポスは、製作開始が2968年6月。2988年4月に完成。L-M-S可変タイプで2992年の時点ではM型。
ちなみに、後に設定が公開されたメガエラは、設計開始が2871年。製作開始が2952年。完成・おひろめが2974年となる。
こうやってみると、初期型のファティマの方が製作に長い年月を掛けていることが判る。
(2012.10.13)


■ スペクターとポーター (p244)

ポーターは既にファティマの領分を超えており、星団暦7777年までラキシスを超える最終兵器として君臨するらしい。その力はドラゴンすら越えており、アーク・スイレーと同等とのこと。
⇒この設定は最終定期にポーター=アーク・スイレーという内容で落ち着いた。詳細はコミック16巻で明かされる。
一方、スペクターは天照大神の決めたレールに沿って星団暦を未来に向かわせる義務があるらしい。ブラック・スリーの襲撃時にラキシスを隠したのは、ラキシスにボスヤスフォートを瞬殺させないため。
ついでに、天照がカステポーで力を失ったのも、スペクターによる抑制が効いていたらしい。

ラキシスがボスヤスフォートを殺害していたらどうなっていたか・・・魔導大戦は勃発せず、それ故にムグミカは血の召還を成し遂げず、十曜の守護者たるマキシが現世に出現することも無かっただろう。マキシが召還されなければ、スタント遊星攻防戦でラキシスを守りきることはできず、ジョーカー星団は滅んでいた可能性が高い。また、天照がカステポーで力を失っていなければ、すえぞうと出会うことは無く、すえぞうがアトロポスに預けられることも無く、それ故にL.E.D.ドラゴンが惑星デルタ・ベルンを消滅させることも無くなっていただろう。

星団暦に記録されている歴史であれ、わずかなボタンの掛け違いで結果は大きく変化してしまう。それを防ぐのがJOKERの役目ということ。そういった神の干渉の中で生きていながらも、普通の人間は自由意志の下で行動していると信じて一生を全うする。このマクロとミクロの構造がFSSを悲劇たらしめている主柱となっている。このような干渉を繰り返すスペクターは果たして傍観者と云えるだろうか。作品をただ眺めている我々こそが傍観者と云えるのではないだろうか。
しかし、この点について永野センセーはちゃんと「否」と断言している。モナークセイクレッドは「あなた」であると。この部分の解釈についてはデザインズの考察でまとめたので省略。
(追記 2023.01.09) 
 
 

■ リブート #5


■ アウクソーとデルタ・ベルン (p148)

アウクソーを再構築したファティマ「デルタ・ベルン」は、ミースが構築したまま「あるところ」に預けてあり、後に科学者リュービル・ジュードが完成させるらしい。
「あるところ」はおそらく聖宮ラーン。リューベル・ジュードはラベル・ジュードつまりコーラス26世を指す。隣のp149を見れば判るが、リューベル(Rubel)はラベルと読める。
ただし、デルタ・ベルンはコーラス24世以降のコーラス王が所有するとの情報もあり、この辺はナントモ判然としない。まあ、ラベルの偽名の元になった科学者が、かつて聖宮ラーンにいたということでも筋が通るし、デルタ・ベルンが完成するまで歴代コーラス王が管理したというこでも面白いだろう。
⇒デルタ・ベルンはコミック17巻に収録されるエピソードから登場する。ミース製作の3体目のファティマとなるが、その完成までにモラードがパッチを組んだりする模様。彼女はモラード・ファティマのシリアルをもつことになる(MC-38)。
つけたすと、ファティマ・タワーのシリアルはMC-39となるため、このふたりが揃って聖宮ラーンに預けられるのは不自然ではない。連載再開後のエピソードで、モラードはタワーの開発にあたり聖宮ラーンの地下施設を借り受けるシーンがある。

(追記 2023.01.09) 
 
 

■ リブート #6


■ MHのフレーム・パターンの変更 (p3)

オージェはスミロ・フレーム。ライオン・フレームの先祖に当たる。
MHのフレーム・パターンについてはリブート7巻でさらなる追加があるため、後述する。
(2012.10.13)


■ ラーンとMHエンプレス (p162)

聖宮ラーンの警護に当たる部隊はAP騎士団ラーン支隊。使用MHはA・トール[La]とのこと。
皇帝隊の支隊長を務めるニナ・エリスはラーン近衛騎士団から出向していたとの設定があるため、このラーン近衛騎士団をラーン支隊に改名したものと考えられる。花の王宮に駐屯していた皇帝隊とメンバーは重複するはずで、使用していたA・トール[シルバー]は若干の装甲アレンジを加えていたのかも知れない。
エンプレスの解説についてはデザインズに詳しい。今回追加された設定としては、かかとに螺旋複合構造があり、エネルギーベントシステムをもつということ。
螺旋複合構造については詳細が読み取れないが、エネルギーベントシステムとはおそらく余剰エネルギーの排出システムだろう。ベント(vent)とは「排気」または「排出」の意。名称は異なるがAUGEやエンゲージに採用されているドレイン・デバイスと同義である。
(2012.10.13)


■ フィルモアの騎士に追加設定 (p226)

フィルモア帝国の元老院だけがその存在を知り得ている「円卓の騎士」と呼ばれる軍グループがあるとのこと。
戦いに参加することは基本的に無く、別の目的をもって組織されているらしい。元老院直下の特務騎士団(もえぎ騎士団)と異なるのであれば、デザインズで明かされているバルバロッサ家に関連する可能性が高い。バルバロッサ家は元老院を束ねる役割をもつ王家である。

円卓の騎士とは、アーサー王物語において、アーサーに仕えたとされる騎士の集団のこと。キャメロットの城にある円卓に座して、それぞれが上下関係に縛られずに意見を云い合ったことから、このような名称が付けられたとされる。一般にアーサー王を含めて12人とするパターンが多いが、伝承や後の創作によって人数が異なり、騎士の入れ替わりもある。有名なところでは、ランスロット、ガウェイン、ガラハッド、ガレス、ボールス、トリスタン、パーシバル、ペリノア、パロミデス、ペディヴィアなど。魔術師のマーリンを加える場合もある。まあ、この辺の名前がそのままFSSに登場するとは思えませんが。
(2012.10.13)


■ 年齢比較表から (p370)

ちゃあとジークボゥの動きが謎過ぎる。3032年にムンスターで再開するのはいいとして、ちゃあがメヨーヨと友好条約を結ぶとか・・・魔導大戦の勃発時にいきなり戦場に殴りこんでしまったため、とりあえず謝りにいったとでもいうのだろうか。また、3070年にはジークがドーマ連合の征伐開始。3100年にはアドラー星動乱が始まる。これはおそらくダスニカ神聖連合とディ・ヨーグン統一連邦が絡んでくるはず。同時にビュラードが死去することになるようなので、ボードの一言で天照が侵攻を決意するという流れは旧来の設定のままであることが窺える。
⇒コミック13巻でメヨーヨとの友好条約締結まではホントにそのまんま話が進んだので仕方がない。ジークに関してはこの後でレーダー9世になることが明かされた。
一方、アイシャはナルミ・アイデルマと知り合いで、ベラ国で再会するらしい。魔導大戦の終盤以前に引退し(入れ替わりでヨーンが入団)、星団侵攻の際には帝位を戴くことになると。この帝位がどういう意味をもつかは不明。A.K.D.、天照家、コーダンテ家から離れるとのことなので、他国に移って帝位を冠する可能性が高い。
(追記 2023.01.09) 
 
 

■ リブート #7


■ ヤーン・バッシュに関する設定変更 (p2)

超帝國騎士のヤーン・バッシュはボォス星皇帝という位置付けに変更されている。これは後述のトレーサー1巻のところでまとめる。
(2012.10.14)


■ ボスヤスフォートの正体 (p3)

魔導大戦のラストでボスやんの正体がマグダルによって暴かれるらしい。
なんかてんこ盛りになりそうな勢いです。
(2012.10.14)


■ デストニアス・ミラージュに2号騎あり (p62)

魔導大戦の後半でマキシが敗退したために、デストニアス・ミラージュは完全に破壊され、天照が2号騎を再設計・製作するらしい。
マキシを敗退させることが可能な人物となると・・・おそらく剣聖に限られるだろう。p198に掲載されている、ショウメ争奪戦における剣聖対剣聖のカードによって、マキシが敗退するということだろう。となると・・・相手はマドラ以外にいないということに。
で、リブート2巻p190の考察に立ち戻ると・・・フォーカスライト(=アウクソー)とS.S.L.(=アトラス)が星団最強の座を賭けて戦うことになっているので、アウクソーのマスターはマドラということになる・・・なんか違う気がするなー。
(2012.10.14)


■ V・サイレンの詳細とMHマイトの血筋について (p78)

MHネプチューンはブラウニー・ライドが製作したオリジナルが1号騎。その後、リーキ・クルップ・ブラウニーの手によってファティマ搭載型に改装された騎体が2号騎。
今後のエピソードで1号騎が登場する予定でもあるのだろうか。
⇒映画GTMにおいて「メロウラ」として登場した。

マイトの名前の元ネタになっているヘンシェル、クルップ、ブラウニー(ブローニング)、マウザー、ヘッケラー&コッホについては辞書ページで詳細をまとめているので、ここでは省略する。
それぞれヘンシェル、フリードリッヒ・クルップ、ブローニング、マウザー、ヘッケラー・バシントンの項目を参照のこと。辞書ページ自体も近日中に改定する予定です。
スペインのセトメ社とは、Centro de Estudios Tecnicos de Materiales Especialesのこと。頭文字をとってCETME(セトメ)と表記される。1949年にスペイン政府が設立した火器研究機関で、マウザー社の技術者がスペインに渡ってここに所属したらしい。1957年に開発したモデロAと呼ばれる自動小銃は、後の突撃銃の原型となったようだ。
(追記 2023.01.09)


■ フィルモア帝国の機動戦艦 (p112)

記憶違いで無ければ、フィルモア帝国の機動戦艦の名称「グアラント」は初出のはず。p115だと旗艦にされてますね。以前の設定ではダランスだったはず。
ダイ・グが搭乗している以上、皇帝旗艦の扱いになると思われるが・・・はて。
(2012.10.14)


■ サイレンA型とR型の解説 (p118、p1134)

本土防衛用のA型は現在R型に切り替えられており、このR型を使用する部隊が本土防衛騎士団=皇帝親衛騎士団(皇帝警護騎士団)になるとのこと。
以前、王宮騎士団とされていたグループが白騎士団に改組されたようだ。R型はF型と大差のない機体で、実戦評価中とのこと。また、ファントムは新型騎であるが、開発時にはダミー型番でR型と呼ばれていたらしい。p60のファントムのコクピットには「-SIREN-R 3021」と刻印されていることが判る。
もえぎ騎士団については設定が二転三転しており、かつては教導騎士団とされており、現在は特務騎士団に変更されている。劇中ではナイアスが教導騎士団を名乗っており、かなり混乱する。
(2012.10.14)


■ フィルモ帝国騎士に追加 (p148)

ノイエ・シルチス各リーダーと同格の存在として、ブラウ王家親衛騎士団長のアン・マーカス、レーダー王家近衛騎士団長のバルファ・レスト、バロバロッサ騎士団長のギャリー・アドモンが追加。剣聖慧茄と同格の「サクリファス」として皇女茄里(ナリ)が追加。ナイアスは元老騎士団の所属になるとのこと。
フィルモアほどの大国であれば、各王家が騎士団を組織しているのも当然のことで、その団長がノイエシルチスのリーダーと同格というのは納得のいく話だろう。
茄里は皇女であり、慧茄と同格ということであれば、かなり強力な騎士であることが予想される。サクリファスの意味は不明。
⇒サクリファイスの設定は茄里ではなく、彼女の母親のブラウ・フィルモアに移行した。
その意味するところは帝国に全てを捧げる役目を負う騎士とのこと。帝国そのものを守る役目を負う騎士で、帝国への不信・背徳につながる要素を独自の判断で排除する権限をもつ。

(追記 2023.01.09)


■ ショウメ争奪戦 (p198)

ショウメ争奪戦でマドラの真なる人格が目覚め、ミストレス(女主人)たるラキシスのガードナーとなるらしい。懐園剣の雄剣の使用者になるらしいので、聖宮ラーンにおいてアルルから譲り受けるということだろう。また、この争奪戦では剣聖対剣聖という最強カードが実現するらしい。マドラの相手をできるのはマキシだけなので、ショウメ争奪戦ではマドラとマキシが戦うことになる。・・・合ってるのか?
⇒結論として、コミック16巻でマドラの覚醒と懐園剣の初出現までは描かれたものの、剣聖同士の戦闘はコミック17巻に収録予定のエピソードまでに発生していない。
(追記 2023.01.09)


■ MHのフレーム・パターンの変更 (p214、p277、p294、p526)

エンゲージに採用されているチーター・フレームは、MHグルーンの開発に伴って形成されたフレームになるらしい。したがって、考案者はルミラン・クロスビンということになる。
メヨーヨのフランベルジュ・テンプル、バッハトマのガスト・テンプル、イオタのハープーン・テンプルはパンター・フレームを採用。考案者はダイアモンド・ニュートラル。
破烈の人形はティーガー・フレームを採用。考案者はストーイ・ワーナー。
リブート6巻で明かされたAUGEのフレームはスミロ・フレーム。考案者はアナミー・ヘンシェル・クルップ。
そしていわゆるライオン・フレームの考案者がブラウニー・ライドである。

ネコ科の動物の特徴をいろいろ引っ張ってくると・・・
パンター(豹)は熱帯雨林からサバンナまで生息。夜行性。単独生活者。
チーターはサバンナに生息。昼行性。オスは群れで生活。メスは単独。
ティーガー(虎)は森林性。夜行性。単独生活者。
ライオンはサバンナに生息。夜行性。群れで生活。

これをMHに無理やり当て嵌めると・・・
ティーガーは森林性・単独性⇒単独・隠密行動に特化⇒変形機構をもつフレームとして設定。
パンターとチーターは単独性⇒単独行動に特化⇒単騎で戦果を挙げるタイプとして設定。
ライオンは群れで生活⇒集団戦に特化⇒汎用性重視の機体として設定。
といった見方もできるだろう。

ちなみに、ライオン、パンター(豹)、ティーガー(虎)およびジャガーは全てヒョウ属の仲間。MHに当て嵌めるなら、全てライオン・フレームが基本になっていることが予想される。
チーターはチーター属で、ヒョウ属とは大きく異なるグループである。

スミロ・フレームの元ネタはスミロドン。いわゆるサーベル・タイガーの一種。非常に巨大な犬歯をもつネコ科の生物であるが、牙自体は頑強な訳ではなく、対象の柔らかい部分を狙って攻撃を仕掛けたとされる。また、後肢の発達が悪いため、俊敏性も低かったようだ。この辺から察するに、AUGEはスピード型というよりはパワー型に分類されるかも知れない。
(2012.10.14)


■ マジェスティック・スタンド・パート3について (p525〜)

これまでに明かされている情報をまとめると・・・
アクト1はおそらくスバース市が舞台。ファティマ・ウークーツが登場。
アクト2は天照とラキシスのハスハ来訪、エルディアイの登場and巻き込まれ、ノルガン登場、ちゃあとの再開が描かれる。
アクト3は聖宮ラーンが舞台の話でフンフトが登場。
アクト4は不明。
アクト5はベラ国のツラック隊の話。天照、ラキシス、エルディアイ、オーハイネ、セイレイ、マロリー、ハレー、ビルト、アイシャが合流するようだ。つまり、天照御一行と、セイレイと合流したマロリー、騎士として復帰したハレーがベラ国に入るということ。アイシャ率いるミラージュの一団はベラ国に入る以前に散開するのかも。
ベラ国以外のメンバーはおそらくラーンに集合するはずで、アルル、ベクター、ゲンジャ、ランド、ヘアード、マグダル、ログナー、ちゃあ、桜子はおそらくラーン入り。
ヨーンとジークボゥがどう動くかイマイチ不明。
また、リブート3巻に掲載された情報では、アクト5で天照がミースに語るシーンがあり、カイエン対メル・リンスの戦いが登場するらしい。

その他にエルディアイとナルミについて設定が追加されているものの、この部分については考察のしようもないので放置の方向で。
とりあえずけんだまフレイル完全版と旗竿ランスが楽しみ。
エルディアイはスピード・ミラージュの設計に携わるらしい。つまり、マーク2、破烈の人形、スピード・ミラージュと、変形機構をもつフレームの設計はエルディアイの専売特許ということになる。
あと、ナルミさんはセンセーの描くキャラクターとしては非常に珍しく巨乳である。
(2012.10.14)


■ ジークボゥについて追加情報 (p528)

ジークボゥはアドラー星とボォス星を中心に事業を広げるノルガン財閥の一族のひとりとのこと。ヨーンやちゃあとも顔見知りで、後にエストを預かることになる人物である。「皇帝」と呼ばれる蒼いMHを所有するとの情報もある。
「誰もが驚く人物」を妻とし、「とある女性」が絶えず見守っているらしい。後者はおそらく「ちゃあ」ということになるだろうか。前者は不明。これまでに登場しているキャラクターで、「誰もが驚く」結婚相手となると・・・一番有り得ない相手を考えるとアイシャになるかも。ジークボゥはちゃあとの関連性が強調されているので、一番有り得ない方向を考えると姉のアイシャになっちゃう気がする。びっくりの年の差婚。まあ、アイシャが3159年に帝位を冠することとか、ちゃあが3000年代に入ってからやたらとびっくりすることが続くらしいとか、その辺から邪推してみました。

ちなみに、「がんばれエスト SCHOOL CALENDAR 2008-2009」によると、エストは3070年頃に前後して誰かの結婚式に参列するらしい。この時期のエストは天照家の預かりになっているはずで、結婚式を挙げた人物は天照王朝の縁者である可能性が高い。となると・・・やっぱり結婚するのはアイシャになるかと。
ただし、ジークボゥとアイシャと結婚したとしても多くの人々を救うことになるとは思えないので、この辺は全く以って不明。そもそもアイシャは未婚のまま老婆になるもんだと思っていたし。
⇒連載再開後にクリスがレーダー家の養子として迎えられた。ノルガン・ジークボゥは、フィルモア王家、レーダー王家、バルバロッサ王家の血筋を引く「三色の皇子」であるが、最終的にレーダー9世になることが明かされている。つまり、ジークがレーダー王家に婿入りすることでレーダー9世になることがほぼ読み取れる。よって、ジークが結婚する相手とはつまり、レーダー王家にいる娘ということになる訳で・・・。この結婚式にちゃあとエストが参加することになる。
(追記 2023.01.09)
 
 

■ トレーサー Ex.1


■ 85代天照の命 (p6)

天照の娘カレンの新たなキャラシートが公開された。手にしている本はモナークセイクレッドだろうか。
カレンという名前はバランシェが名付けたらしい。まあ、全能神はどの時代に出現したとしても不思議ではないため、バランシェが存命時に命名したとしても問題ないだろう。実際、カレンは星団暦2629年のボカージュに出現してファティマ・クーンと言葉を交わしている。

天照とラキシスは「クロマティック・オーバー・クリエーター」と呼ばれるようだ。
クロマティック(chromatic)とは音楽用語で、音程差が全て半音階で表現できること。また、表現されていることを指す。これに対し、音程差が全て全音階で表現できること、表現されていることはダイアトニック(diatonic)と呼称する。「クロマティック・オーバー・クリエーター」とはすなわち全てを隙間無く完全に作り出すことが可能な創造神ということだろう。
(2012.10.20)


■ FSSの第7話 (p7)

FSSの第6話は「マジェスティック・スタンド」=「魔導大戦」、第7話は「壊れる世界」、第8話は「モナーク・セイクレッド」となるようだ。
モナーク・セイクレッドの本編が3159年以降の大侵攻を指していることは、既に本編コミック10巻で明かされているため、「壊れる世界」はそれ以前の時代を指していることが予想される。おそらく、ダスニカ神聖連合とディ・ヨーグン統一連邦が絡んでくるエピソードになるはず。

ダイアモンド・ニュートラルが語っていた「フル・フラジャイル」、「ディフェンス・スタンド」、「レイン・オブ・ザ・ロンド」との符合も気になる。
「フル・フラジャイル」:フル(full)は「最大の」とか「いっぱいの」という意味。フラジャイル(fragile)は「脆い」とか「弱々しい」という意味。「壊れる世界」とイメージ的には近い単語である。
「ディフェンス・スタンド」:ディフェンス(defense)は「防御」、スタンド(stand)は「状態」もしくは「耐える」という意味。第8話「モナーク・セイクレッド」の後に来るエピソードであれば、星団侵攻の中期・・・すなわち、星団民の多くが天照に抗い、家族を守り、耐え忍ぶ時代に当たる。
「レイン・オブ・ザ・ロンド」:「ロンドの雨」というタイトル。おそらくロンド大陸に降り注ぐ多くの涙を意味しているのだろう。星団侵攻の後期・・・ジュノー侵攻の時代に当たる。
(2012.10.20)


■ ヤーンさん設定モリモリ (p10)

超帝國の女皇帝にはユニオの名が冠せられる。
アッセルムラトワ・ディスターブ・9すなわち炎の女皇帝でユニオIIIということは、それ以前の女皇帝はふたり。意外にも超帝國の皇帝はほとんどが男性であったことが判る。
⇒上記は考察ミス。ユニオ1およびユニオ2に関する設定はデザインズ4で明かされる。ユニオ1と2は統制システムであり、ユニオ3は始めて実体を伴うシステムとして誕生したという設定。
また、炎の女皇帝は雌雄同体の肉体を得ており、他者との生殖行為なしで騎士とダイバーを生み出したらしい。超帝國騎士に共通する遺伝情報は無いが、基本的に全て実子ということ。
んで、ヤーン・バッシュ・カステポーがユニオIVということは、彼女は実子であるだけでなく、超帝國皇帝の10代目皇帝(アッセルムラトワ・ディスターブ・10)ということになる。
マグダルが巫女となった後に「マグダル・アッセルムラトワ・ディスターブ・10」を名乗る予定もあったが・・・ヤーンがユニオIVということになると、ボツ設定ということになるだろうか。

ヤーンは劇中で超(バスター)討伐に参加したことになっているため、この設定と整合性をとろうとすると、ヤーンは光子結晶に精神を移し込まず、肉体を維持して星団に帰還したことになる。ユニオが「とてつもない力と使命を持っている」のであれば、ただひとり肉体を維持して星団に帰還したことも「使命のひとつ」ということ。精神を光子結晶に移して不滅の存在になることが重要だったのでは無く、ナインとヤーンの記憶を次なる巫女に引き継がせることが重要であったということだろう。
また、現在も存命ということであれば、それ以外に重要な使命を帯びている可能性がある。うーん・・・ヤーンが星団に帰還していて現在も存命であることと、超帝國の時代からシステム・カリギュラが存在していることは無関係とは思えないですよね。少なくとも両者は超帝國の記憶または技術を保持したまま、歴史の裏舞台に今もなお息づいていることになわる訳だし。
⇒システム・カリギュラは超帝國のテクノロジーを引き継ぐ組織であるが、ユニオから詩女に継がれた知識とは無関係。
そう考えると、詩女に記憶を継承したヤーンがその後にどこに向かったかという疑問が残る。なので、「封印の地」に残されているのがヤーン・ダッカスになるのではないかという予想も出てくる。


ザ・ニーヴをパートナーにするということは、現在は聖宮ラーンにいるということ。ヤーンが使用するロボットは「フェイスラ・シュツィエン〜黒い炎」・・・フェイスラ・シュツィエンの意味は不明であるが、黒い炎という単語はスタント遊星の紫外線放射光を喚起させる。一方、超帝國剣聖が駆っていたマシンメサイアは「焔星」で、これはもともとスタント遊星を指していた。この辺からフェイスラ・シュツィエンがどのような機体かを想像してみるのも面白い。
ところで・・・ヤーンのキャラシートは、エスト、ヤーン、ロレッタ・ランダースの3人を兼ねていたはず。
ヤーンはボォス星の皇帝、ロレッタはGODS親衛軍ボォス星統括隊長である。つまり、この2人はともにボォス全星を預かっていたということ。この符合から云えば、ヤーンのフェイスラ・シュツィエンと、ロレッタのMHグラン・オージェはデザイン上で関連性を持たされている可能性が高い。云ってみれば、アルスキュルとAUGEのような関連性になるだろうか。まあ、「だったらイイナー」という妄想ですが。
(追記 2023.01.09)


■ ユニオVについて (p11)

マグダルはユニオVでは無いらしい。最も身近にいるということは、ユニオVも聖宮ラーンにいるということだろうか。普通に考えれば、ヤーンの娘ということになる。
また、マグダルは「アトラ」騎士団、ファティマ・デルタベルン、決戦兵器のエンドレスを所有することになるらしい。
アトラに関しては、以前設定が公開されており、聖導騎士団「アイル・フェルノア」に配備される新型MHで、ダリ・キアとラーンの学術開発グループによって開発されることが判明している。
エンドレスに関しては・・・天照の星団侵攻において、聖宮ラーンだけが手付かずのまま放置されてしまった原因とされていたはず。うーん・・・以前はすえぞうのことを指していると思ったんですが。まあ、この辺は放置で。ジ・エンプレスとかシュペルターのことを指していたとしても不思議では無いし。

ユニオVの正体は・・・映画GTMを見ましょう。
ただし、「彼女」本人がユニオVというのではなく、やっぱり巫女に受け継がれる記憶自体がユニオVではないか、というのが桜牧師の見解です。
だからこそ、ユニオVの最も近くにいる存在がマグダルということになるのではないかと。

それにしても問題なのが、アーク・スイレーをスペクターの分身ということにしてしまったこと。スイレーはJOKERの下位に位置する存在であることがリブート4巻で明かされていたので、かなり混乱してしまう。
(2012.11.01)


■ 超帝國剣聖について (p12)

カイエンも超帝國剣聖のひとりに格上げされるようだ。超帝國における呼び名は「白銀の剣聖」。シュペルターがナイト・オブ・クローム(白銀の騎士)と呼ばれたのも偶然では無いのかも知れない。
ミキータ・オージェは「白の剣聖」、デュオ・クルマルスは「水の剣聖」、コロッサス・バングは「空の剣聖」。ほかに名前が挙がっている剣聖もしくは超帝國騎士は、アッサラム・スキーンズ、ヤーン・バッシュ・カステポー、ララファ、テレキス、ネプチューン、アルゴン・プロミネンスなどが挙げられる。これらのキャラクターの肩書きもいずれ明かされるかも知れない。ビビアント・クルマルスはボツ設定になるだろうか。
ところで、カイエンについて「神々をのぞいてこの男に勝てるものは誰一人いない」としている一文が気になる。・・・それを云ってしまうと、カイエンを倒したボスやんはどうなるのか。カイエンを超える騎士として設定されているマキシやログナー、カイエンに勝ってしまったアトロポスやレスターもいることから、気にしなくていいとは思いますが。
(20120.10.20)


■ ザ・タワーとショウメ (p15)

ザ・タワーが天照に仕え、ラキシス・ガードとして活動することになるのは、ムグミカの遺言を受け継いだフンフトが命じたためらしい。つまり炎の女皇帝を含む歴代巫女の意志を受けてのものということ。AD世紀から続く全記憶、知識、技術を天照に託すことで未来に継がせたかったのかも知れない。
星団暦に新規で追加されたXENOA(=ゼノアAp-B,)はX型ミーラージュであることが判明。
ゴウト・ミラージュを改修した機体ということで変更なしだろうか。「XENOA」も「Ap-B,」も何の略語かは不明。
⇒前述のとおり「XENOA」はゼノア・アプターブリンガー=カイゼリンのこと。
(追記 2023.01.09)

考察というか、かなり駄文が多いような気がしますが。とりあえずこの辺で。 
 
SOUGNE KARLINE'S REPORT TOP