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「DESIGNS #4」は2014年3月10日に発売。
「DESIGNS #5」は2016年2月25日に発売。 「DESIGNS #6」は2019年3月9日に発売。 以下続刊。 |
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■ DESIGNS #4 |
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■ ゴティックメードのパートで目立つ新規設定 (〜p31) GTMに関してはほとんど全て新規の設定で、連載再開以前のMHとは完全に異なることが判る。 騎士団もしくは騎士所有のGTMとそのGTMを設計・開発したガーランドの関係性が残っているだけで、名称も来歴もかなり変更されているようだ。考察できる部分は非常に少ない。 とりあえず気になった点を挙げると・・・ ・マグナパレスには「写し」が無い。 ・ラミアスのフレームがライオン・サーバル・フレームからプーマ・フレームに変更。 ・GTMの眼球に関する設定が一部変更。 ・アルカナ・ナイトが使用するGTMの名称が二転三転。バイカルなのか、アムールなのか、よく判らん状態に。 ・青騎士系列GTMの名称が変更(それとも別称か)。 ・AP騎士団マルコンナ隊のバーガ・ハリが不明・・・センセーの設定忘れっぽい。 ・ドナウ帝国〜フィルモア帝国系列のGTMの名称が一部変更。 ・その他、GTMのエンジン、装甲、騎体名称、型式などなど、連載再開直後の設定からさらなる変更あり。 マグナパレスに「写し」が無いということは・・・2号騎が存在しないということか。 アトロポスがミラージュ移籍後に搭乗するGTMは、D型(マグナパレス)とは異なる別系統のGTMになるかも知れない。 ホルダ型GTMの起源はダス・ラント時代のクィーンズ・ホルダ・ライルンレー(ホルダ7型)まで遡るらしい。ライオン・フレームの基本はブラウニー・ライドが設計したものであるから、おそらく星団暦の初頭に完成したものである。となると・・・それ以前に存在していたライルンレーがホルダ型に分類されているのは矛盾のような気もする。詩女暗殺計画を阻止するためにトリハロンに同行したブラウニー・ライドが、「名前を引き継いだ2代目のブラウニー・ライド」という可能性もあるが・・・これはおそらく違うだろう。ホルダ7型はライオン・フレームでは無かったと考えるべきか。 女性の幽霊、妖精、あるいは怪異の名前が採用されるのであれば、スペインやフランスの伝承に登場するシャナ(Xana)やメリュジーヌ(Melusine)、四精霊のひとつウンディーネ、アーサー王伝説に登場する「湖の乙女」のうちの誰か、アイルランドおよびスコットランドの伝承に登場するバンシー(banshee)、ケルト神話に登場するメイヴ(Maeve)などが採用される可能性もある。バンシーについては、以前の設定でMHネプチューンを指す異名という設定もあった。コミック12巻の表紙イラストのタイトルも「Christine & Emperor's Bansheeca」である。 ホルダ系列については、連載再開以前に設定されていたホルダ15型(メロウラとガイスト)が空席になったり、騎体番号7011に該当するモノが不明となっている点も気になる。 後者についてはホルダ25型である可能性が高いが・・・デザインズ4の後半の解説にある矛盾点もあるため、この辺は何とも判断しにくい。これについては後で再度取り上げる。 (2015.05.09 修正) ■ ファティマのパートで目立つ新規設定 (〜p55) とりあえずアシリア・セパレートの解説が多い。んが、じっくり読んでみてもとくに考察ポイントはない・・・と思う。 ビリジアン博士がアシリア・セパレートの開発に関わる人物であることは以前の設定でも見られたが、アシリアの登場がアラビク・プレタポルテ(デカダン・スタイル)より以前の時代に設定されたことで、本編中に絡んでくるのかどうかイマイチ判らない状態となってしまった。デザインズ4を読む限り、今後しばらくはユーゴ・マウザーにスポットが当てられるようなので、ビリジアン博士はしばらく出番が無さそうな感じである。 あとは、バシクがウェディングドレスでハスハ・ミノグシアに参戦するのが気になったぐらい。 参戦するとして何に乗って来るのか。ミラージュ・マシンであるかどうかも判らん。マスターは天照だろうか。 (2015.05.09 修正) ■ ボォスの謎について (p56) ボォスの説明でいろいろと混乱してしまう。 ・ファンタスマゴリアとモナーク・セイクレッドを作り上げたのはモンソロンの時代(=アズデビュート紀)。 ・ボォスを不可侵の状態にしたのもモンソロンの時代。 ・惑星バスターは人工星の可能性があり、それもモンソロンの時代に作られたらしい。 ・モンソロンとアズデビュートは別の時代(?)らしい・・・星団暦ではモンソロン帝アズデビュートという名称が設定されている。 ・その真実を知るのはログナーのみ。 星団暦をみると、モナーク・セイクレッドの時代(=モナーク紀)、カラミティ・ゴーダース王の時代(=伝承紀)、モンソロン帝アズデビュートの時代(=アズデビュート紀)、超帝國ユニオの時代(=AD世紀もしくは統合紀)と続いている。また、以前の設定では、モンソロン大帝がモナーク・セイクレッドを発見したことになっていた。普通に考えれば、モナーク・セイクレッドを作り上げたのはモナーク紀の誰か。後の時代でモンソロン帝が再発見したものの、それに至る道標だけをボォスに残して封印。AD世紀においてボォスが解禁され、その道標に気付いた炎の女皇帝がモナークの再発見に向かった、という流れがしっくり来る。 ログナーの正体は伝承紀のカラミティ・ゴーダース王であるため、(後世のアズデビュート紀において)モンソロン帝がボォスを封印したのであれば、その全ての経緯を知っていたとしても不思議ではないだろう。 という訳で、「モナーク・セイクレッドを作り上げたのはモンソロンの時代」という部分がかなり整合性を狂わせていることが判る。この辺はかなり微妙。 モンソロンとアズデビュートの時代を分けてしまっている点も気になる。 次。 星団暦3075年にナインと天照が出会い、「ボォスこそが人類発祥の星ではないか」という問いかけをすることになるらしい。 コミック12巻におけるナインとフンフトの会話では、「命の水の伝説」を単なるおとぎ話としながらも、失われた一説にカラミティ・ゴーダース王が登場することが語られていた。この時点のナイン・・・すなわち3030年のナインは、「セントリーと人類の接触はボォス開拓時が最初であるが、それ以前にカラミティで何かあったかも」という疑念を抱いていたことが窺える。 一方、前述の問いかけの内容から察するに、3075年のナインは「カラミティで何かあったのは事実で、さらにそれ以前の時代にボォスが意図的に封印された」という確信を得ていることが窺える。 3030年のナインと、3075年のナインでは、知り得ている情報に差があるようだ。ムグミカが幻視し、モラードとヤーボに語った遥か未来のエピソードがナインに継承されるのだろうか。あるいは、タイ・フォンを得た(遥か未来の)ナインが突如としてこの時代に帰還するのかも知れない。 (2015.05.09 修正) ■ 詩女と聖宮ラーンのパートで目立つ新規設定 (〜p93) 詩女の役割、歴代の詩女の経歴、天照の妻リトラの詳細が明かされた。 ・ユニオは超帝國の統制システムに引き継がれる名であり、ユニオ1とユニオ2はナインの母体。実体は無し。んで、ナインは超帝國の3代目の皇帝で、彼女自身も作られた人間であるという。 ・ナイン以降の超帝國歴代皇帝は男性。ダッカスは歴代皇帝と同じ生まれ方をしたものの、特別な役割をもって作られた唯一の女性であり、ナインの直系としてユニオの名を引き継いだらしい。 ・ラーンの東宮と西宮は中央のヘリオスリンク内にある。・・・左右に並んでいる2つのリンクが東宮と西宮だと思ってました。 ・詩女ベリンは、在位期間中では無い、後世の星団暦2000年代において、ある人物(ウラニウム・バランス)に花の種を渡したらしい。 ・クリスティンの眼前に出現した若い詩女の正体ははナカカラ。東宮西宮の乱の時代に活躍した詩女で、ヨミ・ルーカ・レーダー・フィルモア2世と色恋沙汰があった模様。 ・リトラの正体は「あらたまの詩女」。星団暦2020年に起きた天照家内宮動乱を目撃している。 ユニオ1、ユニオ2と続いて、ユニオ3が3代目皇帝になったのであれば・・・ユニオ1が初代皇帝、ユニオ2が2代目皇帝ということになるだろうか。ユニオ1とユニオ2も超帝國の統制システムとして生み出されたはずなので、そもそも超帝國には王家・皇家という血縁による支配体制が無かったと考えるべきだろう。時の指導者たちが自らを統治する者として超越的な存在の出現を望み、当時の科学の粋を集めてユニオ1を開発。それを母体としてユニオ2が作られ、最終的にユニオ3が完成したのではないだろうか。旧設定にみられた初代皇帝「山羊の頭皇帝」や30以上の皇帝家から成る「皇帝群家」などは全てボツ設定になるかも。 また、ユニオ3以降は「血統を引き継いでいく」とあるが、ユニオ5となるベリン・ラーンの血筋についてはとくに言及されておらず、彼女が何故ユニオの名を引き継いでいるのかは不明のままである。 ベリンに関して云えば、特別長命とは思えない彼女の名が後世においても度々登場している点や、彼女だけが「預言」ではなく「予言」ができるという点から察するに、おそらく時間を超越して先の未来に現出する技を身に付けていたのではないだろうか。そう考えれば、あらゆる時代に登場する理由も説明できるし、ただひとりの「予言者」であることも納得できる。彼女は記憶の並列処理によって未来を予測していたのではなく、花の種をもって時代の要所々々に現れ、自らの手で花の種を渡していったのである。おそらくは何らかの予言を添えて。その類稀な能力をもって、超帝國の時代から続く「ユニオ」の名を引き継ぐに足る資格を有していたと云えるのではないだろうか。 詩女ナカカラについては・・・まあ、そのうちまた登場するんだろーなーって程度でいいのではないだろうか。ジョーカー太陽星団学校案内手帳では名前が伏せられていたツィー・ミーンの設定も明かされたので、そのうち本編に登場するだろう。・・・何年先になるのか判らんが。 んで、ヨミ・ルーカ・レーダー・フィルモア2世はエラルド・フィルモア王家の始祖となった人物。つまり、ダイ・グのご先祖さまである。フンフトがダイ・グの表情を見て「そっくり」と云っていたのは、「サイレンにそっくり」ではなく、「ヨミにそっくり」という意味になるかも知れない。 リトラが詩女のひとりであり、彼女が目にしていたモノをナカカラがモニターしていたのであれば、記憶継承ができていなかったとしても、天照の正体、ログナーの正体、カレンや懐園剣の介入について、歴代の詩女は「知り得ている」と考えていいだろう。ムグミカが血の召還によって炎の女皇帝を呼び出した際、「神が現世に出現している」ことを伝えたらしい描写があったが・・・ムグミカがその記憶を引き渡したのであれば、ログナーの正体やカレンの存在なども伝わった可能性がある。 問題は、神と対峙し得る存在である「十曜の守護者」について、ナインとムグミカ(とセントリーたち)が事前に知り得ていたこと。この2人が知っているのであれば、おそらくナインがAD世紀において十曜の守護者と出会っており、その記憶を歴代の詩女が継承していたと考えるべきだろう。これまでに明かされている設定では、マキシが(あるいはファーンドームの星王が)AD世紀に出現したとの記録はないが・・・AD世紀における魔王襲来の際に乱入してきたのだろうか。 うーん・・・「未来を知るベリン」という存在が設定されたことで、詩女の知る事象が過去だけでなく未来も含む内容になってしまいましたね。今後の考察もかなり複雑になりそうです。 ログナーが対タンツミンレ戦で敗れたのは、星団暦2020年のことになるらしい。これまでに明かされている設定では、タンツミンレの出現時期はAD世紀5000年代後半と星団暦3225年頃になっていたはず。うーん・・・懐園剣の歴史とかそれに伴うこちらの予想も全てリセットした方がいいかも知れない。 他にも、天照の命(ミコト)が死後の出現しているのはリトラの影響っぽかったり、アウクソーの人格形成にボルサが関係していそうだったり、マグダルがセントリーから無視されていたり、なんかいろいろ山盛り。 3200年頃からマグダルの次の詩女が登場するらしいので、その後のマグダルがどういった扱いになるのか(詩女の職務を辞してアトール聖導王朝の国家元首になるのだろうか)も気になります。 詩女の名前とデザインが多過ぎて、顔と名前が一致しないっすね。 (2015.05.09 修正) ■ フィルモア帝国関連で目立つ新規設定 (〜p113) 新規設定もチラホラ見られるが、とくに考察ポイントはなし。 フィルモア帝国にとって「サイレン」と云う名が極めて特別な意味をもつらしい。秘匿されているジークボゥの名に「サイレン」が与えられている可能性がある。 あと、マーカス家の直系はローラ・マーカスとなっているが、劇中に登場したのはメリー・マーカスである。単行本収録時に訂正されるのだろうか。 ブラウ・フィルモア王の正装に見られる白黒はドナウ帝国の親衛騎士団から引き継がれてきた色らしい。んが、NT2014年10月号に掲載されたフィルモア1世の騎士服もやはり皇子時代と同じ白黒の衣装であった。フィルモア王家系列は基本的に山吹色を王家色としており、一方でブラウ近衛騎士団の制服も白黒であることから、白黒はおそらく王家ではなくてドナウ系列・フィルモア系列の騎士に引き継がれる限定色であることが想像できる。 慧茄がナカカラを訪問した際の騎士服は白黒のストライプであり、これ自体は帝国内で見なかったことにされているらしいが・・・実は「フィルモアの太皇太后として」ではなく「ひとりの騎士として」ナカカラの地を踏むことの意思表示だったのではないだろうか。慧茄がボォスに降り立って最初にやったことは、フィルモア帝国に全く関連のない、「ミノグシアに混乱をもたらしている騎士団の排除」である。その意志と行動はサイレン皇子の目指したモノに通ずる。 (2015.05.09 修正) ■ その他の新規設定 (〜p131) Act-4に登場したキャラクターたちの設定解説から気になった点を列挙。 メナー家は後にコーダンテ領に引っ越してくるらしい。 設定上、メナー家は天照王朝シナーテ王家から分家した衛星王族となっており、アトワイト公国の西端にピタ区と呼ばれる領地をもっていることになっている。今回の設定をみるに、ピタ区は現時点においてまだ成立していないと考えるべきだろう。ワスチャが王朝に復帰した後に、メナーに領地を与えることで成立するのかも知れない。 クバルカン法国の騎士団は男性限定のルーン騎士団と女性限定のローテ騎士団から成るらしい。イゾルデは女性且つ筆頭騎士であり、この2つの騎士団を預かる団長とは異なる立ち位置のようだ。 MK4マッハ・シャルトマの設定があちこち分散しているために判りづらいが・・・[白の婦人]と[赤の婦人](もしくは[赤い貴婦人])と呼ばれる2種が存在しており、[白の婦人]は騎体色が白と深紅、[赤の婦人]は全身が深紅と思われる(旧設定におけるカーディナル・バングに相当)。おそらく、本来はルーン騎士団の騎士団長(男性限定)がMK4マッハ・シャルトマ[白の婦人]を、ローテ騎士団の騎士団長(女性限定)がMK4マッハ・シャルトマ[赤の婦人]を、法王直属の筆頭騎士がMK3リッター・ジェットを、それぞれ使用するのだろう。3000年代初頭の時点では、法王自身(=ミューズ)が騎士ということもあってMK3を使用。イゾルデは女性であるためにルーン騎士団の騎士団長になれないが、空いているMK4を使用しているものと思われる。 センセーの解説によると、魔導大戦の終盤にはイゾルデがMK3に搭乗するらしいので・・・3075年のミノグシア解放戦ではミューズがMK4に搭乗しているのかも知れない。 ナルミのパートナーはビューリー。 ビューリーの名前はキャラクターズ4の段階で公開されていた。なんと1989年のことである。ミースの初期ファティマという設定なので、ナルミ以外の人物をマスターにしていた可能性がある。 ウィルの次元航行システムはバランシェが残した遺産という設定(劇中で天照に設計図を渡すシーンあり)であったが・・・エルディアイが設計することになるらしい。解説に拠ると、スカイアギフトとウーラソニックのシステムを転用したらしいので、少なくともこの2騎については恒星間飛行を可能とするシステムが組み込まれていることが判る。映画GTMの劇中でも、エルディアイ率いるシオの門番がスタント遊星に帰還することを口にしていたので、MK2やMK3を製作していた時点で(=星団暦の初頭には)そういったシステムが完成していたのだろう。というか、システム・カリギュラであれば、超帝國由来のオーバーテクノロジーを保持していたとしても不思議ではないか。 また、エルディアイは天照家J型駆逐戦闘兵器のバスター砲(チェーンカートリッジシステム)の改良も担当するらしい。ミラージュ・マシンの開発後期はほとんど全てエルディアイに任せているような状態である。天照はB型とJ型を完成させた後にマグナパレスの改良に全力を注ぐのかも知れない。 J型駆逐戦闘兵器の正式名は3159年まで非公開。劇中登場はいつになることやら。 ユーゴ・マウザーは3100年と4100年のイベントに関わってくるらしい。つまり、アドラー動乱や反乱軍の星団解放に絡んでくる人物、ということになる。 システム・カリギュラが星団の混乱に乗じて介入してくることは予想できるが、4100年より後の時代、つまり、天照が星団を離れた後の時代は、ジョーカー人類が衰退の一途を辿る時代となる。システム・カリギュラから見れば、興味の対象が全て消え去った時代に進んでいく訳で・・・不老の肉体をもつユーゴにとって最高につまらない時代に突入することになるのではないだろうか。そう考えると、天照と共に星団を去るエルディアイの方が、より深い知識を求めるという意味で「カリギュラが採るべき正しい行動」を採っているように思える。知識欲の権化が最後に手を出したのが「色恋」というのも、なかなか面白いではないか。 ノルガン・ジークボゥは映画GTMのラストに登場している、とのこと。 ということで、ジークの正体は後のレーダー9世ということが確定した。p130の解説でも、劇中のキャラクターはこちらが思っている以上にかなり若く見える、との解説もあるので、ジークと一緒に歩いていたのはクリスティン・Vということになる。なんかいろいろ考え過ぎてました。すんません。 今回の設定公開で、ジークの奥さんになる人物=フィルモアの皇后になる人物、ということが判る。誰もが予想できない人物を嫁にするらしいので・・・フィルモア的に在り得ない・在ってはならない女性ということですね。ふーむ。 ところで、ブラック・プリンスと云えば、14世紀にイングランドを治めていたエドワード3世の長子、エドワード黒太子が有名である。王族であると同時に軍人であり、百年戦争で活躍した人物として知られる。2001年公開の映画「ROCK YOU!」では身分を隠して馬上槍試合に参加する人物として登場(この映画はオススメ)。また、チャーチル歩兵戦車の試験開発型のひとつに、エドワード黒太子の名前を頂いたブラック・プリンスという歩兵戦車があるようだ。戦に勝利をもたらす者の肩書きとしてブラック・プリンスという呼び名が定着している訳で、そういった意味では王家の跡取りで騎士でもあるノルガンにブラック・プリンスという名はしっくり来るものがある。 他にもp130〜131の設定がちょこちょこ気になる。 マドラのミラージュ入団は2988年。意外に遅い。 エストは3159年の大侵攻にログナーのパートナーとして参戦し、フィルモア帝国に移るらしい。3200年頃には改めて聖宮ラーンに戻るようだが・・・となると、映画GTMの最後に描かれた聖宮ラーンへの訪問シーンは、カラミティの崩壊を受けた移民のシーン(星団暦3239年)ではないということか。フィルモアの艦隊が降下してくるので、てっきり母星を失ってボォスに移ってきたシーンかと思ってました。 3068年にダイ・グと天照が出会い、ちゃあとジークが魔導大戦に復帰・参戦するらしい。この辺でダイ・グとジークの会話もあるかも知れない。 アイシャの退団、ヨーンの入団、クリスのエンペラーズ・ハイランダー拝命、ログナーの魔導大戦復帰、エストの天照家入りが全て3069年。ベルベットの誕生が3060年(推定)になっているので、3060年から69年の間に、デコース、エスト、ヨーンの関係性に決着がつくということか。 3075年のミノグシア解放戦にクリスが参戦するらしい。コミック11巻p18のシーンではナイアスを除いてフィルモア軍に関する情報は無いが、フィルモア本隊が別動部隊として動いていたことになる。 ビュラードの死去が3100年であることに変わりはないが、その後でアドラー動乱が始まり、ジークが出陣することになっている。ジーク=レーダー9世となるので、3159年の大侵攻に先駆けて、フィルモアがアドラーに介入してくることになる。フィルモアが動く理由を考えるに・・・かつての所領地であったバキン・ラカン帝国に混乱が及ぶのか、他星の移民の足がかりとして動くのか、ハタマタ別の理由に拠るものか(例えばジークの奥さんがアドラーに関係する人物とか)・・・この辺が気になりますね。3159年にはアイシャが帝(?)になっている点も注意。単なる誤植かも知れないが。 ミノグシア解放戦で共に戦うミラージュ各員、フィルモア、クバルカン、ミノグシアの面々が、3159年に始まる天照の大侵攻によって敵対することになる。 次の世代の話ではない。少なくとも大侵攻の初戦では共に戦ったメンバーがまさにそのまま剣を交えることになる。魔導大戦だけでもこれほどの混乱を生んでいるのに、A.K.D.ほどの大国が動くことでどれだけの混乱が生まれるのか・・・歴史に刻まれない部分での当事者たちの葛藤。この辺がぜひとも描かれて欲しいですね。 (2015.05.09 修正) ■ ガーランドとGTMの系譜について (〜p135) AD世紀から続くガーランドの系譜が明かされた。これまでに明かされているとおり、世界各国の銃器メーカーや設計者が元ネタになっている。詳細は辞書ページを参照のこと。 気になるのがやはりホルダ系列。 マール・クルップがスルーエクセルナSR1とホルダ23型以降を担当したらしい。ホルダ27型以降はリーキ・クルップが担当。現行型の31型はバルミドラン・シャープスが担当したようだ。 ダス・カイザースはメリンダ・クルップによる製作途中とのこと。ライオン・フレームであればホルダ37型になるだろうか。 ホルダ23型はディー・ウィリーズの型式名であり、ディー・ウィリーズはクバルカン法国の太閤騎でルドルフ・サヤステの搭乗騎でもあったはず。となると、マール・クルップの活躍した時代はルドルフ・サヤステと同じく星団暦の初頭ということになってしまう。マール・クルップ製作のスルーエクセルナSR1はハイレオン・シリーズのオリジナル騎になると思われるが・・・この点から考えればマール・クルップの活動時期はコーラス21世と同じ2400年代前後になるのではないだろうか。この辺はかなり混乱する。あるいは、スルーエクセルナSR1とハイレオン・メロディSR1が別騎体ということになるのかも知れないが。 ホルダ25型もマール・クルップの製作となるが・・・おそらくホルダ系列で騎体番号7011に該当するGTMということだろう。ホルダ25型=スルーエクセルナSR1という可能性もあるが・・・やっぱよく判らんですね。ついでに、コーラス・南部1世がハイレオンSR2からSR4までを製作したようにも見えるが・・・これはさすがに無理がある。ハイレオン・シリーズのベース・フォーマットを南部1世が作り上げた、という意味で捉えておいた方が無難だろう。 ブラウニー・ライドの直系に当たるライド家(ブラウニー家)がクルップ家に変わったとの解説もあるが、この辺も旧設定と微妙に異なる。というか、銃器メーカーの歴史と合わせて考えると、ヘンシェルやクルップのドイツ系列と、レミントン、ブローニング(ブラウニー)、シャープス、ボウチャード、コルトといったアメリカ系列は源流が基本的に異なると考えて差し支えないと思う。そういった意味でいろいろ違和感がありやす。 有名な銃器設計者から云えば、ゴリューノフ(グリオノフ)で新たにロシア系列の設計者が出てきたので、ドラグノフ、カラシニコフ、トカレフなども入ってくるかも知れない。他にも、アメリカ系列でイングラム、ガトリング、スミス&ウェッソン、ウィンチェスターは・・・製造権を買っただけなので違うか、ヨーロッパ勢も有名な設計者がチラホラいるので、まー今後もいろんな名前が出てきそうですね。 SBBファウストが「SBB 1st」の意味かと思ったが、SBB-1はデモール・ゾロと呼ばれるらしい。ゾロはドイツ語で「独唱」や「独奏」の意。ちなみにファウスト(Faust)はドイツ語で「拳」の意。マヨールの搭乗騎(試作騎)がSBB-0、量産騎がSBB-1になるようなので、ファウストは特別仕様騎になるだろうか。 (2015.05.09 修正) ■ 三色の娘について (p141) 三色の娘の英訳表記はBlack Princess(ブラック・プリンセス)。ブラック・プリンスと対になっている呼び名であり、ノルガン・ジークボゥとの関連性が窺える。まあ、大方の予想で云えばジークの妹君ということになるだろうか。 オデットとオディールは同一のファティマとのこと。本編の動きを追うと・・・オデットはブラウ・フィルモア王と一緒にボォスに行き、息子ジークにドギマギしている母親を見て、元老議会が終わった途端にカラミティに帰還。モード変更した後にンビドー湖の湖畔に向かい、そこでジークを粛清しようとしている妹からダス・カイザースの用意を命じられたことになる。・・・なんというか、母ちゃんと娘の行動パターンが逆過ぎる。ファティマのメンタル面で負荷が掛かりそうなもんだが、バレエ作品におけるオデットとオディールが正反対な性格をしていることを考えると、これでいいのか。 (2015.05.09 修正) |
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■ DESIGNS #5 |
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さて、デザインズ5は騎士図鑑とのことで、基本的に謎を散りばめた内容にはなっていない。故にあんまり考察ポイントもないと思えるが・・・トピックだけまとめていきましょう。 新しい単語は単語辞書に入れたので、そちらも参考にしてください。 ■ 超帝國ユニオのパートで気になる新規設定 (〜p012) ユニオの設定が追加されてから詳細が明かされていなかった超帝國の歴史と皇帝家一族の詳細が明かされた。 取り立てて考察ポイントは無いが、ユニオ3、ヘリオス・ナイン、アッセルムラトワ・ディスターブ、ファロスディー・カナーンという一連の名前の関係性がちょっと判りにくい。 ユニオ3は、ユニオ・シリーズの3番目というシリーズ名。 アッセルムラトワ・ディスターブは、ユニオ3がもつヒトとしての名。つまり、炎の女皇帝の本名ということになる。となると・・・ヘリオス・ナインという名称は彼女の名前ではなく、通名もしくは偽名ということになる。あるいは、ユニオ3に付けられた識別名になるかも知れない。例えば・・・Mac OS X(Macintoshコンピューター用OSのVer.10シリーズ)のバージョン10.11にエル・キャピタン(El Capitan)という名前が付けられたように、ユニオのバージョン3にヘリオス・ナインという名前が先に付けられ、それがヒトの形をもって生まれたので人名としてアッセルムラトワ・ディスターブという名前が付けられたと考えればいいだろうか。 んで、ファロスディー・カナーンはユニオ3が生み出した皇帝家(=血族)に付けられた家名。といっても、泰皇帝と総帝の関係は通常の血縁関係とも異なるので、部族名とか屋号として受け取ると想像しやすいと思う。 あとは地味に数合わせの話。 総帝の総人数は14人。ただし、14人目については実在したか否かは不明とのこと。総帝の名前はドイツ語のナンバリングがそのまま個体名称として用いられており、これまでに明かされている名前は、7(ジーベーン)、8(アーハト)、10(ツェーン)、12(ツェルフ)、13(ドラツェ)の5名。また、14人目の存在は確認されておらず、9人目に当たるはずのノインは(ナインと名称が被るために)飛ばして、ツェーンという名称が与えられていたらしい。よって、確認されていない14人目のナンバーは15(ヒフツェン)ということになる。 ディス・ボスヤスフォートが名乗っているヒフツェンは、天照やナインから見て「僭称」に当たるようだが・・・14人目が確認されていないという事実を知るボスヤスフォートは、やはり只者ではないということだろう。あるいは、ビューティー・ペールが何らかの情報を与えた可能性もある。 超帝國剣聖は総勢8名。 名前が判明している剣聖は、アサラム・スキーンズ、ミキータ・オージェ、コロッサス・バング、ディオ・クルマルス、アマンダ・プロミネンスの5名。また、星団紀に活躍したネッド・スバースは最後に生み出された8人目の剣聖とされる。旧設定で既に名前が明かされていた人物として、剣聖ララファと剣聖テレキスが確認されていることから、彼らの設定がイキであれば8人全員の名前が揃うことになる。 炎の女皇帝に付いていたのが5名、総帝に付いていたのが3名という部分が後々絡んでくるような気がしなくもない。少なくとも、コミック9巻で描かれたいたとおり、スキーンズは炎の女皇帝から離れていたことが判明している。というか、9巻p183に描かれている3体のマシンメサイアがそのまま3人の剣聖ということになるだろうか。腕の部分に「海子」と描かれているので、当時はネプチューンが剣聖のひとりとして設定されていた可能性がある。 ログナーの先代(アイエッタ姫の受精卵から作られたオリジナル体の最後から2番目)がユニオ時代に活躍していたとのことで、コミック12巻p34のセリフ「炎を助けるのに・・・」というセリフがこの時代のことを指していたことがおおよそ確定した。旧設定においては、AD世紀5000年頃、スタント遊星と共に魔王タンツミンレがジョーカー星団に襲来したことになっていた。当時、ファロスディー・カナーン超帝國は緋紫の皇帝アーハトの時代であり、突如として出現した懐園剣[雌剣]の力を借りることでこれを撃退したらしい。 旧設定の雷丸がシュッツィエンのログナー仕様騎として設定された。 うーん・・・永野センセーって基本的に本編に登場する予定のあるキャラクターをデザインしていると思うんですよねー・・・まあ、登場が先送りされることは多々ありますが。なので、今回でデザインされたスキーンズ、バング、オージェ、ログナーはそのうち出てくると思う。 (2016.05.22) ■ ミノグシア連合のパートで気になる新規設定 (〜p026) うーん・・・とくにない、かな。 バーガ・ハリのヘッドカラーとAP騎士団の支隊カラーが一致していないのが意外。 ヘッドカラーが判明している支隊は、スバース隊の白色、スキーン隊の黄色、ドーチュー隊の黒色。あとは・・・設定画から察するに、ラーン王宮支隊のヘッドカラーはオレンジ・ピンク、ツラック隊のヘッドカラーはグレーである。 一方、支隊カラーについては、スバース隊がスカイブルー、スキーン隊がシャンパンゴールド、ドーチュー隊は黒(=ヘッドカラーと一緒)、ツラック隊はマリーゴールドと、ほとんどの支隊で支隊カラーとGTMのヘッドカラーは異なるようだ。スクリティ隊はこれまでに明かされているGTMスーツの色から、おそらくダークオレンジが支隊カラーになるだろうか。アルルがハスハイエローの制服なのは、コミック12巻で描かれたとおり。シアン夫人が製作したドレスに合わせて、GTMスーツもハスハイエローのものを新調したのだろう。肩の電磁装甲はスクリティ隊とお揃いである。 今回発表されたキャラシートの中ではツバンツヒの私服が一番好みです。いやー、軍服、学校制服、私服、それらの着こなしと・・・こんなに服装のパターンが多い漫画ってあんまり無いですよね。すげぇわホントに。 ラキシスの靴がコンバース・オールスターのバッシュっぽい。このタイプは両足の内側だけに星がつくと思ったけど・・・画像検索したら外側に付くモデルもあるみたい。 (2016.05.22) ■ フィルモア帝国のパートで気になる新規設定 (〜p040) 連載再開直後の設定で、ノイエシルチスのグループは赤、黒、青(紺)、茶、萌葱とされていたのが、茶グループの設定は行方知れず、本編中では氷グループが登場しており、どれがイキでどれがボツなのか混乱してしまう。とりあえずそういう場合は、最新設定だけ気にしていればいいかなと。 ホルダ31Dもp29では駆逐型のユーレイ・オニビ、p60では輸出用とされている。まあ、この辺も気にしない。 アルカナ・ナイトの制服をカラーで見たかった・・・既にコミック13巻で4人とも登場しているので仕方無いか。 ブルーノは青グループ・リーダー兼任で青・白のストライプになるのは判るが・・・以前のキャラシートでは孔雀色とスートの色だったはず。コミック13巻に登場したアルカナ・ナイトの制服は、孔雀色のような濃い色ではないうなので・・・ハートおよびダイヤのスートが赤・白、スペードおよびクラブのスートが黒・白のストライプになるだろうか。 やっぱり気になるのが、エンペラーズ・ハイランダーとなったクリスの扱いである。 コミック13巻の考察でも書いたが、ハイランダーの衣装の王冠と里韻(リン)皇后の王冠はおそらく同一である。こういった衣装の様式と役割が、その国家の歴史の中で大きく変わるとは思えず、果たしてただ単にハイランダーの正装ということで片づけていいのだろうか。 ついでに云うと、映画GTMのカーテンコールに登場したレーダー9世、クリスティン・V、ファティマ・町は双頭竜の紋章を身に付けているのが確認できる。ブラウ・フィルモア王の直系であるジークはともかくとして、クリスと町が果たしてその紋章を身に付ける資格があるのか。 もうひとつ。これまでに明かされている設定で、ジークは後にレーダー9世として即位することが判明している。ブラウ・フィルモア王家を出自とするジークが、なぜ、フィルモア6世ではなく、レーダー9世を名乗ることになるのか。単純に考えれば、ジークがレーダー王家に婿入りするということだろう。んで、レーダー王家にいる年頃の娘さんとなると・・・コミック13巻でレーダーの名を継いだクリスということになる。 やっぱりジークの奥さんになる人物というのは・・・と妄想できますね。 (2016.05.22) ■ クバルカン法国のパートで気になる新規設定 (〜p057) スピード・ミラージュ2騎の変形パターンが複数あるとか、マッハ・シャルトマがルッセンフリードのカスタム騎であるとか、ちょこちょこありますが・・・あんまり気にしなくていいかな、と。 静の解説の部分でヒュートランがフォーカスライトとほとんど同じ機能を持っていることが判明。具体的にどういった機能があるか、という疑問点は残るが・・・並みののファティマでは扱いづらいGTMを制御できるという意味では、デムザンバラを制御するアウクソー(とクーンとアトロポス)、マグナパレスを制御するラキシス、エンドレスを制御するクローソーなどと近い存在、ということになるだろうか。旧設定において、MH制御能力で3A以上の評価を得ていたのは、クローソー、アトロポス、バクスチュアル、魔邪、パルテノとなっていたことを考えると、この辺も地味に設定の辻褄が合ってるような感じである。ちなみにクーンやイエッタは2Aだったはず。 ガット・ブロウの解説でバルブドとかディーザードとか懐かしい名前がチラホラ。アローンとかグライアなんかも出てくるかもです。 小天位、強天位、剣聖(太天位)は一時代にひとり、という設定が変更され、ジャコーとブラウ・フィルモア王の2名が所持者となった。クリスは後に小天位を得るらしい。 剣聖剣技と天位剣技の境目が旧設定と若干違うような気もするが気にしない。GTMがミラーを使っても気にしないでおこう。 (2016.05.22) ■ メヨーヨおよびバッハトマのパートで気になる新規設定 (〜p073) うーん・・・こちらもとくにない、かな。 とりあえず、ツラック隊のエピソードでアマルカルバリが登場。その後でジークとヨーンが合流してバッハトマ軍と交戦。パルスエットの話の後でいよいよマドラと懐園剣のエピソードになると・・・つまり、アルルとマドラが合流して、サタンが攻めてきて、たぶんカレンが乗り込んできて、44分間の奇蹟が起きるエピソードである。問題は、デコースとヨーンの対峙がどこに入るかって感じでしょうか。コミック12巻の冒頭に入っていた未来のシーンがこれでひととおり揃うはず。 (2016.05.22) ■ 騎士団の食卓について (〜p083) 個人的に、このグルメレポートのページと学校案内の各騎士の好物が一番楽しめました。シテの詳細も判ったし。 世の中にはグルメ漫画が数多くあると思うが、国の歴史がこうだから、文化がこうだから、地形がこうだから、気候がこうだから、といった背景も考慮して食事が出てくる漫画は少ないように思う。そういう話が出てくるのは、どちらかというとエッセイ漫画とか紀行番組である。この辺、実にFSSらしい特集記事ですね。 連載再開後のFSSでは食事のシーンでいちいちメニューの名称が出てくるようになった。ひとつひとつ調べてみるといろいろ勉強になるので、今後もぜひ続けて欲しいですね。 (2016.05.22) ■ 学校案内のパートで気になる新設定 (〜p113) 単純な再録のように見えて、学校案内手帳からちょこちょこ設定が変わっている(主に学科とか)。設定が変更されていない学校については、旧設定の内容も考慮して単語辞書にまとめたので参考にされたし。今回のツボは永野センセーの云っているようにエルメラさんですね。 マエッセンのミラージュ入りという、かなり以前から話題になっていた謎にあっさり決着が付いた。本名がエイブ・ロゥということになるらしい。 旧設定のままであれば、エイブ・ロゥはミラージュ騎士団左翼大隊No.17。3159年のアドラー侵攻に参加予定。なんと作品集TWIN TOWERで初出の名前である。まーうまく辻褄合わせをしたというべきか。男爵位は商人や豪族でも得られる爵位だが、とりあえず天照王朝の爵位ということでマエッセンは貴族であるようだ。コミック7巻p64でケルシャーに「貴族ならもっとシャンとせにゃイカンヨ」と云っているので、ケルシャーもどこかの国の貴族であった可能性がある。 気になるのがリトラの解説部分。ミコト亡き後の実質的な典星舎の代表とあるが、コミック6巻でリトラは既に故人。ミコト様は健在である(一応設定上は2133年没)。 コミック6巻のエピソードは2121年。旧設定でリトラは2099年に崩御したことになっていたのだが・・・デザインズ5に掲載されたリトラの没年は2122年である。いずれにしても、リトラはミコト様より早く亡くなっているはずで、この部分だけどうしても矛盾している。単純に間違えたのか、それとも隠されたエピソードがあるのかって感じですかねー。 モラードの若返りについては旧設定でも明かされていた。んが以前の設定にあったミラージュ入りは無くなり、この役割は桜子に引き継がれたらしい。では、モラード候は何のために身体を入れ替えるかって部分が問題。普通に考えれば、ファティマ・タワーの製作に絡んだ事情ということになるだろうか。 ママドア・ユーゾッタが戦うGTMは・・・コーネラ帝国のSBBシリーズになるだろうか。 ユーゾッタの好きな科目が保健体育って・・・。流石、中学生ぐらいでシバリスの3点セットを買うだけはある。微エロな中学生である。 今回、新たな学校としてフィルモアのデュアンス都立高等学校と、ミノグシアのハスハント国立ベイジ高等学校が加わった。前者は普通高校、後者は政経科を専門とする政府要人の教育機関となるらしい。ブラウ・フィルモア王は前レーダー陛下の助言によりで普通高校に入学⇒退学。んで、その後はラーン教導学院に移ったようだ。当時のブラウ・フィルモア王=璃里(リリ)は皇位継承1位の皇女であったはずで、こういった「カーテンの奥の奥」に関する処遇についてもレーダーが絡んでいたというのはなかなか面白い。 ソーニャさんはジョーカー世界においてはフィルモア帝国出身になるようだ。まあ、確かに南国出身というよりは北国出身というイメージである。 ショー・カムの好物とその他の解説から、ブラウ・フィルモア王の旦那さんでジークの父親であろうことが窺える。ダイ・グとジークは共にフィルモア帝国の王家の人間で、ふたりとも父親が早世している。ともにサイレン皇子の眼の痙攣まで引き継いでおり、互いに鏡合わせのような存在である。眼の痙攣は遺伝子疾患を引き継いだものと思われ、この因子はサイレン皇子の兄の血筋から続くブラウ・フィルモア王家の系列全てに引き継がれている可能性があるが・・・ダイ・グとジークの父親の死因がもし同一であるならば、ショー・カムの出自もやはりフィルモア王家ではないか、という疑念が出てくる。まあ、この辺はすぐに明らかになりそうだが。 学校案内手帳の時からツィー・ミーン(当時は名前がまだ伏せられていた)の腰のポーチに入っているアイテムが気になっていたのだが・・・ブラウ・フィルモア王の腰に同じポーチがあるのと、ショー・カムの説明からなんとなく判ったかも知れない。ポーチの中に入っているのはおそらく詩女から贈られるメダルである。女子は胸元に赤い飾りボタンがつくので、ポーチに入れて持ち歩くのではないだろうか。もしこれが当たっているのであれば、ツィー・ミーンもやっぱり裏口入学と云いつつ非常に優秀な生徒だったことになる。うーん・・・何者なんでしょうね。 (2016.05.22) ■ その他の気になる新設定 (〜p118) パルスェットに渡されるダブル・アライメント・スーツとか、やっとこさ登場のハイレオンとかありますが・・・この辺はまあ情報が少なくて何とも云えず。ハイレオン各騎のデザインを楽しみにしていたのが、基本性能(というかデザイン)は一緒になってしまったようだ。残念。 (2016.05.22) |
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■ DESIGNS #6 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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デザインズ6はコミック14巻に登場したキャラクターや15巻収録分に関係してくるキャラクターの解説本になっている。 センセー自身が書いているように、ベラ攻防戦の背景の解説がメインとなっているため、謎らしい謎はあまり無さそう。とりあえず気付いた点をメモしておきます。 ■ ミノグシアのパートで目立つ新規設定 (〜p31) ベラ攻防戦に至るまでの各国家の動きとAP騎士団の解説がメイン。 バーガ・ハリの製造工場や各支隊の仕様に変更がみられる。 以前の設定では、 ハスハント工場:スバース隊、スキーン隊、ドーチュー隊、エンブリヨ隊配備騎生産(装甲色ダークイエロー) ギーレル工場:パローラ隊配備騎生産(装甲色レモンイエロー) イェンシング工場:ツラック隊、スパチュラ隊、ジャーグド隊、ラーン支隊配備騎生産(装甲色ライトグリーン/ラーン支隊のみ白色) ナオス工場:ディスターブ隊、マルコンナ隊配備騎生産(装甲色サンドグレー) となっており、SPK隊およびスクリティ隊は特殊仕様ということもあってこれらの工場では生産されていないことになっていた。 装甲色は各工場で統一。ヘッドカラーは個別である。 今回の設定では ハスハント工場:スバース隊、スキーン隊、ドーチュー隊、マルコンナ隊、エンブリヨ隊、スクリティ隊、ラーン王宮支隊配備騎生産 ギーレル工場:パローラ隊、SPK隊配備騎生産 イェンシング工場:ツラック隊、スパチュラ隊、ジャーグド隊配備騎生産 ナオス工場:ディスターブ隊配備騎生産 となっており、騎体の仕様は各工場で統一。装甲色とヘッドカラーは個別となった。 ただし、コミック14巻に登場したツラック隊、スパチュラ隊、ジャーグド隊はそれぞれ装甲形状が異なっていたため、最終的に全支隊で個別のデザインになるような気がする。 また、各支隊に設定されているカラーが公開されたものの、これまでの設定とアチコチ異なっている。 スバース隊:スカイブルー⇒白(これはGTMのヘッドカラーとして設定されていた色) スキーン隊:シャンパンゴールド⇒黄(同じくヘッドカラーとして設定されていた色) ツラック隊:マリーゴールド⇒オレンジ この辺は設定があまりにもゴチャゴチャしていたので、今回を機に見直されたのかも知れない。ただそうすると、ランドほかデザインズ5に掲載されたキャラシートは色変更が必要となってくる訳だが。 各支隊長の名前も出揃ったが、一部は以前の設定から変更されている模様。 次。 イェンシング共和国の首都がシドラからグーダムに、バトラント共和国の首都がダルタンからエンシー・ファンディに、ナオス国の首都がエダクダからイルミンにそれぞれ変更。 うーん・・・シドラ、ダルタン、エダクダは詩女に由来する都市名という設定があったため、この変更で合っているかよく判らん。 魔導大戦の影響で首都機能を移したという設定であれば理解できるが、北部ミノグシアはほとんど戦争の影響を受けていないはず。 ファティマ・虹姫のシリアルが発表された。「VVS2-B-A-A-B2-A =S= SK 003 Bori」と書いてあることから、 製作者:桜子 シリアル:3番目 人種タイプ(もしくは外見仕様):おそらくボリビア(Bolivia)ではなくて、モスクワのボリショイ劇場(Bolshoi Theatre)か 成長タイプ:S型 クリアランス:VVS2 パワーゲージ:B-A-A-B2-A ということになる。 巻末の方にあるアンドロメーダの解説で、人種タイプに都市名が採用されるパターンがあることは判明したものの、「Bori」から読み取れる国名や都市名が無かった。 一応、インドにボリという名の町があるが、マイナー過ぎるし、虹姫はインド系ではない。ボリショイ劇場はもちろん国名でも都市名でもないし、頭文字も「Bori」ではないが・・・虹姫は肌の色素が薄くてロシア系っぽいのでとりあえずボリショイのような気がする。誰か思いついたら教えてください。 (2019.03.09) ■ 枢軸軍のパートで目立つ新規設定 (〜p61) ロッゾについてはとくに目新しい設定はないが・・・パローラ・ブラスの正体はビリジアン博士とのこと。んがー。 旧設定ではグラウロッゾ在住の女性マイトでラ・ベルダの製作者だったはず。ベルダの製作者はエーロッテン・ニトロゲンに改められたので、パローラ・ブラス製作の人型ファティマは現在のところ不明である。 グロアッシュ系列はライオン・フレームを採用。ふむ。 ウモスもとくに大きな変更はなし。 青銅騎士団は第1軍団から第4軍団まであり。オリバー・メルシュは第2軍団長。レスターはかつて第1軍団長だったらしい。 第1軍団のカラーは赤、第2は黒、第3は白、第4は銀とのこと。第4軍はベラ攻防戦の緒戦でツラック隊が戦っていたことがナルミの口から語られている。 あと、パルスェットは青銅騎士団の時代からレスターのパートナーであった模様。うーん・・・ウモス筆頭騎士団の第1軍団長のパートナーがホントに工場製のファティマでいいのだろうか。 ガマッシャーン共和国の詳細が明かされた。3党首の名前もばっちり公開。 GTMスイセンおよびスコータイの設定と巻末の新旧対応表を比べると微妙に混乱してくる。これについては後でまとめる。 ナオ・リンドーはボードと面識あり。この人物と知り合いということはFSSにおいて主役級ということ。永野センセーも書いているとおり、ナオはエピソードが準備されているようだ。また、令令謝はもともと聖帝ランダの預かりで、ミマス⇒マドラ⇒クープ⇒シャープ博士の手伝いでラミアス開発⇒クープの後見でお披露目⇒ナオ指名という形で流れてきたらしい。 んでもって、その令令謝の真実の姿が「零零(ゼロ・ゼロ)」。シリアルは「BF18-Smk」となっているため、 製作者:バランシェ シリアル:18番目 人種タイプ(もしくは外見仕様):おそらくサマルカンド(Samarkand) 成長タイプ:ほっといて型 クリアランス:対象外 パワーゲージ:3A-3A-2A-2A-2A ということになる。運命の3女神に匹敵するスペックである。 サマルカンドはウズベキスタンにある都市であるが、令令謝はもともと中国系の設定で、そこからヨーロッパに少し近い人種に近づけようとするとシルクロードつながりの地域になるはず。サマルカンドが妥当ではないだろうか。 タイ・フォン型ファティマでマンティックモードのスーツを着用しているということは、その未来において宇宙で生活することが前提になっているということ。 永野センセーの解説によると、「零零(ゼロ・ゼロ)」は同タイプの「先先(マーター・マーター)」とともにいずこかへ消え去ってしまうらしい。ナオが超帝國剣聖の姿で描かれているので、この「消え去る」エピソードはおそらく対サタン戦で本来の力を取り戻した後ということになるはず。 ナオが炎の女皇帝と共に星団を去る際に「零零(ゼロ・ゼロ)」を連れていったのであれば・・・彼女と共に星団を去った「先先(マーター・マーター)」もまた「超帝國剣聖のパートナー」という推測が成り立つ。 となると、「先先(マーター・マーター)」の正体は、ミキータ・オージェ(=レンダウド)のパートナーである「パシテア」、あるいは、アマンダ・プロミネンス(=マドラ)のパートナーである「クラカライン」ということになるだろうか。ヤーン・ダッカスのパートナーである「ニーヴ」、炎の女皇帝のパートナーである「タイ・フォン」も条件は近いが、零零(ゼロ・ゼロ)と同様に作られたファティマであれば、バランシェ・ファティマの誰か、と考えた方がしっくり来るだろう。とは云え、ニーヴもアウクソーのようにバランシェ・ファティマの誰かに再構築されている可能性もある訳で、この辺はなんとも予測できない。零零のマンティック・スーツの裾が微妙にミラージュ・ファティマのギザギザに似ているのも気になる。 あと、超帝國剣聖ナオの英訳表記が「Nao Dio Crumars」となっている。クルマルスという名はコードネームであるため、本名はナオ・ディオということになるだろうか。 うーん・・・旧設定における「ビビアント」という名前も含めて欲しかった。 (2019.03.09) ■ キャラクターズと付録のパートで目立つ新規設定 (〜p95) バーナー・レンダウドはGTMシュッツィエンを現在も所有中とのこと。 炎の女皇帝が超帝國剣聖の意識だけを現在にリストアしている状態であるにも関わらず、AD世紀に作られたシュッツィエンを所有しているということは、星団のどこかに残していった騎体があるということ。旧超帝國の遺跡に封印しているのだろうか。 クラックの正体についてはニュータイプの連載記事で明かされていたのでスルーする。 アンドロメーダの解説より。 アンドロメーダの人種タイプはモロッコに変更。 ニュータイプ連載分で登場しているカプリコーンがポーランド、エベレストはブリテン、イグリドはベルリンとのこと。 ラキシスはベルギーで、クローソーはエストニアとされているが、以前の設定ではアトロポスがエストニア、クローソーはルーマニアである。 うーん・・・アンドロメーダのスーツの色がおそらくアグニムの装甲色と合わせてあるんだろうなーと推測。薄紫と金色である。 アルルと桜子の関係については今回のハリコンの設定公開ですっきりした。 アルルはハリコンとバランカ家の王女シリセの間にできた子で、フンフトの胎を借りて生まれてきたと。なので、実母を知らない(フンフトが生んでくれたことと、桜子が妹であること、ハリコンが父であることは知っている)。 桜子はハリコンとフンフトの間にできた子であるが、父のこともアルルのことも知らないとのこと。・・・おそらく、桜子は生まれてすぐにフンフトから引き離されたのではないだろうか。母親と一緒に住んでいたのであれば、父親のことを聞き出そうとするはずである。 んで、その桜子がスティール・クープの弟子であったことを考えると、詩女を介してフィルモアと何らかのやり取りがあったことも透けて来る。つまり、ただ単に「コーラスの王子がフンフトをかどわかした」と考えているだけの一派と、ある程度の事情を知っていて「フンフトを助けるべき(=桜子を陰ながら援助するべき)」と考えた一派がいたのではないだろうか。 その辺の事情がこじれてコーラスとの軋轢を抱えたメンバーがコーラス・ハグーダ戦に加担したのかも知れない。連載の方で登場しているジェイン・ボルガなどは、いろいろと事情を知っているようではある。 ララファ・ジュノーンのデザイン画がお目見え。超帝國剣聖の中で最も優しい人物とのこと。現在はコーラス24世の中で形成中であるが、ハリコンに付いていた時期も他の超帝國剣聖とは連絡をとっていなかったようだ。コーラスにつき纏う理由は不明とのこと。 永野センセーは「残すところあとはフラーマ・アトールのみ」と書いているが、アマンダ・プロミネンスは顔のみ、キーラ・ネプチューンはまだデザインされていない。それとも、実は既に登場しているというオチだろうか。 ワイプ皇子を指す尊称が「プリンス・オブ・ショルティ」、ブラウ家当主となったリリを指す尊称が「クィーン・オブ・ショルティ」である。 ブラウ王家は最も高貴な血筋をもつが権力分散のために皇位継承最上位に置かれない家系、ボルガ王家はその代わりに皇位継承最上位に置かれながらもその正体を常に隠される家系である。この両者が共に○○・オブ・ショルティと呼ばれている点が面白い。 巻末の付録の大半はニュータイプ連載時の扉絵で発表されていたもの。 ツァラトラのテールコード(騎体番号)と搭乗者については若干の修正が加えられているので再度まとめてみた。 ナンバーが振られていない予備騎が存在する可能性もあるが、今回の一覧表から伺えるツァラトラの総生産数は31騎(うち2騎はJ型サポート用の指揮騎)。 特別騎B4デストニアスのテールコードは掲載されているものの(コミック11巻登場時で既に「XVIIII」が騎体に打ち込まれている)、B3彗王丸とB2雷丸(バビロンズ)については現時点で不明である。 旧設定を引き継いでいるのであれば、ツァラトラの出撃記録は以下の通りになるはず。 2989年 コーラス・ハグーダ戦 3騎 3007年 天照家壮宋祭 騎数不明(15騎?) 3159年 アドラー侵攻戦争 15騎 3199年 ボォス星侵攻作戦 騎数不明 3225年 スタント遊星攻防戦 18騎 3238年 カラミティ星侵攻作戦 騎数不明 3960年 ジュノー侵攻作戦 15騎 7777年 フォーチュン攻防戦 騎数不明 このほか、これまでの劇中登場シーンや副読本の内容から、ツァラトラの出撃状況を添えてまとめてみた。
以下、補足。
コミック10巻で描かれた壮宋祭のシーンで確認できるミラージュ騎士はアイシャとログナーを除いて11名。ただし、彼らの陣形を見る限りおそらく13名が左右対称に並んでいたものと考えられる。当時、右翼大隊に在籍していたメンバーは、アイシャ、ランド、ログナー、ハーマン、リィ、スペクター、ディッパ、レオパルト、ウラッツェン、ステートバルロ、ヌーソード、イマラ、ルン、ブラフォード、キュキィの15名であったことから、人数的にはぴったり一致する。上記表では、彼らの人数分だけツァラトラが並んでいたものと仮定して整理した。 作品集「ツインタワー」に記載されていたアドラー侵攻当時のメンバーは、ログナー、スペクター(未搭乗)、ヨーン、ブラフォード、マキシ、フォレット、斑鳩、バイズビズ、ベルナルド・パッカーズ(⇒レンダウド)、タイトネイブ、パナール、フリーズ、エイブ、スペック、リキッド(⇒キッド)、ヘルバルティン(⇒ヘルバート)である。スペクターが未搭乗につき計15騎となる計算。 作品集「ナイトフラグス」では若干変更されており、ログナー、スペクター、ヨーン、ブラフォード、マキシ、フォレット、斑鳩、スパーク、バイズビズ、ベルナルド・パッカーズ(⇒バーナー)、タイトネイブ、パナール、フリーズ、エイブ、スペック、リキッド(⇒キッド)になっている。このうちマキシがデストニアスに搭乗するため、同じく計15騎となる。ヘルバートが抜けてスパークが追加されている状態である。ログナーと斑鳩の搭乗騎が同じく「VIII」であるため、3159年の搭乗騎が重複していたものの、DE6において「A」がワスチャおよび斑鳩の搭乗騎として再設定された。上記表ではとりあえず「ナイトフラグス」の内容に沿ってまとめたてある。 んが、ベルベットも3159年のアドラー侵攻に参加しているという資料があるため、この辺は実際に描かれないと確定できない。 ダグエラン・ルス、メルカ・ルーモアズ、グラント・ライム、ガルシアあるいはパルトーク・クリサリスら第1期ミラージュ在籍メンバーには担当騎なし。おそらくツァラトラの前に配備されていたGTM(旧設定のホーンド・ミラージュに相当)を使用していたはず。 あと、やっぱりヴィクトリーの名前がないのね。レディ・スペクターやタワーの騎士No.はひとつずつずれる可能性がある。ユーパンドラはおそらくAナンバーの担当。もしくはメガロコートのみに搭乗すると思われる。 J型サポート用の「AAR」はおそらく「assist arranged」の略語。その名のとおりであれば、サポート用の改装を施していることになる。外観は通常仕様と変わらないようだが、戦場全体をモニターするための特殊兵装が追加されているものと考えられる。 エースナンバーについてはこれまでも何度か設定が変更されており、基本的には天照、3159年の時点ではマキシ・カイエンということになっている。 他にも、最終の41番騎はカーレルが使用、エストが搭乗する騎体(Ver.3のデザイン画でおそらくログナーと搭乗)といったような設定も過去にはあったが、これらは一旦無視して整理した。 あと、デザインズで忘れられていたビクトリーはちゃんとミラージュ騎士として残っている模様。 新旧設定比較では、新たにGTMトリマー、カイリーダウン・シャドンラ、カイリーダウン・ハッシー、デモール・レガータ、ブランデン・シリーズと雷丸の詳細、ホーザイロ3種、ホルダー・ブリンガーやφ型が追加された。旧設定としていきなり雲竜壁、睡蓮丸、一角轟などが設定されたため、この辺は全部まとめて単語帳に整理した。 どーにも納得できないのが、スイセン=ルビコン、スコータイ=コルサールという部分。スコータイはアルタイおよびシャムラと兄弟騎(エンジン設計はツバンツヒで、騎体設計はヘッケラー)という話もあるため、スコータイ=ルビコン、スイセンはコルサールに相当すると考えるべき(いや、対応表だとスイセン=ビルドゥーとも読めなくはないなぁ)。あと、グラーマス=ツァイトとなっているが、これもおそらくシャムラと取り違えているっぽい。対応表の下にある解説ではグラーマス=アパッチとなっている。まあ、この辺はあまり拘らなくてもよいか。 p94の解説で、慧茄のストライプ(ペパーミントグリーン/パステルピンク)は「特別」となっているが、これはおそらく皇后にだけ許されるストライプ。ただ、これを明確にしちゃうとクリスティンの帝国第一正装(デザインズ3の表紙の姿)と同じストライプであり、クリスが皇后になることを確定しちゃうことになるため「特別」という言葉で濁しているのではないだろうか。 デザインズ4、5、6で設定変更後のほぼ全ての国家が出揃った形ですね。残っているのはアドラー勢でしょうか。 (2019.03.10) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||