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初版を参考にまとめてあります。
またTales of Joker#1〜5も参考にしています。 この辺から単行本収録時にカットされた部分が多くなる。 |
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■ すえぞうの名前の由来 (p10) |
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すえぞうが何故すえぞうという名前になったのかは劇中でソープが語っているので、ここでは候補にあがっていた名前について簡単に整理する。 全部はわかりませんでした。 アスラマズダー :ゾロアスター教の光の神、アーリマンの対極に位置する。オルモズドとも云う。 ヴォーデイーン :たぶん、オーディンのこと。北欧神話アース神属の最高神。 ナラシンハー :インド神話でヴィシュヌの第5の化身。獅子の頭と人間の体を持つ半獣神。 アスタロッチ :パレスチナの戦女神。バビロニアの神イシュタルや魔界の王アスタロスと混合する。 アウタアルパ :アステカ神話のアトラウアのことか。水と漁師の神。 ケツアルコアトル :アステカ神話における創造神。風と太陽を司る蛇神。 エーリュシオン :ギリシア神話における楽園。死後に行くことができる。 ケンティマヌス :不明です。 ウォルフマナフ :ペルシャ神話に出てくる大天使。動物界の守護神。 ジークフリート :グレンダイザーの操縦者。ウソ。ニーベルゲンの指輪に登場する英雄。悪龍ファフニールを倒した。 バッハムート :FFでは竜の王として描かれるが元々は旧約聖書の悪魔ベヒモスの訛りらしい。 スサノオー :日本神話に登場する嵐の神でイザナギの鼻から生まれる。八岐大蛇を退治した話は有名。 エレクセウス :ギリシア神話に登場するアテナイの王。 バルドール :北欧神話のオーディンの息子、光と知恵の神だがロキの策略で死亡する。 スクリミール :たぶん北欧神話に登場するフレイの召使? オヴェロン :天王星の衛星・・・。元ネタなんだろ? クーフーリン :ケルト神話の英雄、神槍ゲイボルグを駆る。 ジュピテル :ジュピター。ローマ神話における最高神の一人でギリシャ神話ではゼウスにあたる。木星の英語読み。 バーバヤーガ :不明です。 マハーディーヴァ :不明です。 ザイティン :不明です。 マルドゥーク :アッカドの神話に出てくるバビロニアの主神。神々の宮廷の行政官。 サンダーバード :1号から5号まであります。これもウソ。 ザルドゥシュト :不明です。 ティントパエシュレッカ :わからん。響きからアステカの神っぽいですが。 (2001年03月以前) |
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■ ログナーの読んでいる新聞 (p10) |
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2970年、試験中のレッド・ミラージュ(たぶんまだ1次装甲もつけていない)の前でログナーが新聞を読んでいる。内容は「A.K.D.新型MH」のスクープらしい。天照が新型のMHを作成しているとの噂は2989年のコーラス帝国でも広がっていたが、ジョーカーでは人の噂も七十五日というわけにはいかないらしい。新型のMHを作るのにはそれだけの手間暇がかかるということでしょうか? (2001年03月以前) |
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■ 民間のディグの高度 (p13) |
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ソープがシーブル軍のディグを遠目に見て民間のディグではないと云っているが、確かに民間の乗り物があんな中途半端な高度で飛んでいては事故が多発してしまう。いくらジョーカーでも騎士以外の多くの人間の体力は地球人と同じくらいだろうから、墜落や接触事故時の被害を抑えるのであれば、普通のディグであればせいぜい地上1〜2mくらいが限度だと思われる。 んで、5巻のカイエンが乗り回している高級車だが、かなりの高度で飛んでいるシーンがある。これは高級車の仕様なのか、軍用にチューンしているのかよくわからない。高度制限が性能の限界によるものなのか、法的規制によるものなのか、この辺の細かい設定も面白そうである。 私はなんつーかFSSにおける一般ピープルの部分をもっと覗きみたいのである。 (2001年03月以前) |
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■ 放浪のアトロポス (p17) |
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4巻登場時とはかなり違う出で立ちで登場するアトロポス。髪型や髪の色は染めたり切ったりもしかしたら変身したりしたのかも知れないからまあ置いておいて、問題はやっぱり服装。天然素材でなければアレルギーを起こすというファティマの体質は、いくら三女神のアトロポスでも当てはまると思われるので、このようないろんな服はどういった方法で入手しているのだろうか? 騎士がついていないファティマの名前で公社に申請できるとは思えないので、考えられる方法といったら・・・なんだろう?物取りじゃないだろうしねー。バランシェが大金を渡した可能性もあるが。 すえぞうがストッキングにあんぐってやろうとしているが、ここは「ソープが身につけていたのとなんか違うぞー」って考えていたのかも知れない。 見た目が人間の体型に近いことや、マインドコントロールを受けていないことを差し引いたとしても、10巻のバーシャやパルスェットと比較するとかなり優雅な感じがします。(いや、苦労はあるでしょうけどね) (2001年03月以前) |
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■ すえぞうに言葉を教えた一兵士 (p18) |
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アトロポスを「べっぴんのねえちゃん」と云った兵士に次いですえぞうが「ねえちゃん」と復唱している。すえぞうがしゃべれる単語は三つしかないという設定だったが、「そおぷ」と「はらへった」はソープが教え、「ねえちゃん」は名もない一兵士が教えたのである。実際は結構しゃべっているのでどおってことないのだが。 (2001年03月以前) |
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■ 1フェザーのお値段 (p20) |
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Toyspressのヘマ発見で書いてあったが、1フェザーは約500円なので、600万フェザーは30億円。 (2001年03月以前) |
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■ ブラフォードの目 (p22) |
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10km以上先のラクダを見つけたり、昼間に星を見たり、草の上の足跡を見つけたりと、ブラフォードの目は単に「いい」というのではなく、可視光線以外にも電磁波や赤外線も見えているようである。 ダイバーの力があれば透視も可能であろうが、ブラフォードがダイバーの血を継いでいるとは思えないので、案外そういった調整をされたファスロディカナーンの騎士が太古にいたのかも知れない。 目以外にもファティマに関する非常に幅広く正確な知識は、ビュラードが舌を巻くほどの「宰相なみ」を発揮しているし、ミラージュの3代目筆頭騎士というのも納得の超ナイスガイである。いんやー何度でも書きますがブラフォードはかっこいいよ。 (2001年03月以前) |
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■ セロリとクレソン (p26) |
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京がとってきた野生のセロリとクレソン。セロリはともかくクレソンは北海道などでもあちこち自生している。帰化種だが。いちいち買って食べる人の気がしれん。と云いたいところだが、野生に自生しているやつははっきり云ってまずいので、クレソンを食うならデパートに売っているものを買おう。「野生のものは自然の味がする」とは云っても「自然の味」=「おいしい」ではないので注意。 (2001年03月以前) |
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■ クリアランス (p28) |
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ファティマの性能を表すクラスのひとつクリアランスだが、S、VS2、VS1、VVS2、VVS1、F。これはダイアモンドの評価におけるクラリティ(透明度)と同じ。ダイアモンドを購入するとき、店員さんがしっかり説明してくれるので覚えておく必要はないが、ダイアモンドの評価は4つのCで行われる。 カラット、カット、カラー、クラリティである。ファティマの評価にこれを持ってくるあたり永野センセーにはほんとにいろんな引き出しがついているのねーと感心してしまうのである。 宝石やアクセサリー、化粧品、ランジェリーなどのブランドに合わせて、音楽用語を覚えておけばもっといろいろとFSSを楽しめるかも。とか思いますが、流石に私は覚える気になりませんわ。 ところで戦闘能力3Aのファティマが星団史上3人というのは、あくまでもこの時点でのことなので注意。演算などは規定以上の性能は出せなくとも、バーシャのように経験を積むことで戦闘能力は向上するだろうし、ミラージュ騎士になるタワーは戦闘能力で云ったらVAの可能性がある。 で、ハスノフォルテとヒュトランのマスターは早く名乗り出てくれ。 (2001年03月以前) |
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■ リンザのドレスアップ (p29) |
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永野センセーも云っているようにリンザはかなりファティマらしいファティマである。そしていっちゃんファッションセンスがいい。初登場時の毛皮は置いておいてp139の服装もグッド。このページでのドレスアップはスカの趣味であろうが、いい趣味してます。何故か脇役になればなるほどファティマの扱いは「らしく」なっているのがFSS。 (2001年03月以前) |
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■ 転依の法 (p42) |
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グレーターデーモンに襲われた天照の命が「転依の法」を使用するのもやむを得ずかと云っている。ボスやんがディ・バローに乗り移ったのもこの方法である。禁断の法ということはおそらく「AD世紀」に完成されたが、基本的には使用禁止の魔法ということである。こういった禁呪に近い魔法が伝わっているのもダイバーズ・パラ・ギルドの総主たる所以ってことでしょうか。 一般の人間がこの立場に立てば、それこそ世界を手に入れたと云って喜べるものなのでしょうが、ボスやんやディ・バローが必死になって手に入れたいポストなのかどうかいまいち不明。いや、利益はあるでしょうがこの人たちの狙いはさらにその上にあるってことですよね。 転依の法は不老不死を完成させるための1ステップと考えられるので、この辺が目的なんですかね? (2001年03月以前) |
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■ 四大精霊、JOKER (p44) |
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一般的に用いられる単語で表すと、シルフィード、サラマンダー、ウンディーネとノームになるはずなのだが、これってコボルトで正解なんでしょうか?地のコボルトに植物の葉っぱがついているが、植物=木は陰陽道から一歩進んだ陰陽五行では水、地、火、風にならぶ5番目の元素となり、風とならんで地の逆位置になります。 風や火、水と比較して絵的に表現しにくい地であるから、この辺の表現は仕方ないですね。 JOKERについてはとりあえず素直に受け取ってスペクターの正体ってことにしておくしか・・・。2988年にプログラムがあるってことは、ポーターを選ぶことまで天照大神が決めていたってことで、つまりポーターも最初から神界に立ち入る資格のあった存在ということになる。8巻刊行時にカットされた部分の中に、JOKERといっしょに神に変身するシーンがあるので、その辺の伏線が一応はってあったと。そういうことにしておきますか。 1巻最初の方のカットを上から見たコマが挿入されているのがおもしろい。が、ベル・クレールの位置は道路の右側にあるのが正解。 (2001年03月以前) |
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■ 妖精 (p59) |
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ウラニウム・バランスがファティマについて、識者(ゲーテ)はホムンクルス、古の民は妖精と云っていたと話している。ドラゴンもファティマのことを妖精と云うことから、古の民とドラゴンは同時代を生きてきた可能性がある。五つの星の物語の舞台になった古き王国か、魔導王国フォーチュンと思われるが、どうなんでしょう。 ファティマという言葉を聞いて目線を動かすソープ。この辺は7巻の巻頭カラーページに永野センセーが書いている。 (2001年03月以前) |
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■ 命の影 (p60) |
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これは読み直して気付きました。「あの化け物、あれは、母の化身だったやもしれぬ」と云っている命さまの影が、ちゃんとグレーターデーモンの形をしている。これきっと「NT」ならわかりやすいけど、単行本サイズだと気付きにくいよ。(と、言い訳してみたり) (2001年03月以前) |
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■ 宇宙戦仕様のMH (p64) |
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青騎士が降ろされているシーンで宇宙戦仕様と云っている。宇宙戦仕様といってもガンダムのように宇宙に浮かんで撃ち合うわけではなく、おそらくは宇宙船または宇宙ステーションの外壁に引っ付いて剣を交わすという戦い方と思われるので、中身はかなり細かい仕様の違いはあれど、外見、装甲にはほとんど変化はないものと考えられる。 と、なるとレッド・ミラージュのルーナ・ユニットはどのような使われ方をするのだろうか? ルーナ・ユニットが使用される機会はスタント遊星戦と第3部と思われるが、第3部がまともに「NT」に載るとは思えないので、おそらくスタント遊星戦つまり対バーキュレ人戦のときに見られるかどうかというところか。「JO」によると、ルーナ・ユニットやアクティブ・ベイルをフル装備すると、ほとんどレッドが見えないくらいゴテゴテになるらしいので、この辺の描写を含めてレッドが本気で戦っているところが早く見たいです。 (2001年03月以前) |
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■ 重装甲のサイレン (p65) |
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サイレンの重装甲、上に立っているのはブルーノである。放浪のアトロポス編突入の直前にブルーノはカステポーに来ているらしいことは永野センセーが云っていたのだが、結局この後ブルーノが出たのは9巻である。 ここで重装甲で出ているサイレンはアルカナ・サイレンではないと思われるので、なぜ重装甲に戻したサイレンをブルーノが持ってきているのかは不明。それとも話のネタにあがったのでとりあえずこのコマに入れておいただけ? この時点ではまさかこの後イアン・ケーニヒとブルーノが合流するとは思いもしなかった。まさか一足先にパイドル・カウンター・ティシューのテストに来ていたわけではないだろうに。 (2001年03月以前) |
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■ 土地鑑 (p66) |
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土地勘の間違い・・・かと思ったら、土地艦で正解らしい。 このページのリンザがまたもや違う格好で出ている。あーなんかだんだん気に入ってきたぞこの娘。それからディ・バローは命の水が光るびんであることを知っているようだが、この情報はどっから入手したんだろうか? かつて命の水を手に入れた方がいたんでしょうかね? (2001年03月以前) |
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■ ファティマ・ビルト (p68) |
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エストの妹ビルト。エストはモラードの中期の作品と思っていたが、「KF」その他の説明を見る限り処女作ということらしい。 したがってビルトはモラードの銘が入った2作目の作品ということだす。つーことはウリクルは3作目くらい?ここで云っている「妹」というのはクーンにとってのラキシスみたいな「妹」ではなくて、同時製作ということだと思うのだが・・・。 姉ちゃんにはシンクロナイズド・フラッターが組み込まれていて、妹になーんもなし。ってことはないだろうから、たぶんビルトもなんかしらの仕掛けがあると思う。考えすぎ? (2001年03月以前) |
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■ オージェ・アルスキュルのキー (p69) |
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アトロポスがもつアルスキュルのキーだが、p96に出ているシュペルターのキーとデザインが似ている。9巻のエンプレスのキーのようにMHのキーはそれぞれデザインが異なると思われるので、アルスキュルとシュペルターの2騎が兄弟騎であることを暗にほのめかしているように見える。 (2001年03月以前) |
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■ コンピューターの仕事をしているA.T先生 (p71) |
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これは仕事ではなくてアルスキュルのプログラミングのことを云っているはず。MHの機密といってもこの程度のもんです。 (2001年03月以前) |
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■ シリコン・グラフィックス (p74) |
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アトロポスの部屋にあるコンピューターの画面にSilicon Graphicsの文字が見られる。この話が書かれた当時ではシリコン・グラフィックスはスーパー・コンピューターの代名詞的存在でした。今ではどうなんでしょう、この辺。 ファイナルファンタジーのムービーとかもこれを使って描かれていたはずなんですがねー。 (2001年03月以前) |
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■ 素粒子の加速器 (p78) |
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今現在日本にある素粒子加速器ってスーパーカミオカエンデでしたっけ?忘れちゃいましたよ。 星団史以前のものって簡単に云って走り回ってますけど、実際少なくとも8000年以上前の施設が残っていれば遺跡として使われていてもいいはずだと思う。 ま、日本人も今現在の文化を残したからって研究施設を遺跡にするとは思えませんが。 (2001年03月以前) |
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■ ランダム・スレート (p83) |
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「エルガイム」の設定に出てくるオージェのランダム・スレートの設定は、フロッサー・エンジンが内蔵してあって空を飛べるという機能があったが、アルスキュルにおけるこの機構の役目ってのはなんなんでしょう。一応浮いているところを見ると、やっぱり飛ぶための機構ですかね? アトロポスはいつの間に着替えたんだ?緊急時なのに。 (2001年03月以前) |
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■ アパッチvsオージェの超級バトル (p89) |
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MHで残像攻撃をやったのは連載史上、ブラフォードが初めて。これだけでもすごいのに次のページでスパッドで実剣を折るパワーを見せつけるオージェ。流石ナイト・オブ・ゴールド、パワーがすごいです。が、剣を折られたブラフォードは利き腕ではない左手でスパッドを抜いてオージェの頭を傷つけている。 この2ページだけで今までになかったMH同士の超級バトルであることがわかります。 それからブラフォードの攻撃を見てソープが「こんなことできる奴はカイエンやログナー」と云っているので少なくともカイエンとログナーはほぼ同格の強さ、ブラフォードはそれに近い位置にいることが読みとれる。で、ファティマなし(ここではアトロポスは騎士として搭乗している)でそれと張り合うアトロポスはさっすが戦闘能力3Aというところですか。 結果的にはアパッチが勝つこの戦いですが、こんなに派手なチャンバラをかましたのはこの二人が最初で最後。今後はレッドの集団戦闘が入ってくるはずなのでこういうのも見れなくなるかもって感じです。 (2001年03月以前) |
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■ コンコードはスゴ腕の保母 (p99) |
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何故コンコードは子育ての経験があるのか。「KF」の設定を見るとコンコードは初代黒騎士ツーリー・パイドルが黒騎士になる以前にパートナーであったらしいので、その息子リーオ・パイドルを育てていた可能性はある。うーん、でもこの時期に既にリーオ・パイドルの設定が出来ていたとは思えないので、とりあえず全てのファティマはある程度子育て可能と考えておけばいいのだろうか。 (2001年03月以前) |
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■ 恒星間飛行 (p102) |
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2巻のところでも書いたが、恒星間移動といっても亜光速で移動しているのならば、ウラシマ効果が起こる。シャフトが情報を集めているシーンでラキシスの写真といっしょにボォスまで3日で行く計画が貼ってあるが、亜光速で3日も移動したら外の世界では数ヶ月どころか1年くらいは経ってしまうはずである。 やっぱりFSSでは相対性理論は無視されていたってことです。 (2001年03月以前) |
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■ パルテノとヤクト・ミラージュの会話 (p105) |
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パルテノの裸を見て「キレイ」と言葉を発するヤクト・ミラージュ。3巻のクローソーと同じくモーターヘッドが「声」を発しているようにみえるシーンであるが、ここでのパルテノとヤクトの会話はおそらく電気的な会話(頭部コンデンサを通した会話)と思われる。 似たような描写はソープの容姿をテロルに伝えようとしたアレクトーや、アパッチが京を心配しているシーンで見られ、これらは表現方法は異なれど、読者への見せ方としてセリフや「?」といった表示を出しているだけであり、やっていることは同じ。要は「モーター・ヘッドが自由にしゃべっているわけではない=ファティマの鼓膜を通して声を聞いているわけでも、ましてやテレパスで会話しているわけでもない」というシーンである。 さて3巻のクローソーだが、このときクローソーはジュノーンの声をコーラス3世のものと誤解していた。ただ単に「声」の質が似ていたのかも知れないが、クローソーが聞いていた声は鼓膜を通して聞いていたか、いわゆるテレパスのような感じで聞いていたはずである。といってもこれはクローソーはシートに座っていただけであり、ジュノーンとはリンクしていなさそうに見えるという頼りない理由から推測したので確証はない。 いや、ここでいいたいのはファティマとモーター・ヘッドが本当の意味で会話したのは今のところクローソーとジュノーンだけであり、その他の部分とは分けておいた方がいいんではないのーってことである。 あー、うまい具合に証拠となる部分が並べられないので半端な文章になってしまいました。 ・・・・・ 騎士はモーターヘッドを単なる兵器ではなく意思をもったパートナーとして扱っているように見えるが、実際のところこういった「声」を聞き取れるわけではないし、ファティマにしても実際に会話している訳ではないことは、今までの劇中の描写から読みとれる。 クローソーがあれだけびっくりしているんだから、「ジュノーンが話をしていること」自体が極めて異例なシーンだったのでは?っつーことです。 もしかしたらダイバー・パワーをもっているから?三姉妹はダイバーパワーもってるってことでいいのか?謎だらけ。 (2001年03月以前) |
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■ 記憶の制御とマインド・コントロール (p108) |
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京がマインド・コントロール以外にも制御をされていると云っているが、p133でアトロポスはいくら父様でもそこまではしないと云っている。これは一見矛盾しているように感じられるが、アトロポスが云っているのは「ソープに対して戦うことができない」という部分に掛かってくるだけで、京が云おうとしたミラージュの機密(ナイト・オブ・ゴールド)に関する記憶制御のことは云っていない。 バランシェの立場上、ミラージュの機密が育成中のファティマの耳に入ることは多かったと思えるが、ミラージュ以外の国に入る可能性があるのだから成人時に記憶の消去、制御を行うのは当然である。バランシェがミスしたとすれば、それは「制御を施した」部分ではなく「何かのはずみに記憶が読み出されるようなヤワな制御しか行っていなかった」という部分である。いっそのことソープ以外の記憶をキレイに消去しておけば、ナイト・オブ・ゴールドと云うこともなかっただろうに。 つまりバランシェは別にひどいでもなんでもなく、一人のマイトとして当然のことをしただけだと思うのだが・・・。この辺どう受け取ればいいのかよくわからんです。 アトロポスは「自己崩壊しても」と云っているから、マインド・コントロールを受けていないアトロポスからしたら「ソープ様にだけは迷惑はかけない」という思いでも、京にしてみれば記憶の制御と感じて(勘違いして)しまうほどの強烈な(ファテイマが本来持ってはいけない)感情ってことですかね。 (2001年03月以前) |
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■ クーン (p117) |
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クーンが登場するが、これは別に死んで霊体となっているのではなく、なんらかのダイバー・パワーで出現しているだけ。といってもそれがわかるのは10巻になってから。これまでのカイエンのセリフから察すると既に死んでいると思われていたクーンだが、この時点ではグリーン・ドラゴンの元で眠っていたことになるらしい。 それにしてもここでこんなに流暢に話しているのに、10巻再登場時にはまたカタカナしゃべりに戻ってしまった。グリーン・ドラゴンが言語のサポートでもしていたんでしょうかね? すえぞうが数ページ前から騒いでいるのはこのクーンが見えていたからってこと。普段のソープであればいっしょに見ることもできたのだろうが、このときのソープはダイバーの力はもちろん騎士としての力も失っていたので見えていない。では京が見えていたってことはダイバー・パワーがあるからなのだろうか?うーん、姿を見せたい相手にだけ見せていたんですかね? (2001年03月以前) |
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■ デミフレア・ナパーム (p122) |
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MHの装甲さえも炭化させる炎なのに熱くないのか?ブラフォード。前ページの爆発を避けているシーンから察するにかなり近い位置にいると思うのだが。ま、いっか。ブラフォードがp126で再生しようとする装甲について「すごい力」と云っているが、装甲の材質が基本的に決まっているはずのMHにどのように再生力の強弱をつけるのかよーわからんです。ネオキチン=ナノ・マシーンならわからなくもないですが。 ミラージュのマシーンの機密性からすれば、全ての機体にこのような自爆装置が装備されていると考えられる。5巻のクロス・ミラージュはアレクトーが脱出できなかったために自体破壊しなかったが、無事脱出できていればおそらく自爆したはずである。 (2001年03月以前) |
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■ また作ろう (p124) |
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云わずと知れたKOGアトロポスの製作宣言である。オージェ・アルスキュルとKOGアトロポスはシリアルナンバーが異なるが、ソープのセリフから両脚のエンジンは使用していることが読みとれる。ってことはシリアルAkd.1002はAa.4033をチューンしたエンジンってこと?こういうことやってるから読者は混乱するのだ。 (2001年03月以前) |
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■ バランシェ・ファティマの若かりしころ (p134) |
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いろいろ書きたいことはあるが「EG」に全部書いてあるのでやめた。両腕を切られている人はカイエンだが、このとき切ったのはソープダッシュではなくメル・リンス。で、切った技はカルバリィ・ブレードというらしいことが「KF」に書いてある。ってことは少なくともクーンとアウクソー(とバランシェ・ファティマのデータを引き継ぐ姉妹達)はメル・リンスの正体がソープだと知っていることになる。 んで、アウクソーなんだが、彼女はフォーカス・ライトを再構築したファティマであるはず。再構築するにはホントに胚の状態から作成するのであろうか?でなければここでこんなガキの大きさであることは説明できない。ま、これはアウクソーではないよーと云ってしまえばそれで終わっちゃうのだが。 (2001年03月以前) |
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■ アトロポスのベンチマーク? (p136) |
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この診断書のような紙、よく見てみると7巻最大の謎がつまりまくり。まず中央に3Aという数字が並んでいること、右下にS〜Fまでのクリアランスが並んでいることから、この紙はアトロポスのフルゲイジ及びクリアランスの認定書ということになる。んで、S〜Fの部分がばってんで消されているから、これを認定した人は彼女がマインド・コントロールを受けていないことを知っていることになる。 次、認定した人なんだが、紙の下にある署名は「Mission Routh」でなんとアドラーの大統領ミッション・ルースことボード・ビュラードである。認定日は2971年5月5日、アトロポスが成人になる16年前である。あと、2977年になんらかの設計変更があったらしいこともわかる。 つまりまとめると、ファティマのフルゲイジとクリアランスの認定は成人前に行われるものであるということ、アトロポスの認定はボード(の部下となる診断者)が行っており、その際マインド・コントロールを行っていないことを知っていながら認定をしていたということである。 そうすると、ボードはバランシェ最後の三姉妹は最初からマインド・コントロールを受けていないことを知っていた可能性が出てくる。ボードが1巻でバストーニュまで来たのは、ユーバーの不正を暴くためと、マインド・コントロールを受けていないファティマが正統なマスターの元へ行くのを見届けるためだったのだろうか? (2001年03月以前) |
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■ リンザの服 (p139) |
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リンザかわいいー。周りの兵士は「なんかカンチガイしてねーか」って云ってますが、なんのいい趣味してますわ。 ついでに云うとp179の表情も好きっす。 (2001年03月以前) |
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■ ミル乗員各員の襟章ほか (p148) |
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ミル乗員各員の襟章など「CH8」に細かく載っているのだが、これ一個一個解説していくときりがないので、本ホームページの豆単帳を参考にして欲しい。各員とも服の端に「U-6」の文字があるが、ミル(ミル・ギグ)はホエール型戦艦のコード「U-6」であるからこう書いてある。 ちなみにU-1がベル・クレール、U-2がアライメント、U-3はあれ忘れた、U-4がヘル・ドウラー、U-5がディア・ランスである。 (2001年03月以前) |
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■ 騎士はヨロイにマント (p151) |
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アイシャを見た警察の会話からわかるように、一般ピープルはやはり騎士というものなんぞ見ることはないのである。 アイシャがセーラー服を来ているのは、全身の包帯を隠すためと思われるが、何故セーラー服? 次のページにアレクトーがソープを20才くらいと云っているが、ここは既にいろいろと問題となっているので省略。 (2001年03月以前) |
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■ 京を助けるビルト (p161) |
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あまり気にしなくてもいいのかも知れないが、このあとビルトはハスハに入り、イアンはノイエシルチス、京はミラージュ入りである。クローソーとパルスェットのようにFSSのキャラクターはホントに奇妙な縁でもって絡み合って行く。魔導大戦でこの3者が相まみえるときが来るかも知れない。 (2001年03月以前) |
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■ ビューティ・ペール (p166) |
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この人もいきなり登場するので混乱する。ディ・バローの全商品の統括販売と云っているので、リョクレイが云っていたザンダ・シティで最近ヤクを売りさばいている連中というのは、ディ・バローと契約していたこのユーコン財団であることがわかる。 この人はたぶんディ・バローがボスやんになることを知っていたんでしょう。 (2001年03月以前) |
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■ 星団旗 (p172) |
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第1〜第4太陽系からなる輪と中央に光る星で構成される星団旗。中央の光は平和を表す希望の光をイメージしているようだが、読者から見るとフォーチュンを表しているように見えて面白い。「五つの星の物語」はジョーカーに伝わる太古の伝承でもあるわけで、とくにウォーター・ドラゴンの話を見ると、ジョーカーの人たちはまだ出現してはいなくともフォーチュンという星の存在は迷信として知られているのかも知れない。 (2001年03月以前) |
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■ 戦争開始 (p174) |
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宇宙からの砲撃から始まって一気に地上戦が始まるが、この辺MH戦ばっかり期待しているとストーリーから置いて行かれてしまう。 とくに軍隊の階級が全くわからない人は会話にすらついていけない。 簡単に説明しておくと、少尉は軍曹とかより階級は上なんだけど、士官学校出たての人たちだから、実戦ではほとんど役立たないことが多い。軍曹とかは実戦のたたき上げだから、実際に戦争が始まると軍曹、曹長の云うことを聞いておいた方が生き延びる可能性が高いっつーことです。中尉、大尉になってくるとまた経験が関わってくるので多少は使える軍人になると、それだけしっておけば会話の半分はわかる。 (2001年03月以前) |
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■ メーレンカンプ中尉 (p198) |
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メーレンカンプ中尉がパルスェットを見たときのことを思い出しているが、「ゲリラの掃討」と云っている。スカとパルスェットのマスターであるレスターがいっしょに行動したのはカイエンの追跡からだったので、このとき中尉はカイエンを追っているという作戦を知らされていなかったことになる。 剣聖相手に戦車隊を動かすなんて危険きわまりないと思うのだが、スカは騎士であるよりも軍人であるってことです。 (2001年03月以前) |
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■ クーンの祈り (p219) |
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絵から判断するにファティマに終焉をもたらす役目を果たすのはラキシス?という感じに見えるが、終焉の言葉を発するのは8巻で明らかにされているとおりアトロポスになる。この辺の細かい考察は8巻にて。 しかしクーンの頭から伸びている尻尾みたいなのは、もしかしてグリーン・ドラゴンの尻尾? (2001年03月以前) |