† 第6巻 エピソードガイド †
The Five Star Stories VI
 
初版を参考にまとめてあります。
 

 

■ ソープ101才 (p10)


2121年、ソープが101才。リトラーと結婚したのは2087年だから、おそらくリトラーが死んでからほんの数年経ったくらいだと思われる。
アイシャが云っているようにソープの外見は永遠に109才ということになるらしいが、劇中の101才のソープを見る限りではちょっと若すぎる感じである。まだ感情の形態反射も完成していないような状態であるが、この状態でリトラーと結婚し、且つ死後870年近くも付き添ってもらえるほど愛してもらっていたというのはすごい。
今後1コマでいいからリトラーとソープが並んでいる幸せそうなカットを描いて欲しいものである。
(2001年03月以前)

 

■ ボスやんの言葉 (p12)


ボスやんがダイバー・パワーを発揮する際に発する言葉は、んもう手書きのごちゃごちゃ言葉である。ボスやんがファスロディカナーン超帝国の遺産であることは9巻になって初めて明かされるが、ここで使用している言葉は中国語(広東語?)ではなく、ただの呪文らしい。
FSSにおいてこういった呪文のような文字はちょこちょこと出ているので、その文字体系を整理してみたら面白いかも知れない。(たぶんできないけど)
(2001年03月以前)

 

■ 命の慈悲の心 (p15)


天照の命の慈悲により異世界に送られずに済んだボスやんだが、この慈悲の心が後々魔導大戦を引き起こすことになろうとは・・・。そりゃいくら予知能力があったとしても1000年先の未来まで知ることはできないですわ。現在の地球に例えれば7〜8代くらいの子孫の話ですから。
(2001年03月以前)

 

■ ミラージュ・シリーズ バージョン3 (p19)


レッド・ミラージュのバージョン3への変更点については「KF」に書いてあるとおり、半透明装甲やパイドル・カウンターティシューの採用、バイザーの追加、ライド・ギグに伴う内装、システムの変更などである。ではバージョン2はどのような仕様であったのか?
まずバージョン2があったからといってそれが実際に作成まで及んでいるとは限らない。設計図上でそういった名前で書き起こされたとしても、その後の仕様変更があれば、実際に作成されていなくとも名前は残るはずである。おそらくはジュノーで使用したプロトタイプ(バージョン1)の試験結果からのマイナーチェンジだと思われるが、「JO」にプロトタイプは装甲の装飾部分はペイントしてあっただけと書いてあるので、この辺の女神像の彫り込みやらなんやらを加えたバージョン2が存在していたのかも知れない。
KOGについては1巻登場時がバージョン1、3巻登場時がバージョン2とすることもできるが、外見上ではバスター・ランチャーを外していること以外に大きな変更点は見られない。まあこの辺はいくら考えてもムダである。
半透明装甲はレッドのバージョン3(M型含む)だけの仕様だと思われるので、その他のクロス、ルージュ、テロルなどの変更点についても謎のままである。
ダグエラン・ルスが「適当に見つくろって」と云っているのに、結局なんの準備もなしに出かけるソープ、脳天気すぎ。
(2001年03月以前)

 

■ パルテノも片仮名しゃべり (p22)


クーンに引き続きパルテノも片仮名でしゃべる。初期バランシェ・ファティマの仕様なのか、パルテノの特殊な状態(マインド・コントロール破壊)によるものなのか、よくわからない。要するに「ロボットくさーい」しゃべり方なのかと思ったら、ヤクト起動時の会話からザンダ・シティ特有のごちゃごちゃヤンキー語であることが判明。日本人が考えた言葉とはいえ、カタカナッテノハ非常ニ読ミニクイノデアル。
シャフト、パルテノ、ラキシスが浮いているのはヤクト・ミラージュの整備ホールにいるためで、MHを整備する場合はこういった無重力の状態で行う。この辺「JO」とかにはしっかり書いてあるが、コミックしか持っていない人には少々キツイかも知れない。
(2001年03月以前)

 

■ 化け物とあの男 (p24)


すぐに明らかになるが化け物とはミラージュのレフト・ナンバー、あの男とはカイエンのことである。
星団最高の賞金首にあっさりと連絡をつけるあたり、A.K.D.いやダイバーズ・パラ・ギルドの情報網のすごさがうかがえる。こういった面倒なことは大嫌いなカイエンだと思うが、ホントに大金につられて動くなど劇中のセリフに裏表のない非常に珍しいキャラクターであることがわかる。
しっかしこの男は稼いだ大金をなんにつかっているんだろうか?
(2001年03月以前)

 

■ 五つの星の物語 (p25〜)


劇中で「五つの星の物語」として語られる部分にはタイカ編やこのウォーター・ドラゴン、バランシェの死ぬ直前のエピソードなど、全くと言っていいほどつながりがないが、要するにアマテラス、カレン、ドラゴンといった神々の救世の物語なんだろうか?うーむ。
ウォーター・ドラゴンに見られるセリフ回しは5巻のタイカ編でのセリフと重なっているが、これを聞いたソープがまねっこしてシルヴィスに語ったのか、シルヴィスの物語がカレンによって古代のジョーカーに持ち込まれたのか、まったくもってニワトリが先かタマゴが先かのお話である。
お話の中から推察可能なものを上げていくと、まずサタンたちは6本指でドラゴンと同位の存在であること、ヴィーキュルという名前からおそらくバーキュレ人、つまりスタント遊星戦で戦う相手であるということ、したがってスタント遊星戦も「命の水」をめぐる戦いになるだろうということである。
命の水を手に入れない限り全能神にはなれないということは、現時点ではO.P.Q.L.はウォーター・ドラゴンより下位に位置するということである。カレン、天照大神、U.R.I.は全能神、ジョーカーは天照大神の下位に位置する創造神、ビヨンド・クラスファーは全能神を超える大君主である。「EG」によるとサタン=ライフ・ウォッチング・オーバーロードは第4章「スコアー」に登場となっているが、第4章っていつのことだ?
第1部 ザ・ファイブ・スター・ストーリーズ パート1
  第1章 ザ・デスティニー・スリー・ファッティース 第1話〜第4話
  第2章 ザ・マジェスティック・スタンド 第5話〜
  第3章 なぞ
  第4章 スコアー
    …
第2部 ザ・ファイブ・スター・ストーリーズ パート2
第3部 デスティニー・ラキシス
となるから、第7話フル・フラジャイル(たぶんビュラードが死ぬ話)までが第2章で、第8話モナーク・セィクレッド(大侵攻の開始)以降が第3章、スタント遊星戦が第4章ってことですかね?謎です。
あと、ドラゴン・クラインの名前にアドラーが入っていないのも謎。この星は天照がデルタ・ベルンに産まれるから、神々がつけたした星なのかも知れない。「KF」を読めばこのジョーカー星団自体の成り立ちにもいろいろと理由があるらしいことがわかる。ひとつの星として存在するはずだったものが、スタント遊星により分かたれたとか?たぶん永野センセーのことだから一生明らかにしないと思う。
(2001年03月以前)

 

■ 友人を訪ねるソープ (p39)


ソープ本人も云っているが、このセリフは確かに1巻、2巻に出ている。そしてやっぱりこの後バスが壊れて荒野のど真ん中に置かれてしまう。今回のバスの事故は死者もでているためしゃれにならないが、ソープの行く先には常に戦争と「荒野のど真ん中」というシチュエーションが存在する。
(2001年03月以前)

 

■ 6巻における状況説明のページで (p40,41)


ナン大陸の地図で既に第6話でのエストのルート、第7話でのリンスのルートが載っている。つまり第7話まではボォスが舞台ということ。
p41の真ん中のコマではミューズとビュラードがバランシェ邸の前で会っている。4巻でも出ていたがこの二人は以前からの知り合い。ミューズはカステポーに修行に出ていることになっているが、こうやって他の星にもちゃんと出ているのである。
左のコマ、ディ・バローの足下の円は魔法陣ではなくシーブル国のマーク。メイユ・スカのザカーの設定画、左肩にも同じマークがついており、ザカーがディ・バローの部下になることはかなり以前から決定していたことがわかる。もーあちこち芸コマなセンセー。
(2001年03月以前)

 

■ 恐竜みたいな生物 (p42)


カンガルー・マウスのような哺乳類を食べる恐竜。ジョーカーでの生態系は地球のそれとはかなり違う。カンガルー・マウスは地球の砂漠地帯でも見られる。砂漠に特化した生物でどちらかというと生物の中では新しい部類に入る。
ジョーカーでは地球での恐竜の絶滅のようなことは起きていないらしく、ここで出ている恐竜に限らずグラス・クーガーやガマラ・バウなどそれっぽいシルエットを残す生物や、始祖鳥、水竜などかつて古代の地球に生息していた生物があちこちで見られる。恐竜がもし絶滅していなかったら、爬虫類型人類が生まれてきたはずだとの学説もあるようだが、私はいずれにしても現在の形に近い人類が生まれてきたんじゃないかなーと思う。ジョーカーの生物の進化についてはいろいろと神の手も加わっていそうなので、ちゃんと整理されているかどうか不明である。だいたいこの辺は生物好きのセンセーがジョーカーに無理矢理ぶちこんだ可能性もある。
(2001年03月以前)

 

■ エストを心配するソープ (p47)


ロードス公が亡くなったことを知り、エストの行く末を気にかけているソープだが、この後彼女がデコースのパートナーになり、そのデコースが浮遊城まで乗り込んでくるとは思わなかったろうに。
バランシェがシーク・モードの存在を知っていることは10巻に描いてあり、またアトロポスもバーシャの正体を知っていたことを考えると、ソープもエストについてはちゃーんと知っていると思われる。もしかしたらこの時期から既に東の君を出していたのかも。
(2001年03月以前)

 

■ 自分の足を切断するソープ (p49)


本当は騎士なんだからこの程度の金具などは壊せるはず。あくまでも一般ピープルでありスパッドを持っているのはマイスターだからという体面を保つソープだが、ブラフォードでなければ見つけられないスピードで逃げているわけだし、この辺よくわからん描写だす。
足は切るはこのあとブラフォードに撃たれて即死するはで放浪のアトロポス編は散々なスタートである。
一度死んで蘇るのは聖人が必ず通る道なので、神たる天照も試練の時を迎えたということですね。それにしても灰からでも蘇ると豪語しているソープ、こいつのことだからホントに一回試しに灰になったんだろうなーと思うわけである。
(2001年03月以前)

 

■ ブラフォード (p51〜)


かーっこいーーー!インディアンっぽい外見がまたいい。3巻にちょこっとだけ描かれたときは純和風の侍のような出で立ちだったが、ここに来て永野センセーのセンス大爆発である。「皆殺しの忠犬」どころかいきなり「神殺し」の称号までもらえそうな登場となりました。
RPGで神殺しといえばほぼ最強の称号ですよ。
(2001年03月以前)

 

■ フタ (p58)


これってつまりサタンとか悪霊とかをあのフタの下に閉じ込めていたってことでしょうか?ソープのコレクター癖にも限度がないなー。って、たぶんこれは異世界へのゲートか空間をねじ曲げて作った封印空間ですよね。カレンたちもここから出てきたのでゲートの可能性が高いですが。でもそんな物騒なものがなんで浮遊城の中に?
悪魔の封印場所としてはジョーカーの中で最も安全な場所だとは思いますが・・・。やっぱコレクションのひとつなんですよ。きっと。
(2001年03月以前)

 

■ テレポートの使用許可 (p58)


ジョーカーにおけるテレポートはごく一般に行われていること、だからこそその国々によって使用には制限が課せられていることがこの時点でわかる。おそらくダイバー同士ではこういったテレポートの使用を牽制をすることが可能であり、互いに監視するような状態であると思われる。とくに宮殿や城であれば特殊な結界を作ってテレポートによる侵入を防ぐようになっているはずである。
10巻におけるブラック・スリー(ボスやん、デコース、ペール)の侵入はこういった結界を無視して、しかも他星からダイレクトにやってきたはずであり、ボスやんのパワーがいかに桁違いのものであるかを物語っている。
(2001年03月以前)

 

■ 銅像 (p59)


下段のコマの銅像。2955年と書いてあることから、浮遊城完成記念に作成されたものだろう。この辺も芸コマ。
(2001年03月以前)

 

■ ゴッズ騎士団 (p60)


ゴッズはA.K.D.がまだグリース王国であった頃からの騎士団らしいが、命星親王騎士団と云っているので、おそらく天照の命(みこと)の時代に結成された騎士団である。ミラージュはソープが個人で集めた騎士団であるが、ゴッズは命の時代からあるということでかなり由緒正しき騎士団であることがわかる。劇中に登場したのはユーパンドラの時代の話が先だったので不気味な存在であったが、こうやってみるとゴッズの皆さんはなんつーかいい人たちばっかりである。p24でスペクターに「ここプールじゃないんですがー」と云っているのもゴッズ。
登場時にかなり不気味だったミラージュがどんどんおとぼけな騎士団になっていくのに対し、ゴッズは逆行してどんどん不気味になっていく。ユーパンドラはこういった意味でも陛下の足下にも及ばないのである。
(2001年03月以前)

 

■ レッドの使用について (p60)


ハインドがレフト・ナンバーが使用できるレッド・ミラージュが城になくてよかったと云っている。レッド・ミラージュは天照の始動印がないと起動しないことになっているが、この時点つまりバージョン3改装前は始動印がなくても起動できるということが読みとれる。
それにしても「星団外」ってジョーカーの外に出ているってこと?星間テストでミラージュが出ているとは云っているが、ジョーカーの外にまで行ってなんのテストを行っているのやら。
(2001年03月以前)

 

■ カイエンの襟章 (p66)


カイエンの襟章は葉っぱ3枚で少将ということがわかる。アイシャが長官であることを考えるとかなり下であるが、ミラージュにはもともと階級なんぞ関係ないし、少将ともなれば軍隊の中では上級士官である。実際ミラージュとしての責務なんぞないカイエンにしてはなかなかご立派な階級に位置しているっつーことです。
(2001年03月以前)

 

■ あの人 (p70)


カイエンのいう「あの人」とは当然親であることが判明しているクーンのこと。カイエンは自分のことを人間(騎士)とクーンの間に産まれた子と思っているわけです。でもクーンは子宮を貸しただけであることは9巻に書いてあるとおり。この辺の真実は知らないようですね。
ここでのアウクソーとのやりとりはかわいくてよい。髪の毛も生えそろって表情も戻ってます。
(2001年03月以前)

 

■ 全能神 (p76)


ここで登場している全能神はU.R.I.とカレンで、MMTデモンとヴィーナスに搭乗している状態と考えられる。同様にp114ではシルエットが、p120ではメカっぽい外見で登場している。命様が云っているようにおそらくはサタンたちを追い払いに来たのだが、ゴールド・ドラゴン(を通じて発揮されたウォーター・ドラゴンの力)に先を越されてしまった。神々ががんがん出てくる6巻だが、例えば5巻のシケルブ・ユキノジョウを見ているとあまりにも世界観に幅があって、この辺で置いていかれる人は結構いるようである。
p116からラキシスを襲うのはルシファー・センタイマーでシルヴィスを襲ったものと同一かどうか不明、次元の裂け目に乗じてカレンの母親を消してしまおうとの魂胆だったが、あっさりと阻まれた。ウォーター・ドラゴンがもう一組の「我ら」と云っているようにU.R.I.とカレンはジョーカー星団からすれば異界神、あまり干渉してよいものではないが、とりあえずここにおいて親子の対面を果たす。
p121のU.R.I.の回りにいくつかのクラインが見えるが、これはおそらく泰華十曜の10の惑星を現すクラインである。つまりドラゴンと同等の存在を呼び出すアイテムであるわけで、同じ全能神でもウォーター・ドラゴンより部下が多いってことです。
こんだけ世界を動かすことをしでかしたブラフォード、いつかなんらかの代償を払うことになるのではととても心配になります。
(2001年03月以前)

 

■ 次元回廊 (p88)


SEVEN'TH FALLというから7次元の世界にでも送るのかと思ったが、この「7」は冥界の七つの門のことを云っているのかも知れない。技というより神の力の顕現であるが、これすら効かないという麿こと司令ことサリオンはどうやって防ぐのでしょうね?
(2001年03月以前)

 

■ ミラージュのレフト・ナンバー (p94)


主だったメンバーは巻頭カラーで紹介されている。とんがり帽子はミューリュー・キンキー、覆面男は爪で攻撃することからメイザー・ブローズか?その他、ミラージュのマークが付いていないものは魔導団ということになるらしい。豹柄のお姉ちゃんがたぶんホワイト・リンクス、太っちょおばさんは謎、p113のピエールみたいなヒゲオヤジとスパークの後ろの兄さんはミラージュなのか魔導団であるかも不明。
(2001年03月以前)

 

■ カイエンの子供の頃 (p100)


Toyspressのサイトで永野センセーが書いているとおり、このコマでカイエンがいるということでカイエンが恐ろしいほどの長寿であることがわかる。バランシェ、ソープダッシュ、モスの容姿から5巻の2629年からさほど年は経っていないはずであるから、2992年現在で約360才、いい加減老衰で死んでもおかしくない歳である。そしてこの時期にある程度話のわかる子供であることから、やはりクーン完成時に既にカイエンが産まれていたということがわかる。
また「自分の母親と知らずにつるんでいた」と云っているように、カイエンが剣聖としてクーンと活動していたころは、まだ母親という事実を知らなかったわけで、そうするとカイエンが一時期剣聖を退いていたのはこの事実を知ったことが原因と考えることができる。やっぱり「Seek out your next」はカイエン自身がやったのですかね?
はらませたと云われてあせっているが、ここでヤーボが妊娠したことがどういう意味を持つかは、9巻まで引き延ばしとなる。
(2001年03月以前)

 

■ カイエンをマスターと呼ぶバクスチュアル (p112)


バクスチュアルのマスターは本来ソープであるが、彼女は他のファティマと異なり一般的に云うところのマスターを持つことはできない。くわしい理由は「TT」に書いてある。ここでカイエンをマスターと読んだことから騎士であれば誰でもマスターと呼ぶのでは?とかいろいろ推察されていたが、おそらくミラージュの中でもAとNo.1のみをマスターと呼ぶのではいないか?とか勝手に考えてみました。理由はないですが、ミラージュ全員に対してマスターと呼ぶとは思えない。でもビクトリーとレディ・スペクターのパートナーでもあるわけだし。うーむ。
ミラージュ・シリーズの開発に関わった騎士をマスターと呼ぶとか?ま、いいや。
(2001年03月以前)

 

■ お茶まだですかー (p115)


救護班が駆け回っている中で一人脳天気なセリフが聞こえるが、これはp123につながるポーターがお茶くみに来たところである。
スペクターの正体はこの時点では不明であるが、一応天照大神の下位に属する創造神JOKERである。カレンら全能神が飛び回ってるというのにホントに何もしなかったJOKERだが、この人は神であろうがなんだろうが道化師であることを今後も貫くのでしょう。
(2001年03月以前)

 

■ ザンダ・シティ (p125〜)


アーレン・ブラフォードの奥さん、キュキィがザンダ・シティに里帰りしてきた様子が描かれている。ヤンキーだかヒッピーだかようわからん人たちがいろいろしゃべっているが、全部標準語に訳すと放送禁止用語やネット上で不快な思いをする方が出てくるかも知れない単語が羅列してしまうので省く。
このザンダ・シティのエピソードでは、ハイコマンダー緑令が語るシーブル国のディ・バローの動き、アシュラ・テンプルの自爆から生き延びたアナンダ、機密保持の目的からアナンダを始末しに来たクラーケンベール、アイシャとティンの戦い、ちょっとだけエストとパルスェットの動向がバタバタ重なって描かれる。

リョクレイはエルガイムに出ていたリョクレイ・ロンの焼き直しであるが、右半身は女のカッコをしていてまるでアシュラ男爵。アシュラ男爵のヌードはマジンガーZの原作にちゃんと描かれているのでチェックしてみてください。
クラーケンベールがホントはここだけの出番の予定だったこと、まさか連載中で初めて「Seek out your next」をやることになるとは思わなかったことなどについては永野センセーが明らかにしている。つまりここでの本当の目的はエストとパルスェットの動向だったわけです。
10巻や「KF」を見ればわかるとおり、このあとエストはバーシャとなってヨーンと出会い、パルスェットはさらにその後でヨーンと出会い、最終的にパートナーとなる。ここで既に伏線がはってあったと。むー。
このパターンで行くと、ザンダ・シティの章の最初にキュキィとクラーケンベールがすれ違っていることから、魔導大戦でこの二人が剣を交える可能性もありですね。
ファティマは高価な天然素材しか着れないので、この売春宿の維持にはかなりのお金がかかっているはずです。「本当の服に着替えなきゃ」と云ってますが、どさくさに紛れて持っていった方が得ですよね。どうせ次のマスターが見つかるまで大変なんだから。
(2001年03月以前)

 

■ ティンのお怒り (p143)


クバルカンに救われたことを責めるティンですが、その原因を作ったのもティン自身であることはわかっているのだろうか?直接の原因はリィ・エックスだけど、明らかに伝える気もなかったでしょうが。
(2001年03月以前)

 

■ ヴァキから向かっているMH (p146)


重傷を負ったティンがヴァキ・シティからMHを向かわせていることをコーダンテ王女に伝えよと云っている。ここでヴァキから届くのはテロル・ミラージュである。4巻でアイシャがティンに向かって「テロル・ミラージュもほっぽって」みたいなことを云っているので、8巻でアイシャが使用するテロル・ミラージュはティンの使用騎でバージョン3改装前のものであったことがわかる。この辺も細かい伏線がはってあるわけだす。
んで、このテロルは改装されてブラフォードの常騎になると。
(2001年03月以前)

 

■ ルガー・ミラージュ (p148)


ヤクト・ミラージュの発進のシーン、パルテノのセリフの横に見たことのないMHの頭部が見えるが、これがルガー・ミラージュの頭部らしい。ルガー・ミラージュはヨーン・バインツェルが乗り込むはずなのだが、これだっていつのことになるやら。
(2001年03月以前)

 

■ 誰のファティマ (p153)


中段のコマ、スパーク、クラカラインともう一人ファティマがいる。状況から云ってレフトの誰かのファティマか?と思ったら「EG」にヴィッターシャッセと書いてありました。あららつっこもうとしたらちゃんと書いてありましたよ。
その下のコマには「女性なんかあてがわれて喜ぶかよ」と云っていたカイエンが女性に囲まれている。手前はアウクソー。ファティマの希望であるラキシスに「ゼツボウカンジルアルヨ」と云っているバクスチュアルが面白い。
(2001年03月以前)

 

■ 食べられているソープ (p154)


もう何も云うまい。永野センセーのサディストな部分がこういった形ででてくるわけである。センセーヒドイ!
どっかに書こうと思って忘れていたのでここに書く。初期からのファンはご存じのことと思うが、レディオス・ソープのつづりを逆から読むとポセイダルになる。ポセイダルは「エルガイム」に出ていたラスボスでFSSのアマテラスにあたる人物。メル・リンス・ウザーレターマは逆から読んでアマテラスになる。って「EG」にちゃんと書いてありましたね。
(2001年03月以前)

 

■ すえぞうとソープ (p156〜)


すえぞうは連載の登場前からデザインが発表されていたため、LEDドラゴンであることはすぐにわかった。ここから成体の幻との会話が終わるまではあっさりと流されてしまう。とくに難しい伏線や会話もなく、残った謎は「なぜソープの力は消失したか」ということだけ。
うーん、アトロポスの章が終わってもこの理由だけはまだよくわからんです。
(2001年03月以前)

 

■ 象さん貯金箱 (p178)


コンソールの上に象さん貯金箱がある。これ知ってる人は知っているミラージュ貯金箱(ただしマークがないが)である。デザインはエルガイムの頃に既にできあがっていたから、ここに来てやっとデビューしたってこと。もしかしたら6巻より前に出ているかなー。見つけたら教えて下さい。
(2001年03月以前)
 
 
SOUGNE KARLINE'S REPORT TOP