貝原益軒



リストマーク かいばら‐えきけん(かひばら‥)【貝原益軒】 江戸前期の儒者、本草学者、教育者。福岡藩の家臣。名は篤信。初号、損軒。松永尺五(せきご)、山崎闇斎、木下順庵に朱子学を学ぶ。民生日用の学を重んじて、庶民を啓蒙。晩年、古学派的傾向を示した。著「益軒十訓」「黒田家譜」「大和本草」「慎思録」「大疑録」など。(一六三〇〜一七一四)
国語大辞典小学館 から抜粋

貝原益軒養生訓
リストマーク 人の命は、もとより天にうけて生れつきたれども、
養生良くすれば長し、養生せざれば短し。
飲食を少なくし、病をたすくるものを食らはず
色欲をつつしみ、精気をおしみ、怒、愛、憂、思、を過ごさず、心を平らにして気を和らげ、言を少なくして無用のことを省き、
風、寒、暑、湿の外邪を防ぎ、また時々身を動かし、歩行し、
時ならづして眠り臥すことなく、食気をめぐらすべし。
これが養生の要なり。
一時の欲をこらえづして病を生じ、百年の身を誤る。
愚かなるかな、長命を保ちて久しく安楽ならんことを、
願わくば欲をほしいままにすべからず。欲をこらゆるは長命の基なり。


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