第29話
久々に黒いラベルのカップのカレーうどんを食す。

フタを開けお湯を注ぎ、いつものように5分待ち待ちフタをはがすと湯気と共に黒いブタ。お約束である!!
そしていつものように、黒いブタは忙しいはずもないのに用件だけを話してとっとと湯気の中に消えていった・・・。
その用件とは、今週末に夜戦があるという話しだった。私は元々夜戦向けの装備をしているのでこの夜戦に参加しないてはない!
のびかけたカップのカレーうどんを早々にたいらげ、バックの中に黒装束を一式詰め込み、その日に使う銃をチョイスしようとガンロッカー(押し入れ)の中を覗き込むと、突然の睡魔・・・。
 
夕日に照らされて眩しくて目を覚ます。

「あれ、いつの間に寝ていたんだ?」良くあることだが不思議な事である。「確か黒いブタから夜戦があると聞いてガンロッカー(押し入れ)を物色し始めたとたんに眠くなって・・・あの時は夜だったよな。」
今は夕方である。
それにしても寝起きの割に疲れを感じるのは何故だろう・・・。
まるで夜戦を夜中の1時くらいまでやって、翌朝5時に起きて極秘任務に追従しようと思ったが雨のせいで任務は中止になったが現地まで行って軽い訓練をし、そのままあぶらげヒルに舞い戻り、昼までマッチをしたような疲れだった。
テレビをつけると『ち○ま○子ちゃん』がやっているではないか・・・。と言う事は今日は日曜日!
夜戦はとっくに終わっている!「オーマイガー!!」まあ、過ぎてしまった事は仕方がない。気を取り直して、最近おもしろい事が起きたのだ。
ある日見た夢で私は、P90を持っていたのであった。手に握った感触といい、物凄くリアルだった。最初は夢だと思っていたのだが、ある日ガンロッカー(押し入れ)の中を整理していたら本当にP90が出て来たのである。
目下、イワンからいただいたステアーと共にカスタム中である。
そのうちゲームにも使用することになるであろう。そろそろNミも間近に迫ってきたのでP90もステアーも早く仕上げないといけない。
「今年は寝過ごさずにちゃんとNミに参加しないといかんな!」去年は1日寝過ごして翌日にAPS2の試射をあぶらげヒルまでしに行ったものの、HOPが切れていて、しかも調整用の6角レンチも忘れてしまっていたために、結局試射も満足に出来ない状態でなんとも言い表せないくらいの虚しさを感じたのだった。
(※SEALS21話参照)「オーマイガー」思い出したらまた切なくなってきた。  
                              つづく