第28話 |
M16の130連マガジンを共同購入しないかというガイア氏の呼びかけがあった。
つづく何でも10本買うと安くなるらしいのだ。 陽炎の弾数制限が400発だから130連を3本買うと390発で丁度良い弾数になる。 私は3本購入する事にし、来る8月10日のサバゲーの日を待った。 しかし、週末に台風直撃のニュース!サバゲーの開催が危ぶまれた・・・。 しかし、土曜のうちに台風は通り過ぎ、日曜の朝には雨も上がり、何とかサバゲーが出来そうな天候になった。 いつもよりも早くあぶらげヒルに到着する。 時間が早いのか天気のせいなのか、駐車場には私を含めて4人しかいない。 それでも、着替えてるうちに20人くらい人が集まり一安心。今日は早く準備が出来たのでブリーフィング前に試射ができそうだ。130連マガジンに弾を込め、銃の引鉄を引いた。 「ん?なんだこりゃ!?」給弾されない!!作動快調との人の話を鵜呑みにして、自分では給弾等の確認をしていなかったのだ・・・。 「オーマイガー!」 それでも何回か試射をしているうちに少し給弾が良くなってきたので取りあえずゲームに使用することにした。 1ゲーム目、奥からのスタート。さっそく、前回のフィールド整備の時に拡張した上フィールドの更に上の稜線まで登ってみた。 今まで上フィールドの塹壕はかなりの重要拠点だったのだが、この位置まで登る事ができるようになると、敵に塹壕を取られても容易に取り返すことができるようになる。 逆に味方が塹壕を取った場合、ここに塹壕を守るための人員が必要となり、上フィールドに新しい戦闘パターンが生まれる。 今回は参加者が若干少なめであったために上フィールドでの攻防はほとんど見られなかったが、参加者が多ければこの稜線が重要な戦略ポイントになるのではないかと私は思った。しかしこの稜線には大きな木が生えていないために、稜線で敵と対峙した時に隠れる場所が少ないのだ。 ブッシュは幾分濃いめなのでアンブッシュしていれば気が付かれにくいだろうが、1度居場所がばれてしまうと後退もままならなく、その場でじっと敵とにらめっこになってしまう。 実際この1ゲーム目は旭日軍曹と向かい合ったままにらめっこ状態になってしまった。 しかし、この稜線で何が一番辛いかと言えば、蚊の軍団に襲われる事だ。上フィールドの稜線に登る場合はまず虫除けを万全にすることが先決である。 いつものように4ゲーム終了後休憩になる。まだ足が完治していないので思うように動き回れないのが歯痒い。 130連マガジンは試射の時点より給弾はスムーズになってきたがイマイチ信用できない。 「なんだか今日はリハビリゲームみたいだな。」5ゲーム目、また奥から上の稜線まで登ってみた。今度は誰とも会わないまま手前側の降り口まで来ることが出来た。 そこから中央フィールドへ降りようかどうかと思案しながら下を覗いていると、ブッシュの奥で敵が銃を構える姿が見えた。いったん身を隠して撃ち返したが反応無し。そこから数メートル横に回り込み様子を見た。完全に敵は身動きが取れないようでその場にじっとして動かず、そのために位置が確認できない。 「少しでも動いてくれればわかりそうなのだが・・・。」しばらく待っていると、ごそごそと動いているのが見え、すかさずその位置に向けて引鉄を引き敵をヒットした。 中腹にはもう敵はいなさそうだった。「でも下にはまだ1〜2人はいるだろう・・・。」そう思うとなかなか中央フィールドまで降りてゆく気になれない。それでも、残り時間も押し迫ってきたので、意を決して坂を下り始めた。そうしてフラッグまで残り15m位のところまで降りてきたところで味方のフラッグが落ちた。 今日はあと1歩でというところで味方フラッグが落ちる事が2〜3度あった。ゲーム終了後、インディへ給弾不良の原因を突き止めに行った。 私は銃との相性が合わなかったのだと思っていたのだが、実際色々試してみた結果、銃のチャンバー部分に何か原因があったらしく、マガジンには何の問題も無かった。組みなおしたら直ったが、やはり今日も、「オーマイガー!!」なオチが付いた。 |