エクセルバイオ弾の0,25gが発売された。
これでようやくAPS−2をチューンできる。
どノーマルの中古を購入し、バレル周りだけはチューンしたものの、
パワーアップに関しては、近々0,25弾が発売されるとのことだったので、それを待ってのチューンとなったのだ。
シリンダー周りをそっくり替えて、パワーを丁度良いところまで持ってきた。
初速もバッチリ安定して非常に良い感じだ。
ご機嫌で家に帰る。小腹がすいたので久々にカップのカレーうどんを食べる事にした。
フタを開けてお湯を注ぎ5分待ち、フタを開くと、これまた久々の黒い豚、ブラックピッグ(以後ブラピ!?)だ。
「やぁ、久しぶりじゃのう!」本当にいつ以来だったか忘れるほど久しぶりだ。
「ところで、今週末のNミはどうするつもりじゃ?」そう言えば10月はNミ開催の月、これまたすっかり忘れていた。
「そりゃあ参加するしかないだろ!」
そう私が言うとブラピは、「おまえさん、パワーチェックを済ませてないだろ!それじゃあNミには参加できんぞ!」
そうだった、会員は事前に計測を終えておかなければならなかったのだ。
「まだ数日残っているから大丈夫だよ!」
そう言い返すとブラピは首を横に振り、
「おまえさんは次ぎいつ目覚めるかわからんからなぁ・・・まあよい、がんばってNミに参加するのじゃぞ!」
そう言ってブラピは湯気の中に消えていった。
「相変わらずわけのわからん事をいう。」だいいち頑張るのは参加することじゃなくて参加してからだろう!?
ま、あまり難しい事を考えるのは得意じゃないし、うどんがノビてしまうから、さっさとうどんを食べてしまうことにした。
結局計測に行かぬまま前日の夜を迎えてしまった。
「計測に行きそびれてしまったな。こうなったらまたイワンの鉄砲を拝借するか!」準備を整えていつもより早く床についた。
目を覚ます。何気なく時計を見ると、既に9時を回っていた。
「しまった、寝過ごした!!」私は焦って、あぶらげヒルへ向かった!
けれど、あぶらげヒルに到着したものの誰もいない!?「おっかしいなァ〜!?」
そこに、偶然?通りかかった、あの犬を散歩させたおばさんに、Nミのことを聞いてみた。
「そう言えば昨日はなんだか賑やかだったけど。」昨日だって!?
すると今日は14日でNミは昨日だったのか!
「オーマイガー!!」もうこれ以上質問する気にもならず、軽くおじぎだけして、駐車場へ降りた。
「こうなったら今日は、APS−2の試し撃ちでもするか。」
私はAPS−2に0,25gのバイオ弾を込めて、フィールドへの坂を駆け上がった!フィールドの中で飛び具合を確かめた。
考えてみれば、マッチ仕様でホップが切れているので飛距離を確認してみようがなかった・・・。
「どっちみち意味なかったか・・・。」グッと虚しさが込上げてきた。
最後に一言、「オーマイガー!!」いつもにも増して大声で叫び、あぶらげヒルを去った・・・。
つづく
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