赤い国からの訪問者
第7話
 
5月13日、サバイバルゲーム開幕戦!この日の参加人数、なんと25人!素晴らしい参加人数である。

意気揚々とあぶらげヒルに到着し、駐車場を見渡す。

しかし奴の姿は無かった。奴とは?そう、なんちゃってSEALSだ!

俺との決戦の約束をしておきながら、今日この場に奴はいない。

「奴め、恐れをなして逃げやがったか!」


しかし、奴のことばかり気にしてはいられない。奴以上の強者がたくさん参加しているのだから。

それに、俺を狙っている男がもう一人いるらしいのだ。

(その男の正体はなんちゃってSEALS6話を見てもらえばわかります。)

「おっといけねぇ、ブリーフィングが始まるぞ。」急いで準備を終わらせ、テントへと向かった。

 ゲーム開始!1回目、レッドTEAMはスタート出遅れてしまう。

俺はフラッグ横の崖を上りきれずに、アンブッシュしていた。

すると足音が近づく、覗き込むと崖を上りきった所に黒装束の男が立っている。

「いただきだ!」すかさずAKをかまえたが、

俺のいる場所から黒装束の男までの間は多少オーバーハングしていて

その突き出た所に草が生えているためどうも撃ち難い。

しかしこのまま放っておける状態ではない、俺は黒装束の男に向け引鉄を引いた!

やはり手前のブッシュに弾が弾かれ当たらない。黒装束の男もすぐに撃ち返してきた。

俺はいったん1Mほど下へ下がり、銃弾をやり過ごすことにした。

それを見て黒装束の男も撃つのをやめた。

しばらくすると、またごそごそと足音がなり始める。

覗き込むとそこにはデザートカモの男が立っている。

「敵は2人か!」その時2時の方向から足音、「ヤバイ、回り込まれる!」焦った俺はデザートカモの男に撃ち込んだ!

しかし反撃にあい1回目終了・・・。

2回目は迂回しすぎて、1発も撃たず。

3回目はたこつぼから1人ヒットしたが撃ち返してきた弾が顔の横を抜けていってヒヤッとした。

そして4回目にしてようやく本領発揮!

あれよあれよと5人ほどやっつけて中央フィールドのへりに辿り着く。

反対側の崖の裾に敵が1人、容赦なく撃ち込んだが、シュトトトトットットット・・・!

「オーノー!」バッテリーが切れた。

意を決しフラッグへ特攻!

その場には敵がいなかったようで、容易くフラッグアタックに成功!

出来たらここでお話しを終わりにしたいのだがそうもいかない。

休憩が終わり5回目開始、中央フィールドでバリ越しに撃ち合ったがアウト!

6回目は1人ヒットしたが、フラッグを取られてしまった。

7,8のハンドガン戦は悲惨だった。

ホップの切れているグロック17とガス欠寸前のM92エリートの2挺を持って、無謀にも戦いに挑んだ。

結果は言うまでも無く、グロックは撃っても敵に届かず、

エリートは試し撃ちの段階でガス欠・・・。

挙句の果てに名指しでフリーズかけられるはでひどいものだった・・・。

 しかし、天気もよく人も大勢集まったので、楽しい開幕戦となった。

つづく・・・