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ワルターの録音(1955年)


○1955年4月26日〜28日

モーツアルト:交響曲第36番「リンツ」

コロンビア交響楽団
(ニューヨーク、30番通りスタジオ、米CBS・スタジオ録音)

大編成オケで・響きが厚めで・力強いモーツアルトです。テンポは速めで・颯爽として勢いがあって、旋律の歌い方は甘みを殺して・直線的でさっぱりしています。しかし、若干アクセントが強めで、もう少しゆったりと典雅が趣きがあっても良い感じもします。あまり遊び心を感じさせないのです。両端楽章はやや力まかせの感じもします。第2楽章は早めのテンポのなかにもスッキリと簡潔な美しさがあって・悪くない出来です。第3楽章はリズム感が良いですが、アクセントが強過ぎの感あり。第4楽章はテンポが速くて勢いあり過ぎですが、旋律はよく歌われています。


○1955年10月5・6・8日

シューベルト:交響曲第5番

コロンビア交響楽団
(ハリウッド、米CBS・スタジオ録音)

特に第1楽章が魅力的です。テンポは早めですが、旋律が滑らかに心地良く歌われて・硬さはまったく感じられません。それでいて表情は引き締まっていて、健康的な表現であると思います。他楽章も押し付けがましいところのない自然な表現であると思います。


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