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バーンスタインの録音 (1990年)


○1990年2月、3月ライヴ

ブルックナー:交響曲第9番

ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団
(ウイーン、ウイーン楽友協会大ホール、独グラモフォン・ライヴ録音)

バーンスタインとブルックナーは縁が遠いと思いますが、ウイーン・フィルを振っているせいか、思いの外オーソドックスな演奏であると感じられました。ウイーン・ふぃるの自発性に身をゆだねた印象で、強引なところはまったくありません。第1楽章はテンポを微妙に緩急つけながらも表情は自然で、ウイーン・フィルのしなやかな高弦が美しく、しっとりした情感が味わえます。第2楽章はテンポがちょっと遅めで、重い感じがあります。全体から見たバランスからすると、もう少し軽めの感覚が欲しい気がします。第3楽章もテンポは遅めですが、こちらは変化する曲の色合いを味わうような足取りで、これはそれなりの出来であると思います。


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