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映画  その1

スタートレック4〜故郷への長い道〜

主演:ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、ディフォレスト・ケリー
監督:レナード・ニモイ   配給:パラマウント

 数多いスタートレックの映画の中で、旧TVシリーズ(TOS)のメンバーが出演していた6作のうちの 第4作目。
これはスタートレック2及び3の続きとなる話であるが、そういう細かい背景抜きで単独で楽しめる作品である。
旧TVシリーズをご覧になったことがある方達はご存知と思うが、このスタトレ4はおなじみの「タイムスリップ」ものである。

スタートレックといえば「エンタープライズ号」は欠かせないものであるが、この作品には登場しない。
先程述べたように2・3の続きとなるのだが、この時点でこの作品の3人の主人公カーク提督、
ヴァルカン人スポック、Dr.マッコイらは、クリンゴン人(映画スタトレ6にてやっと友好条約にたどる)との戦いで
エンタープライズ号を失っており、その中でクリンゴンの戦艦バード・オブ・プレイを奪い去り、
やっと惑星連邦本部のある地球にたどり着くのである。

しかし、そのとき地球では大問題が起きていた!ある知的生命体が地球に生息しているであろう「ある種」に対して
コンタクトをとってきたのであるが返答がないことに、なんと地球を滅ぼそうとするのである。
その種とはクジラ。23世紀ではなんと絶滅しているのである。

そこで、カークやスポックらが話し合った結果、過去の地球には生息していたのだから
その時代に行ってつれてくればよい、となる。

結構をいをい・・・って感じだが、映画を見ている最中は全く微塵もそれを感じさせないところがさすが。
で、太陽の引力とかを応用してワープ10(航行速度の単位)以上を得られれば
タイムスリップも可能ということでいざ行動。 その後の展開は実際に観て楽しんで欲しい。

後、付け加えるならなるべく字幕スーパーで。 ロシア人の機関士パベル・チェコフのロシア語訛りの英語が
ストーリー上物議をかもし出すのであるが、聞いていて、「こりゃ、怪しまれて当たり前やね!」となる。
ちなみに、この作品が上映されたときはまだ米ソ冷戦状態だったことを書き加えておく。
23世紀に生きてきた彼らが過去の地球にて戸惑う姿も楽しい。
旧スタトレの日系人ヒカル・スールー(TV版ではMr.カトウ)ことジョージ・タケイ氏が実際に
ヘリコプターを 操縦する姿も見られてファンとしては「保存版」ともすべき作品である。

スタートレックのシリーズ全般に言えることなのだが、今ばやりのSFXばかりを駆使して「見せる」映画と違い、
ストーリーで「魅せて」くれるのである。 是非とも、スタトレ全話(TOSもTNGもDS9もヴォイジャーも)TVで
ゴールデンタイムに放映されないかな、と密かな願いをもっている。

ヴァルカン人スポック役のレナード・ニモイ氏であるが、彼はあまりに「スポック」のイメージが
いつまでも付きまとっていたために「私はスポックではない」という本を出版されたのは有名な話である。
現在はどういう活動をされているかわからないが、映画監督の腕は確かで、スタトレシリーズをはじめ
ウィリアム・シャトナー氏主演の警察もの「パトカー・アダム30」の数話監督をしたり出演されたりしている。
あと、トム・セレック主演の映画「スリーメン&ベイビー」の監督もしており、こちらもGOODである。
ウィリアム・シャトナー氏はその後TNGメンバーに移ってからの映画「ジェネレーションズ」に出演されている。
そこで乗馬するシーンがあるのだが、その馬はなんとご自分の馬ということである。
その映画のあと、その話の続きを本にされており早川書房より出版されている。

Dr.マッコイ役のディフォレスト・ケリー氏であるが、残念ながら1999年に永眠されている・・。