2007.4.15 The 67th Satuski Sho (Japanese 2000guineas)
第67回 皐月賞(G1) 中山芝2000M中山競馬場
芝・右内回り

2000M
3歳オープン
牡牝(指定)
重量:定量
頭数:18頭
晴れ天候:晴
芝:良
 「最も速い馬が勝つ」と言われている牡馬クラシック第一弾。スピードの速さだけでなく仕上がりの早さも求められる競走であり、中距離を乗り切るだけのスタミナ、賞金を重ねて出走まで漕ぎ着けるタフネスさも要求される。2歳・3歳限定G1の中で、最もトータルバランスが必要なレースなのかも知れない。
 今年は皐月賞に縁のある血統の馬たちが多く出走して代理戦争の様相を呈している。まずはジャングルポケット産駒のフサイチホウオー。父と同じ共同通信杯からのローテーションで、父が3着だった皐月賞の優勝を狙う。次にアドマイヤオーラ。父は皐月賞でジャングルポケットを下したアグネスタキオン。こちらも父と同じく弥生賞を勝ったその脚で皐月賞の連勝を目論む。そしてディープインパクトの弟ニュービギニング。兄とは違う一面をこの大舞台で見せつけられるか。他にも皐月賞馬ジェニュインの近親アサクサキングス、皐月賞2着馬キングヘイローの息子ローレルゲレイロなど、血統欄を見るだけで今までの思い出がわんさか。時が経つ楽しみを感じられる皐月賞になりそうだ。
中山芝2000Mレコード1:58.5(クリスザブレイヴ)
皐月賞レコード1:58.5(02年ノーリーズン)

推定タイム 良稍2:01.0 重不2:03.0
 

競走成績
予想 着順 枠番 馬番 馬 名 所属 性齢 騎手&斤量 タイム 着差 人気
  1 8 17 ヴィクトリー [西] 牡3 57 田中勝春 1:59.9   7
  2 5 9 サンツェッペリン [東] 牡3 57 松岡正海 1:59.9 ハナ 15
注意 3 1 1 フサイチホウオー [西] 牡3 57 安藤勝己 1:59.9 ハナ 2
三番手 4 7 15 アドマイヤオーラ [西] 牡3 57 武豊 2:00.1 1 1/2馬身 1
  5 5 10 メイショウレガーロ [東] 牡3 57 福永祐一 2:00.2 1/2馬身 11
連下 6 1 2 ローレルゲレイロ [西] 牡3 57 藤田伸二 2:00.2 クビ 9
対抗 7 6 12 アサクサキングス [西] 牡3 57 武幸四郎 2:00.4 1馬身 6
  8 3 6 ドリームジャーニー [西] 牡3 57 蛯名正義 2:00.5 クビ 3
  9 8 18 ココナッツパンチ [東] 牡3 57 吉田豊 2:00.5 クビ 4
  10 2 3 マイネルシーガル [東] 牡3 57 後藤浩輝 2:00.6 1/2馬身 12
本命 11 4 8 ナムラマース [西] 牡3 57 藤岡佑介 2:00.8 1 1/4馬身 5
連下 12 8 16 フライングアップル [東] 牡3 57 横山典弘 2:01.0 1 1/2馬身 8
  13 4 7 サンライズマックス [西] 牡3 57 池添謙一 2:01.1 1/2馬身 13
  14 2 4 ブラックシャンツェ [西] 牡3 57 上村洋行 2:01.2 1/2馬身 18
  15 6 11 ニュービギニング [西] 牡3 57 四位洋文 2:01.3 1/2馬身 10
  16 3 5 フェラーリピサ [西] 牡3 57 柴田善臣 2:01.3 ハナ 14
  17 7 13 モチ [西] 牡3 57 川田将雅 2:01.8 3馬身 17
  18 7 14 エーシンピーシー [東] 牡3 57 柴田善臣 2:02.1 2馬身 16

レース分析
内容 レースレベル7.0 前半1000M58.1 ペースM
決め手 17逃鮮やか 9先行直伸 1後方漸進
ハロンタイム 12.2 - 11.2 - 12.1 - 11.6 - 12.3 - 12.3 - 12.3 - 11.6 - 12.0 - 12.3
上り 4F 48.2 - 3F 35.9
1コーナー
2コーナー
3コーナー
4コーナー
(*9,17)10,12(5,14)(3,16)4(2,7,18)(1,8)13,15,6,11
17-9-10,12(5,14)3,16(2,4)18(1,7)8(15,13)6,11
17,9-(10,12)-14,5,3(2,16)4(1,18)(15,7,8)(13,6)11
(*17,9)-(10,12)-(5,14)(2,3)(1,16)18(15,4)(7,8)6(11,13)
出来事 6出遅れ1馬身不利 1四角外側斜行 16,18四角1馬身不利
1,9,15,17皐月賞の優先出走権獲得

払戻金&給付金
単勝 17 1,730円 7番人気 ワイド 9-17 20,070円 100番人気
複勝 17 590円 9番人気 1-17 1,190円 12番人気
9 2,110円 14番人気 1-9 8,230円 63番人気
1 190円 2番人気 馬単 17-9 178,340円 180番人気
枠連 5-8 6,360円 21番人気 3連複 1-9-17 205,370円 268番人気
馬連 9-17 94,630円 101番人気 3連単 17-9-1 1,623,250円 1685番人気

予想士結果表
  1着 2着 3着 本命 追記
マヤノきりあ7世     三番手 11着 衝撃派喰らった
ふぢ名人       8着 旅路は終わらぬ
右京左大臣 注意   注意 8着 意外な組合わせ
ダーク大将軍     連下 4着 前が残るとは…
貴族の片割れ     本命 3着 ホウオー届かず
惑星・武豊??     対抗 4着 勝春にヤラレタ
タミーオ★スリー號       4着 オーラに光なし
判官・びかむUP     三番手 4着 自信あったのに
エッジ諜報員 対抗   本命 3着 飛行船が抜けた
ミリオン城下町 連下     11着 一攫千金逃した
競馬の王様。     注意 11着 マースはどこへ

王様のコメント
ヴィクトリーが優勝
 目指していたのは「優勝」の二文字。それを見事に成し遂げたのはヴィクトリーでした。馬の行く気に任せて2コーナーあたりからハナに立つと、後は折り合ってスムーズな競馬。淀みなく厳しい流れでしたが最後まで実に渋太く、ゴール前では差されたサンツェッペリンを差し返しました。勝因は何と言っても気難しい馬を気分良く走らせた田中勝春騎手の手綱捌きにあると思います。JRAのG1は15年ぶり。勝利ジョッキーインタビューでの涙混じりの笑顔が印象的でした。
  サンツェッペリンはハナ差で2着に敗れたものの、15番人気を考えると大健闘といった内容です。そもそも前走は熱発明けの急仕上げに加え、不向きな展開で敗れていたのですから、評価の方が低すぎたのかも知れません。今回は積極的にハナを主張。途中からヴィクトリーに先頭を譲りますが、2番手で折り合ってスムーズな競馬をしました。展開が向いたとは言え、得意のロングスパートでホウオーやオーラを抜かせなかったのは地力の証明です。
  フサイチホウオーはスタートが遅く後方からの競馬。3コーナー過ぎで伸び始めますが、4コーナーで外に膨らんでしまうロス。そして前の2頭が止まらない展開も向きませんでした。それでもゴール前での伸びは目を見張るほどの鋭さで、やはりダービーはこの馬と思わせる強い内容。広い府中に替わっての巻き返しに期待しましょう。アドマイヤオーラもスタートが悪く、後方からの競馬。ホウオーを徹底的にマークする役割となり、仕掛けもホウオーの動きを見てからとなりました。しかし最後まで差を詰めることができずに4着。オーラ自身も鋭い脚を使って伸びましたが、後手後手の競馬で上位を捕らえきることができなかったようです。3番手からの積極的な競馬ができたメイショウレガーロが5着。ゴール前でも渋太い脚を使って掲示板を確保しました。インでジリジリと伸びたローレルゲレイロ。中団からの競馬で鋭さがないため6着に敗れましたが、2000Mにも十分対応できました。好位からの競馬をしたアサクサキングスは直線で失速。ナムラマースは4コーナーで手応えが怪しく直線伸びず。ドリームジャーニーは出遅れと大外を回るロス。ココナッツパンチも大外を回るロスがあって敗退。フライングアップルも外を回るロスがありましたが、それ以前に手応えが悪く、微妙に距離が長かったのかも知れません。
  サンデー血統の馬に注目が集まりましたが、終わってみればサンデーの入っていない馬同士のワンツー。皐月賞に強いもう1頭の血統・ブライアンズタイムが底力を発揮しました。フサイチホウオーは父と同じく3着。アドマイヤオーラは父の後を継げずに4着。さまざまな血のドラマが繰り広げられた今年の皐月賞でもありました。ダービーではどんなドラマが待っているのでしょうか。次の展開が楽しみです。

4月15日(日) 中山11R 皐月賞(G1) 発走15時40分
きりあ 名人 右京 ダーク 貴族の片割れ 武豊 タミーオ びかむUP エッジ 百万石 王様 3歳牡牝 定量 芝・右内回り2000M
枠番 馬番 馬 名 所属 脚 質 性齢 騎手と重量
三番手   注意 連下 本命 対抗   三番手 本命   注意 1 1 フサイチホウオー [西] 差し 牡3 57 安藤勝己
星印     注意 連下 連下   連下   対抗 連下 1 2 ローレルゲレイロ [西] 先行 牡3 57 藤田伸二
注意   注意                 2 3 マイネルシーガル [東] 追込 牡3 57 後藤浩輝
                      2 4 ブラックシャンツェ [西] 追込 牡3 57 上村洋行
                      3 5 フェラーリピサ [西] 差し 牡3 57 柴田善臣
  夢印 本命   連下 連下   連下       3 6 ドリームジャーニー [西] 追込 牡3 57 蛯名正義
  電気印                   4 7 サンライズマックス [西] 追込 牡3 57 池添謙一
本命   対抗   対抗 注意 対抗 連下   本命 本命 4 8 ナムラマース [西] 先行 牡3 57 藤岡佑介
                      5 9 サンツェッペリン [東] 自在 牡3 57 松岡正海
      対抗     連下         5 10 メイショウレガーロ [東] 先行 牡3 57 福永祐一
              爆弾印 連下     6 11 ニュービギニング [西] 差し 牡3 57 四位洋文
連下     三番手   注意 連下 愛の印     対抗 6 12 アサクサキングス [西] 先行 牡3 57 武幸四郎
                      7 13 モチ [西] 逃げ 牡3 57 川田将雅
                      7 14 エーシンピーシー [東] 先行 牡3 57 柴田善臣
    連下 本命 三番手 本命 本命 本命 三番手 三番手 三番手 7 15 アドマイヤオーラ [西] 差し 牡3 57 武豊
対抗         連下   対抗   連下 連下 8 16 フライングアップル [東] 先行 牡3 57 横山典弘
    注意           対抗 連下   8 17 ヴィクトリー [西] 逃げ 牡3 57 田中勝春
    三番手     三番手 三番手         8 18 ココナッツパンチ [東] 差し 牡3 57 吉田豊

お待たせ! きりあの衝撃波
きさらぎ賞、毎日杯と今回と同じ57`を背負って結果を出してきたナムラマースに期待も込めて本命にします☆
毎日杯5着のトーホウレーサーが先週のNZTを優勝したので、初の中山コースも問題ナシでしょう。
スプリングSは後方からインを突いて差しきったフライングアップルは高く評価できます。自在性もアリ有利。
宿命か父と同じ枠のフサイチホウオー、展開に左右されそうですが並んだら抜かせない強みも馬群で活きそう。
唯一の負けが不利のあったレースのアサクサキングス、持ち前の先行力なら逃げずとも結果は出そうです。
スプリングSでは早めの競馬を経験できたマイネルシーガル、今回は内枠なので巧く活かすことが出来れば。
距離延長も他馬より1`重い斤量でも3着以内だったローレルゲレイロ、経済コースを活用したら一発も十分!
ちなみに弥生賞組は1〜4着が差しで勝っており、今の馬場状態では外を回れば届かない可能性もあり消しました。
文責:マヤノきりあ7世

エッジ報員の情報便
本命フサイチホウオーは、東スポ杯・ラジオNIKKEI杯・共同通信杯、全て力強さを感じさせるレースっぷり。
しかも競り勝った全ての馬達が、その後に活躍しているところに凄みを感じます。
対抗ヴィクトリーは負けた相手はホウオーのみ。レースっぷりは未完成、調教にも不安を感じま すが、魅力十分です。
3番手アドマイヤオーラも差はありません。ホウオーとの初対戦が楽しみな存在です。
ニュービギニングは夢馬券です。

びかむUPの
さらなる上を目指して!
(自信度)
◎はアドマイヤオーラ。ここまで重賞でも安定した力を見せつけており 中山で走った経験があるのも大きな強みです。 地力という面ではやや物足りなさを感じますが立ち回りの上手さで凌ぎきりそうです。
○はフライングアップル。地味な印象が拭えない感のある同馬ですが 常に安定した力を見せつけており地力は十分あります。 鞍上も魅力的で逆転まであるでしょう。
▲はフサイチホウオー。地力はメンバー中トップクラスですが、まだ幼い面も残しており中山コースで全実力が発揮できるかは疑問。 加えて鞍上の安藤勝Jは中山コースを苦手としており割引きが必要です。地力でどこまでカバーできるか。
ニュービギニングはハイペース得意で展開的にも流れが向きそうです。
アサクサキングスは逃げ馬を見る形で上手く立ち回れば勝ちきりまで期待できます。

ミリオンの一攫百万石予想☆彡
◎ナムラマース
○ローレルゲレイロ
▲アドマイヤオーラ
△フライングアップル
△ヴィクトリー
内ラチ沿いの鳳凰が翼を広げる際にヨれるので、
基本的に差し馬は競馬にならないと踏んでの予想です(爆)
本命はナムラマース。臨戦過程は納得いきませんが、
先行して積極的な競馬をしてくれれば、安定した連軸といえるでしょう。
相手は迷いましたが、キャリア豊富なローレルゲレイロで。
復活して気を吐いている藤田騎手なら、積極的に動いてくるとみます。
アドマイヤオーラの強さは本物っぽいですが、この条件は向いてはないはず。
フライングアップルは外に回ったんで、それなりには回ってきそう。
ヴィクトリーは折り合いがつくかどうかがカギ。

<すっとこどっこいな独り言>
フサイチホウオーは、着順より失格が心配。

名人の推薦状 〜6番 ドリームジャーニー
 オッズを見ても2強ムードですが、2歳王者の力を信じてみたいと思います。 2強との対戦ではいずれも敗れていますが、対フサイチホウオーの東京スポー ツ杯は出遅れ+折り合いを欠いたこと、対アドマイヤオーラの弥生賞は、直線での不利と敗因ははっきりしています。今回は前走とは違い理想的な調教がで きたことで、実力を十分発揮できそうな仕上がりです。朝日杯の様な競馬がで きれば十分に勝つチャンスはあると思います。
 あと、なんとなく気になるのはサンライズマックスです。相手なりに走るタイ プなのでいつの間にか3着に…というのに期待します。

群雄割拠!
フサイチホウオー 牡3歳 鹿毛 57安藤勝己騎手 松田国英厩舎(栗東)
ジャングルポケット (中長) 五走前           関口房朗
父系 トニービン系 四走前 新馬 --- 東京 芝1800M
アドマイヤサンデー [1-p] 三走前 東スポ杯2歳S G3 東京 芝1800M
母父 *サンデーサイレンス (芝) 二走前 ラジN杯2歳S G3 阪神 芝2000M 55安藤勝
半姉 アドマイヤメガミ 一走前 共同通信杯 G3 東京 芝1800M 57安藤勝
実績 東スポ杯2歳S(G3) ラジオNIKKEI杯2歳S(G3) 共同通信杯(G3)
東スポ杯、ラジオNIKKEI杯、共同通信杯… 登竜門と呼ばれるレースをすべて勝ち、クラシックを迎える前に登りつめてしまった無敵の鳳凰。無論、過去にこの3つのレースに3タテを喰らわした名馬など存在しない。東スポ杯では道中でフラつきながら、ラジオNIKKEI杯では直線で内にヨレながら、共同通信杯では10キロの重め残りながら勝ってしまうのだから大した器。オーナーがディープインパクトに代わって凱旋門賞制覇を、、、とコメントするのも、単なるリップサービスではなさそうだ。ただし不器用な馬なので中山コースへの適性に不安が残る。追い切りも「悪くはない」程度のもので、あくまでも次のダービーを意識した調整。父ジャングルポケットをなぞらえたようなローテーション、包まれやすい最内枠など、人気の割りに不安要素が多いことを把握して馬券検討に臨もう。
解説:ジャングルポケットは共同通信杯から直行して皐月賞に挑むも3着。しかしダービーできっちり巻き返して本懐を成し遂げた。
ローレルゲレイロ 牡3歳 青鹿毛 57藤田伸二騎手 昆貢厩舎(栗東)
キングヘイロー (万) 五走前 函館2歳S G3 函館 芝1200M ローレルレーシング
父系 リファール系 四走前 デイリー杯2歳S G2 京都 芝1600M
ビッグテンビー [1-b] 三走前 朝日杯FS G1 中山 芝1600M
母父 テンビー (中) 二走前 シンザン記念 G3 京都 芝1600M 57本田
叔母 エスケーデイジー 一走前 アーリントンC G3 阪神 芝1600M 57本田
実績 朝日杯FS2着 函館2歳S2着 デイリー杯2歳S2着 アーリントンC2着 シンザン記念3着
常に相手なりに走る堅実な伏兵。勝ちクラは6月函館で挙げた新馬戦の1勝のみだが、ハイレベルなレースでも必ず馬券絡みを果たしているところは見逃せない。朝日杯FSではドリームジャーニーの強襲に遭ったとは言え、逃げるオースミダイドウを振り切って勝利寸前まで持ち込んだし、アーリントンCではトーセンキャプテンと激しく接触しながらも最後まで脚が止まらなかった。能力は世代でもトップクラスだ。心配点があるとすれば、トライアルを使われておらず、マイルまでの距離しか経験がないこと。新しいパートナーの藤田騎手が2ハロンの距離延長をどうこなすかに注目したい。この問題さえクリアすれば、配当的にオイシイ馬であることは確か。
データ:過去20年間の皐月賞において、1800M以上の距離が未経験馬の3着以内は皆無。
マイネルシーガル 牡3歳 黒鹿毛 57後藤浩輝騎手 国枝栄厩舎(美浦)
*ゼンノエルシド (短中) 五走前 新馬     OP 東京 芝1400M ラフィアン
父系 ニジンスキー系 四走前 いちょうS OP 東京 芝1600M
エイシンアイノウタ [2-n] 三走前 朝日杯FS G1 中山 芝1600M
母父 *サンデーサイレンス (芝) 二走前 ジュニアC OP 中山 芝1600M 55後藤浩
半姉 エイシンアモーレ 一走前 スプリングS G2 中山 芝1800M 57後藤浩
実績 いちょうS(OP) ジュニアC(OP) スプリングS2着
ライオンのような強いハートを武器にクラシック制覇を目論む若武者。いちょうSでは落馬寸前の不利を受けながらもレースを諦めずに差し返して優勝。ジュニアCでは他馬より1キロ重い斤量を背負いながらも完勝しており、地力が抜きん出ていることは間違いない。ただし朝日杯FSでは重め残りが響いたとは言え6着に敗れており、クラシックレベルだと少しパンチ力に欠ける気がする。スプリングSでは1800Mの距離を克服したものの、勝ちパターンに持ち込みながらも最後は差されており、走破時計も平凡だった。スピードと瞬発力で勝負するタイプだけに、距離への対応が最大の課題となる。ただし馬自身の状態は申し分なく、[文句の付けようがないデキ]で本番を迎えられそう。中山に必要なパワーと器用さも持ち合わせており、上手く展開を利用すれば2着や3着は十分にあり得る。
▲出走表へ
ブラックシャンツェ 牡3歳 鹿毛 57上村洋行騎手 長浜博之厩舎(栗東)
ブラックタキシード (中) 五走前 札幌2歳S G3 札幌 芝1800M 畑佐博
父系 サンデーサイレンス系 四走前 500万下条件 500 京都 芝2400M
シノギトップ [4-g] 三走前 水仙賞 500 中山 芝2200M
母父 *ガダボート (砂中) 二走前 あざみ賞 500 中京 芝1800M 56石橋
近親 ナイスナイスナイス 一走前 500万下条件 500 阪神 芝2400M 56上村
実績  
残った枠には福がある! エフティイカロスとコートユーフォリアに抽選で勝ち、最後のひと枠に滑り込みを果たしたラッキーホース。馬名どおり黒い枠に入れたことも何かの縁と言えはしないか。4頭立ての新馬戦をズバッと追い込んで勝った後は、しばらく勝ち切れないレースが続いていたが、前走の条件戦では後方からグングン伸びて差し切り勝ち。長く持続する末脚を使って鮮やかに勝利を掴み取った。ただし広いコース、長い距離への適性が高く、器用さを求められる中山芝2000Mは向いていない。相手関係も一気に強化。ペールギュントを2着に持ってきた上村騎手とは言え、今回ばかりは勝ち負けに持ち込むことは難しいだろう。
データ:抽選枠からの皐月賞優勝は、2002年にノーリーズン(15番人気)が果たしている。
フェラーリピサ 牡3歳 鹿毛 57岩田康誠騎手 白井寿昭厩舎(栗東)
Touch Gold (中)             市川義美
父系 ヴァイスリージェント系 四走前 新馬 --- 京都 芝1600M
Dolly Talbo [18] 三走前 未勝利 --- 京都 ダ1800M
母父 Capote (砂短) 二走前 ヒヤシンスS OP 東京 ダ1600M 56岩田
近親 Formal Gold 一走前 スプリングS G2 中山 芝1800M 56柴田善
実績 ヒヤシンスS(OP)
フェラーリには真紅の3枠が良く似合う。前走の負けに懲りず、再び芝のレースを目指してきた跳ね馬。グッと引き締まった筋肉質の馬体はフェラーリと言うよりもダンプに近く、ダートで無類の強さを発揮できているもの頷ける。特にヒヤシンスSでの強さが圧巻で、後続を大きく突き放しての好時計勝ちだった。かと言って芝がまったくダメという訳ではなく、新馬戦では後に無傷でアーリントンCを勝つトーセンキャプテンに半馬身差の2着。スプリングSはイレ込んでいたことが最大の敗因で、力を出し切れていなかった。折り合ってスムーズな競馬さえできれば大駆けの可能性も秘めている。
データ:芝未勝利馬の皐月賞優勝は、2004年にダイワメジャー(10番人気)が果たしている。
ドリームジャーニー 牡3歳 鹿毛 57蛯名正義騎手 池江泰寿厩舎(栗東)
ステイゴールド (中長) 五走前 新馬     --- 新潟 芝1400M サンデーレーシング
父系 サンデーサイレンス系 四走前  芙蓉S OP 中山 芝1600M
オリエンタルアート [8-c] 三走前 東スポ杯2歳S G3 東京 芝1800M
母父 メジロマックイーン (長) 二走前 朝日杯FS G1 中山 芝1600M 55蛯名
近親 サクラチャンス 一走前 弥生賞 G2 中山 芝2000M 56蛯名
実績 朝日FS(G1) 芙蓉S(OP) 東スポ杯2歳S3着 弥生賞3着
打倒鳳凰! 見てろよオーラ! 2度の敗戦をバネに復権を目論む2歳王者。朝日杯FSでは時間が止まったかと思うほどの末脚を繰り出し、出遅れて最後方からの厳しい展開を直線だけですべて挽回した。蛯名騎手は「軽く飛んだ」とのコメントを残しているが、回転力の速い走りから「大空を飛んだ」というより「大地を駆けた」という表現の方が合っているような気がする。弥生賞は前半で引っ掛かってしまい、後半で狭くなる不利がありながらも3着を死守。スムーズとは言えない競馬でも大崩れしなかったことが能力の証明と言えよう。410キロの小柄な馬らしく器用さを持ち合わせており、一瞬の切れ味を生かせる中山は得意。大外から弾丸のように飛んで来い!
データ:過去10年の朝日杯優勝馬の皐月賞成績は[0-0-1-4]。優勝馬は1994年のナリタブライアンまで遡らなければならない。
サンライズマックス 牡3歳 鹿毛 57池添謙一騎手 増本豊厩舎(栗東)
ステイゴールド (中長) 五走前 新馬 --- 京都 芝2000M 松岡隆雄
父系 サンデーサイレンス系 四走前 未勝利 --- 阪神 芝2000M
グリーンヒルマック [5-h] 三走前 未勝利 --- 京都 芝1800M
母父 ダンシングブレーヴ (万) 二走前 未勝利 --- 京都 芝2200M 56秋山
伯父 ミラクルオペラ 一走前 若葉S    OP 阪神 芝2000M 56池添
実績  
若葉Sで2着に入り、皐月賞への出走切符を手にした1勝馬。その若葉Sは道中ポツンと置かれた最後方から追走し、直線はジリジリとながら渋太い伸びを見せた。一瞬の切れではなく持続力を生かすタイプで、小柄でジリ脚というところは父のステイゴールドから受け継がれたようだ。イレ込みやすい気性というのも父によく似ている。父は人気薄のG1でたびたび2着に入り、競馬ファンを驚かせた。ダークホースの遺伝子までもが継承されているのなら、人気薄の皐月賞は一発大穴をかます格好の舞台と言えるだろう。思い切りの良い池添騎手というのも魅力のひとつ。父のファンならドリームジャーニーとともに押さえておきたい。
▲出走表へ
ナムラマース 牡3歳 黒鹿毛 57藤岡佑介騎手 福島信晴厩舎(栗東)
*チーフベアハート (芝中) 五走前 コスモス賞 OP 札幌 芝1800M 奈村信重
父系 ダンチヒ系 四走前 札幌2歳S G3 札幌 芝1800M
ビストロドゥパリ [1-h] 三走前 ラジN杯2歳S G3 阪神 芝2000M
母父 *フレンチグローリー (中長) 二走前 きさらぎ賞 G3 京都 芝1800M 57ペリエ
伯父 Brunswick 一走前 毎日杯 G3 阪神 芝1800M 57藤岡
実績 札幌2歳S(G3) 毎日杯(G3) コスモス賞(OP) きさらぎ賞2着 ラジオNIKKEI杯2歳S3着
地道にキャリアを積み重ねてきた叩き上げ型。10戦の出走経験は今年の皐月賞出走メンバーにおいて最多を誇る。毎日杯では4コーナーを大外からまくって直線で突き放す強い競馬。他馬より1キロ重い斤量も雨で渋った馬場もまったく苦にしなかった。札幌2歳Sでは届かないと思われた位置から鮮やかに差し切り勝ち。大トビでエンジンのかかりは遅いものの、トップギアに入ってからのスピードはライバルたちを圧倒している。ラジオNIKKEI杯はホウオーから不利を受けての3着であり、立て直してからの末脚を見ると、スムーズなら逆転もあったかと思えるほど。意外と器用さも備えており、中山コースに対しての適性も見込める。加えて使い減りしないタフネスさがあり、中2週は[2-1-0-0]とこの馬にとって絶好のローテーション。藤岡佑介騎手とは3戦して3勝という相性の良さも買い材料のひとつだ。
データ:過去10年の毎日杯優勝馬の皐月賞成績は[1-0-0-3]。1999年にテイエムオペラオー(5番人気)が優勝を果たしている。
サンツェッペリン 牡3歳 鹿毛 57松岡正海騎手 斎藤誠厩舎(美浦)
*テンビー (芝短中) 五走前 百日草特別 500 東京 芝1800M 加藤信之
父系 ニジンスキー系 四走前 エリカ賞 500 阪神 芝2000M
プラントオジジアン [22-b] 三走前 ホープフルS OP 中山 芝2000M
母父 *オジジアン (砂短中) 二走前 京成杯 G3 中山 芝2000M 56松岡
従兄 キクカネイチャ 一走前 スプリングS G2 中山 芝1800M 56松岡
実績 京成杯(G3)
1億円を稼ぐという目標に向かって、夢とロマンを乗せて走る100万円の安馬。1歳時のオータムセールで買い手がつかず主取りとなった後に現在の馬主に買い取られ、育成先で知り合った松岡騎手とともにクラシックロードに乗ってきた。ジリジリとした脚しか使えず、ピリッとした切れ味がないため2000Mの弥生賞を使いたかったのだが、熱発があってこれを回避。代わりにスプリングSに出走したものの、中間に一頓挫あったことと切れ味が必要とされる流れが合わなかったことが影響して力を出し切れなかった。歯車がかみ合っていなかった前走の負けは度外視しても構わない。中山芝2000Mに限れば[1-1-0-0]と相性が良く、後方から追い込んだホープフルSに逃げて粘り通した京成杯と、どんな位置からでも競馬ができる。この自在性とコース適性があれば、確実に上位へ食い込んできそうだ。
用語:主取り=セリで馬の買い手がつかず、販売者が引き取ること。
メイショウレガーロ 牡3歳 鹿毛 57福永祐一騎手 小島太厩舎(美浦)
マンハッタンカフェ (中長) 五走前 新馬 --- 札幌 芝1500M 松本好雄
父系 サンデーサイレンス系 四走前 未勝利 --- 札幌 芝1800M
*コッコレ [7] 三走前 ベゴニア賞 500 東京 芝1600M
母父 Carson City (中) 二走前 京成杯 G3 中山 芝2000M 56後藤浩
叔父 メイショウハーデス 一走前 弥生賞 G2 中山 芝2000M 56武幸
実績 京成杯2着
皐月賞と同じ中山芝2000Mを連戦してきた若駒。父同様やや奥手の面を感じさせるものの、渋太く力強い末脚に確かな素質を感じる。実際にレースを見ても完成度の面では物足りなく、デビュー戦は外を回るロス、京成杯ではイレ込み、弥生賞では出遅れと精神的な幼さを出してしまった。追われてからの反応も鈍く、ジョッキーのステッキに過敏に反応してしまうこともある。しかしエンジンがかかってからの伸びは秀逸で、京成杯では馬群を割って伸びたように、馬込みも苦にしない。豊富なスタミナを生かすためには積極的な競馬が理想。どのポイントで仕掛けてくるか、福永騎手の手の動きに注目しよう。
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ニュービギニング 牡3歳 鹿毛 56武豊騎手 池江泰郎厩舎(栗東)
アグネスタキオン (中) 五走前 新馬 --- 阪神 芝2000M 金子真人ホールディングス
父系 サンデーサイレンス系 四走前 ホープフルS OP 中山 芝2000M
*ウインドインハーヘア [2-f] 三走前 共同通信杯 G3 東京 芝1800M
母父 Alzao (中) 二走前 すみれS OP 阪神 芝2200M 57武豊
半兄 ディープインパクト 一走前 毎日杯 G3 阪神 芝1800M 56武豊
実績 ホープフルS(OP) 毎日杯3着
新しい伝説は始まりから苦労続き。それでも何とか皐月賞に駒を進めてきたディープインパクトの弟。管理するのはディープと同じ池江泰郎調教師。父はサンデーサイレンスから息子のアグネスタキオンに替わっただけだし、コンパクトにまとまった小柄な馬体や出遅れ癖などディープを彷彿とさせる点はいくつか感じさせる。しかし肝心の[飛ぶような瞬発力]がなく、はっきり言って鈍い。だが鈍いことは決して悪いことではなく、ホープフルSのように前が苦しくなると持続力を生かして差し切ることができるし、毎日杯でも最後方の置かれたところから実に渋太い脚を使って3着にまで追い上げた。前走の上がり3ハロンは33秒9をマークしたとは言え、上がりの時計はかかった方が良いタイプ。淀みなく厳しい流れになれば、[沈まない]末脚を持ったこの馬がジリジリと差を詰めてくることだろう。
用語:上がり3ハロン=ラスト600M。中長距離戦では道中のペースによってタイムがバラバラ。ペース読みが重要となる。
アサクサキングス 牡3歳 鹿毛  57武幸四郎騎手 大久保龍志厩舎(栗東)
*ホワイトマズル (万)             田原慶子
父系 リファール系 四走前 新馬 --- 東京 芝1600M
クルーピアスター [4-g] 三走前 百日草特別 500 東京 芝1800M
母父 *サンデーサイレンス (芝) 二走前 ラジN杯2歳S G3 阪神 芝2000M 55四位
叔父 ジェニュイン 一走前 きさらぎ賞 G3 京都 芝1600M 56武幸
実績 きさらぎ賞(G3)
人気の盲点になりそうな未来の王者。百日草特別ではサンツェッペリンを倒し、きさらぎ賞ではナムラマースやオーシャンエイプスらを下しているのだから能力は高い。ラジオNIKKEI杯ではフサイチホウオーに敗れているとは言え、この時は直線で不利を受けたための敗戦。持続力で勝負する馬だけに一旦ブレーキがかかったことは痛く、それでも5着まで追い上げたことを評価したい。近親に皐月賞馬ジェニュインがおり、血統的にも中山芝2000Mは向くハズだ。ただしトライアルを使わず、きさらぎ賞から直行のローテーションには少々の割引が必要。1つ外の枠に逃げたいモチが入ったこともマイナスで、被せられてしまう恐れがある。最初のコーナーまでソツなく運ぶことができるかが最大のポイントになりそうだ。
血統:リファール系=距離は万能、馬場も不問。極端な脚質の馬が多い。高速馬場と道悪が得意という矛盾した面を持つ。
モチ 牡3歳 青鹿毛 57川田将雅騎手 田中章博厩舎(栗東)
*スターオブコジーン (芝中) 五走前 未勝利 --- 阪神 ダ1400M 小田切有一
父系 カロ系 四走前 未勝利 --- 阪神 ダ1800M
イートンカラー [2-f] 三走前 未勝利 --- 京都 ダ1800M
母父 *サーペンフロ (中) 二走前 若駒S OP 京都 芝2000M 56岩田
半姉 ユウヤクジョ 一走前 弥生賞 G2 中山 芝2000M 10 56川田
実績 若駒S(OP)
叩けば叩くほど粘るのがモチの持ち味。初勝利を挙げるまでに5戦を要したが、5戦目で待望の初勝利を手にすると、若駒Sでも良血馬たちを相手に粘る粘る。スローペースに落として逃げたのが最大の要因とは言え、自分のペースで競馬ができると実に渋太い脚を発揮する。しかし淀みのない流れでハナを奪うことができなかった弥生賞は、まるで歯ごたえがなく直線で失速。勝ち馬から大きく離された10着に敗れてしまった。それでもトライアルを1度叩かれての上積みは必至。G1のめでたい舞台でしっかりと粘り、味のある競馬をして欲しい。
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エーシンピーシー 牡3歳 芦毛 57柴田善臣騎手 久保田貴士厩舎(美浦)
Fusaichi Pegasus (砂中)             平井宏承
父系 ミスタープロスペクター系 四走前 新馬 -- 東京 芝1800M
Catalina [16-g] 三走前 寒竹賞 500 中山 芝2000M
母父 Storm Cat (砂短中) 二走前 セントポーリア賞 500 東京 芝2000M 56後藤浩
近親 *サザンヘイロー 一走前 スプリングS G2 中山 芝1800M 56蛯名
実績 スプリングS3着
まるで洗濯してしまったジーンズのように、ここ数ヶ月で芦毛の色がすっかり落ちて白さが目立つようになった。今やグレーと言うよりもシルバーに近い。銀色の馬体には青色のシャドーロールが良く似合っており、ナカナカのセンスが感じられる。競馬に関してもセンスのある馬で、スッと好位につけられるスピードが自慢。やや反応の鈍いところがあってスプリングSでは勝負どころで一旦置かれてしまったが、最後にはしっかりと伸びてきており、能力の高さが垣間見えた。ただし東京では2戦2勝、中山では2戦2敗と数字の上からも東京の方が向いていることが見て取れる。完成度の面でも他の有力馬にリードを許しており、展開が向いたとしても掲示板が精一杯か。
血統:ミスタープロスペクター系=アメリカを代表する系統で、マイル前後のダート戦で流れ込むのを得意とするタイプが多い。
アドマイヤオーラ 牡3歳 鹿毛 57武豊騎手 松田博資厩舎(栗東)
アグネスタキオン (中)               近藤利一
父系 サンデーサイレンス系 四走前 新馬 --- 京都 芝1600M
ビワハイジ [16-c] 三走前 中京2歳S OP 中京 芝1800M
母父 Caerleon (芝中長) 二走前 シンザン記念 G3 京都 芝1600M 56岩田
半兄 アドマイヤジャパン 一走前 弥生賞 G2 中山 芝2000M 56武豊
実績 シンザン記念(G3)
おっと、いつの間にか打倒ホウオーの一番手。メディアによっては、この馬を本命にするところが多いカナ☆ シンザン記念では鮮やかな瞬発力を見せての差し切り。弥生賞でも危な気のない競馬で勝っており、クラシックを目前にして急成長を遂げている。多くのメディアやファンが期待を寄せるのも合点がいくというものだ。道中での折り合い、仕掛けられてからの反応、追われてからの伸び、そして並ばれてからの底力とどれを取って非の打ち所がなく、完成度の高さでホウオーを大きくリード。一瞬の鋭い脚という中山にピッタリの武器を装着しており、コースへの適性も群を抜いている。弥生賞を経てのローテーションも理想的だし、皐月賞3勝の武豊騎手も頼もしい。中山の舞台でオーラがまぶしく輝きを放つ。
解説:父のアグネスタキオンは弥生賞と皐月賞を連勝。ホウオーの父ジャングルポケットに勝っている。
フライングアップル 牡3歳 鹿毛 57横山典弘騎手 藤沢和雄厩舎(美浦)
Rahy (短中) 五走前 きんもくせい特別 500 福島 芝1700M 山本英俊
父系 ブラッシンググルーム系 四走前 東スポ杯2歳S G3 東京 芝1800M
*ローザロバータ [20] 三走前 朝日杯FS G1 中山 芝1600M
母父 Fire Maker (中) 二走前 共同通信杯 G3 東京 芝1800M 56岩田
近親 イシノサンデー 一走前 スプリングS G2 中山 芝1800M 56北村宏
実績 東スポ杯2歳S2着 共同通信杯3着 朝日杯FS4着
スプリングSではピリッとスパイシーな末脚を披露。これまでの甘ったるい善戦マンからキレる男へと変身した。過去に2度、フサイチホウオーに先着を許しているとは言え、その差はほんの僅か。中山へのコース適性と前哨戦を使ったローテーションの差で十分逆転は可能と見る。卓越したスピードと優れたレースセンスに鋭い瞬発力が加わって、脚質に広がりが出た。落ち着いた気性でG1の観衆でも動じることはなさそうだし、馬込みを苦にしないことから多少のゴチャつきはOK。精神力の強さも買い材料のひとつだ。ただ難点を挙げるとすれば、スプリングSの勝ち時計が平凡だったこと、そして距離が前走から延長されることであろう。1800Mがベストと思われる馬だけに、微妙な距離延長でスピードが鈍ってしまうかも知れない。未知の1ハロンは横山典騎手のマジックに託したいところだ。
解説:外国産馬の皐月賞優勝はこれまでになく、フライングアップルが勝てば初めての快挙となる。
ヴィクトリー 牡3歳 鹿毛  57田中勝春騎手 音無秀孝厩舎(栗東)
*ブライアンズタイム (中長)               近藤英子
父系 ブライアンズタイム系            
グレースアドマイヤ [1-l] 三走前 新馬     --- 京都 芝2000M
母父 *トニービン (芝中長) 二走前 ラジN杯2歳S G3 阪神 芝2000M 55武豊
半兄 リンカーン 一走前 若葉S OP 阪神 芝2000M 56岩田
実績 若葉S(OP)
馬名の由来はズバリ[優勝]。ストレートな名前からオーナーや関係者からの強い意志が伝わって来る。何とか折り合ったラジオNIKKEI杯ではフサイチホウオーの僅差2着。休み明けの若葉Sでは行きたがる面を見せつつも押し切り勝ち。キャリアの浅さを出しながらも有力馬たちに先着してしまうあたりはサスガで、大物としての実力を秘めている。しかし精神面で多分に幼い部分を残しており、1週前の調教では放馬するアクシデント、直前の追い切りでも乗り手のムチに反応せずにダラダラと走ってしまう体たらくぶりを見せてしまった。中山への長距離輸送やG1特有の大歓声を前にして、平常心を保っていられるかが心配だ。優勝までの道のりは前途多難。ヘタするとレース前に燃え尽きている可能性すらある。
血統:ブライアンズタイム系=底力抜群。消耗の激しい大レースに強いが、ペースが緩くなるトライアルだとコケることも。
ココナッツパンチ 牡3歳 鹿毛 57吉田豊騎手 大久保洋吉厩舎(栗東)
マンハッタンカフェ (長)               吉田照哉
父系 サンデーサイレンス系              
ココパシオン [4-r]            
母父 グルームダンサー (芝中長) 二走前 新馬     --- 東京 芝1600M 56吉田豊
叔母 リトルオードリー 一走前 弥生賞 G2 中山 芝2000M 56吉田豊
実績  
2月にデビューしたばかりで、レース経験はたったの2戦。しかしその2戦で強烈パンチを繰り出して一躍皐月賞の有力候補まで踊り出た。新馬戦ではパドックでは馬っ気。馬場入場時には騎手を振り落とすなどヤンチャな面を見せつつも、いざ実戦となると抜群のレースセンスと爆発的な末脚で直線突き抜けて完勝。2戦目の弥生賞では後方から猛然と追い込んできて2着。ペースに戸惑いながらも2歳王者に先着し、アドマイヤオーラに肉迫した。実は本当に強いのはパンチ力ではなく後肢のキック力で、蹴りが強すぎる故に後ろ肢が前肢にぶつかる程。桁違いの推進力をもって鳳凰を落とし、オーラの光を消してやる。関東馬の会心の一撃をとくと見よ!
解説:前肢と後肢がぶつかる現象を「交突」と呼ぶ。シンザンやデュランダルにこの現象が見られたとか。
▲出走表へ
*万全を期すため、出馬表の発走時刻、出走メンバー、重量、騎手名等
および内容につきましてはすべてJRA発行の発表物と照合・ご確認下さい。
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