大仏師
松本明慶 仏像彫刻展

ごあいさつ

深淵なる佛像彫刻の世界に身をゆだねて、四十二年。地元関西で開く個展の好機をいただきました。
会場には、精緻な載金を施した逸品や、一木づくりの力作、今年四月に完成した西国三十二番札所・観音正寺本尊・千手観音大佛の等身大雛形の頭部(約二メートル)や、また掌にすっぽりとおさまる小佛など、約百点を展示いたします。
慶派の流れをくむ平成佛師のメッセージを、世代も国籍も宗派も超えて、より多くの方々にじっくりとご高覧いただきたい。そして何かを感じ取っていただきたい。そんな祈りの展覧会です。
                                               松本明慶
                                      (パンフレットの挨拶文より抜粋)

推 薦

当寺と大変深いご縁を頂いている 大仏師 松本明慶先生の仏像彫刻展が開催されます。最近では西国三十三カ所観音霊場 観音正寺の総白檀による丈六仏(大仏)千手観音座像 鹿児島最福寺の世界最大級の木造仏 大弁才天女尊を納められました。大仏だけではなく、香合仏などちいさな作品も得意分野であり、今では日本一の大仏師と言われるお方です。もちろん、当寺にも数多くの先生のご仏像をおまつりさせていただいております。
この機会に是非先生の作品を見ていただき、“ほんまもん”を堪能していただければ幸甚です。
                                               住 職
●平成16年11月17日(水)〜23日(火祝)
●会場 高島屋 大阪店 6階美術画廊 (大阪市中央区難波)


「子安観音」身丈6寸 総高1尺 白檀一木づくり


松本明慶師 松本工房にて 当寺 弘法大師尊像修復の折


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