公衆トイレ新築工事決定

境内にある公衆トイレが老朽化し、建て替えるか取り壊すか迷っておりました。このトイレは、ハイキングの方の使用がほとんどで、檀信徒の方々は使用されていませんでした。マナーが悪い方がなかにあるようで、管理に困っておりました。

そんな折に、檀信徒の方からありがたいお言葉を頂戴したのです。
「トイレが汚れていたらお寺の恥です。また、トイレは絶対に必要なものです。マナーが悪い人がいるのなら、その人に説法ができるようなトイレをつくればいいじゃない。そんなトイレをつくりましょうよ」
そんなコンセプトから、『説法ができるトイレ』を目指して設計士さんに依頼して出来上がったのが下のトイレです。(模型と風景の合成写真です)

公衆トイレは現在の位置に再建される予定です。白と黒の二色を使い、シックな風情をかもし出します。全体のデザインは、鷲が空から舞い降りてきたイメージで、中央にある水鉢の水を飲む姿となっています。水の出口がクチバシとなります。また、水鉢は、近年まで使用していた餅つきのウスです。現在は餅つきはお寺でしなくなり、ウスはその役目を終え納屋の奥にしまわれていました。これでは可愛そうだと思い、水鉢として再利用することにしました。
また、建物の正面には“説法の句”を標示できるようになっています。

平成19年夏頃には完成する予定です。完成しましたら、大切に使用していただきますようにお願いいたします。 
合 掌


公衆トイレ完成予想図


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