その22  さあ笑いましょう


きれいな川の水を見ていますと心がなごみます。その川の水の一点だけを見ておりますと、ずっと同じ水が動かずにそこにあるように見えます。しかし、実際は新しい水がどんどんと上流から下流に移動しているのです。
この水と同じように私たち人間の生命もどんどんと流れています。オギャーと生れた瞬間から人生がはじまります。そしてどんな人間でも、皆んな平等に一日24時間という時間をいただいているのです。この人は忙しい人だから特別に25時間あげようという人は誰一人としていません。どんな人でも24時間しかないのです。
たとえば100才まで生きた人がいたとします。“なんとご長命な人だ”と皆んなは言われるでしょう。しかし、たとえ100年間生きたとしても半分近くは眠っているのです。また起きている時でも真剣にものごとに取り組んでいる時間がいったいどのくらいあるのかを考えればしれてますよね。そう考えれば、人間は一生にできることは限られてくるのです。同じ人生ならば怒って暮らすより笑って暮らすほうが楽しいと思いませんか?
人間を何年もしていれば色々なことがあります。腹のたつこと、悔しいこと、悲しいこと・・・色々です。しかし、それを違った尺度から見れば、結構どうってことないことが多いのではないでしょうか?あの人はいけずな人だと思っても、違う面から見れば結構いい人だったりしますよね。
笑って暮らしましょうよ。楽しく明るく。さあ、笑いましょう。
戻る