独鈷山東尾根(東北尾根) と 西尾根から富士山へ
![]() 8:40安曽岡山の登山口に車を置き出発する。ここが東尾根の出発点となる。安曽岡山へは沢からも登れるが、目的が東尾根なので尾根コースで登る。 登山靴と登山用のズボン、ストック、ナップザックには地図とコンパス、飲むものと多少の食料の装備。登山靴は道の無い枯れ葉の積もった急斜面を下る時や切り株もあるようなヤブの通過に有効かなと思い履いていく事にした。 木々の葉も大分落ちて、山は見通しがよく気持ちよく登りだす。吉沢城跡へは8:58着。登り口の標高は,620m、ここの標高は781mである。 |
独鈷山東尾根 |
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![]() 鞍部から、高ボッチへの登りは、高い木々が生え、下草が少ない。 高ボッチの登りは、それほどの事はなく、頂上へ着く、ここも山城跡なのか多少平にならされている感じがあるがどうなのだろうか。ここは1104mだ。そこからちょっとした岩吊尾根があって南のピークに着く。10:30になっていた。ここまでは今年の六月に来ている。塩田側から塩田城や三十三番観音のある弘法山の尾根が突き上げてくる場所がこの高ボッチのピークになる。ここからしばらくが未体験区間である。 |
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![]() 11:05、1112mに到着。少しゆっくり休み、靴紐などを締めなおして11:15出発する。ここからが東尾根の核心部なわけだが、尾根をそのまま追っていくのは私の力量では無理なので、ちょっと前に下見で平井寺コースの登山道の途中から登ったその逆を下りようと思う。 |
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![]() 岩峰の下をトラバースしていくと、この前きた東尾根のキレットが見える。 |
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![]() 真東から登る平井寺登山道が山頂部へ上り詰め、北の塩田側が見える所へ、東尾根はつながっています。この写真は、その少し手前から、東尾根の岩峰を見たところです。 |
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![]() 12:20下山。12:55平井寺登山口。それから延々と林道、車道などを歩いて、出発点の車に戻ったのは2:05でした。 |
![]() 左側の一番高く見える丸い峰が安曽岡山、そのすぐ右の尖ったのが高ボッチそこからしばらく行ってちょっとふくらんでいるあたりが1112mそこからしばらく行って核心部の針峰群が見える。右端が山頂。 2:30頃帰宅。 (2005,11,26) |
独鈷山西尾根から富士山へ |
12,10(土) 「山岳巡礼」の根橋平良さんと、独鈷山~富士山 の縦走を行いました。 朝8時、平井寺トンネルの駐車場で根橋さんと合流。家から10分ほどの私が到着した時には、すでに到着されていて、いつもと変わらない根橋さんの温顔が車を下りてこられた。今日のコースを確認して、二台で鹿教湯まで行き、私の車をそこに置き、根橋さんの車に乗って元に戻り、平井寺登山道の登り口まで行く。そこから登山を開始する。今日は急ぐというわけではないが、根橋さんが休まず一定のペースで登るので、あっけなく40分位で山頂に到着してしまう。天候は悪化のきざしがあった。 休憩というほどでも無く、富士山に向かって西尾根を西に進む。沢山湖コースは比較的歩く人が少ないようで、話に気をとられて「あれ?この道は。」なんていう事もありましたが、またたく間という感じで、沢山湖への分岐へ到着。ここからは、登山道では無いわけですが、尾根上がマツタケ山や山作業の通路となっているせいか、ほとんど登山道と変わらない。先日間違えて沢山湖の方へ下っていった所も過ぎた。私はそろそろ足が重くなってきて、急な登りではペースが、がくんと落ちる。梅ノ木峠に到着。さらに小ピークを越え,やっとという感じで市峠に到着。少し休憩して富士山の最後の登りとなる。さすがに足が重くなったが、距離も無いので、間もなく到着。私には今日のコースで精一杯だった。もし東尾根から山頂を経て富士山まで縦走するとなると、気候のよい時にゆっくりと休みつつ行かないとたどりつけないだろうなと思った。 根橋さんはまだまだ余裕の様子で、さすがはと思う。山頂は寒いので、下へ降りて昼にしようと、市峠へ戻り鹿教湯まで昔の峠道を下山。以前より,この道を歩く人が多くなったのだろうか、季節のせいなのか、前より道がはっきりしている印象があった。ところが昔はもっと馬頭観音の石仏が多くあったような気がするが・・。また裏返しに倒れた石仏などもあり、悲しくなった。以前この道の保存を願ってこのHPに文を書いたが、そういう文が返って良くなかったかなと思った。石仏の価値は峠道にあってこそだ。 12時過ぎ、高梨の集落に下山、車まで戻って、鹿教湯温泉の文殊の湯に入った。日頃の自宅周辺の登山の後に温泉に入ることはあまり無いが、今日は根橋さんのすすめもあり入浴。少しぬるめのこじんまりした文殊の湯は、体によいようで、入浴後もとても気持ちよく疲れもとれた感じがした。 入浴後、駐車場の車の中で、お互いに持ってきたコンビニのパン(私)おすし(根橋さん)を食べながらまた少し話しをしてから、平井寺登山口に私の車で戻り、登山が終了となった。 いつもの登山と違って、根橋さんに話を聞いていただいたり、根橋さんの体験談などお聞きしながらの、私にとっては思い出深い一年の締めくくり登山となった。またこれで独鈷山は東尾根から富士山までの全尾根を歩いた事になり、自分の登山としても意味があった。ただ根橋さんとご一緒する時はいつも自分の好みを押し付けて登っているようで,ちょっと気がひける。根橋さん、楽しい一時を本当にありがとうございました。 (俳句らしいものを作ってみました。) ・語るうち枯山一つ二つ越え ・石仏や落ち葉に埋もる峠道 ・ぬるき湯に膝を伸ばして冬の空 (2005,12,10) |