鹿教湯温泉里山歩き (鹿教湯温泉(内村)から保福寺峠までの旧峠道)


大明神岳の西側から保福寺峠へ向かって出発している道。
信州上田トッレッキングナビの鹿教湯温泉里山歩きの地図のPマークまでは車で行こうと思ったが,荒れた林道で,
途中で車を置き,しばらく林道を歩き,峠道の歩道出発点に着く。車が何台か止められるスペースはある場所ではあった。
峠道の歩道入口に里山歩きの標識(古くなった)があった。10時頃出発する。
この標識は所々にあった。道の周りにはきのこがたくさん生えている。食べられないきのこではあるが。
昔の峠道の名残が残っているようで,松やツガなどの太い木が生えていたり風情のある部分があり,新緑や紅葉の頃は,
いいだろうなと,思う。最初の部分を登りきり,現在の保福寺峠への車道に近づくと,風情も失われ荒れた部分が多くなってくる。
しばらく登ると,石で出来た昔の峠の標識に出会った。青木方面からの車道にも近いのか,そちら側で立てた現在の表示のくい
(写真左)もあった。石には 内村道 北向山(別所の観音様の事) 浦野道 それぞれ何丁と記された大変りっぱな物で,
この峠道が昔かなり大切な道であった事がうかがわれる。いつ建てられたのか見てみたが,よく分からなかった。江戸時代か鉄道の
通らない明治の初め頃だろうか。
石の標識のあった所から,やや標高の高い林の雰囲気になってきて,ムササビなどが飛び出してきて驚く。また車道に近づき,道が荒れ
だしたが,分からなくなるほどでなく,接待茶屋などの標識を過ぎ,峠下の車道横のニリンソウの群生地に出た。車道を少し歩いて峠に到着。
12時10分頃だった。登りだしてから2時間少し。ウエストン碑の所で休憩してから下る。
1時間ほどで,車を置いた林道脇まで到着。車を置いた手前の道端の雑木林のすっきりした林床にシャカシメジ(千本しめじ)があった。
家に帰ってきて近所にお住いの上田市きのこ指導員の「内河泰長」さんに食べられる物を教えてもらった。左ショウゲンジ 中シャカシメジ
右ヌメリスギタケ ショウゲンジは下の方の松林に ヌメリスギタケは接待茶屋付近の倒木に大量にはえていた。いずれも道を歩いていて
採ったもので,きのこを採るために林の中へ入ったわけではありません。ヌメリスギタケは分からなかったので二本採ってみただけでした。
(2004,10,1)