小池(こいけ) 二等三角点(鳴尾)1458m


 真田町オコウ山(1379m)の北東にこの二等三角点のピークがある。何年か前,上小三十山候補としてオコウ山へ登ろうと来て,林道を長々歩いた末,道も気力も無く帰ってしまった事があった。そのオコウ山より80mほど高いこのピークはその同じ林道付近から標高差200mほとで,簡単に登れそうです。やぶが心配でしたがまだ大丈夫な時期かなと思い出かけました。(2003,5,17)

 真田町入軽井沢からさらに地蔵峠へと進み,釣堀がある所から山の神の鳥居がある横の林道(旧地蔵峠への道らしい)へ入る。ゲートの手前で,右手の林道へ入った。旧植林小屋のあったという草原の上の道はくさりがありましたが,地面におろしてありました。上まで林道を車で行けそうですが,私のは普通の乗用車なので,ゲートあたりに置きました。写真はオコウ山東面と「小池」西面への分岐点(標高1200m)あたり。正面遠くに見える平らな山頂が「小池」。ここからしばらく行き,頂上から西に下る斜面を直登しました。  林道からはなれて斜面をしばらく登ると,オコウ山のピークが南西に見えました。まあまあ登り易いカラマツの間伐された斜面(間伐された木はまだ置いたままですが)と落葉樹の林の入り混じった斜面を登っていきました。標高1200m過ぎたこの辺りはまだ芽吹きくらいで明るく,見通しがきき思ったより登り易くほっとしました。 熊だながありました。熊が木に登って,手元の木を引き寄せて食べ,お尻にしいて枝がたまったものです。大きい熊だなでした。(まだ見たのは,3,4回しかありませんが)今日も南部熊鈴を付けてきています。
 頂上付近は,ミズナラやかんば,などの林で,下草は熊笹でした。頂上あたりでカモシカが鳴くような声がして,逃げていったようでした。小さな蝿のようなものが顔のあたりにたくさん寄ってきました。多分動物もけっこう住んでいる場所なのかなと思いました。  10時頃,登り出したと思います。頂上に着いたのは,11時15分頃でした。頂上は明るく,落葉樹の新緑がきれいでしたが,展望は何となくしか分かりません。しかし木が無ければ,かなり展望がある感じがしました。二等三角点だから当然かもしれません。  二等三角点の標識が簡単に見つかりほっとしました。標石にピンクのテープが巻いてありました。丁度三角点に着いた時,ひめぎふちょうが一匹,付近を飛んでいました。頂上の東側は,下草も無く登り易そうに見えました。地図を見ると東にも林道が通っているので,そちら側からも楽に登れるのかもしれません。
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