マタギの里 打当・小阿仁
2005年 6月15日〜6月18日

6月16日
6月15日の夜10時過ぎに成田を出発。岩手までの遠い道のりも3人の交替運転で苦にならず岩手県北上市に到着。
前回歩いて下見したH氏の記憶をたどり川伝いに入渓場所を目指して上流へ。
休憩をはさんで2度の入渓では岩魚の顔は見られなかった。
昼過ぎに打当温泉へ向けて出発。

夕方にマタギの里へ到着、チェックイン前に打当川の本流、支流の調査に出発。
本流は禁漁区の入り口まで下見、支流は崖崩れが所々あったがオフロード車で走破し納得のいく場所まで下見を済ませる。
岩井ノ又沢は深い沢が多く入渓できる場所は限られる。

入漁券を購入し情報収集。入漁券販売所での情報では直ぐ前の打当川で尺サイズの実績があるとのこと・・・。
温泉横はヤマメ、リリース区間より上流はイワナが多いとのことである。

7時過ぎに打当温泉にチェックイン。旅館は全館床暖房の新しい建物で、値段のわりには納得の食事と施設でした。
前日の睡眠不足もあり、すぐに寝入る。


6月17日
日の出前に自然に目覚め早々に身支度に掛かり出撃!宿を出る頃には辺りも明るくなり丁度良い時間帯となる。
3人とも別々のポイントに入ることになり、ルアーは管理人だけなので比較的ルアーで釣りやすい水量のある本流を選択。
本流キャッチアンドリリース区間と支流の合流点で下車、合流カ所の流が緩やかな所でキャスト開始。
一投目からヒット!合流部に立っている足下で20センチ位の丸々太った綺麗なヤマメをキャッチ。
二投目はルアー着水後すぐにヒット!24センチ位の綺麗なヤマメをキャッチ。
その後、徐々に当りが無くなったので一服してから釣り下がり始める。
暫くジッとしていると自然の中へ溶け込むような感じになれる。


数百メートル釣り下がりヤマメ多数をキャッチandリリース。
朝早く荒れていないポイントは一投目でヒットするのを実感した。
その後下車場所まで戻り上流に見える堰堤を目指すが時間も無く途中で諦める。
川巾はあるが攻めたい場所は岸から木が覆って上手く攻められずにルアー2個ロスト。


丁度上流組みがクラクションを鳴らしながら暴走して来た。
笛で合図したが暴走状態で確認できなかったらしく直ぐ下流へ走り去ってしまった。
仕方なく休めた最所のポイントで釣るもプレッシャーを掛けすぎたか・・・2時間程度では回復しないようです。

暫くして暴走車が引き返してきてお互いの釣果を報告。
H氏が27センチクラスを始め6本をキープしていた。
大きく見せようと工夫して撮影したが指がバッチリ写っている(笑)。

宿に戻り一番遅いグループで朝食をとり、今夜のキャンプに備え温泉にゆっくり入りチェックアウト。一路、小阿仁川を目指す。

県道へ入った所に通行止めの表示があり一瞬戸惑ったが行ける所まで行くことにして上流を目指す。
途中崖崩れで工事中カ所があったものの通行可能で更に上って行くと集落があり宅配の車両とすれ違う。
集落があるから完全通行止めにはできないのだろう。
それにしても崖上から何時岩が落ちてもおかしくないし、何時足下が崩れてもおかしくない様な道である。
そんな危険な道を暫く行くとキャンプ場にたどり着いた。
無人かと思ったキャンプ場には管理人が居て、何と釣り客がバンガロウに泊まっているとのこと。
入渓許可証を買い車で行ける所まで下見に行く。
本流から道が逸れる場所まで来た所に駐車スペースがあり、車を止めて歩いて下見に入る。
素晴らしい渓流であるがぁ〜〜〜これは熊さんこんにちはコースに間違いないだろうなと思いながら辺りを伺いながら歩く。


キャンプ場に戻りバンガロウ泊を決定し、早々に晩飯の支度をするが、装備、食材ともH氏が用意しているので全てお任せ。食べ始める頃には陽も傾き、最高のロケーション中で酔っぱらいオヤジとなる。
これだけ山奥に来れば当たり前で設備の贅沢は言えないが最高のキャンプ場である。
管理人さんも話好きで色々と教えていただける。

いい加減酔っぱらった所でバンガロウにて就寝・・・・・。



6月18日
ゴソゴソと言う物音で目が覚め、あたりを窺うも真っ暗で何も見えず。仕方なく電気を点けて起きるが正体は分からず。
丁度起きる時間でもあり支度をすることに・・・。薄暗い道を上流目指して暴走!もっとゆっくり走りましょう!。

駐車スペースには先客が車の中で爆睡中でした。起こさない様に静かに支度をして先発!

渓流の景色は最高!景色を楽しみながら歩きたいがH氏の歩くペースは速くアット言う間に先行して見えなくなる。
T氏と同じペースでブツブツ言いながら歩くこと40分、前夜にH氏が他のグループから得た情報で入渓場所を探し川へ降りる。
川へ降りるとそこには素晴らしいロケーションが待っていた。ここから更に上流を目指すためのテン場があった。
今回は十分な準備をしていないので上流は諦めて、この付近で別れて釣り始める。
しかし、以外と渋いではないか!・・・超クリヤー水で魚に感づかれているのか?・・・。


空腹になったところで入渓場所に集合し朝飯となる。
ここでもすべての道具と食材を独りで担いでいるH氏が手際よく準備をする。感謝!
腹ごしらえができた所で来た道を戻り適当な場所へ入ることに。
結局前日に下見したポイントから入り22cm位のリリースサイズ2本で終わった。

このフィールドは比較的容易に川へ入ることが可能のようでゴルジュのような険しい場所は少ない。
入渓するとかなり広範囲に釣り歩けるようであったが所々に大岩や滝、深い淵があり、それ相応の装備と技術は必要。
魚は居る!当たりが無い場所でも岩魚が見えている。

攻め方を間違えていたに違いない。間合い、ルアーの着水ポイント、引き方・・・等々反省点は多い。

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