OGASAWARA 08
2008.09.05〜2008.09.10

ベタ凪ぎの東京都遠征

今年も素晴らしい自然が残る小笠原村へ出掛けてみた。
6月に予定していた遠征であったが、台風5号の父島接近で今回の仕切り直しとなった。
例年8月下旬から9月は台風の発生が多い時期だが、今年は幸運にも台風の発生が少なく、
遠征近くなって毎日チェックするも台風発生に関する情報は無かった。
これは俺の行いが良いからだと自分に言い聞かせる(爆)
今回は自他共に認める釣りキチである群馬県のM氏との遠征。


9月5日(金)
出港1時間前の9時に竹芝ターミナルでM氏と合流
小笠原丸は定刻より10分程度遅れて竹芝桟橋を離岸。

早速ビールをグビグビと(笑)
レインボーブリッジ、羽田空港、アクアライン、横浜を眺めながら外洋へ。
外洋へ出ると海の色が深い青色に変わっていく。
3回目となる小笠原丸25時間の船旅もペース配分が分かり苦にならない。
ビール、ビール、水割り、水割り・・・・・おっ凪ぎなのに船が揺れるな(爆)


9月6日(土)
小笠原が近くなると船の横にカツオドリが飛び始める。
船に驚いたトビウオが滑空するのを狙っているのだ。
暫しカツオドリの漁を見学する。
空も海も強烈に青く、日常生活の全てを忘れさせてくれる。
定刻より30分程度遅れて正午に小笠原父島二見港に接岸。

パワフルでキュートなNOBUさんの出迎えでポコフィッシングスタジオへ
宿で昼食を食べながらタックルを組上げる。
船旅の疲れか、飲み過ぎか食欲が無い(爆)

3時にNANSEIでケイタ列島へ向けて出港。
エアコンの効いたキャビンのソファーで居眠りしながら2時間で婿島付近へ。
くぅ〜たまらん このクルージングは最高に気持ちが良い。
食欲が復活しビールが飲みたい(笑)

軽くストレッチで身体を解してスタートフィッシング〜。
なんとファストヒットはM氏にキメジがヒット!
遠慮深い俺は後から大物を(笑)
狙い通りに大物がヒット!
ラインがドンドン浮き上がり左舷方向へ突っ走った。
あまり大きくないだろうと思い勝負を挑んだ。
ギュゥ〜〜〜ジィ〜〜〜ブチッ???
想定外のサイズだったのか、ラインブレイク(涙)
リーダーはザラザラになりスイベル上で切れていた・・・嫌な予感(汗)
出港が遅れたこともあり1時間程度で1日目を終了。
婿島(無人島で上陸禁止)の入江に船を係留。
シャワーを浴びサッパリしてからビールを飲みながら小物釣り。
NOBUさんの美味しい料理で満腹になり爆睡


1日目釣果(1時間)
茂木氏 キメジ   3kg
    キメジ   2kg
    アカバハタ 1kg
    カンパチ  4kg

管理人 痛恨のラインブレイク
       カンパチ  3kg


9月7日(日)
まだ暗い内から目が覚めるが寝心地の良いベッドでウトウト・・・
明るくなり全員が起床。
コーヒーを飲んでから出撃!
朝マズメ勝負を掛けたいところであるが身体がまだ寝ている。
無理をせずにライトタックルで肩慣らしをしていると・・・

ひったくる様な強烈なアタリがあり、リールが船縁に激突!ロッドを起こせない。
何とか体勢を立て直しファイトしようとするが・・・
ジィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜と、ドラグは鳴りっぱなし
ミシミシと音をたてPEラインがガイドを激しく擦り出て行く
ロッドを立ててもティップが起き上がらない。
暫く耐えたがジグを銜えて大魚は悠然と去って行った。
やってしまった(大泣)
嘗めたタックルで遊ぼうとした代償は大きかった。
教訓・・・朝一番は油断してはいけない。


M氏には良形のカンパチがヒットしたもののサメの攻撃に会い頭部だけ上がって来た。
ベタ凪ぎの沖で船を流し、朝飯を食べてから仕切り直し。
気合を入れてシャクルも根魚ばかり・・・
海底で根魚が口を開けて待っているのかな・・・
ルアーが着底すると素早く巻き上げるが直ぐに根魚がヒットしてしまう。

アッと言う間にクーラーは赤い魚で埋まって行く。
根魚を釣りに来た訳ではないのに・・・
カンパチはたまに掛かる程度で青物といえばサワラがラインを切りに襲い掛かる。
サワラにラインを切られフォールでラインが止まる。
シャクルといきなり軽くなりジグが無い
サワラの親分を釣り上げ猛攻を黙らせる。

島影で昼飯
午後も根魚の猛攻は止まず。
最後は浅場でトップゲーム。
澄み切った空へ思いっきりポッパーをキャスト!
ポッパーは吸い込まれるように空へ飛んでいく。
なんて気持ちの良い海だろうか・・・
GTの出る気配が・・・
無心にキャストを続けるとヒット!
すかさずファイト!
身体ごとラインにウェイトを乗せて・・・
暫しトップゲームで遊び二日目を終了。
入江に入り、シャワーを浴びビールで乾杯。
持ち込んだ酒では足りずにTOMMY船長から焼酎を貰い酔っ払い。
腕はエアーサロンパスでクールダウン











2日目の釣果
茂木氏 バラハタ  3kg
      バラハタ  2kg
      バラハタ  2kg
      ヒラマサ  3kg
      カンパチ  3kg
      ツチホゼリ 8kg
      バラハタ  3kg
      スマガツオ 5kg
      ダツ    3kg

管理人 キメジ   2kg
      バラハタ  3kg
      バラハタ  2kg
      カンパチ  1kg
    
カンパチ  3kg
    カンパチ  3kg
    アカバハタ 2kg
    バラハタ  3kg

      サワラ  10k
    カンパチ  5kg

      バラハタ  4kg
      カンパチ  3kg
      バラハタ  4kg
      カッポレ  3kg
      バラハタ  3kg
      カンパチ  5kg


9月8日(月)
今日は島周りを狙いながら南下して父島へ帰港する。
最終日はドリンク剤を飲み気合を入れて燃え尽きるまでシャクル。
その努力は結果となって表れた。
朝から良形のカンパチが次々にヒット!
ヒットはボトムから中層まで・・・
ボトムからシャクリ上げて来るとガツン!とジグがひったくられる。
すかさずフッキング!フッキング!フッキング!
カンパチが走る!
ドラグはジィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜と唸り
ミシミシと音をたてPEラインがガイドを激しく擦り出て行く
ファーストランが止まったところが勝負どころ。
セカンドランに入る前に頭をこちらに向ける
リフトアップ!してパワーリフト開始!
10kg程度の小物を相手に体力を消耗すると大物に対応できない不安が・・・
しかし、最後まで大物が現れず。
まぁ島の人でも滅多に大物に出会えないのだから・・・
島影にはいり昼飯を食べる。
軽くクールダウして終了。
父島までソファーで爆睡。














3日目釣果
茂木氏 カンパチ 21kg
      スマガツオ 4kg
      カンパチ  8kg
      アカバハタ 6kg
      カンパチ 14kg
      カンパチ  4kg
      カンパチ  3kg
      アカバハタ 2kg
      キメジ   2kg

管理人 カンパチ 15kg
      カンパチ 12kg
      カンパチ 14kg
      カンパチ  4kg
      カンパチ 16kg
      カンパチ 16kg

帰港してショップでタックルの潮落とし。
皮膚を露出した部分は強烈に日焼け状態で、風が弱い陸では陽に当たると痛い。
宿へ戻りシャワーを浴びて放心状態。
メッキゲームへ出掛ける気力なし。
夕食はNOBUさんを拉致して寿司屋へ。
自分達が釣った魚を刺身、フライ、煮物にしてもらい美味しく頂きました。
勿論ヨッパ状態に・・・



9月9日(火)
早朝から荷造り。
朝食はホライゾンでパンとコーヒー
父島を一周してお土産を買い小笠原丸へ乗船。
NOBUさんの見送りとダイビングボートや観光船の派手な見送りで父島を出港。
落ち着いたところでビールをグビグビと(笑)
デジカメで何度もスライドショーを見て思い出に浸る。
父島出港時は快晴で凪ぎでしたが、陽が落ちた頃から北東風が強くなり時化模様。
船も結構な揺れでしたが、もう帰るだけなのでOKOK。


9月10日(水)
風は強いが大島に近づく頃にはウネリも小さくなりデッキに出てコーヒータイム。
大島が近くなる頃から海の色が変化していく・・・
素晴らしく深い青から輝きを失った青い海へ
青い海に徐々に濁りが入る
東京湾へ入る頃には輝きの無い茶色い海
俺もこの海を汚している1人である。
毎回小笠原の帰りに思うことであるが、食用油を排水に流さないのは勿論のこと、洗濯・食器等の洗剤を極力少量にしてこれ以上海を汚さないようにしたいものである。
定刻より遅れて小笠原丸は東京港竹芝桟橋に接岸


今回の全釣果 
リリースできるものは全てリリースしています。
1キロ以下は記載していない。

茂木氏
カンパチ  21kg、 14kg、 8kg、 4kg2本、 3kg2本
ヒラマサ  3kg
キメジ   3kg、 2kg2本
スマガツオ 5kg、 4kg
ダツ    3kg
ツチホゼリ 8kg
アカバハタ 6kg、 2kg、 1kg
バラハタ  3kg2本、 2kg2本

管理人
カンパチ  16kg2本、 15kg、 14kg、 12kg、 5kg2本、
      
4kg、 3kg4本、 1kg
キメジ   2kg
サワラ   10kg
カッポレ  3kg
アカバハタ 2kg
バラハタ  4kg2本、 3kg3本、 2kg


今回は6月の仕切り直しなのに何故か準備不足で、主力ジグ・フック・スイベルの補充忘れは釣りにも影響してしまった。
遠征時の準備が如何に大切かを改めて認識し反省。

釣りに関しては、小物苛めに終始した遠征であったが、大物に対応するヒントを掴んだので今後に繋げていきたいと考えている。
次回の遠征は更に大物対応タックルにパワーアップして挑みたい!