ロウボール(バスケットボール型ゲーム)
信州教育サークル 中嶋篤泰
平成17年2月13日作成
1「ロウボール」とは
バスケットボールやポートボールをより簡単に、誰でも
抵抗なくプレーできるようにルールを工夫したゲームです。
ルールを状況に合わせて工夫してください。
2なぜ「ロウボール」?
バスケットボールのことを「篭球」(ろうきゅう)といいますね。
バスケットボール型のボールゲームなので、私がそう名づけて
みましたが、もし同名のゲームや商標があったら変更します。
3バスケットボールとの違い 赤字はルールを簡易化した理由
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人数は一チーム4人。(ゾーンが4つある)
A
プレイヤーはゾーンの中しか動けない。(身体の接触やボールの奪い合いが少ない)
B
中央に「ミドル」というゾーンがある。 (全員が役割を持つ)
C
ドリブルはなく、パスだけ。 (技術的な抵抗を低くする)
D
ボールを持ったら動けない。ピボットはできる。
E
得点するとローテーションをする。 シュートした人がゴールへ。(全員が役割を交代する)
F
一ゲームにつき、一人1点しか入れられない。(全員が得点に関わる)
G
全員が得点するか、時間内に多く得点したチームの勝ち。
あとは大体バスケットボールやポートボールのルールが適応できます。
ただし得点については学級や児童の実態に合わせて決めてください。
例) ボードに当たったら1点。
【コート図】 図の中の白丸と黒丸がプレーヤーです。
シュートエリアにいる人を「シューター」
ミドルエリアにいる人を「ミドル」
ゴールエリアにいる人を「キーパー」と呼びます。
4競技の例
担任している小学2年生でやりました。(来年度教育課程の研究会に向けての先行研究)
時間は8分。
得点はボード・リング・ネットに当たれば1点。
初めてバスケットボール型ゲームをするので、事前に3対3の的あてゲーム
やパス・シュートの練習をしました。ボールは「ソフトドッジボール」を使用。
はじめはルールを理解するのに少し時間がかかりましたが、次第に慣れて
くると、パスを取りやすい位置に移動したり、シュートが打ちやすい場所にパスを
出したりすることが自然にできるようになりました。また運動神経のいい子や身長
の大きい子ばかりが活躍するのではないので、みんなが楽しくプレーすることが
できます。2年生では少し難しいですが、3年生以上なら十分プレーすることが
できると思います。ポートボールよりも簡単で、パスの重要性、移動の必要性、
速攻の有利さ等が学べます。
校内の研究授業で発表したばかりで、まだ私の思いつきの域を出ないので、
先生方の実践で、よりよいものにしていただければ幸いです。
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