第7回サンケイホール独演会

定吉とん

2000年3月4日(土)pm18:00開演

桂雀喜「軽業」/桂雀三郎「親子酒」/桂千朝「鴻池の犬」/桂雀三郎「崇徳院」/ 中入り/桂雀三郎「哀愁列車」
桂雀三郎withまんぷくプラザーズミニコンサート:「ヨーデル食べ放題」
「バナナライブのCMソング」「それぞれの味」「忘れん坊のサンタ苦労ス」

雀喜さん、きょうは快調に笑いを取っている。私は綱渡りのところが一番楽しかった。パントマイムがきっちり出来ているのは、さすが師匠ゆずり?たすきをかけるところとか、綱を渡る身体の揺れとか、う〜〜ん、すごい!

千朝さん、やさしい語り口で、この人の「鴻池の犬」はなかなか上品ですね。池田屋さんで飼われてた犬が悪い仲間に入っていく話なんか、現代の暴走族とかシンナー遊びなんかに掛けているのが、面白かった。

雀三郎さん、全部は言い尽くせないほど、すごい熱の入った演技で、感動しました。これほどすごかったことはない・・・と言いたいけど、それが結構今までにもあるんですよねえ。でも、あの!サンケイホールで!これだけの演技が出来るなんて、もう〜〜、すごいというしかない!!この人には緊張はないのか!いや、いい意味での緊張がすごい演技を生むんやと思う。なんというか、「ファンでよかった・・・。」そんな幸せをいただいた。同じネタをいろんな会場で聞いているが、どれも一期一会という言葉がぴったりの、そこでしか味わえない演技がある。

ついでに言っておくと、29年前(1971年)の3月4日に枝雀師匠(当時小米)に入門されたそうで、入門記念日という大切な日と重なったということでした。


HOME