ボークスコリア
2006年3月14日、11:31:12
今の時間はちょっと逆光気味。

2006年3月14日、11:31:47
3階と5階がボークス。

3階がSD中心の天使のすみか。
5階が模型、フィギュア中心。


2006年3月14日、11:32:31
ケロロ軍曹がお出迎え。

エレベータで5階へ。


 ボークスで1番興味があったのは価格。韓国の価格と競争するためにどんな工夫をしているのか?他の模型店同様、コピー品も置いているのか?

 僕はコピー品を置いていても、韓国価格に合わせて本物を低価格で販売していても、どちらでも日本人ビジターに対して美味しい状況ではないか、と思っていた。なので店内に入ったとたん、商品チェックに入った。店内はさほど大きなショーケースは置いていないものの、コーナーごとに効果的な配置がなされている。

 ガンプラのコーナーではモニタでTV版ガンダムが放映されていた。韓国版DVDらしく、字幕がハングル。HGUCドムに合わせた内容なのか、第24話「迫撃!トリプルドム」である。が、なぜかそのあと第29話「ジャブローに散る!」に続いたので、こちらで編集したものか?ガンプラのショーケース内はすべてプラモデルのスナップ組み。これは塗装するユーザーが訪れないからか?エアブラシコーナーはボークスブランドも含め、すべて日本製。あまり種類を置いていない。工具、プラモデルサポート部品は普通のレベル。ガレージキットはFSS(ファイブスターストーリーズ)中心。6種類くらい各1個しか置いていない。

 塗装済み完成品フィギュアは思いのほか多く、トレーディングフィギュアが袋入りで単品売りしているコーナーも用意されている。トレーディングフィギュアは買取もしているのか、それともこちらで商品を開封して作ったのかは不明。近くにピンキーとともに、韓国ヘテ製菓の「シュウ」が置いてあったのがほほえましい。(笑)コピー品は置いていない。品質勝負、といったところか。レジにスタッフが3人。

 肝心の価格だが、まったく韓国に合わせた価格になっていない。日本の定価プラス輸送料である。なのでガレージキットなどは日本で通販隊に頼んだほうが絶対に得である。ただ、チョさんがいうには輸送料を考えると適正価格らしく、輸送のタイムラグがある分、日本で品薄になったものが思いがけず手に入ることもあるので、ボークスは貴重な存在とか。確かにもう日本でプレミアが付いてしまっている商品もあった。Dあに君、仮面ライダーの装着変身に食いつく。考慮の末、あきらめ。(笑)

 僕たちが日本語で話をしていると、店長が話しかけてきた。僕たちが模型好きで、地図を用意した上で回っているのを伝え、持参した地図を見せるとひどく驚いていた。特に僕は台湾でもこんなことをしているのだ。驚かれて当然かもしれない。

店「そんなにいろんな国に行っていると、食べ物とか大変じゃないですか?」
ペ「いえ、そんなには。特に台湾は日本人の口に合う料理、多いですよ。劇的に美味しい料理はないですけど(笑)」

店「そうですかぁ……」

 店長の「そうですか」には、悲壮感が漂っていた。いきなり食べ物の話をしてきたので、よほど韓国の食べ物が合わないのだな、と感じる。日本人と話せたのがうれしくて、つい本音が漏れたのかも。こちらに来て1年半だとか。(ボークスコリアはホームページによると2003年11月18日にオープンしたらしいです。)

 ポークスコリアに日本人が来るか?と聞くと、たまに訪れるらしい。僕はボークスのホームページに注文。

ペ「確かにフラッシュなんか使ってて凝ってるんですけど、あれではハングル読める人しか来れないんじゃないでしょうか?せっかく貴重品(日本での)もあるのに。日本人も来易くしたほうがよくないですか?観光名所、といっては何ですけど」

 惜しい、と思う。あれでは地下鉄最寄り駅も判らない。チョさんも地元の人でもたどり着けない場所、といっている。

店「判りました。本社に要望出しておきます。一応、スタッフは日本語大丈夫なので、電話で日本語を話していただければ、日本語で道案内できますので、利用してください」

 とのこと。僕たちみたいに携帯電話をレンタルしていればだが、普通はそこまではしないだろう。やはり地図だ。

 僕とDあに君は何も買わなかったが、チョさんは袋売りのトレーディングフィギュアを何点か購入。うわっ、レジの女の子が思いっきりアニメ声だ。すごい。声フェチには堪らないであろう。Dあに君と盛り上がる。

チ「アルバイトの女の子に日本語で接客されましたよ(笑)」

 僕たちと流暢に会話していたので、一緒に日本から来たと思われていたらしい。ダメ元で店内撮影をお願いしてみたが、やはり無理だった。


2006年3月14日、11:53:02
ここならよかろう、ということで写真撮影。
5階の入口。

 天使のすみかは全員趣味ではなかったので、そのまま外へ。

 帰り道、店長の「食べ物大変」発言で盛り上がる。Dあに君もチョさんも僕同様、「そうですか」で韓国食が合わないのを感じ取っていた。(笑)それにしては恰幅のよい店長。ひょっとして毎日ハンバーガーばかりで「スーパーサイズ・ミー(モーガン・スパーロック監督。ハンバーガーを30日食べ続けると…という映画です。)」になってしまったのだろうか?などと失礼な想像。

チ「それよりも、どんな食べ物も平気なペルシャさんに食べ物大変ですかと聞いているのがおかしくて。(笑)」

 たぶんチョさんはお世辞にも清潔とはいいがたい、在来市場の食べ物を僕が平気だといっているので「どんな食べ物も」、といっているのだと思う。切れましたけどね。

 店長、そんなにつらいなら代わってもいいですよ。同業者ですし。(笑)

 僕たちが訪れたあと、ボークスホームページにあるボークスコリアの地図が、日本人向けに判りやすくなった。


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