LUTS

「昌信洞」文具・玩具横丁


LUTS

 LUTSは昔「アイデア模型」という名前でした。

 初めて訪れたのは、韓国その4のときです。そのときはあいにく旧正月だったので、中に入れませんでした。そして韓国その5のとき、初めて入店。その6でも訪れていますが、僕が懇意にしてもらったのはその7で、今の代表「趙忠鎬(チョ・ジョンホ)」さんになってからです。

 その7までは、孫悟空トイが入っているビルの2階に「アイデア模型」として店舗があったのですが、現在業績を伸ばし、店舗拡張の意味で同ビルの302号室に移り、名前を「LUTS」として営業中です。商品構成は、アイデア時代が輸入プラモデル、ガレージキット、プライズ中心でしたが、今回入店して驚いたのは、ボークスが発売している高級ドール「SD(スーパードルフィー)」によく似た商品を取り扱っていることでした。

 店舗はほぼドール中心の構成になっていて、代わりにプライズ物はほぼ姿を消していました。ドールは受注生産だとか。ドール基本状態で大きいほうが約5万円、小さいほうが約2万円と言ってました。僕はSDに詳しくないので、互換性があるかどうかは断言できませんが、もしあるなら一風変わったカスタムが楽しめるのではないでしょうか?
12:30撮影。
受注生産のドールは、最終調整まですべて手作業で行われる。
目はガラス球で、粘土で内部に固定。

12:30撮影。
見本がショーケース内に並ぶ。

12:31撮影。
小さいほうのドール。

様々な長さ、色のウイッグ。12:33撮影。傘とかばん。12:34撮影。
フック什器には、ウイッグや小物が吊られている。

靴いろいろ。12:36撮影。
スニーカーの在庫。

12:34撮影。
商品かと思ったら私物。(笑)


↑の私物の持ち主、アルバイトの「李(イ)」さん。
彼女は学生で、趣味がドール。
趣味と実益を兼ねてここのアルバイトを選んだとか。日本語は通じない。

12:34撮影。12:34撮影。
箱は価格相応の高級なもの。それにしても「68個限定」と言う数の半端さが解せない。

12:36撮影。
箱の下にタミヤ総合カタログが置いてあるので、
大きさの参考になるかも。(笑)

肝心の場所を説明します。
住所はソウル市東大門区昌信1洞415-5、302号室。
昌信洞(チャンシンドン)文具・玩具横丁(ムング・ワング・コルモッ)傍。
多分日本のホームページで、文具・玩具横丁を地図で紹介するのは
初めてだと思います。↓

最寄り駅は地下鉄6号線東廟前駅1番出口。
ピンク色」がLUTSのあるビルで「」から見た風景が↓の写真です。

5階建て赤レンガのビル。

代表の趙さんは、日本語と中国語がほぼ通じますので、安心して買い物ができると思います。
ホームページもある(韓国語のみ)ので、1度覗いてみるのもよいでしょう。
商品は、ホームページ上で購入できるようになっているのですが、
残念ながら配送は韓国国内のみ。しかし、趙さんに直接メールした場合に限り、
日本への発送、代金の支払いが可能になるそうです。
また、訪れた際にウチのページ(J2.Alt.Net.)で見た、と申し出ると多少いいことがあるかもしれません。(笑)

http://doll.luts.co.kr/FrontStore/mgInfoStore.phtml



「昌信洞」の文具・玩具横丁

 昌信洞は、韓国語でチャンシンドン。この場所が日本のガイドブックでちゃんと取り上げられているのは「ソウルの達人最新版(黒田福美著/アミューズブックス)」だけだと思います。ただ、1ページだけ(地図なし)の紹介ですので、僕はそれを補完する形で紹介したいと思います。

 ↑のLUTSのところで紹介した地図が周辺地図です。最寄り駅は地下鉄6号線東廟前駅1番出口と、地下鉄1号線東大門駅4番出口、次いで地下鉄6号線東廟前駅2番出口になります。緑色の部分が、文具・玩具横丁と呼ばれる部分です。その名の通り、問屋と小売店がぎっしり。赤く塗りつぶした部分は、ペルシャたろーのデンジャーゾーン。夜9時以降は絶対に近づかない。

 文具・玩具横丁の営業時間は大体午前8時から午後8時まで(お店によっても若干違い、早い店は午前7時くらいから営業していますが、閉店時間もそれなりに早いみたいです。)で、日曜が定休です。また、地価が上昇していることもあり、お店がころころ変わっていますので注意してください。

 以下は楽しく周るためのコツです。

1.問屋と小売店を見極めよう。
大体、店舗の感じ(商品の置き方など)で判ると思います。

2.買い物で必要な韓国語は最低限覚えて行こう。
これください、いくらですか?、見せてください、など。LUTSのように日本語が通じるお店は稀です。95%は通じないと思っていたほうがいいでしょう。

3.問屋は卸売りなので無理に値切らないようにしよう。
チャンシンドンの問屋は、特に値切り交渉しなくても、定価のほぼ3割引になります。

4.小売店では上手に値切ろう。
大体1万円以上の買物をしたとき、端数を切ってもらう、と言うのがいい感じだと思います。初心者の方は値切り交渉をするとき、電卓を持参すると便利。まけてもらったら御礼も忘れずに。

5.商品の中を確認するときは、必ずお店の人に申し出よう。
勝手に中を見るのをお店の人は非常に嫌がります。それは不注意な取り扱いによって、不良品の発生率が高くなるからです。ちゃんと申し出れば、お店の人も安心しますので、帰国してからがっかりしないためにもむしろ、積極的に申し出て中身をチェックしましょう。実は以前ロボットのガレージキットを買って帰ったら、手が両方とも右だった、と言うことがあり、泣き寝入りしたことがあります。(韓国その5)

6.特定のお店を撮影するときは、許可を取ろう。
お客さんの多いときは何も言われないかもしれませんが、お店によってはトラブルの元になることもありますので。

 後から訪れる人のことを考えて、節度ある行動をお願いします。

取材2004/06/09


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