平成のいづみ橋 大改修写真集 


泉橋酒造では更なる酒質の向上のために平成8年夏より平成11年までの4年間で酒蔵の大改修を行いました。

昔の蔵の姿が新しくリニューアルされていく姿を記録に留めようとこのページを作りました。

興味のある方は見てみて下さい。日本酒や蔵に詳しい方は面白いかもしれませんよ。

ちょっとその前に・・・・

1969年に土蔵の蔵を解体している時の写真

昭和44年10月には、関東大震災(大正12年9月)に倒壊後に立て直した酒蔵(土蔵)を解体し、新しく鉄骨の酒蔵を建てました。ちなみに現在の社長がいづみ橋に入社したのが昭和41年でしたので、蔵の建て直しで気合を入れたのでしょうね。

その時の記録写真です。左手の母屋や煙突は今も変わっていませんが、中央奥の蔵は解体中です。

明治期の建造の母屋(写真左)は今のそのままです。また、中央に煙突(昭和31年)もそのままです。

 

昭和44年10月5日撮影

左、解体中の酒蔵(仕込み蔵)です。非常に長い梁をまさに外したときの写真のようです。話では土壁の泥が大変多く出たそうです。

1995年以前の写真

1969年〜1995年までの蔵の写真です

 左は改修以前の蔵の正面写真です (昭和62年撮影)

上は改修前の裏の田圃から見た蔵の北側前傾です。春の緑美しい屋敷林と田圃に囲まれています。

1996年の第1期改修工事
 仕込み蔵の増築、第2麹室新設(吟醸麹用)、酒母室新設、会所場新設、酒友館の新設(土蔵改装による)、冷蔵プレハブ冷蔵庫新設(30坪)を行いました。

左は酒友館の改装風景です。  改修のポイントとしては、大吟醸造るときのような手造りで、他のすべての酒ができるようにすることであり、また、出来た製品をしっかりと低温で管理が出来、また、来客の方に味をみて頂ける場所を作ることでした。

 

左は酒友館2階の内部の雰囲気です。あまり見せたくありませんが、江戸・明治・大正時代の生活用品が沢山でてきました。最も右の写真は古いラベルです。

旧広敷(ひろしき)の建物の解体の様子です。

増築部分の基礎工事の様子です。左奥にある赤い屋根は麹室の建物です。屋根を取り払い増築部分の中に入れてしまいました。

旧酒母室の内部の様子です。

麹室の入口の写真です

昔の休憩所

昔の休憩所

左は完成した酒友館の写真です

酒友館はその昔米蔵として使われていましたが前後は物置場としてしか利用しておりませんでしたが、改装により試飲スペースとしてなりました。2階はミーテイングルームとして蔵の見学の時や打ち合わせなどに使用しています。

 

この倉庫の中にプレハブ冷蔵庫(30坪)作りました。フォークリフトで入れる冷蔵庫です。

吟醸用製麹室(新)・・・第2製麹室です

1997年の第2期改修工事

 蔵内外装リニューアル(屋根、壁、断熱)、モロミ冷却水システム更新、構内舗装工事、微生物管理室造作、井戸ポンプ室改修、外トイレの新設。

←仕込蔵の入口(旧)

新しい入口→

戸は巨大な木製の引き戸にしました

仕込蔵の裏面(新)

看板を取り付け、朝と夕方はライトアップしています

 96年度に引き続き、97年の夏場は改修工事一色でした。より良い仕込み環境作りのために、仕込蔵の内外装を断熱効果という観点からすべて直しました。また、モロミの冷却装置も新に作りなおし、酵母の保管・培養のための微生物管理室も新設しました。また、25年間動きつづけている地下水くみ上げのための水中ポンプの新しいものと取り替えました。

新しい発酵室 新しい前景

1998年の第3期改修工事

 仕込みタンク室改装、第1麹室改修
 98年には更に醗酵室(もろみ)の改装と昔から使っている第1麹室内を改修し、より乾湿の差がとれる室へと改修しました。

1999年の第4期改修工事

 酒母室・上槽室プレハブ冷蔵庫化、蒸米システム変更、ビン詰め工場改修
 99年には、酒母室とヤブタのある上槽室をプレハブ冷蔵庫化し、夏場も冷蔵庫として使用できるようにし、蒸米の熱源をボイラーから、昔ながらのバーナーに直しよい良い外硬内軟の蒸し米ができるようにしました。また、ビン詰め工場も直しました。

2006年 精米機の更新・設置
 「酒造りは米作りから」のもと、農業と醸造をつなぐ精米工程を外部への委託ではなく、自社で一貫して行いたいと考えておりましたが、2006年に新たに精米機を更新し、自社精米を行うことを決定致しました。

 30年ほど前に自社精米は中止し、それ以来委託精米を行ってしましたが、地元酒米の使用比率が100%に近くなったことや、精米品質を上げる必要性がずっとありました。また、調べてみると全国の酒造メーカーの5社に1社の割合で自社精米をしている、という統計を知り、精米は極普通のことなのだ、と考えさせられた経緯もありました。

 精米機の導入により、泉橋酒造は農業現場から、醸造現場までトレサビリティーが可能な酒蔵になり、ここから生み出される品質の安定 と 精米結果を酒米生産現場へフィードバックできる利点は、今後の泉橋酒造にとって計り知れない技術とノウハウの蓄積に繋がるものと考えております。

 地酒蔵として、当り前のことが当り前にできる蔵へまた一歩近づけました。2006.11記

精米工場の改装の様子

10トン車約2台分のパーツが運び込まれました

 2006年の夏から秋に掛けて工事を行いました。精米工場のために既存の倉庫を改装し、9月末から醸造用精米機(新中野工業叶サ、NF26型)を搬送し、組み立て設置しました。

改装後の精米工場と醸造用精米機(NF26)


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