Lesson 8 コミュニケーション

 〜「ほめる」ちから〜

主題*子どもは、神様に与えられたユニークな才能と能力を持った価値ある存在として、ほめられ、励ましてもらう必要がある。

   ユニーク(unique):唯一無二の、かけがえのない、独自の、無比の

cuts009.gif聖書       (エペソ4;29)
悪い言葉をいっさい、あなたがたの口から出してはいけない。必要があれば、人の徳を高めるのに役立つような言葉を語って、聞いている者の益になるようにしなさい。

顕著に現れている個性や性格は、多くの場合、肯定的な面と否定的な面の両面を持っています。

たとえば意志の強い子は、信念を貫いたり、リーダーシップを発揮しますが、反面、他の意見に反抗的になったり、素直さに欠けることもあります。また、感受性の強い子は、時として、弱さが現れたりしますが、人と共感できたり人を助ける仕事に適した性質でもあります。

個性の中にある肯定的な面を見て、励ますことが大事です。以下は役立つガイドラインです。

1 現実的な期待を持つ

  子どもは、ほめられたい、親を喜ばせたい、と思っているものです。しかし、親は時々期待しすぎたり、プレッシャーをかけすぎることがあります。
幼い子には、失敗の原因が、年齢による未発達なところにあることもあります。大切なことは、完璧であることより、単純に「やってみる」「挑戦する」ことと、可能性による努力と、達成感、満足感です。あなたの期待度を、年齢、能力、個性にあうよう調節してください。

2 子どもに失敗する余裕を与える

  失敗することは、人間として価値が損なわれるということではなく、単純 に練習と経験が足りないと理解することが大切です。失敗するたびに自分に失望していると、失敗を隠したり、努力をやめてしまうでしょう。子どもの誠実な努力を認め無条件の愛をしめしましょう。

3 他の誰とも比べない

  私たちは、それぞれ強さと弱さを持っています。一人として同じではありません。どれくらい成長したかに目をとめましょう。

4 正しいことをしていると子どもに伝える

  完璧を求めるより、努力していることが正しいと伝えるほうが、肯定的です。そして継続して励ましてもらうと、アドバイスを聴こうとします。

5 子どもに出来ることを設定する

  少し難しいと思われることも段階を踏めば、上達します。自信を重ねていくとき責任感も生まれます。

  失敗が続いたら、少し簡単なことに戻って手伝いを頼んでみませんか?

  何度でもやりなおしていいのです

illu070.gifトライ
英語には、ほめる表現として、使える言葉がたくさんあります。日本語でそのような表現として使える言葉を準備してみましょう。

 good, nice, great, wonderful, terrific, incredible, outstanding, awesome, ameazing, wow! など

cuts009.gif聖書       (ヘブル3;13)
あなた方の中に、罪の惑わしに陥って、心をかたくなにする者がないように、「きょう」といううちに、日々、互いに励まし合いなさい。

              メール:icon133.gif



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