Lesson 7  コミュニケーション

 子どもの気持ちを理解する

*自分の気持ちをきちんと聞いて理解してもらっていると、物事に肯定的に反応し、問題に対処しようとすることが出来る。

cuts009.gif聖書       (箴言18;13)
事をよく聞かないで答える者は、愚かであって恥をこうむる。

           (箴言20;5)
人の心にある計りごとは深い井戸の水のようだ、しかし、さとき人はこれをくみ出す。

効果的なコミュニケーションの、ひとつのカギとなるのが相手の気持ちを認めることです。

私たちは、たびたび子どもの気持ちを受け入れずに否定したり、正そうとしたりします。その結果として、自分に落胆したり、話をすることをやめてしまうでしょう。

子どもの気持ちを受け入れ、理解することを心がけましょう。

1 全神経を集中させて子どもの話を聞く

  まず、手を止めて、子どもの目を見て、注意深く聞きその表情からも気持 ちを聞き取ろうと努力している人は多いでしょう。その時大人は、経験から理性的に物事を見ようとして、正しいか間違っているかと、裁いてしまいます。答えを急がないでください。

  神さまは人を創造されました。目は2つ耳は2つ、口は1つです。

cuts009.gif聖書       (ヤコブ1;19)
人はすべて、聞くに早く語るにおそく、怒るにおそくあるべきである。

2 あいづちで子どもの気持ちに理解を示す

  子どもの話に耳を傾け、気づかっていることを知らせることは大事です。簡単な言葉であいづちを打ちながら、最後まで話を続けさせましょう。責めたり、アドバイスもまだです。時々子どもたちは、本心を隠して、別の不満を大げさに話すことがあります。そして本当の気持ちに気づいてないこともあります。時間をかけることで、本当の問題が見えてきたり、答えが出ることもあります。自分が理解されているとわかると、アドバイスを容易に受け入れることも出来るのです。

3 子どもの気持ちを言葉で表現する

  子どもの気持ちや考えがわかってきたら、言葉で表してあげます。幼い子は、語彙も少なく時には、本心を隠して、別の不満を大げさに話すことがあります。本当の気持ちにきづいてない事も。隠れている感情を見出すことが解決への助けとなります。

4 否定的な感情から離れるよう子どもを促す

  否定的な感情を理解しても、そのままでは、解決どころか、不満は増すばかりです。しばらく泣いても、ある程度の時間で、泣きやめるきっかけをあげましょう。感情の入れ替えをするのです。

cuts009.gif聖書       (エペソ4;26)
憤ったままで、日が暮れるようであってはならない。

5 最後の決定権は?

  子どもの気持ちを認めることが、答えのすべてではありません。賢明な選択をする必要がある場合、はっきり示すことも必要です。また、選択肢を教えたりして、困難を避けたり、うやむやにするのはよくありません。

illu070.gifトライ
自分の気持ちを理解してもらえなかった経験はありますか?どんな時だったでしょう。

子どもが話をするのは、問題が起きた時ばかりではありません。ほめたり、一緒に喜んだりする言葉をいくつもってますか?

*男の子はあまりしゃべらないとよく言われます。そんな時期もあるでしょう。でも、兄弟、友達や、先生(学校、習い事)、など、いろんな立場の人がそばにいれば、本当にアドバイスがほしくなったら話してきます。時を逃さないように・・・
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