Lesson 10　【思春期の子育てい取り組む】

　思春期を、見て見ぬフリをして過ぎるのを待ちますか?

　　困難な道であっても子どもと向き合うことを選びますか？

　　　あなたの助けになるアドバイスです。

　　　　　　　　　　　　
聖書　　　　　　　　　　　　　　(箴言３；２７)
　　　あなたの手に善をなす力があるならば、

　　　これをなすべき人になすことを

　　　さし控えてはならない。

１　子どもの心を見る

　子どもの変化を外見で判断してはいけません。

十代の子どもが選ぶ服装や髪型を自然に理解して受け入れることは難しいですね。大切なのはその動機に注目することです。

聖書　　　　　（サムエル記上16章7節）

　　　　人は外の顔かたちを見、主(神)は心を見る。

　　　　　　　　　　(箴言4章23節）

力の限り見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく　　　

　校則をわざと破るような否定的な動機である場合は、権威に対する反抗の現われだったり、単に自分らしさのアピールだったり、その外見の向こうにある心の中を見つけましょう。そこに子どもの個性、性格、態度、価値観などが見えてきます。

2　思春期の葛藤と困難を耐え忍ぶ

　思春期のイライラは、ホルモン作用により自然な現象でもありますが、子どもは感情をコントロールできなくなる時があります。子どもが理性的ではない時には私たちが意見を言うことを控えましょう。

聖書　　　　　（箴言1８章13節）

　　事をよく聞かないで答える者は、愚かであって恥をこうむる。

言い争う前に子どもを自分の部屋へ行かせたり、テレビや音楽を消して静かな環境を作ったり、少し離れてお互いに冷静になりましょう。

３　子どもを尊敬し勝ちある存在として扱う

　時に非常に批判的になったり、それが残酷性をおびることがあります。そのような態度をしてもされても劣等感を感じたり自分に対する評価に敏感になります。私たちができることは・・・

�@優しく接する。�A侮辱しない。�B弱いところを刺激しない。�C子どもにはっきりわかる方法で、感謝する機会を探す。(親に受け入れられていること、愛されていることを示す）�D励ます(信頼する)�Eある程度のプライバシーを与える。�F全てを受け止める。

聖書　　　　　（コロサイ人への手紙３章12-14節）

　　あなたがたは、神に選ばれた者、聖なる、愛されている者であるから、あわれみの心、慈愛、謙そん、柔和、寛容を身に着けなさい。
互に忍びあい、もし互に責むべきことがあれば、ゆるし合いなさい。主もあなたがたをゆるして下さったのだから、そのように、あなたがたもゆるし合いなさい。
これらいっさいのものの上に、愛を加えなさい。愛は、すべてを完全に結ぶ帯である。

４　子どもに親を尊敬(尊重)することを教える

　　親が子どもを尊重することで思春期の子どもに信頼感を見せ、自信を与えることは、大人になる良い見本です。お互いに尊敬しあえる関係は幼い頃からの積み重ねも必要です。

　議論や口論で疲れて降参してしまわないよう、譲歩できることは理由と要望をしっかり聞いて、納得できる範囲で、受け入れます。

しかし、ある特定の事（法律、道徳的なこと、安全でないことなど）は交渉の余地がないことを話し妥協してはいけません。

自信を持って、導きましょう。

５　コミニュケーションの線をつないでおく

　家の外にいる時間が増えたり、沈黙が続くようなときコミニュケーションを維持するために少し労力を使いましょう。

　よく聞くためには、あまり多くの質問は避け、具体的な問いと、あいづちで答え批判的な答えをやめましょう。（ｌｅｓｓｏｎ７参照）

　私たちが、話してほしいのは、毎日何を食べたかという根掘り葉掘り、ではなく、本当に困ったときや、大事な決断をするようなときでしょう。その時聞く体勢やアドバイスを準備して待つていましょう。

６　させましょう

　思春期の子どもとは少し距離を置き、子どもが自分で行動することは失敗も含めて必要です。プレッシャーを与えず完璧を求めないで下さい。自分がとった行動に結果や責任が伴うことを教え、将来の夢や希望を一緒に楽しみましょう。

トライ
　頭から足先まで飾り立てる子どもに美しさについて、あなたの価値観を言葉ではっきりいえますか？

　子どもの夢や、将来の希望を知っていますか

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