ネコちゃん用ワクチンの種類と予防できる病気
ネコちゃん用のワクチンは3種類あります。
@5種混合ワクチン
ネコ汎白血球減少症
ネコカリシウィルス感染症
ネコ伝染性鼻気管炎
ネコウィルス性白血病ワクチン
クラミジア病
A3種混合ワクチン
ネコ汎白血球減少症
ネコカリシウィルス感染症
ネコ伝染性鼻気管炎
B白血病ワクチン
ネコウィルス性白血病ワクチン
上記以外の伝染病に関しては現在のところワクチンが開発されていません。有名な伝染病にネコエイズがありますが、これは飼いネコを外出させない方法で予防するしかありません。 当院では室内での飼育をしていただくようご指導しています。
ワクチンのメリットと接種プログラム
ワクチンは様々な感染症からネコちゃんを守ってくれます。
生後2ヶ月から接種を開始し、初年度は2回接種します。それ以降は1年に1度の追加接種となります。
ワクチンのデメリット
ワクチンとは本来的に異種蛋白を注射することです。
ワクチンの投与によってネコちゃんの体内では抵抗性をつけるダイナミックな動きが始まります。
この動きはネコちゃんの身体にとって大変な負担となります。場合により副反応を誘発することがあります。
副反応で何が起きるか
@ 元気減退、食欲減退、下痢、嘔吐、軽い発熱、注射部位の痛み・しこり
A 過敏体質のネコちゃんでは注射後30分〜6時間の範囲で、アレルギー反応(顔面の腫れ、痒み、蕁麻疹)又はアナフィラキシーショック(虚脱、貧血、血圧低下、呼吸困難、体温低下、よだれ、震え、痙攣、尿失禁)などが起きることがあります。
副反応と思われる反応が起きた場合には直ちにご連絡ください。
早急な処置を必要とする場合があります。