ワクチンのメリットと接種プログラム
ワクチンは様々な感染症からワンちゃんを守ってくれます。犬の感染症には様々な種類があります。ウィルスや細菌が原因となり、発病すると死亡する危険性を持つものも含まれています。
主な病気 | 原因ウィルス及び細菌 |
致死性疾患 | ジステンパーウィルス |
犬パルボウィルス | |
呼吸器疾患 | 犬アデノウィルス |
犬パラインフルエンザウィルス | |
循環器疾患 | 犬パルボウィルス |
犬伝染性肝炎ウィルス | |
消化器疾患 | ジステンパーウィルス |
犬パルボウィルス | |
犬コロナウィルス | |
泌尿器疾患 | レプトスピラ・カニコーラ |
レプトスピラ・イクテロヘモラジー |
ワンちゃんのワクチンには5種混合ワクチンと8種混合ワクチンの2種類があります。ワンちゃんの年齢や健康状態によって種類を決めています。 初めてのワクチンの場合、確実な免疫をつけるために4週間隔で2回あるいは3回の接種をする必要があります。(初回のワクチン時期によって回数が異なります。)それ以降は1年に1度の接種となります。
ワクチンのデメリット
ワクチンとは本来的に異種蛋白を注射することです。
ワクチンの投与によってワンちゃんの体内では抵抗性をつけるダイナミックな動きが始まります。
この動きはワンちゃんの身体にとって大変な負担となります。場合により副反応を誘発することがあります。
副反応で何が起きるか
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元気減退、食欲減退、下痢、嘔吐、軽い発熱、注射部位の痛み・しこり
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過敏体質のワンちゃんでは注射後30分〜6時間の範囲で、アレルギー反応(顔面の腫れ、痒み、蕁麻疹)又はアナフィラキシーショック(虚脱、貧血、血圧低下、呼吸困難、体温低下、よだれ、震え、痙攣、尿失禁)などが起きることがあります。
副反応と思われる反応が起きた場合には直ちにご連絡ください。
早急な処置を必要とする場合があります。