仔イヌを飼ったらまず!

健康診断と、混合ワクチンの接種をしましょう。
飼い始めたらまずは受診してください。
初回の来院の際には以下の項目で健康診断します。
・ 検便(ウンチを少量持参してください。)
・ 検温
・ 聴診
・ 皮膚検査
・ 歯科検査
・ 眼科検査
・ 耳科検査
健康状態に問題がなければ、ワクチンを接種します。(生後45日より接種できます)初年度のワクチンは、接種開始の日齢により、2回あるいは3回の接種をします。二年目以降は1年に1度の追加接種をします。

その他の予防
混合ワクチン接種の他に、狂犬病ワクチンフィラリア予防ノミ予防が必要です。
仔イヌは非常にデリケートで、伝染病にかかり罹りやすいものです。予防がすべて完了してから外出させましょう。それまでは室内で大事に飼ってください。


しつけの方法

 イヌの社会は縦社会で、誰が一番偉いかが重要なのです。いいイヌに育てるには、まず、イヌの習性を理解しましょう。そして、それを上手に利用しましょう。
 イヌを人間の子供のように擬人化して扱うケースでは最も失敗が多いです。正しくイヌと人間の関係を築いた上で可愛がりましょう!

飼主がボスになれ!
 仔イヌには頼りになるボスが必要です。飼主さんがしっかりとしたボスになってあげましょう。

ボスがいないと…
 飼主さんが頼りないと、仔イヌはとっても不安です。不安のあまり、攻撃的な性格になることがあります。

社会性をつけよう!(友達を作ろう)
 生後3ヶ月〜6ヶ月の期間は仔イヌの社会性をつけるために重要です。人間に例えると幼稚園から小学校低学年までの時期にあたります。この時期に他の人や他のイヌに会わせましょう。
 これを怠ると、家の中以外の環境に馴染めません。外出した際や、他のイヌに会った際に攻撃的になったり、精神的に落ち着かないイヌになります。

 イヌだって人間と同じで学校が必要です。友達を作ったり、社会性を身に付けたり、ルールを覚えたり…。たくさん勉強させてあげましょうね。


食事にだってこだわりたい!

イヌには固形フードが一番です。

人間の食べ物はイヌには合いません!
イヌにはイヌの食事を用意してあげてください。
 人間の食事はイヌにはショッパイですし、栄養のバランスをとるのが困難です。決して与えないでください。
(ショッパイ味はヤミツキなってしまいます。健康を考えて最初から与えない!!)
 また、缶詰のドックフードは歯に悪く、栄養のバランスも適切ではありません。

 仔イヌの食事は成長に見合ったものを選んでください。大型犬と小型犬では成長のスピードが違います。大型犬には大型犬用仔イヌフードを、小型犬には小型犬用仔イヌフードを選びましょう。

餌の値段は肉の値段です。
 ちょっと値段の高いフード。これがイヌ用の普通のフードです。(大袋で1000円くらいのは総合栄養食とは言えません。)イヌは肉食に近い雑食の動物です。いい肉を使ったゴハンを選んであげてくださいね。
 メーカーも重要です。独自の研究・検査設備を持ったメーカーのフードを選びましょう。
いい犬に育てよう!