避妊手術とは

メスの動物の妊娠を避けるための手術です。

手術方法
・下腹部を切開して、卵巣と子宮を摘出します。
・麻酔時間はネコで約1時間、イヌではおよそ1時間〜2時間です。
・手術時間はネコで約30分、イヌではおよそ45分〜1時間30分です。
・術後2日間の入院が必要となります。

この手術には子供を生ませないためだけでなく、以下のようなメリットもあり、同時に手術に伴う危険性などのデメリットもあります。

避妊手術のメリット
@発情に伴う動物と飼主のストレスをなくします。(鳴声・落ち着きのなさ・犬の生理・ケンカ・発情時の食欲不振 など)
A若い時期に行うことによって、性ホルモンが誘発する各種疾患を予防できると言われています。(卵巣の病気・子宮の病気・乳腺腫・糖尿病 など)

避妊手術のデメリット
@手術時に使用する麻酔薬の影響。(呼吸不全、心不全、ショック、肝臓・腎臓への負担 など)
A処置に対する恐怖や手術後の痛みによるストレス。(感受性にかなりの個体差があります。)
B手術合併症の危険。(保有伝染病の発症、腹膜炎 など)


去勢手術とは

繁殖を避けるためにオスの動物に対して行う手術です。

手術方法
・ネコは陰嚢の中央、イヌは陰嚢の頭側部中央を切開し、左右の精巣を摘出します。
・麻酔時間は約30分です。
・手術時間はおよそ5〜10分です。
・術後3〜5時間病院にて安静にします。

この手術において、以下のメリットとデメリットがあります。

去勢手術のメリット
@ネコでは尿マーキングや発情期の放浪癖が減少します。(個体差があり、すべての子に有効ではありません。)
A
発情に伴う動物と飼主のストレスをなくします。(鳴声・落ち着きのなさ・犬の生理・ケンカ・発情時の食欲不振 など)
B若い時期に行うことによって、性ホルモンが誘発する各種疾患を予防できると言われています。(精巣の病気・前立腺の病気・肛門周囲腺腫 など)

去勢手術のデメリット
@手術時に使用する麻酔薬の影響。(呼吸不全、心不全、ショック、肝臓・腎臓への負担 など)
A処置に対する恐怖や手術後の痛みによるストレス。(感受性にかなりの個体差があります。)
B手術合併症の危険。(保有伝染病の発症、腹膜炎 など)



当院では生後8ヶ月〜15ヶ月の

若い時期に手術を行う事をお勧めしています。
※ ワクチン接種を事前にお済ませ下さい。
動物の健康状態や年齢により料金は異なります。
避妊手術には2泊3日の入院費が含まれています。
手術当日は必ず絶食・絶水のまま、午前中にお連れ下さい。
手術は予約制です。事前にご予約下さい。
術後の痛みが強く出る子には、鎮痛剤を処方する事があります。

避妊手術&去勢手術