不定期更新:日々のできごとをダラダラと書き連ねるよ。
2022.10.01


U-NEXT 無料
U-NEXT 初月無料がおわって解約したのですが、「もう1ヶ月無料キャンペーン」のメールがきた。
条件つき無料でもなく、無条件なのでありがたい。
もしかして、解約時のアンケートに U-NEXTを絶賛するコメントを書いたから??

そんなわけで無料2ヶ月目に突入したけれど、今はCGに集中しているのであまり映画を見ることができなさそう。


Meta Quest 2 で VR

無料の3DCGソフト、Blenderを習得中。

高価なCGソフトほど使い勝手が良くないものの、無料とは思えないほど非常に高機能。
ネット上にTIPS や How Toが山のようにあって、分からないことがあってもすぐに調べがつく。
ひと昔前とは状況が大きく違いますね。


↓Blenderの習得用に作ってるものの1つ。
古いゲーム、レジェンドオブドラグーンのキャラクター。

※テクスチャ非表示状態。

これをVR化してYouTube にアップして、 Meta Quest 2 で 立体視で見るテストをやってました。
VR映像なので、自分が頭を動かせば周囲を見渡せるけれど、自分が空間内を歩き回ることはできないです。
※YouTubeではプライベートな非公開の状態でテスト中。


Blenderには「VRモード」という機能があるので試したところ、これがすごく良い。
VRモードを使うと CGソフトの空間内に自分が入ることができるので、自分が動けばキャラクターの背後に回り込めるのです。
まるで等身大フィギュアを見ているよう。

そして自分の位置とキャラクターを重ねると、自分がコスプレをしている状態になって面白い。

ここに画像は載せてませんが、リアルタイムCGでもそこそこの質感が出てます。
未知の体験すぎてすごくイイので、Quest 2で見えている状態をキャプチャする方法が分かったら、動画を載せてみます。


もう一つ作ってるやつ。。

これはVRで見るにはポリゴン数が猛烈に多いので、減らす方法を勘案中。
髪の毛などでポリゴン数が多いと、グラボのファンがうなるしQuest 2のバッテリー消費も早いです。
このデザインはとにかく複雑。 20年前のゲーム発売当初から思っていることだけど、ソニーの方がどうやってモデリングしたのか本当に謎。


AR(拡張現実)で自分の部屋にキャラクターを表示させたいけれど、Quest2では無理とわかった。
そもそも Quest2 の周囲確認用カメラは白黒カメラだしね。

Metaが開発している次世代のQuestはAR対応になるようです。


3DCG制作は時間がバンバカ吹っ飛んでいく。
そして制作はまだまだ、めっちゃ時間がかかる見込み。



ウイルスバスターのちょっとした不具合

ウイルスバスターにちょっとした不具合があって、Twitterに書いたら公式サポートから連絡がきた。

レアな事例のようで、あれこれやり取りしたものの1ヶ月以上経っても解決しておらず、今だにサポート対応継続中。
トレンドマイクロ社から提供された解析用ソフトをインストールして、採取したログを送り返したり……
結構手間がかかってるから、問題解決したらウイルスバスターの契約期間延長みたいな対価がほしいな(強欲)。



そのほか
【凄すぎ】ウクライナ義勇兵の日本人、スペツナズから激レア装備を鹵獲!!

【画像】AIにねんどろいどのニコラスケイジ作らせたら結構クオリティ高くてワロタwwww


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2022.08.29


真夏の カルト映画・オカルト映画まつり 第2弾

U-NEXTの無料期間中に、気になっていた映画をひととおり見ておこうと50本の映画を視聴。
ホラー映画ファンではないのに、ホラー映画を短期間に集中して見ると結構キツイ。
ホラーではない映画をはさみつつ見ないと精神的にもたないこともあって、変わりダネもかなり見ました。

ということで、50本の中からあれこれをピックアップしてみます。

「ビッグマグナム黒岩先生」
1983年公開。横山やすし主演。
ポスター画像がネット上に流れてきて、何かとおもったら「邦キチ映子さん」という漫画があり、そこでネタになったことが分かった。

校内暴力が吹き荒れる「仁義泣学園」にやってきた2人の新任教師。 一人は西川のりお。登場と同時に銃をぶっぱなす。そして横山やすし。
出演は、島田紳助、今と全然変わってない高田純次、工藤静香ほか。西川のりおが主役に見えるほど演技が光ってました。

エンドクレジットに川村万梨阿の名前があった。

赤ちゃんプレイの場面、何を見てるんだ俺は…ってなる。
・校内暴力のレベルが半端ない。男教師はバイクで引きずり回されて女教師は○イプされる。
横山やすしのプライベートセスナ
・この映画を全然知らなかったけれど、知名度が低いのが謎なぐらいハチャメチャすぎる。


予告編 ログインしていれば再生可能。予告で面白い場面だいたい出ちゃってる。


予告編より。


36歳頃の高田純次。テレビデビューは32歳だったようです。


校庭でマッドマックス。



Amazonで JUNK FILM by TOEI というチャンネルを見つけた。
古いアウトローな邦画がいろいろあるチャンネルで、「温泉こんにゃく芸者」というぶっ飛んだタイトルの映画もあった。 見る予定ないけど…
「コンニャク風呂を作りたいというおかしなおとっつぁんのために、娘が芸者になって稼ぎ、大成功し、コンニャク風呂ができあがる」って、なんだこの話は!?
予告編(YouTube/年齢制限対象)


「女番長(スケバン)ブルース 牝蜂の逆襲」
JUNK FILM by TOEI チャンネルにもある「女番長(スケバン)ブルース 牝蜂の逆襲」(1971年、昭和46年)を見てみた。

「スケバン」という言葉が最初に使われた映画で、脚本家、皆川隆之が自分が作った言葉だと話しているとのこと。
主演女優は池玲子。この映画の公開年にデビュー。キャッチコピーは「衝撃のポルノ女優池玲子」で、ポルノという言葉が最初に使われたのだそうだ。

ピンキーバイオレンスとも呼ばれるポルノ路線の映画。
予告編(YouTube)で分かるように、集団で○ックスしながらバイクで走り回るシーンがあって、なんじゃこりゃな内容。
ことあるごとにヤッたり殴ったり唐突に歌ったりするので、戸惑っているうちストーリーを追えなくなってしまった。

レーティングは 16+ です。

予告編より。危険な撮影だったと思う。


「女番長 野良猫ロック」
和田アキ子主演、梶芽衣子出演。
1970年、昭和45年。日活。
野良猫ロックシリーズ第1作。和田アキ子が主演したのは1作目のみ。
和田アキ子歌手デビュー2年後の主演映画で当時20歳。
当時はまだ、ゴッドねーちゃんというあだ名はついていなかった。

アンドレ・カンドレという芸名だった頃の井上陽水も出演し、デビュー曲の「カンドレ・マンドレ」を歌っている。

ボクシングの八百長試合でヘマをやらかしてヤクザに狙われた仲間。和田アキ子が出ているものの、ほぼ傍観者的な役割。
Amazonカスタマーレビューでの評判も悪く「内容がない」というのが大方の意見。

余談だけど、「ラリってる」ってこの頃からあった言葉なんだな。
予告編

身長174cm


新宿の京王百貨店前。今のモード学園がある付近?


京王線の地下道をバイクとバギーが疾走。このあとバイクで歩道橋も走ります。



「悪魔の毒々モンスター」「悪魔の毒々モンスター 東京へ行く」
The Toxic Avenger / The Toxic Avenger Part II


1984年、1989年公開
以前から「悪魔の毒々モンスター」の2作目が気になっていたので、第1作目から鑑賞。

映画の冒頭に「暴力的なシーンがある」と警告文が出る。
警告通りのドギツさで、不良グループが車で子供をはねたあと、タイヤで頭を踏み潰す。
毒々モンスターは悪い奴を倒す怪物なのだけど、倒し方もひたすらグロい。
油で揚げる、腕をもぎとり大型オーブンで焼くなどで、途中で何度も見るのをやめようかと思った。
Wikipediaの『究極的な美への追求から「美しき映像」と称されることも多い。』って……どこが美しいんだよ!

制作会社はB級ホラー専門のトロマ・エンターテインメント。この会社は「となりのトトロ」のアメリカでの配給を行ったのが謎です。

さて、2作目の「悪魔の毒々モンスター 東京へ行く」は安岡力也、関根勤、永井豪 が出演。1作目同様、エログロ路線。

冒頭から内蔵出したり顔面潰してるのに音楽が軽快なのはなんなんだ…。

日本を褒めるセリフもあるのに、日本ロケの場面はいわゆる「トンデモ日本」が描かれる。
ちょんまげをしたサラリーマンも出てくる始末。。

混雑する駅のホームや浅草寺、仲見世通りでは、あきらかにエキストラではない一般人が大勢いる状態。

毒々モンスターの父親役の安岡力也が死ぬシーンも相当にグロい。
この映画、ネタとして見るのもオススメできません。


ちょんまげサラリーマン


たぶんエキストラではない一般の人


謎のキョンシー、中途半端な忍者、毒々モンスター、カブキマン。


佃煮評論家の役で登場する永井豪と関根勤。



ナムコが出資して制作された「カブキマン」というトロマエンタテイメントの映画があるようですが、配信されておらず見ることができない。ちょっと見てみたいけど、グロいのだろうか?
カブキマン(変身シーン)(ニコニコ動画)



「ピーウィーの大冒険」
Pee-wee's Big Adventure
1985年公開。
ティム・バートン長編1作目。音楽はダニー・エルフマンで、デビュー作でもあるとのこと。

自転車を盗まれ、取り返すためにテキサス州へ向かうことに。
そのドタバタを描いたコメディーです。
ピーウィー・ハーマンのキャラクターの濃さは、Mr.ビーンに通じるものがあるかな。クセが強いので苦手な人もいそう。

アニメーションやストップモーションが使われていて、子供向けとして楽しい映画でした。

ピーウィー・ハーマンこと、ポール・ルーベンスは当時「ピーウィー・ハーマン」の芸名で活動していたと思う。
のちに映画館内でのわいせつ行為で逮捕されたニュースをなぜか覚えている。1991年のことらしい。




「テキーラ」に乗せて踊る場面(2分34秒から)志村けんの「変なおじさん」と同じ動き。
変なおじさんの元ネタはコレなのか?



この場面、ゴジラとキングギドラを承諾なしで出したため東宝に訴えられたそうです。
ティム・バートン、ゴジラ好きなんだよね。




「リトルショップ・オブ・ホラーズ」
Little Shop of Horrors
1986年公開。
主演はコント赤信号の小宮孝泰に似ていることでおなじみのリック・モラニス。「ゴーストバスターズ」にも出演していました。
監督はスター・ウォーズのヨーダ担当でもあるフランク・オズ。

舞台は貧民街「スキッド・ロウ」。売れない花屋が、謎の植物をショーウィンドウに飾ったとたん客が来るように。
しかしこの植物は人間の血で成長する。
CGではない巨大植物がよく動く。上手く作られてます。

ミュージカルなので映画の大半が歌。冒頭から爽やかな曲調で
「一人残らず殺される〜♪」とか歌ってます。
誰かが殺されても歌が始まるので深刻ではなく、軽く見れますね。

楽しいラブコメミュージカルホラーでございました。


別の映画を見ているとき、なにげなくGoogleMapでロサンゼルスを見たら「スキッド・ロウ」を見つけた。
アメリカ旅行に行ったときに観光バスで通りがかったけれど、今になってここがスキッド・ロウと呼ばれていることを初めて知った。
「マフィアによる殺人・強盗・強姦・薬物売買などの犯罪多発地区」。
昼間から人が大勢ウロウロしてるし、路上でゴミかなにか燃えてるし…。
刺激するから写真はダメと添乗員から注意があったから撮ってないけど、Googleストリートビューはありますね


「マルホランド・ドライブ」
Mulholland drive
2001年公開。デヴィッド・リンチ監督作。
解釈が難しい映画として有名。案の定、理解できなかった。
でも意味が分からなくて正常だそうだから問題なし!

現実、空想、回想、夢の区別が示されておらず、明確なストーリーもない。
何か考察したいなら、セリフ一つ一つに注意を払っていないと到底ムリらしい。

とりあえず、不思議な映画を見たぞという実績を作れただけでヨシです。

参考:
http://www.wasedashochiku.co.jp/lineup/2007/mulhollanddr.html
https://ameblo.jp/moji-taro/entry-12614292924.html

・ツイン・ピークスのスピンオフとして企画されたものだそうで、  音楽担当が「ツイン・ピークス」と同じ。とても小さい男マイケル・J・アンダーソンも出演。

この映画の挿入歌リンダ・スコット「星に語れば」(YouTube)、マツコの知らない世界のOP曲ですね。



「レクイエム・フォー・ドリーム」
Requiem for a dream
2000年公開。鬱映画として名高い。
イギリスの映画雑誌「エンパイア」が発表した「落ち込む映画」ランキングで第1位

薬物に依存して破滅していく4人の物語。
一人はダイエットピルにハマって抜け出せなくなるオバちゃん。そしてその息子と友人たちは麻薬の使用と密売。
いずれも破滅に向かっていく。
破滅の方向性がそれぞれ違っていて、どれも悲惨でしかない。
映画の終盤は4人の絶望的な状況がフラッシュバックで長時間映し出されるので見ていてかなりキツい。

これは見る人を闇に落とす映画ですわ…。

テーマ曲 Requiem for a towerが様々な予告編などで使われています。 以前から深刻な曲調だと感じていたけれど、この映画は救いがなさすぎる。


「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」
1966年・昭和41年公開

東宝のフランケンシュタインシリーズ第2弾。
クエンティン・タランティーノ、ティム・バートン、ブラッド・ピットが好きな映画として挙げている

つかみが良くて、映画開始4分後には戦いが始まる。
自衛隊が対怪獣兵器を使って怪獣を倒そうとする場面はさまざまな映画に影響を与えたとのことで、私の世代的には「ヤシマ作戦」のような印象を受けました。

前作につづいて、これも唐突に映画が終わってあっけない感じでした。


「馬鹿が戦車(タンク)でやって来る」
1964年、昭和39年公開。山田洋次監督。ハナ肇主演。
原作は童謡「ぞうさん」を作曲した團伊玖磨。
『馬鹿まるだし』『いいかげん馬鹿』に続く『馬鹿シリーズ』第3作。

変わり者が住む村に頭の悪い一家がいた。
あることがきっかけで笑いものにされたうえに、土地を奪われてしまう。そして怒って暴れたため逮捕。
釈放されてしばらくのち、戦車に乗って村の家を破壊してまわる。
昭和30年代の日本の原風景を思わせるのどかな村で、戦車が走り回って民家を破壊する様子がシュール。

のけものにされた一人が反逆を起こす事件って、今でもありそう。

なかなか掘り出し物な映画でした。

Wikipediaより:
・秋本治の好きな映画。
元祖天才バカボンのオープニングで戦車に乗って登場するシーンは本作のオマージュ。


雪上車を改造して作った戦車で撮影したとのこと。


車体に「愛国87」とある。87はハナかな?





岡本喜八監督作を見る 2
「激動の昭和史 沖縄決戦」
1971年、昭和46年公開
ナレーターは小林清志。庵野秀明が100回以上見たという映画。
庵野監督はどこでカットを切り替えるかといった、映像の構成をかなり分析された様子。
細かな場面転換を駆使する演出は岡本喜八ならでは。
「船が7分(ぶ)に海が3分」のセリフは「トップをねらえ」でもアレンジして使われたとのこと。

特定の人物に焦点をあてたものではなく、各軍部の動きをドキュメンタリータッチで描いたもの。
軍部では情報伝達が正しく行われず、輸送手段が足りず民間人の避難もままならず、徐々に 米軍の兵力に圧倒されていく。状況は刻々と悪化していき、民間人でも自決が行われる。

感傷的なドラマ作品ではないので、沖縄の状況を知るには良い映画です。

参考:「庵野秀明監督と岡本喜八監督の貴重な対談」
https://type-r.hatenablog.com/entry/20151029



なぜか見ていなかった名作を見る
「ミスト」
The Mist
2007年公開。スティーブン・キング原作。
監督は「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン。

極限下で冷静を保てるか、正解が分からないなかどう行動すればよいのか。
あれこれ考えたくなる点が多く、優れた映画だと思う。
宗教に洗脳された人間のまずい部分が描かれているのも良い。

ハリウッド映画にしては珍しい終わり方をする。
ハッピーエンドは必須だと考えていないので、それは別に良いけれども。

作中ではBGMがほとんど流れないので緊張感が増しますね。
エンドクレットの後半はBGMが流れないのも斬新。



字幕の誤字発見。スーパーが「混んでる」が「込んでる」になってる。



「ガンヘッド」
1989年・平成元年公開。

実物大ロボットを制作したことで有名なのに未見だったので鑑賞。
メカデザインは河森正治。
サウンドトラックが数多くのテレビ番組で使われたのでとても有名。

メカや特撮はとても頑張ってるのに、ストーリーが全般的に説明不足で全く引き込まれなかった。。
公開当時、内容が分かりづらいといわれ1989年の最も売れなかった映画になったそうです。

とはいえ今年6月にBDが発売されたほどなので、メカ好きには人気が高いようですね。



過去に見たけどもう一度見る 2
「ゼイラム」
1991年・平成3年公開。
異界から転送された魔物と戦う戦闘ヒロイン映画。
お笑いマンガ道場でレギュラーだった森山祐子が主演。当時23歳。

監督は雨宮慶太。
生物兵器「ゼイラム」の造形はリボルテックタケヤの竹谷隆之。
コスチュームデザインは寺田克也。

ストップモーションや、当時としては珍しくCGも使われていて、なかなか意欲的。
登場人物が少なく低予算ぶりがうかがえるけれど、クリーチャーの出来もよいですね。



「バタリアン」「バタリアン2」
The Return of the Living Dead/Return of the Living Dead Part II

1985年公開。脳ミソを食うゾンビの映画。
今回、平日朝の起き抜けの 仕事開始前に見たのですが、さすがに朝イチで見る映画じゃなかったです。
私が子供の頃はこんなホラー映画でもテレビ放送されていたのですが、今見ると、えっこれをテレビで放送したの?という印象。

登場するゾンビ「タールマン」というあだ名の同級生がいたのを思い出したのだけど、誰かのあだ名になるほど認知度の高い映画でした。

この「バタリアン」が元で、オバチャンを揶揄する「オバタリアン」という言葉が生まれ、 オバチャンの迷惑ぶりを特集したテレビ番組が何度も放送された時代でした。オバタリアンを見ていた女の子は今は「美魔女」と呼ばれる世代でしょうかね。

「バタリアン」を見てみたものの、ほぼ記憶になかったので、テレビで見たのは「バタリアン2」かもしれないな、ということで「バタリアン2」も視聴。

前作とは異なり、小学生が主人公です。

話を信じてくれない人 / あきらかにコイツが悪い、事態を悪化させる人 /  ギャーギャーうるさいだけの人 / 仲間もゾンビ化 / 助けを求めるが電話が切れる /  閉じ込められる / 死んだと思ったら死んでなくて襲ってくる
……という具合に定石をおさえたホラーでした。


スリラーっぽいなと思ってたら、マイケル・ジャクソンのものまねが出てきた。


「悪魔を憐れむ歌」
Fallen
1998年公開
デンゼル・ワシントン主演。
この映画の最初のセリフがちょっとしたポイントだったことがラストで知らされる。
だから、いつかもう一度見ようと思ってました。

悪霊が人から人へと憑依して殺人事件を起こす。人に取り憑く悪霊の姿は一切映し出されない。
犯罪捜査モノでありながらホラー要素のある話。

悪霊に一人で挑む刑事が主人公。
刑事に取り憑かないのはストーリー的にずるいなと思ったり…。



「スクリーム」
Scream
1996年公開
ホラーの名作。

「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」を見ているとより楽しめるそうですが、私はどちらも見ておらず…。
とはいえ、話がよく出来ていて面白い。
殺人事件の犯人が誰なのか分からないまま、次々と殺人事件が起こる。
既存のホラー映画のお約束を解説していたと思ったらその通りになる、というホラー映画ファン向け的な場面も。

ということで13日の金曜日を見はじめたけど、どうやら斧で頭を割られるシーンがあるらしくて途中でやめた。
……と思ったら、ラジオ(パンサー向井の#ふらっと)で三田寛子が「13日の金曜日とエクソシストが大好きで、エクソシストのロケ現場まで行った」と言っていた ので、結局見ることに。
・「エクソシスト」は視聴済み。階段ブリッジはディレクターズカット版のみと知ってちょっとがっかりした覚えがある。
・「13日の金曜日」:犯人はジェイソンじゃないし、マスクもしてないんだな…。
・「エルム街の悪夢」:ジョニー・デップの映画デビュー作だそうだ。



今では見られない映画

スウィートホーム (1989) 日本版劇場予告 (YouTube)
版権問題で訴訟が起こり、DVD化されていない映画。
1分20秒のところで上半身だけで床を這いずってるのは、古舘伊知郎です。
1度だけテレビ放送されたことがあったけども、もう一度見たいな。



カルト・オカルト映画まつり 終了

真夏のカルト・オカルト映画まつり。あと何本か見たいものがあるけれど、このへんで一区切り。

某ブラック企業で精神的に追い詰められたこともあり、ホラーどころか少し深刻な内容の映画すら到底見る気になれなかった時期がありました。
最近はゆとりが出てきて見られるようになったものの、集中的に見るとさすがに辛かった。
やっぱりアニメを見てるほうが平和だわ。



「タイトルだけは聞いたことがある映画」まつり

波に乗ったので「タイトルだけは聞いたことがある映画」を見ようということで……

・高倉健のシリーズ1作目「網走番外地」
・加山雄三の若大将シリーズ1作目「大学の若大将」 
・ドリフ出演13作目「超能力だよ全員集合!!」
・菅原文太のトラック野郎シリーズ1作目「トラック野郎 御意見無用」
・植木等の無責任シリーズ1作目「ニッポン無責任時代」
・藤田まことの「てなもんや三度笠」
・梶芽衣子の女囚さそりシリーズ第1作「女囚701号 さそり」
を観賞。

「ニッポン無責任時代」の脚本がふしぎの海のナディアの脚本の人だったり、
ドリフの映画にドルーピーの声を担当した玉川良一が出ていたり、
「網走番外地」にトロッコチェイスの場面があって感心したり、
スコップで穴を掘らせてまた埋めさせるの繰り返しの強制労働は「女囚さそり」で描かれているとか
ちょっとした驚きや知ったことがいくつもあった。

個人的にはトラック野郎が人情モノとしてとても良かったな。
それから、女囚サソリの梶芽衣子さんがカッコイイ。レーティング 18+ だけれど傑作だと思う。


ということで、見ておきたかった映画の大半を押さえておくことができた。
映画観賞はちょっと一休みして、ほかの楽しいことをやらねば。




陰謀論ウォッチ
「ワクチン接種者から伝播して、非接種者が被害を受けている」と主張する人たちがいて、この伝播のことをシェディングと呼ぶそうだ。
Amazonにはシェディングの本がある。
コロナワクチン接種者から未接種者へのシェディング(伝播)--その現状と対策(Amazon)
Twitterでシェディングで検索すると、ワクチン臭が強い、ワクチン接種者からの伝播のせいで鼻血が出た、といったツイートが出てくる。
こんなトンデモな話を信じてしまう人の心理ってなんだろう?


「ワクチンを打つと北京原人になる」(Twitter)
これもなかなか。
医師(※自称)がこんなツイートしてるんだよなぁ。。


埼玉県内の病院に貼られていたという、ワクチンを打ってはいけません、の張り紙
「因果関係の証明が困難です」と書いておきながら「ワクチンを打つとエイズになる」ってどういうことだよ!?
そもそも壁にかけられた額に見えないんだけどね。



あれこれ
「AIで動くゲームキャラクター」の演技がすこぶる上手いお姉さん




その3その4
メチャクチャうまい。無表情なのもまた。


「霊魂は存在するか否か」という質問状に対する日本の伝統仏教の回答
浄土宗、浄土真宗は霊魂を否定。


「Unity」がまるで生きているようなライオンを描く最新のリアルタイム3D技術デモ映像を公開、PS5で4k/30fps動作を実現

Lion: A glimpse of the future with Unity Art Tools
Unityも進化してるね。







2022.08.07


近況とか

・Twitterもあまり更新しておらず、いいねしつづけるだけの日々です。

・このところは、CGソフト「Blender」を習得中だったり、「FF14 終末のヴィランズ」クリアのため集中的にプレイしたり、「Clip Studio Paint」の使い方を勉強してます。


・去年はアート系コンテストに応募すれば最優秀賞をいただけるのでは?というチャレンジを行って、実際に最優秀賞を頂いた。
次の違った挑戦をするため、その準備中。上手くいくかな。。


・やってみたいことが他にもいくつかあるので、可能な限りチャレンジしていこう。


・はじめてクラウドファウンディングに参加してみた(課金するほうね)。
 とある施設を作るプロジェクトだけど、どうやら実質的に完成状態だったらしく、先日オープンした模様。
 その施設がある自治体にちょっと媚を売っておきたかったので、まぁ参加してみるか、という軽いノリでやってみました。
 かなり遠隔地にあって、コロナ禍でなかなか行けそうにないけども。。




■サメさえ出せばヘタでも何でもアリ。サメは免罪符。

みうらじゅん師匠いわく、
「すぐ『つまんない』とか言っちゃうのは、経験値の低さ、度量の狭さの表れ」
とのこと。

過去2回の自分で書いたこのページの文章を読み返したら、「面白くない」を連呼してました。。
実のところ面白くないのを楽しんでるのに、それが伝わらない文章になってしまった。
一応、それなりに楽しんでいるのです。

7月にNHK BSで放送された「ダークサイドミステリー サメ映画!サメブーム!メガロドン! ディープなサメ世界
で、サメ映画が日本でウケていることが紹介された。
ネット上でもサメ映画が多いのは日本のせい、という意見を見かける。おそらく、日本には出来の悪いものでも楽しく見る独特な文化があるのだろうな。

この番組では「猿などと違ってサメのCGは簡単につくれる」との指摘があったけれど、確かにそうだ。

▼立ち寄ったヴィレッジヴァンガードに「サメ映画大全」が立ち読みできる状態で置かれていた。
非常に丁寧に解説されているものの、やはり「ジュラシック・シャーク」は酷評されていた。

▼去年、午後のロードショーでサメ映画特集やってたらしい……。午後ローはウチの地域では放送されてないんよ。


「シャークトパス VS 狼鯨(オオカミクジラ)」
ということで、サメ映画成分を補給。

シャークトパスシリーズ3作目。
2作目が良かった印象だけれど、3作目も頑張って作られてます。
シャークトパスはサメ映画の中でもちゃんとしてるシリーズ。
楽しませようという意気込みは感じられる作品でした。

オオカミクジラのクリーチャーデザインが良いし、最後のほう、コメディー路線に走っててちょっとおもしろい。
Amazonでの評判も良いですね。



岡本喜八監督作を見る
黒澤明、小津安二郎作品はすべてではないにしろ鑑賞済。
著名な監督の作品をもう少し押さえておこうと、岡本喜八作品を見てみることに。
実写作品の映画監督だけれど、科学忍者隊ガッチャマン の総指揮も担当された方です。


「ブルークリスマス」
1978年公開。脚本は倉本聰。

世界各地にあらわれるUFO、科学者の失踪とそれを追跡する記者。
UFOを目撃した者はみな青い血にになってしまう。青い血の人間は政府によって隔離されるという話。
SFかと思いきやさほどSFでもなく、ポリティカルサスペンスという異色作。

冒頭からテンポがいい。音声と映像、字幕で情報量も多く、1970年代の映画としてはかなり早いカット割り。

エヴァンゲリオンで出てくる用語「BLOOD TYPE: BLUE」は、この映画の英題とのこと。
クリスマスの賛美歌が流れるなか虐殺が行われる場面は、エヴァに影響を与えているのでは?と思えた。


「ジャズ大名」
1986年公開。筒井康隆原作。
好きな人はかなり好きになる映画だと思う。

アメリカ南北戦争で奴隷解放された黒人たちがアフリカに行こうとしたら駿河に流れ着いた。
城内につれてこられ、次第にトランペットやクラリネット、和楽器でのセッションがはじまる。
映画の終盤は怒涛のお祭り騒ぎ。
城の中を戊辰戦争の官軍が通り、「ええじゃないか」の行列が通り、ハチャメチャのカオス状態。
唐突なタモリの出演シーンは笑ってしまった。

そろばんに乗って城内を移動する姫がキャラクター的に良かった。演じているのは岡本喜八の娘とのこと。
Amazon Prime ジャズ大名予告編


ときおり、今のは何だ!? というカットがインサートされる。
ブルークリスマスと同じ監督とは思えないほどナンセンスでカオスで、とても楽しい映画。



「侍」
このページの 2007年12月 更新分で「BSで放送されていた岡本喜八監督の「侍」の最後だけチラッと見たけど、とてもよかった」 と書いていて、そのまま見ていない。15年ごしで見てみよう。

1965年(昭和40年)公開。
桜田門外の変を起こそうとするも井伊直弼が現れない。内通者がいるのでは?と疑うことから始まる。
脚本は「七人の侍」など黒澤映画の常連、橋本忍。
セリフの言葉遣いが難しいので、Wikipediaであらすじを把握して、分からない言葉の意味を調べつつ鑑賞。
「昵懇の間柄」と言われても意味がわからなかった…。

岡本喜八の演出に見たさに手をつけてみたれど、今さらながら三船敏郎の良さを知った。
ラスト10分、吹雪の中での桜田門外の変の場面、画作りがとてもカッコイイ。
Amazon Prime 侍予告編


雪の中の「桜田門外の変」。大掛かりな殺陣のシーンがとても良い。


このカット好きすぎる。
井伊直弼が乗っている駕籠と、その手前で倒れた護衛。
奥の建物の屋根のラインと、倒れた人間の両足から駕籠に向かっていくラインでパース感が強調されている。
足の裏を見せる大胆で奇抜な構図でありながら、井伊直弼に危機が迫っている状況をうまく詰め込んでいるのも良い。


「斬る」
1968年。
岡本喜八 監督作の中でも人気の高い作品。
英題は「Kill!」

登場人物の個性が立っていて、アニメ的キャラクター構成にも見える。
特に、主人公である仲代達矢演じるヤクザが飄々としていい味を出してる。

話が少し複雑なことに加えて、時代劇を見ない私が知らない用語が頻出する問題もあって理解が難しいのだけれど、テンポがとても良いので見れてしまう。

庵野秀明は岡本喜八の大ファンだそうで、過去に対談も行っているとのこと。



真夏の カルト映画・オカルト映画まつり
往年の名作からトンデモ映画までいろいろ。
Amazon Primeでは有料だけれど、U-NEXTでは見放題で配信されているものがある。
U-NEXTは初月無料だから、無料期間中にあれこれ見ようということで、局地的に話題になったカルト映画や、ホラー映画など普段見ない映画をチェックしてみました。


「遊星からの物体X」
THE THING
1982年公開。
かなりグロいクリーチャーが登場する映画。
音楽は意外にもエンニオ・モリコーネ。
原題は「THE THING」。クリーチャーのことは劇中でも「それ」と呼ばれている。

南極調査隊を襲う「それ」。
逃げ場のない基地。それに襲われると人間そっくりに擬態。その後グロい姿になって人間を襲う。
擬態した人間なのか、生身の人間なのか、基地のスタッフは疑心暗鬼になる。

相当にグロいと評判なので覚悟して見たものの、なんだかんだで「よくできた造形だなー」と感心しつつ鑑賞しましたよ。


「KING OF PRISM by PrettyRhythm」
「KING OF PRISM PRIDE the HERO」
「KING OF PRISM」通称「キンプリ」が、とんでもないカルト映画だという情報を見かけた。
ジャニーズの「King & Prince」とは無関係。
女児向けアーケードゲーム原作のテレビアニメ「プリティーリズム」シリーズ、「プリティーリズム・レインボーライブ」のスピンオフ作品。
第1弾が「KING OF PRISM by PrettyRhythm」。
第2弾が「KING OF PRISM PRIDE the HERO」(通称キンプラ)。とのこと。



「KING OF PRISM by PrettyRhythm」
「プリズムショーはみんなを笑顔にすることができるんだ!」
というセリフがあるのだけれど……。
そりゃ、ケツから蜂蜜が出てきたりしたら笑顔になるよ!!
そして無限ハグ!
133億円の債務をかえすためにハリウッド行きの電車に乗ったら星座になったりする。
本当になにもかも超越している。

プリズムショー、とってもキラキラしてた。煌めいてた。
実際、ハートとキラキラがいっぱい出るんだけど、男の裸もいっぱい出た。

「KING OF PRISM PRIDE the HERO」
前半はわりとマトモに話が進んでく。やたらと男の裸が出てくるしBL要素が強いし 煌めきが足りないので不安になったものの、ケツから蜂蜜がまさかの伏線で、その後はノンストップの見るドラッグだった。

ウワサの腹筋空爆が何なのか疑問だったけれど、シックスパックから空爆を行っていた。そして竜虎対決でスタジアム破壊。 その数分後にはスタジアムが復活する超展開。

無限ハグが地球規模になっていく様は、さながら煌めくフォースインパクト。
地球は黄色かったとか言われたらもう笑うしかない。
プリズムショーは超面白かっこよかった。

「田中です!」も地味に面白い。
この映画は見てよかった。みんなも見よう!



「キッドナップ・ブルース」
タモリ主演。
1982年公開、初ソフト化は2008年。
監督は写真家の浅井慎平。

タモリ演じる男が「海が見たい」という少女とともに旅に出る。
誘拐を主体に描いた映画ではなく、旅先での出来事が淡々と映し出されて、淡々と過ぎ去るだけ。ストーリーはほぼ無い。

「笑っていいとも」放送開始前のエキセントリックな芸人だった頃のタモリが真面目に演じていることから、公開当時もかなり特異な映画だったのだろう。

銭湯と床屋のシーンではサングラスも眼帯もしていないタモリが見られるので、かなり貴重。


「フランケンシュタイン 対 地底怪獣(バラゴン)」
1965年(昭和40年)公開。

みうらじゅんオススメ映画。
日本が勝手にフランケンシュタインの怪物を登場させたのではなく、海外資本と提携しており、アメリカのSF作家が原案を担当したとのこと。

犬を襲って食べている子供が医学研究所に収容される。「坊や」と呼ばれながら監視されるも巨大化して脱走。
一方、別の場所ではトンネル工事中に地底怪獣が現れた。
山中に逃走したフランケンシュタインと地底怪獣が戦う。

巨人化した状態の特撮は結構 頑張ってる印象を受けた。

結末は2パターンあり、タコが出現するもの/しないもの、だそうだ。出ないほうが劇場公開版。
U-NEXTはタコが出てくるバージョンで、富士山麓になぜかタコが出現。そしてかなり唐突に終わった。


「太陽を盗んだ男」
沢田研二主演。1979年公開。

東海村の原発からプルトニウムを盗んで原爆を自作し、政府を脅迫する。
犯行の動機は描かれないし、脅迫の内容はテレビの野球中継を最後まで放送しろ、ローリング・ストーンズ日本公演をしろというわがままなもの。

国会議事堂内で無許可で撮影したり、無許可で首都高でカーチェイス(ってほどでもないけど)したエピソードがある。
おおらかな時代だったからこそ撮影できた映画。
それから、猫好きは見ないほうがよさげ。マタタビを使って撮ったようだけど、とはいえ、である。

何度か流れる「YAMASHITA」という印象的なBGMは、エヴァンゲリオン「破」でも使われてますね。



「女子ーズ」
2014年公開。
福田雄一監督作で、そもそも高いクオリティーを目指していない作風がイイ。

戦隊ヒーローに女子ばかりが抜擢されたら?という話。
怪人と戦うよりも、見た目を気にしてマツエクしたり、5人全員そろわなかったり。

福田雄一監督は恐妻家で、大変わがままで協調性のないことから着想を得たとのこと。
司令官を演じている佐藤二朗もあいかわらず。佐藤二朗あっての福田監督作。
くだらなくて結構好きです。

コスチュームデザインは島本和彦。


「死霊の盆踊り」
Orgy of the Dead
Z級映画としてとても有名。
ティム・バートン監督の伝記映画「エド・ウッド」で描かれたエド・ウッドが脚本。アメリカ公開は1965年。

墓場で死霊が裸で踊っているところを目撃する2人。死霊に見つかってしまい、はりつけにされて踊りを見せつけられる。
これだけの内容。
映画の早い段階から踊りがスタート。1時間以上も単調な場面が続くので話のネタとして見るのも辛いです。

ニコニコ大百科から抜粋すると……
・出演者の台詞が棒読み、大根演技
・出演者の一人が誰が見ても明らかにカンペを見ながら台詞を言う
・真夜中のシーンで突然、昼間に変わる

本作がギャガの配給第1作目だそうだ。
死霊の盆踊り (予告編)


「プラン9・フロム・アウタースペース」
Grave Robbers from Outer Space
1959年。エド・ウッド監督作。
Wikipediaで映画まるごと配信されている

兵器を作り続ける地球人はいずれ太陽系を破壊すると主張する宇宙人が、墓場の死者を蘇らせて地球を制服しようとする。
同時代の日本の特撮映画のような雰囲気の映画。

1970年代にはすでに「史上最低の映画」と評されているものの、 ストーリーの展開があるので「死霊の盆踊り」を見たあとだとかなりマトモに感じます。
際立ってヒドいかというと、そうでもない印象でした。

本来は白黒映画。カラー化たものが配信されています。
とても自然にカラー化されているのはすごいけれど、こんなZ級映画をカラー化することになった経緯を知りたい。



IMDbのワースト映画ランキング100(IMDb)
プラン9・フロムアウタースペースは入っていない。




他の人の評価はおいといて、自分の中では妙に面白かった映画
昔見て、いつかもう一度見ようと思っていた映画をもう一度見てみよう。

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」
FROM DUSK TILL DAWN
ジョージ・クルーニー主演
クエンティン・タランティーノ 準主演・脚本。
ロバート・ロドリゲス監督。
バイオレンス映画のように始まり、後半は怒涛のホラー映画になる異色作。
ライフルで十字架を作ったりコンドームに聖水を入れたり、不謹慎な場面もある。

性犯罪者役を演じているタランティーノの目がヤバい。プラスチック玉のようで生命感がない。
エログロバイオレンス てんこ盛り映画だけど、無駄なセリフがないのは感心する。
タランティーノはバイオレンス面で異常性を持った人物だと思うけれど、脚本力は天才的だ。



ファックという言葉が多く使われた映画一覧(Wikipedia)
意外にもパルプ・フィクション(265回)は25位。


「陰謀のセオリー」
Conspiracy Theory
メル・ギブソン主演。
英題の「Conspiracy Theory」は「陰謀論」の意味。
劇場で鑑賞たあと、原作も買って読んだほど気に入った作品。

「紙幣にはマイクロチップが入っていて市民を追跡している」「大地震が起こるときは決まってスペースシャトルが宇宙にいる」。
あらゆる陰謀論をまくしたてるタクシードライバーの男。 ある日、政府関係者に拉致され拷問される。
陰謀に巻き込まれる一方、男はとある女性に思いを寄せていた。

サスペンスとアクションに恋愛要素も上手くからめた良作だと思ってる。


「ドリームキャッチャー」
DREAM CATCHER
スティーブン・キング原作。
ストーリーを完全に忘れてしまったので、改めて鑑賞。

特殊な能力を持つ幼なじみの4人の男。彼らはなぜ特殊な能力を持っているのか?
「スタンド・バイ・ミー」的な要素のある話かな?と思っていると、徐々にホラー要素が高まってくる。
ドリームキャッチャーは、悪夢を捕まえる魔除けだけど悪夢と関係がない話だし、 映画の出だしと終盤で雰囲気が全く違うし、パッケージ画像の雰囲気とも全く違う。

「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のように、予想外の展開になるのは面白い。
色々な要素が詰め込まれているため評価が分かれているのですが、私は楽しめた映画でした。



いつかは見たい、知られざる映画
今では入手困難だったり、ちょっと見てみたい程度だから円盤を買うほどでもない映画のメモです。

「片腕カンフー対空とぶギロチン」
獨臂拳王大破血滴子
予告編
1975年の香港映画。
ストリートファイターのダルシムはこの映画が元ネタとのこと。

DVDはプレミアがつきすぎて買えないし、どのサイトでも配信されていない。
ずっと見たいと思ってるのに見れないまま。


「チョコレート・ファイター」
ช็อคโกแลต
映画『チョコレート・ファイター』予告編
映画好きの同僚が勧めてくれたのに、配信が終了していてみることができない。
「マッハ!!!!!!!!」のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督による、女の子版マッハ。
阿部寛も出演しているとのこと。



「ひなぎく」
Sedmikrásky
ネット巡回中に、不思議なエフェクトのかかった動画を見かけて、これはなんだろう?と調べたところ、チェコ映画「ひなぎく」(1966年)と分かった。
Wikipediaによれば、難解意味深なカルト映画として名高いとのこと。
響けユーフォニアム劇場版「リズと青い鳥」に出てくる架空の絵本「リズと青い鳥」の架空原作者ヴェロスラフ・ヒチルは、ひなぎくの映画監督ヴェラ・ヒティロヴァの名前をもじったそうだ。
さすが京アニともなると、知る人ぞ知るところから名前を持ってくるのね。
見たいけれど、円盤を買って見るほどでもないのだよなぁ。


「マタンゴ」
予告編
ネット配信されていない。
これも見たいけれど、円盤を買って見るほどでもないなぁ。


「バトルヒーター」
バトルヒーター 予告
爆風スランプのパッパラー河合が主演。
コタツに襲われる映画らしい。

全然関係ないけど、Perfume(旧:ぱふゅ〜む)は、パッパラー河合がデビューシングルをプロデュースしたことを知って驚いた。


「女子高生チェーンソー」
SCREAM BLOODY MURDER
2003年公開。
Z級映画愛好家によく知られた作品。

チェーンソーはほぼ出てこないらしい。
映画のラストがすごい、と噂されているけれど、何がすごいのかずっと気になってる。
違法アップロードされたものしかないのでアレです。

原題の SCREAM BLOODY MURDER は辞書によると「金切り声をあげる」という意味の熟語だそうです。



インストゥルメンタル メモ
気になった音楽のメモです。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ティザーPV(YouTube)
BGM が Two Steps from Hell っぽいのだけれど、コメント欄によると
J.T. Petersonの「Last Breath」というフリーの楽曲とのこと。


映画「SPIRIT」より、「Run Free」(YouTube)
ハンス・ジマー の中でも隠れた名曲だと思ってる。


「平成教育委員会」生徒紹介BGM(YouTube)
おばけのホーリー「いたずらしちゃえ」(バケバケ・バンド)
曲名を調べるのに手こずった。


なんでも鑑定団の鑑定中のBGM(YouTube)
アニメ「のらくろクン」より「サスペンス・タッチ!?」。
このサウンドトラックの値段が高騰していて、4万2510円からになっている。
「おそ松くん」のBGMという誤情報が流れたものの、 元はのらくろクンで、その後おそ松くんでも使われたとのこと。


歌のメモ
ハナ肇とクレイジーキャッツ「笑って笑って幸せに」(YouTube)
作詞はまんが日本昔ばなし の「人間っていいな」の作詞の山口あかり。
なんだか良かったのでメモしておきます。





ウクライナ
暫く暇なんで質問あったら答えます(Twitter)
元自衛隊員でウクライナ軍と正規に契約している方が、いろんな質問に答えてます。

簡潔に回答されていてとても良い。
ミリタリーマニアの質問よりかは、現地での活動内容のほうが興味深いな。
性欲が嫌いで睾丸摘出したという回答もある。。



あれこれ
【悲報】看護師男さん、せっかく資格を取ってもみんな辞めてしまう 一体なぜ…(カナ速)
私は医療関係で従事してないけど、ちょっと分かる。


VRヘッドセットを毎日利用して視力が回復したユーザーに詳しい話を聞いてみた(MoguLive)
これもちょっと分かる。試しに、もっと継続的にVRを使ってみようかな。

近視抑制メガネ「Kubota Glass」国内発売 77万円(IT media)
高い! でも使ってみたい。


のど自慢で声優宣言するリムル【転スラ】(YouTube)
「転生したらスライムだった件」の主人公、リムル役の声優・岡咲美保が、学生時代にNHKのど自慢に出場してチャンピオンになったときの映像。
ゲストが水樹奈々で、そのときにいたキングレコードの取締役にアドバイスをもらい、現在はキングレコード所属というのもすごいな。


爆笑問題の太田光「金はビタ一文、払ってない」過去に宗教団体から”出禁”処分(Yahoo/サンスポ)
ラジオを聞いたけどこのエピソード面白い。太田光がかなりの拗らせ男だからこそ。
統一教会といえば……
随分前、駅前で本を配っている人たちがいて、当時の私は配られているものは何でももらう性分だったので受け取ったのです。
「平和を愛する世界人として」という本で、まさしく統一教会の文鮮明の著書でした。
Amazonのレビューは五つ星だらけ。
この時たしか、「私達の家族が奪われた」といった主張をしていた覚えがある。
教団の信者(親)が、子供が教団から引き離された、これは誘拐だ、といった主張らしい。
当時、あいかわらず揉めてんのねー、なんて思ってました。


山上容疑者のTwitterアカウント silent hill 333
凍結されてしまったがアカウント名が「silent hill 333」になっていた。
サイレントヒル3は「家族をカルト教団に殺された少女が復讐を果たす物語で、しかも少女の前世はカルトに狂った母親によって悪魔の生贄にされてる」とのこと。


【画像】DAIGOさん、山上容疑者に完膚なきまでに叩かれてしまう…(アルファモザイク)


Assassination of Shinzo Abe(ロイター:海外)
図が丁寧。
日本のテレビ局は銃の構造を紹介してしまう、なんて批判があるけど、海外の報道はもっと詳細なのだ。



ズブズブ
「ズブズブ」という言い回しをよく見かけるようになった。
曖昧な表現だから程度が分からないんだよなぁ。もっと的確な単語を使ってくれよ。
三●は民主党と癒着してたから、社内で候補者の演説があったし、選挙事務所の看板も転がってた。 このレベルの癒着はズブズブ以上に思うけど、何て表現するんだろう? スンドゥブ?

ところで「神霊教」という新興宗教があって、安倍元総理が本部に参拝したことがあるそうだ
ということは、神霊教とズブズブの関係だと言う人もいるんだろうなぁ。

神霊教(Wikipedia)



鈴木敏夫のジブリ汗まみれ
FMのラジオ番組「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」で、ジブリの名前の由来の話題が出た。

最初は武蔵野動画といった名前にするつもりだったものの、
宮崎駿が「ジブリ」という名前を提案。 第1次世界対戦のイタリアの偵察戦闘機の名前で、サハラ砂漠に吹く熱い風を指すけれど、
高畑勲が「イタリア語で GHIBLIはギブリと発音する」と指摘。けれど、宮崎駿が勘違いしていてジブリになったのだそうだ。

そしてジブリの次回作に登場するキャラクターのモデルとして高畑勲、鈴木Pがいるとのこと。



2022.06.18


蘇る ゴールデン・サメ劇場

サメ映画ばかり観続けたので、ちょっとお口直しに普通の映画を鑑賞。


「コララインとボタンの魔女」
Coraline

ストップモーションアニメ「コララインとボタンの魔女」。

作業しながらの「ながら見」をするつもりが、結局、食い入るように見てしまった。

美術担当がベイマックスやリメンバー・ミーにも関わった日本人なのだけど、美術がとてもいい。
子供が見る悪夢のようなお話。ティム・バートンと通じるものがある。



Amazonが「ジュラシック・シャーク」をオススメしてきた。
気づいたらクリックしてた。

まずはレビューを確認……

・すっごいひどさで笑える
・文句無し☆1つ
・事前想定以上にすごい(クソ)映画

……これは私の好物ではないか?という強い予感がする。ぜひ観なくてはならない!

「ジュラシック・シャーク」
JURASSIC SHARK

ひとことで言って「ダメな映画の見本」。
ツッコミどころが多すぎる。
水深が浅いのにサメが巨大、水中でサメが吠える、サメが陸地に向かってジャンプしたのになぜか再び着水する、 ジュラシックの要素が皆無、無言で歩きつづける場面が長いなどなど、演出がとにかく低レベル。

映画全体が1時間18分。
冒頭で解説文を読まされたあと、監督や主要キャストの名前が表示されるときは2分以上も静かな水面が写っているだけ。
エンドクレジットの流れる速度が異様に遅く、13分も続く。
実質、1時間ちょうどの映画。

Wikipedia の内容を引用すると……
・「今まで出会った映画の中で最も最悪な駄作映画」
・iMDBによればワースト12位に入る最悪の映画
・吹替声優は不明
とのこと。

良い映像作品を作るにはどうすればよいか考えるための教材に使えそう。
逆に言えば、普通の映画はどこに気をくばって演出しているのか再認識させてくれる。

「必殺!恐竜神父」とは異なるタイプのクソ映画でした。
ところで、Twitter界隈では恐竜神父と一緒に「ウィジャ・シャーク/霊界サメ大戦」というサメ映画が語られがち。
なんだろうか? ということで、一応見ておきますか。

いや、待てよ。
サメ映画はやめよう。普通の映画を見よう。
地味に話題になってる映画を見てみましょうかね。



「ガンズ・アキンボ」
Guns Akimbo

ネット荒らしが趣味の男(ダニエル・ラドクリフ)。
ネットでのコメントが原因で怒りを買い、両手に銃を固定されてしまう。しかもボルトで。
そしてネット中継される殺人ゲームに放り込まれる。

サメ映画とは予算も撮影の手間も技術も格段に違う。
B級っぽさがあるのだけれども、あーこれは面白いわ、ってなった。
人がバンバカ射殺されるのでグロ耐性がないとつらいから、万人向けではないな。


せっかくだから、まだ見ていない名作を見てみよう。

「男たちの挽歌」
英雄本色

人が大量に銃殺される点ではガンズ・アキンボと同じ。
しかし、B級映画との違いを見せつけられた。これは間違いなく名作。
ガンズアキンボのあとでこれを見たのは、順序として良かった気がする。

「香港ノワール」の名作とされるけれど、ノワールはフランス語で「黒」の意味で、闇=マフィアだそうな。

実に漢臭い、熱い映画だった。


ヤクザ映画で思い出したのがあったので、ちょっと紹介。
1977年公開の「北陸代理戦争」(深作欣二監督)は、実際に進行中のヤクザの抗争を映画化したもので、この映画が原因で殺人事件が起こってしまったとのこと。
ヤクザ映画なんて今では考えられないし、しかも「実録モノ」。
この映画には、首だけ出した状態で生き埋めにされて車で蹂躙されるシーンがあるけれど、レーティングが「G(年齢制限なし)」になっているのが不思議。



ちょっと落ち着いたので次はサメ映画を見よう。
「ウィジャ・シャーク/霊界サメ大戦」は、「ジュラシック・シャーク」の監督が名前を変えて撮った作品だそうだ。


「ウィジャ・シャーク/霊界サメ大戦」
OUIJA SHARK

日本でいうコックリさんのような「ウィジャ盤」で、空飛ぶサメの霊を召喚してしまう話。
冒頭の主要キャストやスタッフ名前の表示する時間が長いのはあいかわらず。
無言で歩き続けるシーンも健在でした。

ゴーストシャークの登場まで約30分。
サメに襲われると人間が一瞬にして消えてしまうし、リンゴをかじったような効果音が鳴る。
幽霊ザメがパペットのような見栄えで、非常にしょぼい。

ラスト10分で「ミスティック・シールド」なるものが登場。そして取ってつけたような無理やりなオチ。
これはひどい。。
これもひどい。。

エンドクレジットは6分ちょっとと短めで、「Freesound」の記載があった。
どうやら、フリー音源配布サイトのものを使っているようだ。
どんだけ低予算なんだ。



B級の邦画にも手を付けてみようかな。

「デッド寿司」
デッド寿司

寿司が襲ってくる映画。寿司がちょっとしゃべるし、交尾もする。
監督はAV出身。エログロ下品な福田雄一監督作といったところ。

女優さんはエロい場面で寿司に襲われたり血まみれになる。どんな気持ちで演じてるのだろう?
分かる人向けに書くと、伊丹十三の「たんぽぽ」の生卵のシーンの真似がありました。

主演女優の武田梨奈は空手家ということもあり、動きのキレが良いのでアクションシーンは見ていられるけれど…。
全般的に私には合わなくて、コメディー要素の場面でも笑えませんでした。
なぜか出演している松崎しげる含め、バカな内容なのに真面目に演技。役者って大変だなと思わざるを得なかったです。



あれこれ見ているうち、Amazon Primeににさらにサメ映画が追加された。
見たかったやつだ。
サメがクソみたいなCGで襲ってくる映画「BAD CGI SHARKS 電脳鮫」(ねとらぼ)


「BAD CGI SHARKS / 電脳鮫」
BAD CGI SHARKS

「サメ映画をたくさん見た人にオススメ」とのレビューがある。私はそろそろ見てもいい頃合いかと思う。

レンダリング中のサメや、XYZの軸が表示されたままのサメが出てきますが、ヘタなCGが話の中心ではなかったです。

撮影や編集はわりと上手いし、他のサメ映画とは違ってメッセージが明確。
『サメ映画を見て「こんなにヘタでもいいなら俺でも撮れるじゃんと思わせてくれたこと」に感謝しつつ、映画を撮りたい人を応援する映画』
でした。

B級映画を分かっている人向けです。


伝説のZ級映画を見ておかねば。
ということで、次はコレ。


「アタック・オブ・ザ・キラートマト」
ATTACK OF THE KILLER TOMATOES!

1978年公開。
トマトが人間を襲うホラー映画。「映倫:G(一般 誰でもご覧になれます)」 で安心。

どうやってトマトが人間を襲っているのか説明されないまま、大きな戦闘が発生。
巨大トマトが人間を襲う場面では、トマトが転がってくるのではなく台車に乗ったかのように水平移動する場面もある。

突如始まるミュージカル、画面の下にどこぞの家具屋のセール情報のテロップが表示される(ストーリーとは完全に無関係)、 とあるヒットソングをトマトに聞かせると弱る、狭い会議室にぎゅうぎゅう詰め、といったナンセンスギャグを連発。
本物のヘリが墜落したり、大勢のエキストラを集めた場面があって、意外にも大掛かり。

いまいちピンとこないシュールな演出が連続するので、実のところそれほど面白くなかったです。


そうだ、「ジョーズ」を見なくては。
サメ映画16本目、ゴールデンサメ劇場の〆はこれでいこう。
すべてのサメ映画はここから始まった。


「ジョーズ」
JAWS

1975年公開。アカデミー賞 作曲・録音・編集賞受賞。
作品賞ノミネート。

予算が潤沢なのは分かるけれど、アングル、ライティング、細かな演出など、すべてのカットが丁寧。
登場人物を深掘りする脚本。もちろん音楽も良い。
さすがスピルバーグである。

こういう見方ができるようになったのも、B級映画を一気に見たおかげ。



この1か月で、23本の映画を鑑賞。
見ておきたい名作やB級映画は他にもある。 サメ映画以外にもいろいろ見ておきたいですね。




気になった話題とか
『セイバーマリオネット』あかほりさとる、『ロードス島戦記』水野良 レジェンドラノベ作家にぶっちゃけ話(真剣)をしてもらった! 「ファンタジーは書いたらダメ」「(初版7万部でも)売れないからやめましょう」と言われた時代
あかほりさとる、太ったなー。





2022.05.30



ゴールデン・サメ劇場

とあるラジオ番組で紹介されていた映画 『必殺!恐竜神父』 をアマゾンプライムで見た。

牧師が恐竜になってニンジャと戦う話である。
B級を通り越して「Z級」と揶揄されるほどひどいけれど、それが逆に面白くてめちゃくちゃ笑った。
Amazon で ★★★★☆ の高評価なのも納得。

私は、映画開始1分半でやってくる斬新な演出で一気に引き込まれました。
出来の悪さを楽しめるか、見る者の許容心を試される映画ともいえます。



Amazon Prime Video 必殺!恐竜神父(字幕版)

※パッケージ詐欺である。

狙ってチープな作りにした感じがあるにはある。
とはいえ、昨今のVFXを駆使した映画とは一線を画す、強烈な手作り感が新鮮。
映画ビジネス的にどうかなんて考えもせず、「ヘタでもいいから、作りたい映画を作った」という意気込みが感じられるのがとても良い。


B級映画の醍醐味を理解してしまったので、他にも色々と見てみたくなった。
B級映画といえば「サメ映画」である。
そう思って、各種サメ映画をいろいろ見てみることにした。

というわけで、見たものをネタバレしながら紹介するけど、べつに問題ないですよね。




「シャークネード」
Sharknado

 竜巻、洪水、そしてサメ。 サメとトルネードでシャークネードである。
 巨大竜巻に巻き上げられた大量のサメがロスを襲う。
 HOLLYWOODの巨大看板が強風で飛んでくるけれど、人間は普通に立っているなど雑な演出が目立ったり、 CGのサメと人間がからむのは技術的に難しいためか、カット割りでごまかされているので緊迫感に欠けた。  洪水のCGも違和感が強くて、チープさがただよう作品でした。

「シャークネード カテゴリー2」
Sharknado 2: The Second One

 飛行機がシャークネードにまきこまれ、飛行中の飛行機の中でサメに襲われる場面からスタート。
 舞台はニューヨーク。スタジアムや地下鉄をサメが襲う。
 荒唐無稽さが一線を超え始めるため、1作目より面白い気がする。
 ラストはサメの腹からとりだした人間の腕についていた指輪を渡してプロポーズ。
 Wikipediaにも書かれているけれど、この映画はコメディーだそうだ。

「シャークネード エクストリームミッション」
Sharknado 3: Oh Hell No!

 3作目は洪水の要素が弱め。そして、VFX制作にちょっと慣れてきた感が見えてくる。
 デイトナサーキットでのレース中にサメが降り注いで多重事故が起こり、ユニバーサルスタジオに大量のサメが降ってきてパニック。 シャークネードはNASAにも襲いかかる。
 そしてついにサメが宇宙に進出。なぜ宇宙でサメが生きていけるのかとても謎。

「シャークネード ザ・フォース・アウェイクンズ」
Sharknado: The 4th Awakens

 スターウォーズ、ツイスター、ワイスピスカイミッションなどパロディーで固めた本作。
 4作目ともなると竜巻にもアレンジが加わる。
 ストーリーもメチャクチャで、主人公の妻は改造されており超人的パワーを得てしまう。
 シャークネードシリーズは毎回、サメの中から人が出てくるラストがお約束だけれど、今回はサメの中からサメが出てくるマトリョーシカ状態でおわり。

「シャークネード5 ワールドタイフーン」
SHARKNADO 5: GLOBAL SWARMING

 インディージョーンズと007の露骨なパロディーからスタート。
 改造された主人公の妻は空を飛べるし、オーストラリアのオペラハウスは変形して兵器になる。ぶっ飛びすぎて、子供のアイデアを映画にしたかと思うほど。
 東京の場面はハリウッド映画にありがちなヘンテコな日本ではなくて、養老乃瀧などが出てくる。
 日本ロケを行ったのかもしれない。
 ラストはバック・トゥ・ザ・フューチャーっぽく次回へ続く。

「シャークネード ラスト・チェーンソー」
The Last Sharknado: It's About Time

オススメ! 過去5作があってこその、この6作目である。
 タイムトラベルの結果、恐竜の時代へ。落ちてきた隕石にサメが撃墜される中、手なづけた翼竜に乗って逃走。  そのまま中世ファンタジーの世界にタイムトラベルする。
 エクスカリバーだと思って引き抜いたチェーンソーでサメを撃退したあと、独立戦争の時代へタイムトラベル。
 しばらくどうかしてる展開が続く。
 2万13年にタイムトラベルしたあとはワケの分からなさが限界を突破。一体なにを見せられてるのか分からないまま(本当に分からない)、平和な日常の現代に戻って大団円。

 シャークネードシリーズは全6作で、ちゃんと話がつながっている。
 常軌を逸した内容でも、真面目(?)に制作すれば固定ファンもつくし、作品として成立するのだと思い知らされる。



続いて、多頭サメシリーズを鑑賞。……鑑賞というほどでもないかな。他の作業をしながら見ました。

「ダブルヘッド・ジョーズ」
2-HEADED SHARK ATTACK

主役級の役でハルク・ホーガンの娘が出演。日本側の提案で作られた日本未公開作品。
サメがスクリューにひっかかり船が故障。修理のため避難した無人島で頭が2つあるサメに襲われる話。
登場人物が順にサメに食われる場面を見せられるだけで、なぜか島が沈みはじめるなど不可解な展開があるけれど、期待したほどのネタ感はなかったです(シャークネードがぶっ飛びすぎてたのでインパクトが弱く感じてしまう) 。

「トリプルヘッド・ジョーズ」
3-HEADED SHARK ATTACK

日本側に連絡なく作られた続編。「シャークネード」の3作目でもチラッと映し出されてました。
頭が3つのサメが海底の研究施設を襲う。サメが施設を破壊するレベルで巨大で強力。
シーンによってサメの大きさが違う気がする…
お約束として、不用意に海に入りたがる人、あっさり海に落ちる人が続出。でも、1作目よりきちんと作られてます。

「ファイブヘッド・ジョーズ」
5-HEADED SHARK ATTACK

「クワッドヘッド」は制作されておらず、トリプルヘッドの次は「ファイブヘッド・ジョーズ」。
最初に出てくるのは頭が4つのサメ。…と思ったらしっぽが頭に変化してファイブヘッドに。
今回の犠牲者陣は、多頭のサメを捕獲したい水族館スタッフ。 
トリプルヘッドよりも面白さが低下してる印象でした。

「シックスヘッド・ジョーズ」
6-HEADED SHARK ATTACK

人間関係のドラマ要素が強め。かといって、それぞれの登場人物に感情移入できるほどでもなかった。
頭が6つともなると、もはや巨大な人食いヒトデ。頭2つを足がわりにして浜辺を歩いて人を襲います。映像的な残虐性は高いです。

多頭サメシリーズはこれが最終作。
どれも多頭であることがストーリーに生かされているでもなく、次々と人間がサメに食われていくだけ。
ネタ感も弱く、微妙なシリーズでありました。



続いて別のシリーズをチェック。

「シャークトパス」
Sharktopus

サメとタコが合体した生物兵器が暴走する話。1984年のイタリア映画のリメイク。
日本語吹き替え版の声優陣はWikipediaに項目がない人が大半で、演技力が低め。それがB級感を高めてます。
プロデューサーは「B級映画の帝王」ロジャー・コーマン。 Z級映画として有名な「ジュラシック・アマゾネス」にも関わった人物です。

次々人を襲うだけだから、映画の感想を書けるほどの内容はないな…


「シャークトパスvsプテラクーダ」
Sharktopus vs Pteracuda

プテラクーダはプテラノドンとバラクーダをかけ合わせた生物兵器。
CGのリアリティーは低いけれど、戦いの場面の見せ方はわりと出来がいい気がする。
怪物を活用したい人と、反対する人。怪獣モノにありがちな設定。

設定だけを考えると「ジュラシックパーク シリーズ」や「ゴジラvsキングコング」のようなハリウッド超大作と大差がない気がしてしまう。


大作かB級かの違いはなんだろう? 突き詰めて考えると面白そうだ。



サメ映画は常軌を逸した荒唐無稽さが無いと、ただ人が死んでいくだけのつまらない映画になるなという印象。
どうやら、「メガシャークシリーズ」が常軌を逸してる系らしいけれど残念ながらAmazonで見られなくなっているものが多い。

ほかにサメ映画は……

「サメデター」
「エイリアン VS ジョーズ」
「ジュラシック・シャーク」
「PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星」
「フランケンジョーズ」
「ジョーズ キング・オブ・モンスターズ」
「シン・ジョーズ」
「サメマゲドン 〜解き放たれた融合ザメ〜」
「デビルシャーク」
「ランドシャーク 丘ジョーズの逆襲」
「スノーシャーク 悪魔のフカヒレ」
「ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦」
「ハウス・シャーク」
「BAD CGI SHARKS 電脳鮫」

といったものがある。タイトルだけでおなかいっぱい。

参考:サメがクソみたいなCGで襲ってくる映画「BAD CGI SHARKS 電脳鮫」
参考:信じられないほど馬鹿げたサメ映画14選


サメ映画はもう飽きちゃったけれど…
こうして大量にサメ映画を見たにもかかわらず、スピルバーグの「ジョーズ」を見たことがないのでいつか見なくては。








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