リップ、サイドステップは割れもなく下地だけ作れば問題なく塗装出来る状態だったんですが、リアバンパーは
割れ多数、ヒビ多数の状態でまず補修から始めなきゃいかんのでした。
とりあえず、表面の割れの程度を見極めるために荒い番手の
ペーパーで断裂部分を削って上体を確かめました。
やはり裏側からガラスマットを貼り付ける補修を行わないと
直しようがないという結論に。
用意したのはポリエステル樹脂、硬化剤、目盛り付きのカップ、
硬化剤の適量を量るためのスポイト、ガラスマット、お箸(笑)
ナンバーを付ける部分が割れの為に変形していてそのままじゃ
補修しようにもズレが大きすぎて無理なので適当に木を切って
つっかえ棒にして形を保つように。
割れててブラブラの部分は表面からガムテープで固定。
補修は裏側から行うので張りっぱなしでOK。
表面からの固定が終わったら、裏側の補修する部分も
荒い番手のペーパーで磨きます。
そして脱脂!
樹脂に硬化剤を混ぜ、よく混ぜ合わせます。
樹脂100:硬化剤1 の割合です。
正確には気温とかで割合は上下するらしいのですが
そこまではこだわれませんでした。。
混ぜ合わせた直後は茶色ですが、硬化が始まると
青色っぽく変化してきます。

このカップに適度の大きさに切ったガラスマットを入れて
お箸でよく浸してバンパーの割れている部分に裏から
貼り付けます。
こんな具合にベタベタと貼り付けて行きます。
その際に、空気が入ってしまうと強度が出ないらしいので
しっかりと空気を抜いて密着させます。
空気を抜く為のローラーとかも売ってますが、お箸でつつけば
ちゃんと空気は抜けました(笑)

マットは一枚だけじゃなくて、2枚重ねにして強度を出すと
いいらしいですよ。
あとから歪んだりしないように、樹脂も多めに塗り塗り。
見えない部分ですので、見た目は気にせずにやっちゃい
ましょう!
ちょいと分かりにくいけど、裏から張ったFRPがこんな
感じで表面に出てきます。
この後に表面の補修部分を300番手くらいのペーパーで磨いて、脱脂。

FRPのささくれなんかはある程度でいいので除去します。
上からパテを盛る事になるんでそれに支障が出ないくらい
いいんじゃないかと。
全体としてはパテ前にこんな感じまで削ります。
削った部分は後からパテで成型するんで結構大胆に
いっちゃっていいかな、と思います。
ちなみにこれが、木の棒で押さえなきゃ歪んでしまうと
いう原因の割れの部分、裏からのFRP補強で歪みを
抑えることができました。
ただ、ズレて固定してしまったんでこの部分は削って
修正することに。。
用意したパテはガラス繊維入りのもの。
硬化した際に普通のよりも硬くなりそうだったので。。
が、繊維のせいで思ったように盛る事ができず適量で
盛ろうとするとヘラに繊維がくっついちゃって結局やたら
盛ってしまうことに。。
裏からの補強ができてるならば普通のパテでもよいかも。

このパテはパテと硬化剤は1:1でした。
で、こんな感じで大雑把に盛りました。
まあ、削った部分を埋めれれば良い訳で、少ないよりは
いいでしょうね(笑)
ただ、狭い部分とかは後から削り取るのが難しくなるので
極力適量でやりたいです。
そして一番の問題がこれ、ひび割れ。
塗装を全部剥がすならいいんだけど、上塗り前提だとこれが
サフを吹いても、厚めに塗装しても消えないそうです。
どうしたもんか考えつつ後回し。
それでは、パテ乾燥後に出っ張った部分を削ります。
最初は一気にやるために写真のような道具を使用。
これ、表面がマジックテープになっててやすりからバフまで
自由に取り替えられるので非常に便利です。
ここら辺までサンダーで削れたら後は手作業です。
200番手前後ででこぼこを平らにならして、600、1000と
いった感じで番手を上げて行き最終的にはえぐれた部分に
だけパテが残るように仕上げます。
やすりがけ用のスポンジとかコルク使うと効率が良いです。
高い番手で仕上げる際は、手で磨くと段差が分かりや
すいですよ。
割れで一番酷かった部分もなんとか平らにできました。
で、前述の塗装の割れなんですがお店で塗装用品みてたら
スプレーパテなるものを発見。
結局ひび割れの部分を荒い番手のペーパーである程度
ならしてから薄くパテをスプレーして2000番のペーパー
でならすことにしました。
また、パテを削った部分にも薄く吹いてやすり傷を消す事も
できますので、サフ前の下地にもベストなんじゃないかな。
結局ほとんどの部分に吹くことに(笑)
という訳で、今回はここまで!
塗装に入ったらまた更新しまっす。

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