平成17年11月26日

今年最後の理事会が三方五湖の湖畔にある虹岳島荘で開催された。

三方五湖は今年の秋、国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録された。





水月湖に浮かぶ虹岳島荘

 


会議が終了し虹岳島荘に向かう頃には湖畔は夕闇に包まれていた。


理事会はこの建物の二階で開催 虹岳島荘の大浴場 露天風呂


翌朝、朝湯に入る。露天風呂からの眺め湖面には水鳥が点々と浮かぶ。
 

虹岳島荘の部屋は竹の間。 朝食を済ませ部屋を出るとき湖面に遊覧船が通り過ぎた。
 
浦見川

翌日は小春日和に恵まれ、野崎敏さんが話してくれた浦見川へ。

浦見川は、水害を防止するために難工事の末、江戸時代に造られた人工の水路である。
 

久々子湖と水月湖を結ぶ浦見川は幅8m、水深約3m、長さ360mの掘割。 両側は岩盤の絶壁だ。
 

久々子湖から観光客を乗せた遊覧船が浦見川に入って行く。
 

浦見川の大工事

自然の水路でつながる三方、水月、菅の三湖は気山川を通して久々子湖から海へと抜けていたが、1662年の大地震で気山川がふさがった。湖面は3mも高くなり、11カ所の村が水没した。当時の三方奉行であった行方久兵衛は藩命により、両湖をつなぐ水路の開削にかかったが、大きな岩盤が行手を阻み難工事を極めた。行方久兵衛は23万人の労力と1700両の大金をつぎ込み、2年の歳月をかけて、遂に幅8mの水路を完成させた。



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