1 旅の準備
1-1 行動の検討
3ケ月前に、初めてイギリスのナショナルトレイル・コッツウオルズウエイ(全長165km)をトレースして、想像以上の素晴らしさに感動。
カミサンに「良いゾー!景色は最高ダ!」とホメ過ぎた結果「私も行く・・」と再度訪問するハメになった。
アテネ・オリンピックが終了して間もないので割引チケットが入手出来るか心配だが、代理店の予約を入れる。
トレイルを夫婦連でフルに歩くことはムリだから、入山口のバースと終了地のチッピングカムデン周辺を散策しよう。
1-2 航空券の予約
1)6月16日HISへ予約。1週間後「満席でウエイテング」との連絡あり。期間をずらしても同様に満席のため、当初のスケジュールで確定を待つ。
2)8月14日にチケット確定。6月訪英時の5割増は少々痛い出費。
1-3 食料・装備の準備
1)今回はテントを使用せず、B&B(朝食付きの民宿)とユースホステルの自炊とする。
2)自炊は米とラーメンを主食に野菜、肉類を現地手配。ほとんど市内の行動だから行動食はパン類を食品店で入手する。
2 旅の経過とメモ
9月1日(成田空港からヒュースロー空港)
タイム:岩槻(5:06)-日暮里(6:10-16)-成田空港(7:40-10:10)-インチョン空港(12:20-12:50)-
ヒュースロー空港(17:30-18:10)-ロンドンYHA(17:10)。
1)KE便・成田発が機内の空調不備で40分遅れて離陸。乗り継ぎ便を20分遅らせてくれたので無事ロンドンへ。
2)ヒュースロー空港の入国審査で不慣れな係員に当たり列がはけずイライラする。
3)ロンドンのYHA(注1)はツイン個室を予約したのでリラックス出来た。
9月2日(ロンドン市内観光)
タイム:宿(8:30)-遊覧バス(9:30-12:30)-大英博物館(13:30-16:00)
1)ロンドン市内循環の観光バスは終日乗降自由だから、興味のある名所で途中下車出来る。YHAに割引チケットあり。
2)大英博物館は規模が大きいので予め興味のあるセクションを決めて見物要。
3)YHA近くのオクスフォード通りに食料品調達のスーパーあり。
4)YHAは市街にあり便利は良いが深夜まで騒音あり。
5)時差ボケで市内見物も眠気で興味半減。
9月3日(ロンドンからチェルトナム市内)移動日
タイム:宿(9:30)-ビクトリア・バス停(10:10-12:00)- チェルトナム(14:50)-B&B(16:00)
(注2)。
1)ビクトリア・バス停の乗車券販売所は時間帯によっては混雑する。30分位余裕をもって行きたい。
2)ロンドン-チェルトナム間はヒュースロー空港経由で1日10便ほど頻繁に出ているので空港から直行も可能。
3)チェルトナム市内のファーストフードで昼食を食べていたら、40歳代の夫婦が「私達も日本に行きましたヨ」と話かけて来た。記念に写真を撮って交流?を深めた。こちらが夫婦連だから話し易いようだ。
9月4日(コッツウオルズウエイのハイキング)
タイム:宿(9:30)-バス停(10:10)-ブロードウエイ(10:55-11:00)-チッピングカムタデン(13:30-14:50)-
チェルトナム(16:40)-B&B(16:50)。
1)今回のメーンのハイキング。ブロードウエイ村からチツピングカムデ゙ン村まで2時間半のトレイルを歩く。休日のせいか、数組のパーテイーに会う。3ケ月前に青々としていた畑が刈取られて秋の到来を思わせた。
2)好天気の中、ナショナル・トレイルの一端をトレース出来たので遠路の疲れも癒された。
3)終点のチツピングカムデ゙ン村で庭園技師の日本人若者と会う。「埼玉県の人と3度目デス」とのこと。モートンイン・マツシュ村経由の同じバスで宿泊地のチェルトナムへ向かう。

9月5日(チェルトナム市内観光)
タイム:宿(9:30)-ポンプルーム(10:30-11:40)-市内観光(12:00-15:00)。
1)生憎の日曜日で、公共施設(博物館等)や店舗は閉店。その中で町の発祥になった温泉(冷泉)源のポンプルームが開いているので見物。
2)ポンプルーム前の公園で休憩していたら、独りで空手の練習をいていたオジサンが話しかけて来た「私の先生は日本人デス」と我々が日本人と解ると急に熱心になり「模範の型」を示しながら「20年訓練している・・」と空手の良さや日本の良さをひとくさり。フランス人にしては陽気なオジサンだった。
3)初秋の柔らかな陽射しを浴びて、ベランダの花飾りは石壁と石屋根に心地良くマッチしている。豊かな国民性を感じた。
9月6日(チェルトナムからバース市内)
タイム:宿(9:20)-チェルトナム駅(9:50-10:00)-バース駅(11:35)- バースYHA(12:25)(注3)-
バース市内見物(15:30-17:00)。
1)今回は直接B&Bに投宿したので「カード決済は不可」とのこと(前回は案内所で予約決済したのでカードが利用出来た)。
2)チェルトナム-バース間は鉄道のみ。ブリストでル乗換になるが、バースに急行は停車しないので要注意。
3)B&Bは朝食付きで、3日間とも同じメニュー(クレープ、パン、目玉焼き、ハム、ソーセイジ、トマト)味は塩辛い。話好きな同宿の老夫婦はオーストラリア・メルボルンからの里帰とか。
9月7日 (バース市内観光)
タイム:宿(9:20)-バース市内見物(9:40-14:30)- 宿(15:00)。
1)コッツウオルズウエイのバース始点付近を散策。18世紀に上流階級の一大社交場となつた歴史を今に引き継ぎ、多くの建築物が素晴らしい。その代表的なロイヤルクレセントは規模の大きさに驚く。敷地内の公園で休養を兼ねてノンビリする。
2)町全体が世界遺産に指定だけあってローマ浴場跡を主に教会やアンチークな建物に歴史を感じさせるが、それ以上に周囲の丘陵と牧場に魅了を覚える。
9月8日(ブリストル市内観光)
タイム:宿(8:00)-バース・バス停(8:30-8:45)-ブリストル見物(9:40-12:30)-バース(13:25)-宿(15:00)。
1)ブリストルへはバスが便利で運賃も安価。
2)ブリストルはバースより大きな町で、賑わっていた。観光名所も多いようだ。
3)明日は窮屈なフライトが待っているので今日はユックリしたい。
9月9日(バースからヒュースロー空港経由韓国・インチョン空港)
タイム:宿(9:30)-バス停(10:10-12:30)-ヒュースロー空港(15:00-21:30)。
1)ロシアの小学校爆破のテロ事件が毎日TVで経過を放映している。NYの9.11で空港閉鎖の悪夢を連想する。
2)満席だが無事飛行機が離陸してホッとした。
9月10日(韓国・インチョン空港~成田空港)
タイム:インチョン空港(16:30-18:40)- 成田空港(20:50-21:29)-岩槻駅(23:10)。
1)大勢の乗り継ぎ客がトランスフアーの窓口に並ぶ。韓国に入国する乗客と同じ位の人数だが、検査口は1ケ所で乗り継ぎに長蛇の列。
2)成田空港ではスムースに入国手続が済んで21時29分の快速電車に乗れた。
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