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         <シニアのロング・ウオーキング> 2024

       会津三十三観音 巡拝(4巡目)
        
 期   間:平成6年6月4日~8日 (5日間)
               
 参加人員:単独         記:飯星宏徳



8日・飯豊山塊の遠望 

 1 はじめに 

 会津三十三観音を最初に訪れたのは4年前。その時は、野営ベースのテント泊で巡拝し2巡目からは舎営(ユースホステルやホテル泊)に変更して歩行負荷を軽減した。今回も舎営方式を採用し、巡拝ルートは昨年の95%程度とするが適宜現地で調整したい。

 2 トピック&スケッチ  
 
第1日目  6月4日(天気 晴):会津若松駅から西若松駅 
            実歩行:5時間20分・距離 21km 
 
 新幹線・郡山駅に下車して高速バスで会津若松駅へ向かう。駅に荷持をデポして、17番16番15番そして19番を巡拝。西若松駅から路線バスで会津若松駅に戻る。宿のチェツクインまで時間があったので駅2km北方の大塚山古墳を訪ねた。

 昨年と同じコースだが、階段登りなどは確実に老化を感じる。息があがらないように身体の声を聞きながら歩く。


   朝いちの 歩きはじめは 
    膝腰の 
     老化具合と バランスを聴く 





第2日目  6月5日(天気 快晴):会津本郷駅から会津高田駅 
            実歩行:4時間17分・距離 18km 

 会津本郷駅で下車して盆地南部の観音堂を巡拝した。順序は23番25番26番を巡拝。国道401号線を北上して伊佐須美神社に立ち寄り後、28番を参拝し会津高田駅近くのバス停から会津若松駅へ戻った。真夏並みの暑さで、21番から24番及び27番はパスした。

 昨日の疲れが残っているのか、活力が湧かない。老年期には想定外の出来ごとがおこるらしいから「初体験!」に怯まず勇気を出して対処したい。 


  看護する つもりが今は
   介助され 
    声を奪われ 感謝云えず




第3日目 6月6日(天気 快晴):会津根岸駅から塩川駅 
           実歩行:5時間38分・距離  24km 

 昨年と同様に会津根岸駅で下車。東部の宮川沿いの観音を巡拝した。参拝順は14番12番と13番11番へ。宮古橋の「湯川・道の駅」で大休憩後に10番を経て塩川駅に到着。駅近くの昨年と同じユースホステルに投宿した。

 会津地方も他所同様に高齢過疎化が進んでいる。スーパー等でも年配者が目立ち、手押車や杖頼りの買い物客に自分の姿を重ねる。  


  晩年は 笑顔忘れず 
   叶うなら 
    病知らずに 老衰願う

 

第4日目  6月7日(天気 晴):喜多方駅から塩川駅  
              実歩行:5時間36分・距離  24km 

 今日は、昨年の逆コースを選択(全体的に下降路)して始発電車で喜多方駅へ向かう。駅近くの4番寺3番寺を参拝して喜多方駅へ戻り、県道337号線を東進し6番寺を経て熊倉宿の7番寺に到着。ここから県道69号線を南下し諏訪神社で大休憩後、駒形小近くの8番寺から西進して塩川の宿に到着した。

定年を心待ちにして自由時間を得、テントを担いで野営旅を堪能することが出来た。近年は、テント泊を卒業して終活の一環として歩行旅を継続出来ることはありがたい。


  仕事から 解放されて
   20年 
    老いを背負いて 会津の遍路 



第5日目 6月8日(天気 快晴)塩川駅から坂下バス営業所・会津若松駅経由帰宅
            実歩行:4時間34分・距離 18km 

 最終日は、塩川駅から県道127号線で西方の9番を巡拝。更に西へ2時間程進み33番で休憩。歩道の狭い県道21号線に出て南下して会津坂下市街地に到着。会津坂下から会津バスで会津若松駅へ戻る。郡山駅から新幹線で大宮駅乗り換えで帰宅した。

 疲労回復には、小休止の代わりに大休憩。それもベンチ等にシートを敷いて寝そべり呼吸を整える。近い将来は、歩行時間と休憩時間が同じになるかも知れない。 



  晩年は 先を急がず
   歩を止めて
    安静にして 疲労回復


   

3 あとがき(所感


1)天気予報通り、連日雨天でなく幸いだった。反面、気温上昇で熱中症を案じたが、早出のお陰で午後の熱射を避けることが出来た。過去の経験から朝の1時間と午後2時頃では身体への負担は大きく異なるので、翌日に疲労を残さないためにも早出(始発電車の利用)が大事。

2)昨年の95%程度の行動を予定したが、実際は90%であった。即ち、昨年は5日間で116km・27時間30分に対して、今回は5日間で105km・25時間25分(自宅発着)。歩速は今回は4,13km/Hr(昨年は4,21km/Hr)で変わらず。

3)これまでは、疲労回復のために<温泉入浴>は効果があった。しかし、今回は湯あたり気味で疲労感が増した。今後はシャワー程度で身体への負担を少なくしたい。

4)会津若松駅近くの大塚山古墳を訪れた。駅の案内所には資料がなかったが、県内2番目の前方後円墳とのこと。また、28番近くの伊佐須美神社は会津総鎮守で仁王門が立派。

5)行動食にゼリー状のパツクと納豆、バナナを多用した。特に納豆は入手容易でタンパク源と効果高い。
6)宿泊地の会津若松駅脇に大型スーパー(PIVOT)、塩川YH近くにCOOPがあるがイートインのスペースなし。


    
        5日・美里町の水田地帯

4 概略タイム&概略距離: 実働 25時間25分・距離105km (スマホ・歩数アプリによる)

第1日目 6月4日(火):会津若松駅から西若松駅 実歩行:5時間20分・距離 21km 

 岩槻駅(5:49)・・・・大宮駅(6:00/29)・・・・郡山駅・バス停(7:26/30)・・・・会津若松駅(8:40)-駅デポ(8:50)-17番(9:40)(↓)-16番(10:05/10)-15番(10:30)-西若松駅バス停(11:50/12:03)・・・会津若松駅(12:30)-大塚山古墳(13:00/12)・・・会津若松駅(13:30/55)・ホテル(14:00)

第2日目 6月5日(水)会津本郷駅から会津高田駅 実歩行:4時間17分・距離 18km

  発
(6:08)・・・会津本郷駅(6:15)-23番(7:10)-本郷センター(7:30/8:05)-25番(8:30) (↓)-26番(9:05)-伊佐須美神社(10:00/10) (↓)-28番(10:35)-高田駅前バス停(10:40/59)・・・会津若松駅(12:10/50)-駅前フジ グランド・ホテル(13:00)

     
      17番寺             25番寺     伊佐須美神社 
      
第3日目 6月6日(木) 根岸駅から塩川駅 実歩行:5時間38分・距離  24km

 駅発(6:08)・・・根岸駅(6:35)-12番(8:00)-11番(9:20)-細工名橋(9:45)-道の駅(10:00/10:50)-10番(11:30)-牛舎(12:15)-塩川駅(13:10)-会津の里・ユースホステル(13:20)


第4日目 6月7日(金)喜多方駅から塩川駅   実歩行:5時間36分・距離 24km 

 駅発(5:38)・・・喜多方駅(5:46)-4番(6:00)-3番(6:15)-6番(7:35/45)-7番(8:34)-諏訪神社(9:00/30)-駒形小・8番(10:50)-塩川スーパー(11:40/50)-会津の里・ユースホステル(12:00) 


第5日目 6月8日(土) 塩川駅から坂下バス営業所・会津
            実歩行:4時間34分・距離 18km   宿発(4:50)-塩川駅(5:00)-9番(5:35)-廣瀬神社(7:24)-33番(7:40/50)(→)-御池別バス停(8:08/20)-坂下バス営業所(9:10/45)・・・会津若松駅(10:42/11:20)・・・郡山駅(12:30/13:06)・・(新幹線)・・大宮駅(13:59/14:15)・・・岩槻駅(14:30)



 5 資料・地図類

1)福島県・道路地図(会津若松周辺)
2)会津観音巡礼 満願寺教化部刊
3)会津三十三観音・めぐりMAP4)会津バス:時刻表 

4)宿泊所 4・5日:駅前フジ グランドホテル 会津若松駅前5
              電話:0242-42-1111     ¥5,280―x2泊
      6・7日:会津の里ユースホステル 喜多方市塩川町小府根字畑ケ田36
              電話:080-6675-7079  ¥3,500-x2泊  
5)食料品 シリアル、ゼリードリンク、稲荷ずし、ピーナツ、弁当、五目飯、バナナ、あんパン、ソーセイジ、牛乳、ナツト、飲料水


6)装備品:雨具、箸、常備薬、紐、メンタム、眼薬、ヒゲそり、チル紙、スマホ、水筒(200cc)、パンダナ、パルスオキシメータ、安全ピン、現金、資料、スケッチ用具、ペン、スパッツ、ポシエツト、軽ナツプザック、ライト、帽子 、ストック、保険証コピー、マスク、着替え、スマホ用充電器 

  略  図
 

   

      

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