News  <旅は道づれ・・・シニア・中山道つまみ歩き>

        平成29年秋季編&冬季(忘年歩行)
       
      ・・・・軽井沢周辺と日本橋~板橋宿・・・・
               期   間:平成29年10月4・5日 (1泊2日)
               期   間:平成29年12月7日  (日帰り)

                参加人員: 8名        記:飯星宏徳

          
                       陣場ケ原付近
 
1 はじめに

 中世の五街道のうち京と江戸を結ぶ中山道は、東海道と並んで大幹線道路として栄えた由。その全長は約530kmで道中に69の宿場が設けられ、現在でも多くの遺構が残っており、ウオーキングとしても人気が高いコースらしい。
 全コースを忠実に踏破するのはシニア世代としては心身的にもムリがあるので、比較的平坦で整備された部分を選びゆとりを持って歩く。従って、ゴールにはこだわらず道中を愉しむことを重点とした。

 云ってみれば、良いとこ取りの<つまみ歩き>で、加齢と共にシニアウオークからリハビリウオークへの移行も成り行きにまかせよう。
 ともあれ、仲間と共に8年がかりで四国八十八寺遍路と坂東三十三観音を延べ67日間巡拝して<歩く旅>の喜びをそれなりに味わうことが出来た。今後も同様はムリとしても身の丈に応じた<旅の喜び>を味わえるウオーキングが出来れば幸いだ。

 日を改めて、中山道の起点・日本橋から板橋宿まで忘年歩行を兼ねて12月に実施した。


 
 2 トピック&スケッチ 
 

 10月4日 (天気 晴):小田井宿から軽井沢(ペンション・ウエハラ泊)

 軽井沢駅まで新幹線を利用し、しなの鉄道線に乗り換えて御代田駅下車。駅から2km南下して小田井宿の本陣や出桁造りの問屋を見学。追分宿を目指して旧中山道(国道18号線)を軽井沢方面へ進む。軽井沢駅まで歩く予定だったが、道中の歴史や文化財に立ち寄り時間が過ぎたため、ひと駅手前の中軽井沢駅から電車利用した。

 曇天がいつの間にか晴れわたり、浅間山の勇姿が眺められ、軽井沢に来た実感が湧いてきた。


  秋空の 雲を集めた
   浅間山
    一期一会の 挨拶交わす 
 10月5日(天気 快晴):碓氷峠から横川駅・帰宅 

 宿近くの観光会館から峠行きの観光バスに乗車。峠から標高差800mの横川へ向けて旧中山道を下降。途中、陣場ケ原、栗が原、馬頭観音等の遺構を偲びながら旧国道に出た。あずま屋で休息後2km先の<めがね橋>まで散策。遊歩道・アプト道を辿り横川駅に到着した。

 碓氷峠の頂上に安置された熊野皇大神社を参拝して旧中山道を下る。この古道は<日本の道百選>に選ばれているが、急斜面のシングル路は一部荒れていた。


   今日の日に 感謝をこめて
    礼拝し
     中山道を リハビリ歩行




 忘年歩行(12月7日)


 日本橋から板橋宿 中山道はじめ諸街道の起点となった日本橋は、今も独自のアーチ形石橋で風格を感じる。橋の中央部に「日本国道路元標」があり、また橋の西端南側には橋の由来碑と各地までの距離表示がある。
  

   元標に 歴史を刻む 
    日本橋 
     人波絶えず 今も昔も





         
 3 あとがき(所感
 
1) 難所のひとつと呼ばれている碓氷峠越えは、峠付近と取付部の急登が予想以上に荒れており好天気で幸いしたが、雨天であれば苦労しただろう。人気があるコースで立派な案内書があり、トレイルも整備されているものと思って訪れたが印象は違っていた。
        
2) 2日目の後半に予定していなかったアプトの遊歩道から<めがね橋>(→)へ行った。予想以上の規模で明治初期の国力の勢いを感じた。

3) 行動予定は1日10km程度(約4時間)としたが、現地の状況を優先して天候も良く長時間の行動となった。回復可能な疲れであれば充実感も味わえるので、今後も予定にこだわらず仲間の体調を優先したい。
 4 資 料 関 連

 4-1 概略距離&概略タイム (実働 29km、 9時間) 

10月4日:距離:14km 4時間
 岩槻駅(7:40)・・・大宮駅(8:00/18)・・・軽井沢駅(8:59/9:33)・・・御代田駅(10:15/30)-小田井宿(10:50)-御代田一里塚(11:10)-追分の分去れ(12:30/13:00)-泉洞禅寺(13:10)-浅間神社(13:30)-沓掛宿(14:45)-中軽井沢駅(15:00/07)・・・軽井沢駅(15:35/40)-宿(16:00)
1)小田井宿から軽井沢方面へは暖傾斜の登路になるので逆コースが歩き易い。
2)追分宿は国道と並行した古道の復元路あり。
3)北国街道との分岐点・追分の分去れで昼食。

10月5日:距離:15km 5時間
 宿発(8:25(↓)–観光会館・バス停(8:38/9:08)・・・熊野皇大神社・バス停(9:20/9:50)-陣場ケ原(10:30)-栗が原(11:20)-覗(12:35)-国道合流(13:00/30)-めがね橋(14:00)-峠の湯・トロッコ終点(14:40)-横川駅(15:30/58)・・・高崎駅(16:20/40)・・・大宮駅(17:55)。
1)峠行きの観光バスは観光会館前発は9:08。
2)熊野皇大神社(↓)は長野県側で群馬県では熊野神社と呼びパワースポット・しなの御神木あり。
3)碓氷峠越えは夏場(9月ごろまで)ヒルに用心(雨天時は上の樹から落ちてくることあり)。また、急勾配路(シングルトレール)が何ケ所もあり下降時はスリップ注意(ストック要)。
4)軽井沢の観光会館は有料トイレ(¥100-)また、峠越えには見晴台と峠の湯しかトイレなし。
5)峠の湯・トロッコ駅の運行時刻確認要(便数少ない)。

            
    

日帰り:12月7日

岩槻駅(8:27) ・・・春日部駅(8:37/42) ・・・北千住駅(9:13/18) ・・・日本橋駅(9:40/50)-日本橋(10:10/20)(↓)-神田明神(11:00/20)-東大・安田講堂(↓)(食堂で昼食)(11:40/12:30)-巣鴨・とげぬき地蔵(13:35/14:15)-板橋宿(近藤勇墓)(15:00/05)-板橋駅(15:02/20) ・・・大宮駅(15:55)
 忘年会(岩槻)(17:30/19:40)
           
              日本橋                     東大・赤門

              ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  4-2 費 用

 ・交通費:¥7,910-  
     岩槻駅~大宮駅(往復電車)    ¥400-
     大宮駅~軽井沢駅(新幹線)  ¥4,530- 
     軽井沢駅~御代田駅(電車)   ¥310-
     中軽井沢駅~軽井沢駅(電車)  ¥230- 
     観光会館~熊野皇大神社(バス) ¥500- 
     横川駅~大宮駅(電車)      ¥1,940-
 ・宿泊代: ¥10,500-(宴会代含む) 
     
     合計金額 ¥18,410-


  4-3 宿 泊   ペンション・ウエハラ 電話:0267-42-3130  ☆☆☆
 
  4-4 略  図 
   
  
     

地図:、国土地理院・1/5万軽井沢・御代田
歩いて旅する中山道:株・山と渓谷社
旧道日和:安中市観光協会編 http:www.city.annaka.gunma.jp/

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