ふたり旅・たびたび   News

        平成28年秋季編
     
               期   間:平成28年9月13日から9月16日 (4日間)
              参 加 者:飯星フユ子・飯星宏徳 

                  
                   
永林寺・雲蝶の代表作「天女」

 
1 はじめに 
 2ケ月前の東海自然歩道ウオーク時に足首を捻挫、まだ完治していないので、今回は温泉湯治に出かける。と云っても3泊だけのプチ湯治だが初めてで新鮮な気分になる。
 宿泊地は費用やアクセスの便を考慮して幾度も利用した市保養施設の六日町・山の家を予約。前回訪れた西福寺同様に彫刻で名高い石川雲蝶の作品がある永林寺、龍谷寺及び穴地十二大明神の彫刻を鑑賞して付近の里道を散策する。


 日 程
9月13日 川越的場から高速バスで小出インター下車・永林寺参拝と周辺散策(六日町山の家 泊)
9月14日 五日町駅から勝谷寺と穴地十二大明神(六日町山の家 泊)
9月15日 坂戸山 散策 (六日町山の家 泊)
9月16日 六日町インターから高速バスで川越的場経由帰宅


 
 2 トピック&スケッチ 
 

第1日目 9月13日(天気 曇り):川越的場バス停から高速バスで小出インター下車・永林寺と周辺散策
                                    (六日町山の家 泊)
 小出インターで下車。県道532号線を北上して佐梨川を渡りJR只見線の踏切を越えて永林寺に到着。東洋のミケランジェロと云われる彫工の名匠・石川雲蝶の力作を拝観。帰路は最寄り駅・越後堀之内駅から六日町駅へ戻った。 

 永林寺の本堂・十六羅漢像をとりまく20数点の雲蝶の力作に圧倒される。


   雲蝶の 天女は舞うて
   孔雀飛ぶ
   欄間の飾り 極美の世界







 秋の七草のひとつ「桔梗」が今日の花、花言葉は、自信、自由なこころとか。花好きな民家の庭先に淡い青色の桔梗を見つけしばし鑑賞



  ありがたや 今日は私の
  誕生日
  桔梗眺めて ハレの日祝う 










第2日目 9月14日(天気 曇後晴):五日町駅から勝谷寺と穴地十二大明神
                              (六日町山の家 泊)
 ひと駅先の五日町駅に下車。九日町まで線路沿いに旧道を北上して大和橋で魚野川を渡る。更に高速道の下を通り国道291号線に出て大崎集落の勝谷寺へ。寺から同国道を北進して穴地集落の穴地十二大明神を経て黒金橋の大倉口からバスで浦佐駅に出た。

 雨が止んで秋空が戻った。蝉に代わり虫の声に季節の移り変わりを感じる。


  身を清め 六根清浄
  里歩き
  そいつ添われつ 急坂登る







第3日目 9月15日(天気 曇り):坂戸山 散策 
                      (六日町山の家 泊)
 坂戸山の山頂付近は降雨模様なので山腹の遊歩道を散策。長尾氏公墓所を経て六日町駅から宿へ戻った。

 山腹の遊歩道は轍の跡があり林道脇に栗のイガが落ちているが先客があったようで実を探すのにひと仕事。  


  雨あがり 山栗落ちて
  秋来る
  落葉の影の クリの実探す





第4日目 9月16日(天気 曇り):六日町インターから高速バスで川越的場バス停・的場駅から大宮駅
                         経由岩槻駅
 六日町駅へ行かずに銭淵公園から直接インターのバス停へ行く。六日町インターから往路を戻り岩槻駅に到着。

 こしひかりの里・魚沼地方は黄金色の稲穂が広がり収穫を待つ。天気予報では台風が通過の恐れありとか。



  米どころ 稲穂たわわな
  里道は
  コスモス咲いて 足どり軽し

 3 あとがき(所感

1)連日温泉に入浴してリラックス出来た。また、温泉マニヤの連れ合いは終日ご機嫌だった。年を重ねると昨年出来たことを今年は出来ても来年はムリかも。でも、叶うことなら再度企画したいものだ。

2)捻挫への温泉効果は不明だが若い時のような回復力はムリのようだ。と云うのも、13年前に捻挫した時は1週間後にはジョギング出来たが今回は1ケ月過ぎてようやくスロージョグの程度だ。

3)このことから想像以上に老化が顕著のようだ。現在は超高齢社会で厚生労働省の資料では社会保障費(疾病等)の国庫負担が40兆円(65歳以上のそれは百万円/人)とか、来年喜寿になる自分も極力社会に負担をかけないよう努めたい。

4)そのために、老化に伴う病は自然現象だから病気予防なんてムリ、せめて介護予防を努力して、寝たきりの介護期間を少しでも短縮したいものだ。温泉に首までつかりのぼせ気味の頭で考えた結論。

5)この地方の数ケ所に石川雲蝶の作品が多く展示されているのは、雪深い風土の人情と郷土との縁がある。訪れる毎に新たな興味が湧いてきた。

                                
 4 資 料 関 連

 4−1概略タイム&概略距離

第1日目 9月13日:川越的場バス停から高速バスで小出町・永林寺周辺散策
             歩行 12km
1)小出インターバス停にはトイレがなく近くのコンビニを利用。
2)小出町はこの付近は大きな町で周辺の民家も多い。庭先の花壇に桔梗が咲いていた。
     t  
3)小出商店街に清水川辺神社諏訪神社正三位稲荷あり。
4)永林寺は観光客が多く住職の解説も人気を集めているようだ。
       
 タイム:岩槻駅発(6:59)-大宮駅(7:13/34)-川越駅(8:00/17)-的場駅(8:24/25)-的場バス停(8:40/50)-小出インターバス停・昼食(11:25/55)-清水川辺神社(12:30/35)-諏訪神社(12:50)-正三位稲荷(13:27)-永林寺(13:50/14:15)-堀之内駅(14:45/15:10)・・・・六日町駅(15:35/45)-六日町山の家・宿(16:10)

第2日目 9月14日:五日町駅から勝谷寺と穴地十二大明神(六日町山の家 泊)
             歩行 13km
1)インド風建築の勝谷寺は本尊阿弥陀如来で20数点の雲蝶作品。併設された妙光堂には100数体の尊像(如来、菩薩、十三佛、十二支等)が安置され、厄払いのお堂として参拝者を集めている(時間をかけて拝観したい)。
2)勝谷寺から3km北東に穴地十二大明神があり。ここから浦佐駅までは約9kmあるので、3km先の大倉口バス停(便数6/日)からバスを利用した。
       
タイム:発(8:45)-六日町駅(9:15/25)・・・五日町駅(9:30/45)-大和橋(10:30)-勝谷寺(11:15/55)-大崎トンネル(12:10)-穴地十二大明神(12:30/35)-大倉口バス停(13:15/35)-浦佐駅(14:00/34)・・・六日町駅(14:46/50)-六日町山の家・宿(15:15) 
    
第3日目 9月15日:坂戸山 散策 
             歩行 7km
1)坂戸山遊歩道は宿から脇道を経て観音像で合流出来る。
2)薬師尾根(一般登山コース)との合流点から薬師堂に下り、長尾公墓所の隣のソバ屋(木曜日定休)経由で駅へ出た。

タイム:発(9:30)-一本杉(10:10)-尾根合流(10:45/50)-薬師堂(11:00)-公墓所(11:10)-六日町駅(11:25/12:20)-六日町山の家・宿(13:00)
           

第4日目 9月16日:六日町インターから高速バスで川越的場・川越駅経由岩槻駅
           歩行 5km

タイム:発(9:35)-六日町インター(10:30/11:05)-的場バス停(1315)-的場駅(13:30/40)-大宮駅(14:10)4−2



  4−2 費 用(2人分)

・交通費:\15,660-
           岩槻駅〜的場駅(\1,220) 往復電車
     的場バス停〜小出インター(\12,200) 往復高速バス
     掘之内駅〜六日町駅(\820) 電車
     六日町駅〜五日町駅(\400) 電車
     大倉口バス停〜浦佐駅(\420)
     浦佐駅〜六日町駅(\600) 電車

・宿泊費: \21,600- (3泊2食付) 六日町山の家(特定企業体でさいたま市と提携+割引)
・食事代: \3,910- (食料\3,210、酒\770)

     合計=¥41,770−

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  4−3 持ち物
 ザツク(30L程度)、室内服、下着・着替え、雨具、サングラス、水筒、帽子、タオル、歯ブラシ、眼薬、チリ紙、腕時計、カメラ、常備薬、シャンプー、バック、敷物、資料、現金、ペン、スケッチ用具
 
              略 図
       
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