ふたり旅・たびたび   News

        平成27年秋季編
       新潟県・秋の六日町周辺
               期   間:平成27年10月6日から10月8日 (3日間)
              参 加 者:飯星フユ子・飯星宏徳
 

           
                    八海山ロープウエー・山頂駅から六日町方面

 
1 はじめに 
 昨年秋に訪れた新潟県・六日町へ夫婦で再訪。宿泊施設がさいたま市指定の温泉付き保養所で格安なことと、周辺は越後特有の風土が残っており散策スポットを自分達のペースで探し「思わぬ出会い」に期待したい。
 
 具体的には各集落に点在する神社や寺院のパワースポットを探訪する。また、高速バスを利用すると片道2時間程度で行けることや平日であれば宿も高速バスも1週間前でも予約出来るので週間天気予報で天気を確認出来るのもシニアウオークにとっては大きな魅力だ

 
 2 トピック&スケッチ 
 

第1日目 10月6日(天気 快晴):川越的場バス停から高速バスで六日町インター
                      集落散策(六日町山の家泊)
 六日町インターで下車。北方3kmの欠之上集落に点在する寺院と神社を巡った。いずれも無人だが古く歴史に耐えた逞しさを感じた

 鎮守の森には樹勢盛んな大檜群が小さな本殿を慈しむように囲んでいる。


  神木に 心身清め
  宮巡り
  鎮守の森に 精霊宿る











第2日目 10月7日(天気 快晴):ロープウエーで八海山と集落散策(六日町山の家泊)
 好天気なので展望を期待して八海山・ロープウエーで山頂駅へ。数名の登山者が薬師岳へ向かったが我々は展望台まで。帰路は山麓の八海神社、大神神社を巡り上原集落からバスで美佐島まで戻り宿へ帰った。

 八海山の山麓に鎮座する八海神社の参道は見事な杉並木が400m有余続く。由来によると、地元の24集落が旱魃に悩み領主に懇願して植林。現在でも250本の巨樹が手入れされ共生している由



  八海の 神社参道
  杉並木
  樹勢盛んに 歴史を刻む










第3日目 10月8日(天気 曇り):六日町インターから高速バスで川越的場バス停
                      的場駅から大宮駅経由岩槻駅
 六日町インターへの途中、町街の伊勢神社に立ち寄る。名前は立派だが民家に囲まれ通り過ぎてしまいそうな質素なたたずまい。


 六日町周辺に1/5万の地図上で寺院や神社マークが60数ケ所ある。ほとんどは無人で建物としては小規模だが地元の暮らしに溶け込み、ホッとする時間が流れている。


  御神楽の 笛や太鼓は
  聞こえぬも
  鎮守の森に トンボ舞い舞う










 3 あとがき(所感

1)期待していた通り観光化されていない、普段着の越後風景を味わうことが出来た。目的とした寺院や神社は大地に同化していた。それにしても集落毎にパワースポットとして祀られていることに改めてこの国の文化を感じた。

2)また、仏教の寺院より神社の起源は古く、五穀豊穣と子孫繁栄を祈願する場として人々にとっては身近にあったのに対して、寺院は先祖の供養として過去を祀る。従って聖地としては、神社は将来を指向したプラス・パワー(陽気)で寺院はマイナス・パワー(陰気)と云えまいか。

3)神社と云うより<お宮さん>と呼びたい温かみを感じる無人の神社が多い。集落毎に安置されているのは古くから人々の暮らしに根付いていることを物語っている。古墳時代よりも更に古く縄文先史時代から魚野川を遡上するサケや森からの採取や狩猟等の生活環境が恵まれていたのだろう。

4)電車やバスの公共交通機関は大都市に比べものにならぬほど少ないが、それだけ時間がゆっくり流れている。経済最優先や利便さ優先の時流からスローライフへの転換がシニア世代では必要な気がした

 

                      
                              上原町から八海山・薬師岳を眺む
                      
 4 資 料 関 連

 4−1概略タイム&概略距離

第1日目 10月6日:川越的場バス停から高速バスで六日町・集落散策
             歩行7km
1)インターバス停のトイレは以前使用禁止だったが今回は使用出来た。
2)欠之上集落の入口の正一位稲荷大明神は道路に面した鳥居から石段を30m登る。その奥の森へも旗が続いていた。
3)稲荷大明神から北方500mほどの集落脇に無名の寺<写真↓>と大樹に守られた天満宮あり。
4)庄之川を越えた野田集落の境に晃西寺。ここから東方へ高速道を越え国道17号へ出て美佐島集落で魚野川を渡る。

 タイム:岩槻駅発(7:00)-大宮駅(7:13/34)-川越駅(8:00/17)-的場駅(8:24/30)-的場バス停(8:43/50)-六日町インターバス停・昼食(11:00/11:20)-欠之上集落・稲荷大明神(11:55/00)-天満宮(12:25/40)-晃西寺(13:00)-高速架橋(13:15/25)-直江兼続公伝世館(14:20)-六日町山の家・宿(14:30)

            

第2日目 10月7日:ロープウエーで八海山・集落散策(六日町山の家 泊)歩行 12km
1)六日町駅からバス(6便/日)で終点の八海山スキー場で下車。登山者は山麓の山口集落の民宿(7軒)を利用可。
2)ロープウエー山頂駅付近の散策コースに遥拝所や展望台あり。
3)八海山スキー場下・山口集落の八海神社は手入れ良好。特に公道脇の杉並参道は見事。
4)上原集落の大神神社はいまどき珍しいワラ葺屋根<↓>。大神=オオカミが守護神かも。

 タイム:発(7:50)-六日町駅(8:20/30)・・・ロープウエー山麓駅(8:55/9:20) ・・・山頂駅(9:26)-遥拝所・展望台(9:40/10:00)-山頂駅(10:06)・・・山麓駅(10:12)-八海神社(10:45/50)-トミオカ博物館(12:05)-天満宮(12:15)-上原・昼食(12:40/13:20)-上原バス停(13:30/37)・・・美佐島バス停(13:45)-銭淵公園(14:15)-六日町山の家・宿(14:20) 


      

第3日目 10月8日:六日町インターから高速バスで川越的場・的場駅経由岩槻駅 歩行 5km
1)六日町の商店街に安置された伊勢神宮は周辺を民家や店舗に囲まれている。

 タイム:発(9:00)-伊勢神社(9:25/30)-物産店(10:20/11:30)-六日町インター(11:40/12:05)-的場バス停(14:20)-的場駅(14:34/40)-大宮駅(15:00)



  4−2  用(2人分)

・交通費::¥16,400-
        岩槻駅〜的場駅(¥1,220) 往復電車
    的場バス停〜六日町インター(¥10,200) 往復高速バス
    六日町駅〜ロープウエー駅(¥840)バス
    八海山ロープウエー(¥3,700)
    上原バス停〜美佐島バス停(¥440) バス

・宿泊費: ¥14,400- (2泊) 六日町山の家(特定企業体でさいたま市と提携+割引)

・食事代: ¥3,710- (昼食¥1,360、食料¥1,650、酒¥700)
 

     合計=¥34,510−

                                                   
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 4−3 持ち物

ザツク(30L程度)、防寒着、室内服、下着・着替え、雨具、サングラス、水筒、帽子、タオル、歯ブラシ、眼薬、チリ紙、腕時計、カメラ、常備薬、シャンプー、バック、敷物、資料、現金、ペン、携帯電話
 

   
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