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<旅は道づれ・・・シニア・ロングウオーキング> 四国八十八寺巡拝・修行の巻(前編) |
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・・十九番・立江寺からニ十六番・金剛頂寺・・ 室戸岬へ向かう |
期 間:平成23年4月5日から4月11日 (7日間) 参加人員:6名 1 はじめに 新しい仲間を加えて今回は6名の編成となる。四国遍路を足掛かりとしてロングウオーキングの良さを体験して欲しいと思う。特に定年後の自由時間を活用して、勤労時代には味わえなかった「ゆとり」を見方にしたルンルン歩行を期待したい。 個人としてもトピック&スケッチ欄に、某民放で馴染みの「楽しみ和歌」(楽しみで始まり・・・の時で終わる)定型スタイルを初めて試み「一日一楽」を探しながら歩いてみたい。そんな思いを胸に前夜発の高速夜行バスで、新宿駅から徳島駅へ向かった。 |
2 トピック&スケッチ 初日目 4月4日(天気 晴):新宿駅から徳島駅夜行高速バス(車中泊) |
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3月11日に発生した東日本大震災の余震に脅えながらも、電車の遅延もなく無事に新宿駅に到着。 駅でお互いに荷物の軽量化の確認をする。 楽しみは 予定通りに 皆集い 荷物の重さ 比べ合う時 |
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第1日目4月5日(天気 快晴):徳島駅から立江駅 19番・立江寺・から20番・鶴林寺(さかもと泊) |
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睡眠不足に加えて「遍路ころがし」と呼ばれる鶴林寺への急登を終えて、迎車で12km先の宿に到着。 初日の祝杯をあげた。 楽しみは ジョグの仲間と 遍路道 終日歩いて ビール飲む時 |
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第2日目 4月6日(天気 快晴):20番・鶴林寺から22番・平等寺 ・・由岐(橋本屋旅館泊) |
20番寺から22番寺間は樹林帯の遍路道で千年の歴史を偲ばせてくれた。 楽しみは 鶯の声 聞きながら 春爛漫の 若葉見る時 |
第3日目 4月7日(天気 快晴):由岐から23番・薬王寺・・牟岐(民宿・あずま泊))
思いがけぬ宿主による<車で荷物を運ぶ>接待を受けルンルン気分。終日空身の歩行を楽しんだ。 |
第4日目 4月8日(天気 雨):牟岐から東洋町(民宿・谷口泊)
23番寺の35km先で徳島県から高知県に入る。大海原からの強風に煽られて、幾つもの岬を越える。 楽しみは 阿波の徳島 発心を 終えて高知の 修行に入る時 |
第5日目 4月9日(天気 晴れ):東洋町から尾崎(民宿・ロッジおざき)
昨日は強風雨注意報が出た。その余波で白浪が岸壁に打ち寄せている。 山肌の緑がひときわ爽やかに映える。 楽しみは 遍路泣かせの 雨でさえ 大地を潤す 道理知る時 |
第6日目 4月10日(天気 快晴):尾崎から26番・金剛頂寺(宿坊)
23番寺から3日がかりでようやく室戸岬の24番・最御崎寺に到着。 素直な気持ちで参拝出来た。 楽しみは 今日の歩行に 感謝しつ 菩薩の前で 勤行する時 |
第7日目 4月11日(天気 快晴):26番・金剛頂寺から奈半利駅経由高知空港・羽田空港
夢中で歩いた一週間が無事終わり、それぞれに遍路行の想いを振り返る。 若い時と違い、先が読めない年代になって「参加出来たこと」は大きな収穫。 楽しみは 日々の歩行を 振り返り ゴールの駅で キップ買う時 |
3 あとがき(所感) 1)初回の遍路は4連泊だったが、今回は最寄り駅の都合上6連泊のロングウオーキングで計画。日数増に伴うメンバーの身体的な負担を懸念したが、予想以上に自主コントロールが出来て無事に完歩することが出来た。途中で2日間宿主による「荷物の運搬の接待」と好天候が味方したのも確かだ。 2)各自の体力差やその日の体調を考慮して、計画時に一部電車等の交通を利用し歩行距離を短縮するコース(ゴルフのハンデイ方式)を設定したが、理解を得られず機能しなかったので今後は見直したい。 3)連日歩行のトライアルを3日間実施し、歩行や装備品の確認を済ませて本チャンに臨んだ。その結果、各自の意気込を増し日帰りハイクにない緊張と充実感を体験出来たように思えた。 4)歩行時の最大トラブル「マメ退治」は、個人差があり中敷や靴下の種類を配慮して適正な方法を模索。今回初めて「土踏まず」に中敷を二重に挿入(足裏全面で負荷)した結果、踵や指先のマメ防止に効果があった。ウオーキングで一般的に推奨されている「踵から接地」を改めて「足裏全体で接地(フラット歩行)」にして効果有り。 5)フラット歩行は、歩幅は狭く歩数も少なく。従って歩速は遅くなるが、身体への衝撃が低下するのでロングウオーク(特に高齢者)には適した歩行と思えた。具体的には、歩幅は普段の8割程度、歩数は毎分100歩程度。疲労度が少ないので休憩は2時間毎に10分程度にしたい。 6)人数が増えたせいか寺内の参拝時間が長くなった。今回は寺が少なかったので行動に影響はしないが寺が多い所では予定の遅れが懸念される。 7)次回も1週間程度の巡拝とすれば、起点・終点とも高知県内になるので、ターミナル駅は高知駅になる見込み。 8)快適な遍路の要因として荷物の軽量化があげられる。総重量5kg(内訳:ザック類1kg、着替え類1kg、雨具・防寒衣1kg、携帯・参拝品等小物1kg、食糧・水等1kg)程度を目標値としたい。参拝品(納経帳、線香等は必要数だけ持参)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
4 資 料 関 連 4−1概略タイム&概略距離(実働162km、45時間50分) 第1日目 4月5日徳島駅から立江駅・・19番・立江寺・から20番・鶴林寺 (さかもと泊) 距離:14km、 5時間 JR徳島駅(6:40-7:17)・・立江駅(7:10-40)-19番寺(7:45-8:10)-宝泉寺(9:10-25)-休憩(11:00-50)-水呑大師(12:50)-20番寺(13:35-14:05)-県道(14:40-15:13)- ふれあいの里・さかもと (15:40) 泊 第2日目 4月6日:20番・鶴林寺から22番・平等寺 ・・由岐(橋本屋旅館泊) 距離:29km、 8時間20分 宿出発(7:10)・・・県道(7:45)-永井橋(8:13)-21番寺(10:00-35)-21番寺駐車場(11:00-15)-龍山荘(12:00)-196号線休憩所(13:00-10)- 22番寺(14:30-50)-月夜大杉(15:41)-福井南小(16:10)-由井トンネル(17:25)・・橋本屋旅館(18:00) 泊 第3日目 4月7日:由岐から23番・薬王寺・・牟岐(民宿・あずま泊) 距離:27km 、7時間10分 出発(7:30)-山座峠(9:10-15)-うみがめ館(10:20-40)-23番寺(11:55-25)-はしもと食堂(11:30-12:30)-日和佐トンネル(13:40)-牟岐駅・あずま(16:45)泊 第4日目 4月8日:牟岐から東洋町(民宿・谷口泊) 距離:25k、 6時間20分 出発(7:35)-内妻峠:(8:05)-鯖大師(9:40-50)-海部駅(10:40)-海洋町・昼食(10:45-11:20)-スーパー(11:45-55)-休憩(12:50-13:30)-県境(14:40)-東洋町・民宿・谷口(15:30) 泊 第5日目 4月9日:東洋町から尾崎 (民宿・ロッジおざき) 距離:21km、6時間50分 出発(7:20)-東洋大師(8:05-10)-ゴロゴロ休憩所(9:05-15)-休憩(10:30-40)-佛海庵(11:30-35)-佐喜浜(12:20-14:20)-尾崎・民宿・ロッジおざき(15:40) 泊 第6日目 4月10日: 尾崎から26番・金剛頂寺(宿坊) 距離:26km、7時間10分 出発(7:25)-夫婦岩(8:00)-室戸中(9:40-50)-大師像(10:55-11:05)- 24番寺(11:30-40)- 25番寺(14:20-45)-26番寺(15:37-57)-宿坊(16:00) 泊 第7日目 4月11日:26番・金剛頂寺から奈半利駅経由高知空港・羽田 距離:20km、5時間 出発(7:25)-道の駅(8:00)-休憩所(10:20-35)-奈半利駅(12:30)-二十三士温泉(12:50-14:40)・・奈半利駅(14:45-15:01)・・のいち駅(15:50-16:00)-高知空港(16:15-18:20)・・羽田空港(19:40) 4−2 宿泊地 5日:ふれあいの里・さかもと・・・勝浦町坂本 (☆☆☆) 電話:0885-44-2110 6日:橋本屋旅館・・・美波町西由岐 (☆☆) 電話:0884-78-0033 7日:あづま・・・牟岐町中村 (☆☆) 電話:08847-2-0141 8日:谷口・・・東洋町生見 (☆☆☆) 電話:08872-9-3417 9日:ロッジおさき・・・佐喜浜町 (☆☆☆) 電話:08872-7-2351 10日:26番寺宿坊・・・元崎山己 (☆☆☆) 電話:088-723-0026 4−3 費 用 |