映画「日本の青空」の上映会
12月10日(月)多摩市民館にて

 

12月10日、多摩市民館で映画「日本の青空」を多摩区内3つの「9条の会」の中から実行委員を募り上映会を開催しました。そのとり組みをお知らせします。

 

 


急遽決まった大澤豊監督との対談は好評でした

きっかけは?
 6月に麻生区で、7月に世田谷区でこの映画を観たという運営委員の1人は、“この映画はぜひ、一般の多くの人に観て戴きたい。あの悲惨な戦争が終り、すべてを無くした日本人が元気を取り戻し、平和を願って立ち上がれたのは、実はこの素晴らしい憲法があったからだった。この憲法のお陰で私たち女性は自由でいられるんだ”と納得し、“私の年とともに生きてきた憲法9条をどうしても守り、この思いを広げて行きたい”と考え、何とかして多摩区で上映したいと密かに大澤監督とコンタクトを取り始めたのでした。

ぜひ、やりたい。でも……
 最初、生田9条の運営委員会に相談をした所、“12月にこれを取り組むのは無理ではないか。11月、12月は色々な行事が目白押しで、しかもこの映画は私たちの中ではすでに観てしまったものもいる、赤字になったらどうするのか。それに12月の生田の「1周年のつどい」に力が注げなくなる”と反対意見も多く出ました。
 しかし、“色々な行事に人が集まるからこそ、そこで宣伝すればいいし、まだ、観てない人だって多摩区に大勢いるはず。いつも同じ人ばかり誘うのでなく、広範な人に声を掛けてみよう。この映画は誰でも誘う事ができる絶好のチャンスなんだ!”と説得、「たま九条の会」と「すげ九条の会」に申し入れ、実行委員会形式で行うことになりました。

広く実行委員を募って
 実行委員を各地区、団体から募りましたが、日頃から活動や仕事に忙しい人ばかりが17人決まったものの、会議には10名足らずしか集まれず前途多難。試写会に来た人も目標の半分に満たない40数名でした。
 11月はみなさん忙しくて、気持ちが1つにならない事もありましたが、知人に会ったら必ず“「日本の青空」観ませんか。”“お知り合いにぜひ勧めて下さい”と話し、さらに駅宣、戸別配布、講演会配布、ポスター貼り、朝日・東京新聞後援のお願いなど思いつく宣伝活動を続けたのでした。

エッ! 事前確認でたったの150人!? 赤字‥‥?
 それでも、1週間前の実行委員会で確認出来た入場者数は、試写会参加者も含め150人足らずしかありませんでした。この1週間で何とかしなければ赤字? と、券に“当日清算”と書いて隣近所をまわり直し、知人に手渡したりポストに入れたりしました。実行委員だけでなく9条の会の運営委員もどんどん手伝うようになり、次第に雰囲気が盛り上がり経験を交流したり、励ましあったりしながら前日まで奮闘しました。
 当日は、3回の上映に、各地域・団体からそれぞれ係りが決まり、多摩区内で同じ気持て活動する人と人との暖かい息使いを感じつつ準備がすすめられ入場者を迎えることになりました。

当日はみごと黒字、しかも
 上映3回で入場者の合計395人。前売り券を購入しながら来なかった人81人。カンパ7万円強。なんと余裕で黒字になりました。しかも、アンケート回収率が34%134枚。“感動した・真実を知って良かった”の内容が多くありました。アンケートの回収率が高かったのは新しい顔ぶれが多かったこともあるかもしれません。
 9条の会の賛同者への申し込みも7名ありました。

監督との対談
 ステージで大澤監督が3回とも挨拶され、特に2回目上映の終りには生田9条の池谷さんとの対談が急にきまり、映画を作った思いを聞くことができ大変好評でした。とても暖かい人柄のようで、「運動はこれからです!」と入場者を励ましていました。

終わって
 この映画上映を取り組む中で得た大きな収穫は、多摩区内他団体の方々はじめ多くのの新しい人達と出会え、会話ができた事。 この広がりをこれからの9条の運動に生かしていくことが大切だと思います。
 「生田1周年の集い」もともに成功し、本当にやって良かった。皆さんのご協力に心から感謝です。ありがとうございました。

 

アンケートの感想より

●史実を踏まえた日米のやり取りの部分が大変興味深かったです。多くの若い人々にみて欲しい。〈50代男性〉
●9条改悪のみではない。現行憲法全体を死守しょう。(但し、象徴としてではあるが、天皇制自体が認められていることが残念だが)その為に、私たちは先ず選挙を大切にしよう。改憲グループに絶対投票しないこと。全国にある無数の「9条の会」は決してひとつの輪をこわさずに。〈70代男性〉
●GHQの押し付けでなく日本人の多くの人々が、関わってできた憲法だということが良くわかり、いい映画でした。〈60代女性〉
●憲法をいとおしく思えました。 〈40代女性〉
●第9条だけではGHQが日本国に無責任に押しつけた理想主義であることがよく解った。 〈60代男性〉
●鈴木安蔵先生の講義を学生時代に受けたことがあります。先生の人柄等が良く描かれていると思います。 2回目ですが、この映画をもっと多くの人に見てもらいたい内容です。2度と子供たちを戦場に送ることのないよう「声」をあげることが大事だと思います。その為にも、この憲法は日本人がつくったんだということを知らせなくては、と思います。〈60代男性〉
●@大変良かった、見ていて「ウン」「ウン」「そうだそうだ」と思いながら見た。 A日本人のつくったケンポーだということをこの映画で知った。〈70代女性〉
●拝見して、本当によかったと思います。当時のニュース映画が入っているのも大変興味深かったです。理屈に陥りがちなテーマを大変分りやすくよくつくっていただきました。 登場人物の紹介の仕方にも工夫があります。また、星野安三郎先生のお名前を拝見して、大変うれしかったです。大学生の時、「9条」を真剣に講義くださった忘れえぬ立派な恩師でいらっしゃいます。〈60代女性〉
●大きな戦争によって、人も傷つき、物も少なかったけれど、あの頃ほど皆が戦争は「イヤ」と声をあげられた時代はなかったのかもしれない、と思います。私が小学生の頃は、反戦教育もあったのに、最近は本当にいやな空気が流れています。これからも「戦争はイヤ」という気持ちをもちつづけて、行動していきたいと思います。〈30代女性
●憲法発布の年に生まれ、現行憲法の生まれる過程は全く知りませんでした。この映画ができ新聞やその他で取り上げられたことにより知ることができました。沢山の方々に見ていただいて当時(終戦直後)の国民の思いを広げていただけたらと思います。(普段あまり考えない)平和を守りたいとしみじみ思いました。
●この映画を見て憲法がどの様にしてつくられたかよく理解できました。6月にもチケットを買っていましたが予定が経たず友人に替わってみていただきました。本日はやっと見ることができてよかったと思います。地域の9条の会に入っています。〈60代女性〉
●2度見なくてもよかった。(委員の熱心さにつられて)〈70代〉
●多くの人に是非見てもらいたいと思った。この映画ができたことは「ひとつの希望」ですし、「未来」です。
NHKでやってくれル様にならぬものかと切望します。多くの名作映画が上映されているのですから。公教育でもこの映画がなされることを願います。ありがとうございました。60代女性 〉
●これから憲法を少し勉強します 〈60代女性〉
●私は、戦後の当時鈴木安蔵さんの草案の話を見聞きしておりました。今回そこのポイントを再現していただいて感謝します。多くの一人でも多い人に見てもらって、9条を守りたいです。ありがとう。〈80代男性〉
●新憲法に日本人の鈴木安蔵の草案が土台になっていることを知ったことはありがたかったと思います。 〈60代男性〉
●子供と一緒に日本国憲法の本を読みたいと思います。歴史を(真実を)学ばなければと実感しました。今の憲法が完成する道程が分りやすく、楽しく、見れました。とても良くできた映画だと思いました。あっという間の時間でした。歴史を踏まえつつ、戦争はしてはならないもの。すばらしい憲法を守って生きたいです。日本国憲法がどうやってできたかを必ず明記して本につけもらいたいです。GHQの方もほぼ同じ内容で受け入れてもらってよかったと思いました。日本の宝を大切にしたいと強く思いました。宣伝していきます。〈40代女性〉
●私はGHQが作ったと思っていました。とても解り易くてよい映画でした。父を戦死させた、母を苦労させた戦争です。9条は守りたい。もっと大勢の人に見てももらいたい映画だと思いました。〈60代女性〉
●非常に感動しました。近年これほど心に響いた映画を観たことがありません。観論、以前から憲法改正には大反対ですが、益々その背景と共に、一人でも多くの日本人にこの事実を知っていただきたい、もっとこの映画のPRを何とか効果的にできないものでしょうか。関係者の方々はそれをもっと考えていただき、私たちも協力してゆきたいです。ありがとうございました。 〈60代 女性〉
●今まで空気や水のように、あたりまえにある憲法と思っていました。この映画を観てアフガニスタンやイラクの復興が進まないと聞きますが日本が戦後あれだけめざましく復興し、発展できたのは、この憲法があったからなのだとわかりました。ぜひ、みんなにも、この映画を観ていただき今の憲法を大切にしていって欲しいです。 〈40代女性〉
●鈴木氏のことは知っておりましたが、この様に立体的に映画化してくださったことに感謝すると同時に見てやっぱりよかったと思います。(場内が少し寒かったのが残念) 〈70代〉  
●憲法への関心一層強まりました。鈴木安蔵さんの思い、いたく感動しました。憲法改正断固阻止しなければとの思い強まりました。〈50代女性〉
●アメリカ(占領国)からのおしつけ、お仕着せの憲法だからという誤った情報、一方的に国民をを操作しようとする情報を信じさせられて、また、本当に敵に攻め込まれたらどうしようという無力の不安感から憲法をかけることに賛成している国民に正しい情報(真実)を伝える大切な映画だと思った。〈70代女性〉
●見てよかった。NHKの「日本国憲法」のTVを観て驚いていたところ、更にまたその頃の詳細を知ることができて、とても良かった。会場が空いていたのが残念。もったいないです。更に上映を!! 〈70代女性
●先月高津市民館で「男女平等参画の学習」のかいで官報制定の勉強をしました。そしてベアテシロタを知りました。今私たちが生活しているのは、この映画の中での種々の苦労が実ってできあがった憲法にまもられているものだと思います。「生命を生みだす母親は、生命を守り育てることを誓います。」のスローガンをたいせつな信条として生活してきました。〈60代女性〉
●草憲資料として大変興味深かったです。それにしても昔の日本人はすごいですね。 〈50代女性〉
●憲法創期の白熱したシーンが印象的。鈴木安蔵という憲法学者を照らし出してくださってありがとう。当時子どもだったとは言えこの峻になって知ったことは、とても良かった。〈70代女性〉
●アメリカにより憲法作成と思って居りましたのでとても勉強になりました。ありがとうございました。
●映画館系の仕事のためこの作品は撮影中から注目していました。実行委員の皆様のおかげでやっとは意見できてよかった。シニア世代ばかりの観客...は気になります。もっといろんな人達に観てもらいたいですね。
 9条を守っていきたいですね。監督の話しよかったです。〈30代女性〉
●大変すばらしい内容の映画でした。改めて憲法(9条)を守ることの大切さと意識を高めていかなくてはと思いました。〈50代女性〉
●すばらしい映画です。憲法のことを改めて考えさせられた。〈50代女性〉
●よかった。よかった。みせていただいてありがとうございましたいろいろ勉強になりました。〈70代女性〉
●憲法制定の過程については、大学時代より勉強してある程度理解していたが、鈴木安蔵先生の戦前における境遇、終戦直後の活躍、奥様の考え方、特に安蔵に及ぼした影響等、よく理解できて、大変有意義でありました。どうもありがとうございました。〈70代女性〉
●とてもよかったです。今まで「9条を守れ」という人たちをうさん臭く感じていましたが、とても大切なことだったのだと知りました。〈30代女性〉
●私は、この内容の事実を知りたかった。いつも歴史の事実を知りたいと思っていた。 〈60代女性〉
●「女性は戦争反対」実感です。9条の生い立ちがわかり、大事にしたい条文だと改めて思いました。〈50代女性〉
●史実を知り大変感動しました。全国に広がることを望みます。 〈70代女性〉
●憲法の原点に触れる貴重な映画だと思いました。平和な時代に生まれ生きて問題意識が非常に弱いです。私が生まれるほんの15年ほど前の出来事で、この時代にめぐり会わなかった平和ボケ世代で、今後生きていく上で憲法9条に思いをよせて生きたいと思います。松本委員長とGHQのやり取りが面白かったです。〈40代女性〉
●私も人生の半分日本政府援助の海外活動ですが戦争、内粉が如何に不幸な争いか外で見ています。この映画が、国内生活の方々に見ていただきよい参考となります。この映画を観て泣きました。日本人案を認めさせたこと初めて知りました。これからの講演活動に活かします。〈70代男性〉
●NHKの焼跡の憲法を見ていたので、この映画がよく理解できた。既成の映画俳優を使ったので「ちょっと?」偏見を持ってみたのですが、邪魔になりませんでした。私が子どもの頃学校で映写会の授業があったので現代の学校でも映写会の授業を復活させてこの映画を頭の柔らかい子どもたちに見せて憲法の理念を叩き込んで欲しいと思った。 〈50代女性〉
●現在の憲法を大切にしたいと思います。〈80代以上男性〉
●憲法の成立過程がよく解りました。GHQより押し付けだから、自前のをという自民党政府の言っていることが違うことが、よく解り、もっと大勢の人に見てもらいたい。日本にとって大切な憲法であることがよくわかった。〈60代女性〉
●とても勉強になりましたし、私たちの歩むべき進路を具体的に大事に自分のこととして考えるべき一つのきっかけになりました。今日は着てよかったです。ありがとうございました。 〈50代女性〉
●戦争は絶対反対ですので、9条が変えられてしまうことに危機感をいだいています。憲法が日本人の案を取り入れたものとわかり、押し付け憲法でないということがわかり、非常によかった。〈60代女性〉
●9条の成り立ちがわかりやすかった。少なくともこの精神を貫いてもらいたい。70代女性〉
●GHQに押し付けられ田日本国憲法とばかり思っていたが、目からウロコでした。若い人たちに見せたいです。今夜は、この映画の話で夕食を盛り上げ、子どもたちに伝えます。〈50代女性〉
●より広く観てもらうためにTV放映できませんか。スポンサーによってはsんどうしてくれるところもあると思います。
● 大変すばらしい映画をありがとうございました。第9条を守っていくことは大切です。 〈男性〉
●GHQの押し付けではなかったことはわかりましたが、9条白紙だったことはたしかでGHQ側から埋められたということでしょう? 〈60代女性〉
●多くの人にもっと見てほしいです。9条を守る、戦争は永久に反対です。60代女性
●すばらしい映画でもっと大勢の人に見て頂きたかった。私も家中で見て、家族の話題の中心にできた羅と残念に思った。孫たちはこれを見てどう思うかをしりたかった。大澤豊監督さんが直接お話してくださったのは、感動嶋hした。参加して本当によかったです。 〈70代〉
●「戦後民主主義」の成り立ちと意義を認識いたしました。〈50代女性〉
●まさに日本国憲法の裏話に当たる内容でした。とても良かったです。〈60代女性〉
●憲法学者鈴木安蔵さんの一生がよく解りました。憲法9条を守ることが世界平和(戦争のない世界)につながることがよく解った。 70代男性日本の宝といわれる、日本国憲法の誕生を知ることができて、感動でした。人を人として尊ぶ心根を持った人々鈴木安蔵さん、ベアテさんたち多くの方に私たちは、守られていることを忘れないで今後の人生を大切に生きて生きたいと思います。今回2回目ですが、1回目はよく解りませんでした。今回は、涙がともらない程感動しました。実行委員のみなさまありがとうございます。お疲れ様でした。〈60代女性〉
●戦争を知らない若本たちに無料で見てほしい。〈70代 男性〉
●鈴木安蔵さんを初めてしり、憲法誕生の敬意と苦労を知りました。大変勉強になりました。〈60代男性〉
●憲法のみを扱った難しい映画だったが、観ているうちに引き込まれ最後まで集中してみることができました。製作協力のチケットを持っていましたが、今迄観る機会がありませんでした。〈60代男性〉
●戦争をしない、女性の平等は車の両輪という言葉が印象に残りました。 〈50代女性〉
●今まで知らなかった内容も多く、とてもためになりました。 〈60代女性〉
●大変感動しました。若者たちに是非観てほしい映画です。それに・・憲法(主権在民)の生い立ちが決してGHQの押し付けでない事実を広めることですね。お互いにがんばりましょう。〈60代男性〉
●憲法施行60年の年末に、すばらしい映画を感謝します。空白の条項=1945年8月15日の青空→第9条。「押し付け憲法」の実相=鈴木安蔵さんの掘り起こし→より多くの現時点での国民へ。不忘「戦争」今こそ必要です。さらにご活躍ください。〈70代男性〉
●大変勉強になりました。戦争のない平和な国を守りたいと思います。〈70代〉
●憲法が外国からの押し付けのように言われているが、実際には棗ではないことがわかった。〈80代男性〉
●白州氏のことは、少しは知っていたが鈴木さんのことは知らなかったので大変感動した。〈70代男性〉
●長編なので少し疲れましたが、すばらしい映画でした。平和憲法が生まれるまでにどの様な劇的なドラマがあったのかとてもよく解りました。鈴木安蔵が新憲法の載った新聞を買って活字となった憲法文を読むシーンでは、涙が出てきました。9条と男女平等22条とが両輪となって輝いていることも改めて認識し、感動しました。難しい講演調でなく主人公と現代の男女のストーリーとの絡みも面白く、もっともっと多くの人に見てもらいたい映画だと思いました。よい映画を作ってくださって本当にありがとうございました。今日こんなに空席があったのがとても残念です。もっとアピールの方法があったらよかったですね。日本の政治家みんなこれを見るべし!!です。政治家にアンケートをとってみたいですね。特に押し付け憲法だという政治家たちに。〈60代女性〉
●憲法はアメリカ主導で作られたと思っておりましたが、日本の先生方の一方ならぬご苦労で作成したことは、大きな発見と驚きでした。そのご苦労の上で作られた国民主権等々、実現されない現在、時代は逆行し、人間に幸せは、何処へやら一部の政府高官等の勝手で又あの悲惨な時代に戻りそうで不安でなりません。ありがとうございました。〈60代女性
●全体感動 戦争反対〈80代以上〉
●すばらしい!大切なことは、理屈ではないですネ! 力を合わせてガンバラナクテワネ!ありがとうございました。〈80代 女性〉
●鈴木安蔵を初めて知りました。夫婦の絆、妻の励まし(力)が素晴らしい、彼女の言葉「青空は何も見えないがこれから出発だと思えばよい」という場面が印象に残った。〈70代女性〉
●憲法ができるまでのことがこの映画でよくわかりました。戦争放棄、男女同権となり、初めて選挙の投票に言った時のはればれとした気持ちを思い出しました。
●今この憲法が変えられないことを願っています。映画の音声が少し悪くて、セリフが聞きとれないところがあったのが残念でした。〈80代以上女性〉
●憲法ができる真相がわかった。平和の大切さを学んだ。〈20代女性〉
●初めて解ったことがあり勉強になり戦争は、絶対してはいけない。〈40代女性〉
●懐かしい風景画たくさんでてきて、一日一日暮らしていくのが大変だったと思い出していた頃、憲法が結構時間を掛けてつくられていたのだと知った。11月3日が憲法公布記念日、5月3日が憲法発布記念日と言った、間違えないようにするのが難かしかった。〈60代女性〉
●文科省選考であれば、全国の中・高・大の各学校で上映すべきだと思う。〈70代
●日本国憲法が日本人の手で作られた事が知り、驚きました。アメリカ、マッカーサーが印象が強かったのでした。知人にいってあげたいです。〈70代〉
●9条を守りたいです。〈70代女性〉
●来春社会人になる孫娘からプレゼントされた券でよい映画とであえました。ありがとうございました。若い人にもっともっと関心をもってもらいたいと思います。〈70代女性〉
●1.久しぶりに感動的でした。2.戦争と女性参政権と鈴木氏の3つがうまくかみ合っていました。
●3.明治の人は、いいですね。〈60代男性〉
●すごいキャストで情緒あふれる映像の中で、ていねいに作られた作品だと思います。憲法については難しすぎて、頭にリアルに入り込まなかったのですが、考えるいいチャンスになりました。また、改正に賛成をしている意見も知りながら、できるだけ自分の考えをまとめて生きたいと思う。今後中国や近くの国々の日本に対する侵略が絶対にないかどうか、そのときは日本はどうなるか。世界の歴史を見ると侵略の歴史であることを思うとその辺がものすごく不安です。もちろん船倉のない世の中であることが原則です。
●孫に切符をもらいました。いい映画でした。新憲法成立の「ドラマ」がよく伝わりました。〈70代〉
●夫婦のやり取りに感動しました。自分自身、誤解していた部分もあり、それが小気味よく打ち消され、すっきりしました。ベアテ・シロタさんの果した役割も確認できました。「月桃の花のように、これから参政権を得る高校生(もちろん小・中にも)に観てもらいたいです。1003人目標してがんばって〈40代女性〉

夜の部
●憲法制定過程がていねいに描かれていてよかった。〈40代男性〉
●改めて9条の価値を重みを感じました。〈60代男性〉
●感動しました。 〈50代女性〉
●アメリカの押し付け憲法ということに対する反論を明確に提起している点で講演で聞いたことを再確認できて素晴らしかった。 〈70代男性〉
●とても感動しました。より多くの人に観て貰いたい。〈40代女性〉
●良かった! 〈50代女性〉
●丹念な調査に基づき、よく作られていたと思いました。日本国憲法は世界の宝。〈50代〉
●感動した。なんとかしなくてはという気持ちになった。〈30代男性〉
●憲法を作った人がいたことを初めて知りました。 〈50代女性〉
●憲法の作成過程がいろいろあったことを知りました。〈60代男性〉
●なかなか充実した映画に出会えてうれしかったです。一般上映にして一人でも多くの人に見てもらいたいと思います。若い人も政治に興味を持つように。英語力も達者で感動しました。配役に少し難あり、主人公がもう少し違う人ならよかったのかなーと思います。〈40代女性〉
●9条が全世界の憲法になるといいと思います。守っていく責任も感じました。〈60代女性〉
●大変感動しました。妻が風邪ぎみだったので誘えなったが、今度は是非又一緒に見たいと思いました。安蔵さんの奥さんの思い、ベアテさんの思いー女性の力が9条に男女同権に生きたことをしっかりと感じました。〈70代男性〉
●面白かった。日本国憲法ができるまでのことは、何回か書籍などで目にしていましたが、鈴木安蔵氏のことは知りませんでした。いろいろな方の思いが交錯してできた憲法についてもう少し深く学んで行きたいと思います。〈40代女性〉
●うーん、こういうことだったのか。この難しい内容をよくわかりやすく、ひきつけられる映画に仕上てすごい、見てよかった。〈70代女性〉
●大変良かった。参考になり他の人にも話して行きたい。〈70代男性〉
●すばらしい映画でした。憲法がこんなにドラマチックに作られていたと再認識しました。〈50代男性〉
●日本国憲法に興味がわいた。良かったです。 20代女性憲法を大切にせねばと思いました。若い人にも観て欲しいです。〈40代女性〉
●もう一度みたいです。〈60代男性〉
●たくさんの方に観て欲しいと思います。〈70代女性〉
●どういった過程でできた憲法なのかを今一度考えさせられました。〈10代女性〉
●知らなかった真実を知り、感動しました。〈60代女性〉
●改めて憲法案の作成過程と議論の過程を詳しく体験的なイメージで捉えることができて感銘を受けた。〈60代男性〉
●とても良かった。わかりやすく、かつ当時の人たちの思いの伝わるものでした。 20代女性鈴木安蔵先生のことは若い人に良く知ってもらいたいのでパンフも買いました。 感想ではありませんが、よく明治憲法という言葉が使われることがありますが、大日本帝国憲法という恐ろしい憲法です。昭和(日本国憲法)と比較で云う場合がありますが、気をつけるべきと思います。〈50代男性〉
●私は大学で教育学を学んでいます。日本教育史も学んでいると教育基本法が刷新委員会の驚くほどの努力によって作られたことを知り、又それを「押し付けだ」と主張する政府の滑稽さを感じます。同じことが、憲法にも言えるということが今日きちんと理解できました。日本史や公民科の授業でもこの映画は、非常に良い教材になると思いました。〈20代女性〉
●憲法改正反対 映像が少し見づらかった。いつの間にか話に引き込まれてしまった。多くの人に観て貰いたい。〈50代女性〉
●感動しました。原作の方、監督に大きな拍手を送りたい。若い人にもっと広めたいですね。 50代男性すばらしく良い映画でした。(高野岩三郎ももう少し取り上げて欲しかった)日本国憲法が日本人(良識ある平和を求める)の手で作られたということがよく解りました。〈50代男性〉
●非常に良かったと思います。この映画が日本だけでなく、全世界で上映されることを願っています。〈60代女性〉
●憲法制定の基礎となるものを作成したのは日本人だったということは、本当に日本の誇りとなるものだと思いました。 〈50代女性〉

 


映画「日本の青空」
川崎市内で今年最後の上映会を行います


映画「日本の青空」チラシより

映画『日本の青空』/監督作品:大澤豊/製作:「日本の青空」製作委員会・有限会社「インディーズ」
出演:高橋 和也、藤谷 紀、田丸 麻紀、加藤 剛ほか/ナレーション:山本 圭/挿入歌:「愛は空の彼方」歌・久嶋 美さち(ドリーミュージック)

日  時  1210日(月)

@午前10:30 ※上映後、大澤 豊監督のあいさつ
A午後 2:00 ※上映後、大澤 豊監督のあいさつ
B午後 6:30 ※上映前(6:30から10分間)大澤 豊監督のあいさつ
1日に合計3回上映します。

場  所  多摩市民館 大ホールにて
前売り券  大人・大学生 1000円  子ども 800円
当 日券   大人・大学生 1500円  子ども 800円

 憲法学者・鈴木安蔵を通して憲法誕生の舞台裏を描いた映画「日本の青空」が、全国各地で上映されています。60年経っても世界に誇れる憲法の成り立ちを大勢の人に観て頂きたいと思い、実行委員会を作り上映する事になりました。もう既に観た方は、ぜひお近くの知り合いの人達を誘って、平和憲法を守る大切さを広げて下さい。そして、まだ観ていない方は試写会に御招待しますので、ご覧になった後、沢山の方に勧めて頂ければと考えております。ジーンとしつつも、すがすがしい気持ちになれる素敵な映画です。
 実行委員になって頂ける方も募集しています。
※ その他詳しくは先へお問い合わせ下さい。
「日本の青空」上映・多摩区実行委員会
044(955)3885清水
090(6314)5332町田
実行委員会の動き

●11/2、高津で「日本の青空」の上映会がありました。ご覧になられた方、ご感想はいかがでしたか。
 多摩区実行委員会では、高津の実行委員会に申し入れ、この日の高津での観賞者に「多摩区での上映会のお知らせ」をとどけ、市内で年内最後の上映会になり、大澤監督のあいさつも上映時間の3回ともあることなどを知らせ、今回見のがした方をはじめ、より多くの友人、知人にもうひとまわり広げていただくようお願いしました。
(07.11.1記)

 


●「日本の青空」を観た会員から感想が寄せられています。

押しつけではない 日本国憲法 
(映画『日本の青空』を見て)  

新海 紀子 (南生田在住)

 0歳で満州(中国東北部)から引き上げてきた私は、中3の授業で初めて日本国憲法を知った時、その格調の高さと素晴らしい内容に誇らしさで胸が熱くなったのを思い出します。憲法制定過程は知りませんでしたが、現在の憲法が戦争の多大な犠牲を経験してやっと得られた世界に誇れる宝であると感じていました。だから「押しつけられた」憲法だとしても、良いものは良いのではないかと思っていました。
 この映画で、主人公沙也可が憲法学者鈴木安蔵の存在を知り、憲法の成立過程を調べ学んでいく姿はとても新鮮で印象的でした。いつしか私も沙也可と一緒に学んでいました。この映画の脚本の素晴らしさを感じました。
 政府が明治憲法とほとんど変わらぬ憲法案をだしてきたのに業を煮やしたGHQが、「日本国憲法草案」を起草するのに手本にしたのは、日本の民間研究団体である憲法研究会が1945年12月に発表していた「憲法草案要綱」でした。これを仕上げたのが鈴木安蔵氏でした。その要綱には、国民主権、言論・学問・芸術・宗教の自由、健康で文化的な生活を営む権利などがきちんと書かれていました。安蔵の妻が「女性に選挙権があれば絶対に戦争なんかさせない。自分のお腹を痛めた子を戦争なんかで死なせるようなことはしない。」と安蔵に訴える場面は、特に心に響くものでした。夫人の平和への願いや男女平等への想いは草案要綱にも生かされて現憲法につながっています。私はこの9条を含む現憲法を何としても守り、輝かしていきたいと改めて感じました。


5/14 国民投票法成立、自・公がゴリ押し
賛成122票(自民・公明・民主1名)、反対99票(民主・共産・社民・国新) 問題山積のまま18項目の付帯決議
(『生田9条の会ニュース』No.5より転載、補筆)

 4月13日衆院自・公の賛成多数で可決、参院審議入りしわずか4週間後の5月11日(金)憲法調査特別委で採決を強行し18項目の付帯決議を付け自民・公明の賛成多数で可決、週明けの14日(月)の衆院本会議で自民、公明、民主1の賛成で国民投票法(改憲手続き法)が成立しました。

 私たち「生田9条の会」でも、法案の衆院通過後、いっそう運動を強め、「9条改憲のための手続き法反対」「国民投票法の審議強行・採決を許さず廃案に」と国会議員へFAXで要請する運動を市民に呼びかけ、自前のチラシをつくり生田駅・読売ランド前駅で8回に及ぶ宣伝行動をおこない、国民投票法の学習会、ホームページ・ニュースなどで廃案・慎重審議を訴えてきました。

大きくなった廃案への運動
 これら生田9条の会と市民が結んだ運動と全国の「憲法を守ろう」の運動が、5月3日までの法案成立を目論む安倍内閣の野望を砕き、予定を遅らせるという一定の成果を生みました。駅頭の宣伝活動でも、「ストップ・国民投票法」のチラシの受け取りが日を追うごとに良くなり、市民の関心は間違いなく高まってきていると手応えを感じていました。
 マスコミの報道を見ていても、国民投票法案を解説するもの、問題点を指摘し是非を問うアンケート調査なども発表されるなど、もう少し時間があったなら情況を大きく変えられたかもしれないという望みさえ生まれてきていたところでした。
 国会では、最低投票率が決められず1割2割の賛成で改憲ができること、公務員・教員の国民投票運動を規制するというのにどういうものが違反になるのかわからないことなど審議すればするほど法案として不備が出てきて、提案者が答弁不能におちいる事態も生まれました。
 公聴会や参考人質疑でも、採決への理由づくりに地方公聴会を1日に同時に2箇所で開催し、公述人に準備期間さえ与えない強行な運営を行い、与党からの公述人さえ今国会での成立を急ぐべきでないという意見もだされ、中央公聴会は開かれず、参考人質疑は与党からの推薦人はゼロというありさまでした。

審議打ち切り・採決でも与党に手を貸す民主
 もともと民主党は、改憲をめざし国民投票法は必要という立場で与党案とほとんど同じ内容の対案も出していましたが、審議がすすむなか最低投票率が必要だということで修正案を出したのですが、その中にはその規定がありませんでした。さらに中央公聴会が開かれていないことを理由に理事懇談会では採決に反対していたのですが、自民・民主の筆頭理事の密室協議で採決に妥協してしまいました。
 このように採決を急ぐ裏には、国民の法案に対しての急速な関心の高まりと問題点が浮き彫りになり徹底審議を求める世論が大きくなることをおそれた改憲派の作戦があったと思われます。
 
18項目の付帯決議とは
 ・最低投票率 ・公務員、教員の運動規制の内容と罰則 ・有料CMの規制と罰則 ・投票年齢 ・公報協議会の中立性 ・憲法審査会の公正な運営 などの18項目を今後の検討課題するというものです。これは、法案がいかに生煮えで不徹底なものであるかを物語っています。
 今後、国会審議に鋭い監視が必要です。これらの問題点を、国民主権にふさわしい公平・公正な国民投票ができるようするため引きつづき世論に訴えていきましょう。
 
これからの動き
 悔しくも教育基本法改悪とともに国民投票法が数の暴力・成立強行ということで、なんとしても国会の与党絶対多数の状況を変えていかなければならないと痛感させられました。その意味で7月の参議院選挙は9条の運動にとっても大切です。
 国民投票法の成立で、「憲法を守れ」「9条を守れ」のたたかいは新しい局面に移ります。改憲派は、総議員の2/3の賛成を必要とする国会発議に向け政界再編も視野にいれながら動くとマスコミなどで報道されてます。自民党は、最短で4年後の秋に国民投票をめざすというスケジュール表までつくって「新憲法草案」の見直しを含めて改憲原案の大綱を3年間で準備するとしています。

きたるべき国民投票に勝つ強大な世論づくりを
 国民投票法は、審議も採決も強行につぐ強行で改憲派に有利な内容でごり押しされてしまいましたが、国民投票をするのは私たち一人ひとりです。アメリカの求めに応じ海外でアメリカと肩を並べて戦争をする国には何としてもさせない、9条は変えさせない憲法を守れ、という圧倒的な世論づくりをめざして、本気になった運動を全国と結んで生田の地で作っていきましょう。
●自民党が描く最短の改憲スケジュール(5/15朝日新聞による)
 国民投票法成立(07年5月)3年後の施行
 →国会に「憲法審査会」設置(07年8月)
 →国会で改憲原案審議(10年5月)
 →国会改憲案発議(11年夏頃)
 →「国民投票公報協議会」設置し広報・周知の徹底(60〜180日)
 →国民投票の実施(11年秋)
 →憲法改正

国 会
傍聴記
国民投票法採決ということで、参院特別委員会を神尾さん、本会議を町田さんが国会に駆けつけ見守ってきました。その模様をレポートします。

 

参議院憲法調査特別委員会 採決傍聴記 

K・K(三田在住)

 5月11日(金)安倍首相への質疑後、委員会採決が採られるという大切な時の委員会を見届けようと足を運んだ。
 1時間ほど遅れて入るが、傍聴多数のため、1時間の入れ替え制だという。中はガラガラで5・6人が聞いていた。椅子の数30ぐらいしか入れない(記者席が20近くあるがこちらも10名ほど)のと、安倍首相質疑を静寂の中で行いたいのか、衛視いや与党が断固入れさせないようだ。しかし空席だらけというのに、この日だけ入れ替え制だといっても、度々傍聴している人々は納得するはずもない。抗議の末、開会2時間後にやっと希望者が入れるようになった。
 大勢が見守る中、首相質疑も終わり採決が迫る。与党の理不尽な発言や野党の質問に傍聴席からも拍手や「そうだ」という声(これらは全て禁止されている)が出てしまう。与党筆頭理事桝添氏が委員長に申し出、委員長が「傍聴者は、審議を妨害しないよう静粛に」という。議員席にいた辻元氏が「なにもしていないでしょう」というと、間髪いれず桝添氏が「うるさくしただろう」と大きな声で怒鳴り威圧する。国民の聞くという権利すらも、萎縮させないと通せない法案なのだろう。姑息な行為に怒りながらの傍聴。全てが終了し、傍聴者はやっと声を出した「選挙を見てろよ」「鏡で今の顔を見なさい」と...。
 多くの国民が傍聴し続けることで、いかに誠実に審議されているかわかる。今後もできる限り、国会を中から見届けたい。傍聴へ行きませんか。

 

国民投票法(改憲手続法)が成立した日  

町田 浩子(三田在住)

 良い天気だった。国会前は朝から法案に反対する様々なグループが気勢をあげている。案の定、本会議傍聴の受付も職員が驚くほどの混乱。空港のような厳重なチェック後、筆記具のみ許されて傍聴席へ。急勾配は歌舞伎座や国技館の一番安い席に似ている。
 議長が開会を宣言しても、議員の私語はおさまらない。うつむいたままの人もいる。幼稚園か? 法案の説明、反対、賛成意見それぞれ出たところで、電子投票でドン。あっという間だ。分かっていた結果とはいえ、私語厳禁の傍聴席からもため息が漏れた。
 外では、結果を受けて、各団体の抗議のマイクに一層、熱がこもる。めげてない。数の論理を思い知らされたが、受けて立つまで。参院選では、護憲派を増やそう。地域で憲法、特に9条の大切さを広めよう。メディアがもっと取り上げるよう働きかけよう。傍聴に女子学生グループが来ていた。ここにきて、少しずつだが国会前の集会にも若い層が増えてきている。やれることは、色々あるなあ。そんなことを思いながら、国会をあとにした。


 


改憲手続法案(国民投票法案)の自民・公明(与党単独)による衆院強行採決(4・13)という前代未聞の暴挙に断固抗議します。400字怒りのメッセージ


怒りを参院選挙で報復を

 西三田団地在住 大野 昭之

 衆院で国民投票法が強行採決された。議会制民主主義を前提とすれば、多数の横暴といっても、ごまめの歯ぎしりに過ぎない。7月の参院選で、自・公を過半数割れに追い込む以外ない。党派主義をおさえ、護憲党派の統一候補を立てて闘うことはできないだろうか。


憲法が変わって、日本がアメリカと一緒に
戦争をする国になったら……

 三田在住 高山 和美

 平和な日本が失われるかもしれない、今「平和な日本」と普通に言える幸せが壊れるかもしれない。
隣の若者が戦争に駆り出される日本になるのかもしれない、戦争に行き精神を病む若者が出てくるのかもしれない、戦争で子供を失い悲しむ母親がでてくるかもしれない、他国の人の家族や友人を殺害し、恨みを買ってテロが頻発する世の中になるかもしれない。日本が参戦すれば、日本の基地や原発が外国の攻撃対象になるかもしれない。
 私たちはそういう世の中になることを本当に望んでいるのだろうか?
私は望んでいない。隣人の生田の人たちに私の気持ちを伝えたい。
 「今の憲法は素敵、大切にしたい。世界に誇れる憲法だよ、どうして変える必要があるの?」って。


数の暴力に抗議する

三田在住 神尾 佳世

 国会の審議とは、どのような運営がされているのか。今回の強行採決で、痛いほど知らされた。しかし、民主主義国家であり、主権在民である。与党推薦の公述人ですら『急ぐことはなく、充分な審議が必要』と言っている。数の力で安倍首相自身の考えを国の決定にすりかけるのは、独裁者である。
 この強行採決という国会運営から私たち、国民は多くのことを想像しよう。
内閣が「右傾化した戦前日本を愛する議員たち」なのだということを忘れずにいよう。強行採決とは、内閣による、いや安倍首相による国民への意思表示なのだ。断じて許される行為ではない。被爆国日本、大戦の反省を基にすべての人々の命が守られてきたのではないだろうか。命を、平和を冒涜するものは、国の代表と呼べるのか。強行採決に強く抗議する。


知らせよう、憲法を変えるための悪法を

 生田在住 井上紀代

 この日本国憲法が作られた時、日本やアジアの人たちはどんなに喜んだことでしょう。
 あの悲惨な戦争が終わって、「もう二度と戦争をしてはいけない」とほとんどの人が誓ったはずです。それなのに政府は、民主主義を踏みにじり、国民の多くに何も知らせないで騙してまで憲法9条を変えようとしているのです。この「改憲手続き法案」はアメリカの言いなりになって憲法を変えるため考えた悪法なのです。今の若者達には何も知らされていません。これから、もっともっとこの真実を若者に、世界に知らせていきましょう。今でも、この憲法は日本が誇れる世界の宝ものだからです。


 

私憤から公憤へ

 池谷  彰 

 私は今年73歳になった。73歳と言えば終戦の時小学校6年、12歳であった。集団疎開の世代に属する。毎食のご飯が大根の葉っぱの入った雑炊であった。敗戦を迎えた途端に小学校の教師は民主主義についてお説教をたれ始めた。その欺瞞性は小学生の私にも良く分かった。それから62年。我が国はどんどんその右傾化の速度を早めてきた。
 労働運動は失速し、革新政党は弱体化し、自民党は終戦以来、片山内閣・細川内閣の合計2年にも満たない期間を除き殆ど一党独裁を続けている。私は、日本は民主主義を騙(かた)った独裁政権だと固く信じている。このまま一党独裁が続けば平和憲法は改悪される。風前の灯である。
 この様な日本を、後の世代の人々にどう釈明すればいいのか? 激しい怒りを感ずるが、このような私憤を9条の会に属することによって公憤に変えることができたのは実に幸いなことであった。


 

怒   り

 三田在住  パート 町田 浩子

 与党は衆議院で強行採決し、参議院でも委員会を強行に開催し内閣の圧力もあって、力ずくで5月中旬までに成立させるつもりだ。与党支持者ですら、8割が最低投票率の規定を必要としているにもかかわらず、無視である。
投票ボイコット運動が起きる?いいじゃない、改憲したくないからボイコットするのであって意思表明の仕方は色々あってよいはず。むしろ,投票しない人、白票のひとの意思が全く無視される今の案のほうが問題だ。
関心の薄いテーマだと改憲できなくなる? そこを、広告して説得するのが役目じゃないの? 政治について国民に知らせる努力をせずに、政治離れをさせた「つけ」だと思うべし。
 国民の意見を聞く公聴会でも、居眠り、欠席の議員が多くがっかりだそうである。問題点がまだまだある法案。国民を馬鹿にするのも、いいかげんいしなさい! 
 怒髪天を衝く!!


 

改憲手続き法案の強行採決をわらう

 南生田  新海 宣彦

 憲法という国の基本に関わる最高法規の改定手続き法だというのに、国民投票の最低投票率の規定がないのは、なんとも滑稽な話 だ。というより憲法96条違反だ。近年の低投票率の国政選挙だと有権者の20%弱でも改憲がなる。全く『国民投票』に値しない。
 そんな欠陥法をなぜ自民・公明両党は衆議院で強行採決したのか。時間をかけて審議すれば、多くの国民の目に法律のさまざまな反民主主義的欠陥があらわになってしまうからだ。また、改憲のハードルを低くしようとすることで、改憲の真意、つまり「9条を改悪しアメリカとともに『戦争をする国』にしたい」がすけて見えてしまうからだ。
 そうではないというのなら、国民を信頼して(真に民主的手続き法にして)堂々議論をして改憲を主張したらよかろう。もっとも、“郵政民営化”だけで、多数を得た自公議員には、そんな自信はなかろうが。そんな多数派に日本の将来を売り渡してはならないと思う。参議院の“僅差”と“良識”に 期待して、あきらめずに廃案にしたいものです。


 

ピンチはチャンス!

南生田  岡部 貴久子


ピンチはチャンス!
もう若くないし、怒りは世界の子どもの笑顔を夢みるエネルギーに ! !
「エレベーターで 護憲語らふ 春の宵」


気がついたときには、手遅れに

三田在住  女性 

 若い方へ
 
私には不思議です
貴方たちは最近の日本に不安を感じませんか?
息苦しさを感じませんか?
今、日本がどんどんおかしな方向に向かっている足音が聞こえませんか?
おかしいと思いませんか?
憲法を変えるかもしれないすごく大切な国民投票法案が、民主主義の日本で強行採決されるなんて!
10人のうち2人くらいの賛成で、日本人(貴方や貴方の友人たち)が、他の国で人を殺すようになるかもしれないのですよ!
自分には関係無いと言ってたら、気が付いたときには取り返しが付かないかもしれません。
今すぐ声を上げてください。参議院で強行採決される前に。
国民投票法はおかしい!


 

参院では何としても廃案に!


小林 忠太郎(栗谷在住、76歳9ヶ月)

 首相が祖父の野望(改憲をはじめ)を継承するかのように、急ぎ、焦るさまを見ていてそら恐ろしい。
 形式的にせよ再々の公聴会で、大半の公述人が、「なぜ急ぐ? 慎重審議こそ肝要」と発言する中で、ついに史上空前の悪法「国民投票法(案)」を強行採決してしまった(4.12衆議院)。安倍首相の「私の内閣で何としても改憲を」に忠実に国会審議が進められる。1960年、「岸を倒せ」と国会を包囲したあの民衆のうねりを、今また再現して岸の孫を倒すまではどうあっても死にきれない。そんな思いで続く怒りの日々。美しい国の正体見たり… の思いしきり。
 「無鉄砲」ながら、海外派兵(憲法9条に違反する集団的自衛権の行使)なら半世紀も前に千数百人もの農民を犠牲にして既に実権ずみ。──安倍首相の祖父・岸信介が外相・首相時代(1956〜59)、米国ニクソン副大統領の意を受けキューバ革命の波及防止に向けてカリブ海ドミニカへ「移民」を装って日本農民を送り込んだ事実(小著『ドミニカ移住の国家犯罪』)は知る人が少ない。信頼すべき「岸伝記」による岸の野望「反共義勇軍」構想の実践であった。


改憲は、全有権者の過半数があたり前

井口 伸男(長沢在住・デザイナー)


 そもそも現段階で日本国憲法を改正する必要はないと考えます。ですから、国民投票法なるものは必要ありません。廃案にしてもらって結構です。
 もし、審議をすすめるなら、参院では全会派が一致するまで十分な審議をすることと、次のことを必ず法案に盛り込むことを要求します。

  1. 有料CMはいっさい認めないこと。金の力で憲法の条文を売り買いするに等しい行為は一切禁止してほしい。改憲案の宣伝や解釈にまで格差をつける必要はない。
  2. 公務員・教育者にも国民投票運動の自由を認めること。また、国家公務員法による政治活動の禁止も国民投票運動に関しては適用除外とする。国民主権と表現の自由を守る立場から、憲法を変えたり制定したりする権利と意見表明の自由は公務員・教育者を問わず誰にでも最大限保証されるべきです。憲法に則り仕事をしてきた公務員と憲法の研究者、憲法による教育者が憲法を大いに語ってこそ実りある憲法論議ができるものと考えます。
  3. 改憲案の成立は全有権者の50%以上とします。国民主権の立場から当然のことです。
  4. 投票方法は条文ごとに行い、一括投票方式は禁止する。自民党の「新憲法草案」丸呑みなどごめんです。
  5. 国民投票運動の期間は3年間とする。何十年先の国のあり方を決めるのですから、そして私たちの憲法の学習のためにも必要です。
  6. 現憲法の国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の基本3原則の制限や改変は認められない。