2周年のつどいタイトル

09.3.25更新

2周年のつどい

 梅の花も満開になった去る2月28日(土)に「生田9条の会2周年のつどい」が日本キリスト教団生田教会(西生田)で開かれました。教会の利用できる部屋がすべていっぱいになり170名余の参加者があり盛況でした。つどいは、1部が「生田9条の会 総会」、2部は「辻井喬さんの講演と音楽集団『シャルメ』によるミニコンサート」が行われました。

第2部 生田9条の会 2周年のつどい
禿牧師 開  会
 第1部・総会のあと続々とつめかけた来場者で礼拝堂(130席)はすでにいっぱいになり、別室(ビデオ中継)や2階の会議室にもステージを見守る人がいます。
 はじめに、この会場を快く貸していただいた当教会の牧師、禿準一さんが開会の挨拶をしました。

辻井 喬さん 講 演
『いま、あなたが創るこの日本の明日は…』

 司会の紹介で登場した辻井喬さんは、「この会へは、学生時代に知り合った友人Oさんに『生田にすばらしい9条の会があるから、来て話をしてほしい』と頼まれたことがきっかけでした。彼に言われては仕方がないと観念し了解しましたが、その彼が去年の11月に亡くなろうとは夢にも思いませんでした。非常に残念な思いがしています。」といきさつを話されてから演題に入りました。

辻井喬さん

 講演は、辻井さんの戦争体験や、差別体験など興味深いお話から憲法を生活のなかに活かすことの大切さを説かれ、伝統や共同体などを憲法の目線でつくりかえていくことこそ恐慌後の新しい社会の方向であり、そこでこそ9条の会がはたす役割があると強調されていました。
 今の政治を揶揄するユーモアに会場は笑いにつつまれ、じっくりと聞かせるおよそ1時間15分ほどの講演ののち、質議応答があり、会場から寄せられた多数の中から4つの質問に答えていただきました。

 

講演 

 お話しを終えられた辻井さんは、大きな拍手に送られ会場を後にしました。

●会場アンケートからの感想
  • 日本の政治家の教養の低さ。それを選ぶ国民の責任、自己をしっかりさせたい。

  • 広く、深い文芸講演を聴いているようでした。言葉が易しく、おもしろく、もっともっと聴いていたい気持ち。大実業家がこういう方だったとは、そして9条を守る人であったとは、驚きと希望でした。容姿も精神も実に若々しくて、自分も老け込んではいられないと触発された。

  • 大企業家が九条の会に関心を持たれて居る事がまず驚きでした。また、内容がすばらしい、説得力がある内容で、すとんと入ってきました。すばらしい人間性に感心し、こんな機会に会えたこと感謝します。

  • 大変よかった。財界等に身を置いた立場からの率直な話は、誠実さがにじみ出ていて、私たちに勇気を与えるものでした。

  • 差別という根源的な視点から憲法に入っていくというなかで、それぞれに問いかけるものが大きかった。時間が少なくて共同体、コミニュティーの新しい創出について、もう少し聞きたかった。

  • 今一番聞きたいことを的確に捉えていて、とてもよい内容だった。会場も湧いていてなかなか聞き手も素晴らしいものと思われた。

  • 大変勇気付けられました。この国の未来を決めるのは私たち、待っていては変わらないことを改めて認識させられました。

などなど、アンケート回答数は31名にもなりました。憲法について参加者がそれぞれの生活・生き方のなかから、いろいろなことを感じ考えるひとときになったようです。ご参加いただき、本当にありがとうございました。

ミニコンサート シャルメ


コンサート

 今回のミニコンサートはピアノの池田美奈子さんとクラリネットの松下宏美さんお2人の演奏です。
 ときには明るく軽快に、ときにはゆったりと伸びやかに、あるいは沈んでもの悲しく恋の悲しみと喜び、生きることへの賛歌をポピュラーからクラシックの名曲まで聴かせてくれました。曲を紹介する歯切れよいトークで案内しながらの、あっという間の30分でした。参加者は流れるメロディーに緊張した心を解きほぐし魔法をかけられたかのような時間を過ごしました。

クラリネット松下さん
クラリネットの松下さん
ピアノ池田さん
ピアノの池田さん
それぞれの思いを込めた大きな声が 礼拝堂に響きました。
合唱

「ふるさと」全員で合唱
 お2人の伴奏で、最後に全員で歌った「ふるさと」は、参加者1人ひとりの平和への思いを1つにつなげ歌う声も心なしか前回よりも大きく感じました。

閉会を告げる小林さん

つどいの閉会へ
 「ふるさと」の全員合唱の余韻を残しながら、栗谷にお住まいの小林さんが閉会の挨拶をしました。悪い足で前に進み出た小林さんの顔は、メガネの奥で目を腫らしています。話す言葉は、こみ上げる感動をこらえるかのように途切れます。
 「今日は思いのほか長時間になりましたが、このつどいは只今大成功のうちに終えることができ誠にありがとうございました。会場に入りきれず参加できなかった方、ポスターを貼ってくれた商店街の皆さま、この聖なる礼拝堂を貸してくれた牧師さんなど、たくさんの方々のご協力をいただきましたことを感謝しつつ、閉会の言葉とします。」
◆会場アンケートからの感想
  • 楽しくて面白かった。
  • 楽しかったです。若干老人にとって曲目はなつかしさでいっぱいに!!
  • 情熱的で素晴らしかった。
  • おしゃべりも楽しかった。ユーモアもあって。
  • グループの名前造り。お二人の技術もさることながらユーモラスな説明は一層曲を引き立てました。
  • 生演奏はいいですね。辻井先生の話の後、またこんな素晴らしいミニコンサートでした。これからもますますご活躍くださいますように。本当に良かったこと。
  • 前から2番目の特等席で生演奏を聞きました。久しぶりの生演奏で幸せでした。お二人にありがとうございました。選曲が中高年向きで、親しみのある曲で楽しめました。パチパチパチ
  • すばらしい。しかし、少し長かった(時間的に)。講演とミニコンサートそれぞれ独立でもよかった。
  • 教会でポピュラー曲を聴けるとは! いろんな国の音楽、解説もたのしくとても素敵な時間でした。楽しい企画をありがとうございます。スタート時間は辻井さんのお話しのあと、すぐの方がよいのではと。コンサートが終わってから9条の会の説明案内の方がよいのでは。
  • お話しと演奏は、日頃なじみのない私にもすーと入ってくるものでした。特に曲のできる話しなど親しみのもてるものでした。
  • シャルメでした。ポーズ、キャラクター、パワー共。
  • すばらしい音色と話術で充分楽しみました。
  • しっとりしたメロディーありがとうございました。
  • 親しみやすい解説付きで好感。
  • よかった。(出来れば賛美歌も一曲加えてもらいたかった)
第1部 生田9条の会 総会

2周年のつどい宣言

安井さん
宣言を朗読する安井さん

 この1年あまりのなかの世界と日本の特徴的な動きを踏まえて、私たちの決意と目標を「2周年のつどい宣言」として発表しました。読み上げられた宣言文がみなさんの拍手で採択されました。

[2周年のつどい 宣言] 
全文はこちら→

 

運営委員の紹介・承認
 次に、第3年度の運営委員が司会より紹介され、場内にいた方がその場に立って一礼するなか皆さんに承認され、1部の総会が終了しました。



総合司会の町田さん(左)
池谷さん(右)

活動報告

渡辺さん
活動報告をする渡辺さん

 前回のつどいから今回までの約1年2ヶ月間の生田9条の会の具体的な活動が、各係ごとにまとめられて紹介されました。とくに運営委員会全体でとり組んだ「5・3多摩平和パレード」への参加、8月の「すいとん&アニメのつどい」、今年2月の憲法署名の国会請願などのとり組みが注目されました。(詳細は当日発行の活動報告にて)
 また、各係からの報告では、毎月9の日の駅頭宣伝、学習会、チラシ作り、ニュース作成・発送作業などがそれぞれの工夫で定着してきていること、今期から始めた戸別訪問による署名活動は6回を数え、訪問先で駅宣が話題にのぼったりするなかで150筆の署名をいただき80名の賛同者を迎えたこと、2月に1671筆の署名を持ち国会請願を行ない、来年には3000筆をめざしたいなど意欲的な報告もありました。
 9条世界会議や他の9条の会の交流会に参加して多くのエネルギーをもらい、運営委で日帰り温泉バス旅行(20名参加)に行き交流を深め、他のイベントに参加して「南中ソーラン」踊りを披露したいと有志で練習をしていることなども報告されました。
 いっぽう、運営委員の高齢化、転居、病気、家族の介護などでこれまでの活動を維持できなくなってきているという現状も指摘され、新しい運営委員会への参加が求められました。

 生田9条の会2周年のつどいは、第1部、第2部ともに多くの参加者を迎え、無事に終了致しました。みなさまの御参加・御協力本当にありがとうございました。

 運営委員のチケット普及と、ポスター・チラシ・ニュースを見てという方からのチケットの予約があいつぎ、途中で販売停止せざるを得なくなってしまい、その後参加を希望された方にはお断りするということになってしまい誠に申し訳ありませんでした。

 他の施設から折りたたみ椅子を借りてきたり、受付を外に出して玄関でも立ち見ができるようにしたり、別会議室でのビデオ中継をするなどの工夫もしながら、当日のキャンセルも含め会場に足を運ばれた方は中に入り見ることができたのではないでしょうか。

 また、カンパは65名の方からありました。皆さまの浄財を、今後の活動に活かさせていただきます。ありがとうございました。


タイトル

《09年2月1日更新》

と き:09年2月28日(土)PM1:30開場 2:00~4:30
ところ:日本キリスト教団 生田教会(駐車不可)
辻井 喬

辻井 喬さん
プロフィール

本名:堤清二。1927年東京生まれ。東大経済学部卒。詩人・作家。憲法再生フォーラム代表、マスコミ九条の会呼びかけ人、日本ペンクラブ常務理事、日中文化交流協会会長、日本芸術院会員、セゾン文化財団理事長。
近著:文春新書『ポスト消費社会のゆくえ』、集英社『新祖国論』、新日本出版社『憲法に生かす思想の言葉』など。

◆ 講演テーマ
いま、 あなたが創る 「日本の明日」は…

 講演者の辻井喬さんは、詩人・作家であるとともに、セゾングループを率いる経営者、実業家(本名:堤清二)でもあったことは広く知られています。
 戦争は人を駄目にする最も反人間的な行動で、人間でありつづけるために人を殺す道具を用意してはいけないのだと辻井さんは述べています。経済人、はたまた芸術家として生きて来られた幅広い活動のなかで、現在の金融危機を始め、様々な問題を抱える日本の現在と未来をどのように見るか、また多くの経済人がアメリカ追随、自衛隊海外派兵推進の立場をとるなか、辻井さんはなぜ異なる立場に立たれるのか、そして9条の運動の現状とその展望などについて伺う予定です。

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プログラム
●生田9条の会総会
PM1:00~1:30
 新しくニュース読者、賛同者になられた方に、ぜひ総会に参加していただき、活動への要望、この会のあり方や運営についてご意見をお聞かせください。どうぞ、お気軽にご参加くださるようお願いします。

●講演 辻井 喬さん
2:00~3:30
 

 恐慌という長いトンネルを抜けたとき、希望ある日本にするために1人ひとりが立ち上がるときではないか、と訴える辻井さんの講演に期待します。
●クラリネットとピアノによるミニコンサート 
演奏:シャルメ  3:40~4:30
 "シャルメ"とは、フランス語で魅力とか魔力という意味だそうで、2007年に発足しています。クラリネットは松下宏美さん、ピアノは池田美奈子さんです。曲目もポピュラーなものばかりです。
チケット
チケット
(参加協力券、500円)
 要予約です。 チケットは、お知り合いの運営委員・事務局までご連絡いただければ手配いたします。会場に限りがありますので、チケットの予約が必要になります。当日券での入場には限りがあります。

ポスター(A2判カラー)
ポスター

チラシ(A4判)
チラシ
 大判ポスターの張り出しや、チラシを近所に配るなどご協力ください。