【日緋色金】



作:藤和 価格:100円 A7サイズ 6ページ

ぼくのかんがえた日緋色金(ヒヒロイカネ)について語った本。
手のひらサイズの折り本です。
※追々仕様を変えるかも知れません。

--本文サンプル--

 やぁ、こんな所に人が来るのは久しぶりだね。
 長いことここへ来る事は出来なかったはずなのだけれど、最近はまた来られるようになったのかな?
 何にせよ、誰かが来てくれるというのは嬉しい物だね。なんせ、ずっとここにひとりぼっちで居る物だから、 ひとが来ると珍しくてね。
 そうだね、偶に寂しいと思うことは有るけれど、しかたがない。私はぢっと我慢しているよ。
 ところで、今日はここへ見学に来たのかな?
 ん? 違うのかい?
 ああ、日緋色金(ヒヒロイカネ)についての話が聞きたいのか。
 勿論、話だけなら聞かせてあげられるよ。
 少しの間、私の話を聞いておくれ。

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