日焼け止めの選び方       2025.6

瞼の手術の後の傷は色素沈着が起きやすいです。傷を綺麗に保つために日焼け止めを使うよ
うにお話し
しています。どのような日焼け止めを選べばいいでしょう。

紫外線の種類
 波長の違いで、UV-AUV-Bに分けられます。
 紫外線AUV-A)は、皮膚の深くまで届きシワ、タルミの原因です。
 紫外線BUV-B)は、表皮のやけど(日焼け)をおこし、シミ・ソバカスの原因となります。



焼け止めの表示
日焼け止めを見ると、SPF PA との表示があります。
SPFSun Protection Factor
UV-Bをカットします。人の肌は何もつけないで紫外線に当たると20分で日焼けします。
SPF1あたり20分肌を守ります。SFPの数値は紫外線から肌を守る時間です。守る強さではあり
ません。SPFが大きいと肌への負担が大きいこともあり、適当な値を選んでください。
例えば、SFP20は、20×20分=400分   6時間半
    SPF30は、30×20分=600分   10時間
    SPF50は、50×20分=1000分  16時間半
普通の生活であれば、SPF30で十分です。

PAProtection Grade of UV-A
しわ・たるみの原因となるUV-Aを防ぎます。
PAは数値化できないため、「+」の数で効果を表しています。
PA+:効果がある       PA++:効果がかなりある
PA+++:効果が非常にある  PA++++:効果が極めて高い   

日焼け止めの選び方
数値が高ければ高いほど効果があると思いがちですが、数値が高いとそれなりに肌への負担が大きく
なります。それぞれのライフスタイルやシーンに合わせて使い分けることが重要です。
SPF値・PA値を選ぶ目安>
短時間の散歩・買い物                      SPF1020  PA+++
屋外での軽いスポーツやレジャーなど               SPF2040  PA+++++
屋外での激しいスポーツや炎天下でのレジャー、マリンスポーツ   SPF4050+  PA+++++++


日焼け止めの成分
紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2つがあります。一般的な日焼け止めはこの2つを組み合わせて
配合していることが
多いのに対し、子供向けは紫外線散乱剤のみを使用しているケースが多いです。
日焼け止めによる肌荒れが心配な人
は、子供向けを使うといいです。



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