ウサギの目 2023.1
明けましておめでとうございます。今年は卯年です。ウサギの目についてのお話です。
ウサギの目の色
野生のうさぎの目は黒や茶色が普通です。ペットのうさぎも黒や茶色が多く見られます。
赤い目は珍しいですが、日本では赤い目のうさぎが多く飼われていた時代があったので、
ウサギの目は赤いと思っている人も多いです。
ウサギの視力
明るいところでの視力は、0.05~0.1です。
夜行性で、暗いところで光を感じる能力は、人の8倍です。
ただ、ウサギには暗いところで光をたくさん取り入れる反射板のようなもの(タペタム)が
ないので他の夜行性の動物のように眼が光りません。
(タペタムは光を増幅する膜で、犬や猫にはあります。)
ウサギの色覚
人は、赤、青、緑で判断する、3色覚です。下の左のように見えます。
ウサギは、青、緑で判断する2色覚です。下の右のように見えます。
草を食べるのには便利だと言われています。
ウサギの視野
人の視野は180~200度です。(図左側)
ウサギは眼が横についています。また体表面より飛び出しているので、視野は360度です。
ただ、両目で見ている範囲は前後10度です。
ウサギは瞬きをしない
人は1分間に20回の瞬きをします。ウサギは1時間に10回程度です。ちなみに犬や猫は1分間
に 2,3回です。
ウサギは、脂質を分泌する腺が発達していて目をいつも潤わせているので乾きません。
近づいてくる敵を見逃さないように目を長くあいていられるように進化しました。
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